勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年)

2008年04月05日 | 洋画(アメリカ系)
『嘗て「セントラルパーク」と呼ばれていた場所、U-447地区で回収されたアメリカ国防総省デジタル記録#USGX-8810-B467』と言う設定の映画。という事は、アメリカは、まだ、どこかに存続していると言うことですね、多分。それとも、破壊されたのはニューヨークだけ?

観客は、その国防総省の記録映像を見ている関係者と言う設定(?)と理解することが出来ます。なので、後述の通り、映像を見てもナゾは解決しません。(∵これは、記録映像だから)しかもその映像は、素人のハンディカメラ映像に似せた撮影法をとっており、画面が物凄く揺れます・ぶれます。その為「気分が悪くなる人がいる」などの警告が為されている映画です。私は途中時々、思わず目を瞑って、具合が悪くならないように警戒しなければなりませんでした。その為、途中重要な映像の見落としがあるんじゃないかと、心配(?)です。

85分と言う非常に短い映画ですが、警告の通り、かなり画面が揺れるので、あれ以上は不可能でしたね。ほぼ適切な時間です。最後のクロージングの音楽は、ゴジラを髣髴させる低音を生かした音楽。多分、ゴジラを意識したんでしょうね。

はっきり言って、映画を見終わっても、ナゾは全く解決しません。むしろ、ナゾは増したという方が正しいでしょう。実際、終わりのときに、周囲から「え? アレで終わり?」と言う声がしていたほど。うーん、ナゾが謎を呼び、全然スッキリしませんね。

突っ込みどころは、当然あります。まず、撮影に使ったのはデジタルビデオカメラと言う設定ですが、あれだけ長時間、よくバッテリーが持ちますね。途中、ライトを付けたりもしているのにね。7時間くらい、バッテリーが持ったことになっています。他には、重装備の(多分)州兵部隊の市街地への展開が、異常に速かったこと。9.11の時の立ち上がりの遅さが指摘されている米軍ですが、事件が発生して、ものの数十分で到着した感じなんですけど? 9.11で即応性が強化されたと言う設定なのでしょうか?

さて、最後の結末が、かなり”アレ”な訳ですが、これは、製作のJ.J.エイブラムスの考えている5本ある企画のうちの第一弾らしいので、今後、謎は明かされているのでしょうか?

タイトル クローバーフィールド/HAKAISHA
原題 Cloverfield
日本公開年 2008年
製作年/製作国 2008年/アメリカ
監督 マット・リーヴス
製作 J.J.エイブラムス
出演 マイク・ヴォーゲル(ジェイソン)、リジー・キャプラン(マリアナ)、マイケル・スタール=デヴィッド(ロブ・ホーキンス)、オデット・ユーストマン(ベス・マッキンタイア)

[2008/04/05]鑑賞・投稿


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