たんなるエスノグラファーの日記

エスノグラフィーをつうじて、ふたたび、人間探究の森へと分け入るために

くまのからさぬきへ

2013年09月27日 18時32分41秒 | 大学

西武の夜行バスは予定よりも遅れて横浜Yキャットを発し愛知県から紀伊半島を南下し那智勝浦に着くとやがて熊野で第一部隊の道案内をしてくれた宿泊所所有のバスが到着しそのバスに揺られて那智大社に詣で飛沫をあげる神でもある那智の瀧を拝み青岸渡寺を拝観し新宮へ移動し中上健次の墓参りをし中上の小説ゆかりの秋幸の家や佐倉の屋敷などの場所を訪れ速玉神社を参詣し佐藤春夫記念館を見学した後に毎年の熊野大学の開催所でもある宿泊所に到着しリラックスした雰囲気のなかで熊野大学の主催者でもある方々から中上の小説や中上の思い出話を聞き翌朝早くには発心門王子に向けてバスで出発し午前中は熊野古道を散策し辿りついた熊野本宮大社では神職による本宮大社についての話をうかがい大斎原の大鳥居を拝み宿泊所に戻って蟻の熊野詣のレクチャーを拝聴し熊野信仰への理解を深め台風18号によって時折襲ってくる激しい雨音を聞きながら夜明け前まで飲み起きると雲行き怪しいなかバスで出発し中辺路を経て紀伊田辺駅に到着した後特急くろしおで大阪に出て第一部隊はそれで解散となった.

熊野古道

デジカメチェックしたらこんな写真入ってた,まったく知らなかった

私はと言えば台風が東へ向かっているという報を聞きつつそのままバスで淡路島を経て高松に向い激しい雨にびしょびしょに濡れながらホテルにたどり着き翌朝は台風一過カラっと晴れたもののどうやら高松に向かうべき第二部隊には台風18号が襲いかかったらしく乗ろうとしていた特急サンライズ号が運休になっていたたようでその朝には新幹線で出発したらしいが富士川の河川水位が高くそこを越えられないらしく横浜までいったん引き返し夜の便で再出発することになったということであったがその間私はと言えば高松出身の菊池寛の記念館を訪ねずらっと並んだ授賞作家の肖像の展示を食い入るように眺め本場の讃岐うどんを食べにうどん屋を3件梯子した後にローカル私電・琴平電鉄に乗って一足先にコテージに到着し第二部隊が到着するのを待つも部隊のメンバーがようやく到着したのは夜明け間近の午前3時すぎであり第二部隊に疲労の色見え予定は変更され翌日は部隊が金刀比羅宮に行くもコテージに留まり卒論途中経過をわりとていねいに読みその夜には検討会を行った後に飲み始めたのがやや遅かったがそうこうしているうちに朝になり再び琴平電鉄に乗り高松へと出てそこから瀬戸内海を岡山へと渡り新幹線に乗り継いで新横浜経由で都内へと戻ったのである.

琴電・長尾駅の朝

6泊7日の第一部隊と第二部隊との旅は終わりおそらく私の夏もこれで終わった.


最新の画像もっと見る

コメントを投稿