勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

スティーブ・ジョブズ / JOBS

2013年11月03日 | 洋画(アメリカ系)
事実に基づいた作品。

2011年10月5日に亡くなったスティーブ・ジョブズの話です。ですが、この作品では、アップル創業から、アップル追放を経てアップルに復帰するまでを描いており、その他の、NeXTやピクサーの話には触れられていませんし、2000年のCEO復帰以後の話も描かれていません。スティーブ・ジョブズ=アップルとも言えるので、アップルの話に絞ったのは必ずしも間違いではないと思いますが、2000年以降の話を描かないのは“?”という気もします。まぁ、それは『みんな知っているでしょ?』と言う事なのかもしれませんが。

ウォルター・アイザックソンの著した伝記は読んでいますし、描かれている話は有名なエピソードばかりですので、基本的には、中身は全て知っている話です。ですが、本で読んだり、エピソードを聞いただけなのと、それを映像化して目で見るのは、理解度は違いますね。って言うか、演出もあるので『どうなんだ?』と言うところはありますが、それにしても、ジョブズの嫌な奴ぶり(笑)はよく描かれていました。ジョブズは非常に優秀で、人が出来なかったことを成し遂げていますが、では実際にこう言う人が近くにいたらどうする?と問われたら、出来れば近づきたくないと言うところが正直な気持ちです。

スティーブ・ジョブズは、アシュトン・カッチャーが演じています。私のイメージのジョブズは、もう少し細身だったと思いますが、それでも中々似ていたと思います。(って言うか、下記の1995年のインタビュー映像を見ると、ちょうどその頃のジョブズに似ていると思いました。)それ以外も、当然、実在の人物なわけですが、ラストに本人と今回演じた人物の写真が出てきますが、結構似ていましたね。

今年は、『スティーブ・ジョブズ1995 失われたインタビュー(Steve Jobs: The Lost Interview)』もあり、スティーブ・ジョブズに関する映画が複数公開されています。なぜこのタイミングなのかは不明ですが、iPhoneも5Sまで進化し、スティーブ・ジョブズが亡くなる前に企画していたと言われているiPhoneは次の製品までですから、その後のアップルの趨勢を占うとしては今のタイミングだったのかもしれません。

タイトル スティーブ・ジョブズ / 原題 JOBS
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ジョシュア・マイケル・スターン
出演 アシュトン・カッチャー(スティーブ・ジョブズ)、ダーモット・マローニー(マイク・マークラ)、ジョシュ・ギャッド(スティーブ・ウィズニアック)、ルーカス・ハース(ダニエル・コトキ)、J・K・シモンズ(アーサー・ロック)、マシュー・モディーン(ジョン・スカリー)、エディ・ハッセル(クリス・エスピノサ)、ロン・エルダード(ロッド・ホルト)、デヴィッド・デンマン(アル・アルコーン)、アーナ・オライリー(クリスアン・ブレナン)、ジョン・ゲッツ(ポール・ジョブズ)、レスリー・アン・ウォーレン(クララ・ジョブズ)、ネルソン・フランクリン(ビル・アトキンソン)、エルデン・ヘンソン(アンディ・ハーツフェルド)、ケヴィン・ダン(ギル・アメリオ)、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ(ポール・テレル)、ジャイルズ・マッシー(ジョナサン・アイブ)、ブレット・ジェルマン(ジェフ・ラスキン)

[2013/11/03]鑑賞・投稿