勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ターミナル(2004年)

2004年12月23日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ターミナル

---感想---
アメリカ(JFK)に着いたとき、自分の国でクーデターが起きていて、パスポートもビザも無効になってしまい、空港から出られなくなった男の物語。

実際にそのような事態になった場合、本当に空港の外に一歩も出られないと言うことに関しては疑問だが、無いとはいえないシチュエーションである。そのようなシチュエーションに陥ってしまった男をトム・ハンクスが好演している。トム・ハンクスは、英語が出来ないという困難な設定であるにもかかわらず、それを感じさせず、「本当はトム・ハンクスは英語が出来ないのではないか?」と錯覚させる程である。また、トム・ハンクス演じる男と恋に落ちるキャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるUAのCAも秀逸。最後に、この映画を批評した筑紫哲也氏のコメントが面白かったので、掲載しておく。曰く、「JFKには何度も行ったことがあるけど、あんなに親切な人は絶対にいない。」

この映画は、空港ターミナルが舞台なのだが、本当の空港で撮影することは出来ないため、実物大のセットを作り撮影した。しかも、空港セットにある店舗には小売店に参加を求め、実際に社員を派遣した企業もあったと言う。また、中の店では実際に買い物も出来たらしい。また、案内板に掲示されているフライトスケジュールは、JFKの実際のスケジュールだそうである。そのような細部に注目してこの映画を見るのも一興だろう。

英語版HP:The Terminal from Yahoo!

公開年 2004年
監督・製作 スティーブン・スピルバーグ
出演 トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

[2004/12/23]鑑賞
[2006/01/09]投稿