goo blog サービス終了のお知らせ 

観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

春のシギ・チドリの渡り終盤です。

2019-05-14 20:18:56 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時44分 潮位 95cm

今日の満潮時間14時33分 潮位186cm

 

今日は急に強い雨が降ったりして、不安定なお天気でした。

でも、しばらく空気がかなり乾燥していたので、久しぶりの本格的な雨に喜んだ生きものもいるかもしれませんね。

 

今日はそんな雨のお天気でしたが、名古屋市内の保育園の園児のみなさん約90名の来館があったり、ウォーキンググループの来館があったりして、午前中の野鳥観察館はとても賑やかでした。

雨で暗く、野鳥観察はしづらい状況でしたが、干潟にいるたくさんのシギ・チドリやカワウ、サギ、ミサゴなどを観察してもらえました。

さて、今日は1,000羽を超えるハマシギを確認できましたが、そろそろ春のシギ・チドリのシーズンも終盤です。

潮の良い今週末がシギ・チドリの大きな群れを見る最後のチャンスとなるかもしれません・・・。

ただ、心配しているのはトウネン。

昨年もトウネンの飛来数が少なく心配していましたが、今年は今のところさらに少ない状況です。

そろそろ渡ってきてほしいと願っています。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ176、ダイサギ19、コサギ7、アオサギ7、マガモ2、カルガモ14、スズガモ2、ミサゴ3、ダイゼン52、キョウジョシギ1、トウネン49、ハマシギ1,033、オバシギ1、アオアシシギ12、キアシシギ7、ソリハシシギ4、オオソリハシシギ3、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ56、アジサシ1、コアジサシ2

 

※明日(15日)は第三水曜日のため、休館日です。

明日の干潮時間 9時34分 潮位 71cm

明日の満潮時間15時38分 潮位205cm

 

16日(木)の干潮時間10時18分 潮位 48cm

16日(木)の満潮時間16時31分 潮位222cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイシャクシギが干潟で食べているものは?

2019-05-11 17:01:17 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時28分 潮位182cm

今日の干潮時間16時44分 潮位 52cm

今日は干潮時間が夕方で、干潟が干出し始めるお昼頃には逆光になって、少し観察には辛い週末です。

もちろん人にとって見づらいだけで、シギ・チドリ達は干潟が干出し始めると干潟に集まってきています。

観察館前の護岸下にはチュウシャクシギが飛来してきます。今日のチュウシャクシギは少し少なくなりましたが、観察館からのカウントで41羽観察できています。

今日も午後に潮が引き始めると、いつものダイシャクシギが干潟に飛来しました。

いつも泥の干潟では無く、庄内川左岸の砂地部分や観察館前の砂が堆積した干潟に飛来し、次々とくちばしで何かを捕えたり、つまみあげて何かを食べているのが観察できます。

砂地の干潟は生きものも少なく、好物のカニの仲間も少なくて何を食べてるのか疑問に思っていましたが、先日判明しました。

ちょうど観察館前に干出した干潟で、盛んに何かを捕えて食べています。

カニでは無く、細長い生き物のようです・・・

望遠鏡で見ていても良くわからなかったので、撮影し拡大してみると、アナジャコのようです。

過去にはユムシを食べている事もありました。


藤前地区の干潟では、深い巣穴をほって生活しているアナジャコの存在が知られていますが、観察館前の干潟は砂地で干潟が安定せず、絶えず干潟の形が変わるほど環境の厳しい場所です。

こんな場所の干潟でもアナジャコがダイシャクシギの餌として多く捕えられるほど生息している事に驚きました。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ571、ササゴイ1、ダイサギ33、コサギ21、アオサギ15、マガモ2、カルガモ20、コガモ21、オナガガモ2、ハシビロガモ4、キンクロハジロ3、スズガモ63、ミサゴ2、ダイゼン41、ケリ2、トウネン49、ハマシギ739、アオアシシギ16、キアシシギ13、イソシギ1、オオソリハシシギ17、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ41

 

【愛鳥週間写真展】

現在は愛鳥週間(5月10日~16日)です。

野鳥観察館の2階では、愛鳥週間写真展を開催中です(5月26日まで)。

今年の愛鳥週間写真展のテーマは「藤前干潟の野鳥」。

藤前干潟に飛来する様々な野鳥を写真でご覧いただけます。

ぜひ足をお運びください。

☆4月27日(土)~5月26日(日)愛鳥週間写真展「藤前干潟の野鳥」@名古屋市野鳥観察館2階詳細はこちら(PDF)※応募は締め切りました。

 

【藤前干潟に関連するイベント等】

☆4月16日(火)~5月12日(日)「環境省レンジャー写真展2019」@農業文化園・戸田川緑地 フラワーセンター(主催:中部地方環境事務所)→詳細はこちら(中部地方環境事務所HP)

 中部地方の国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した自然の風景や生き物たちの写真が展示されています。

 

☆5月18日(土)藤前干潟クリーン大作戦2019春(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)

 第30回目となる「藤前干潟クリーン大作戦」です。午前中の清掃活動の後には、「干潟観察会」と「ヨシ原復元・ヨシ植栽会」も開催されます。

 

☆5月18日(土)あおなみウォーク2019春「第2回 頂点へ。名古屋オーシャンズをみんなで応援しよう!」(主催:名古屋臨海高速鉄道株式会社・あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(PDF・あおなみ線HP)

 コース:野跡駅 → 稲永公園 → 藤前干潟 → 武田テバオーシャンアリーナ(ゴール ※金城ふ頭駅が最寄りです。)【約 5 ㎞】

 

☆6月1日(土)・2日(日)第70回全国植樹祭あいち2019サテライト会場出展@オアシス21(主催:第70回全国植樹祭愛知県実行委員会)→詳細はこちら(第70回全国植樹祭愛知県実行委員会HP)

 名古屋市野鳥観察館は、6月1日(土)・2日(日)にオアシス21で開催される第70回全国植樹祭あいち2019サテライト会場にブース出展します。藤前干潟の紹介展示の他、鳥のクラフトのワークショップも実施予定です。

 

☆「第2回あおなみ線沿線お散歩フォト」募集中(主催:あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(名古屋市のHP)

 募集期間:(第1期)3月1日(金)~5月31日(金)

       (第2期)6月1日(土)~9月30日(月)

 

※あおなみ線沿線活性化協議会に協力する関連施設等のイベント→こちら(名古屋市HP) 

 

☆2019年度の藤前干潟ふれあい事業の案内→詳細はこちら(名古屋市のHP)

2019年度の藤前干潟ふれあい事業全体の案内ちらしが掲載されています。

 

【広報なごや5月号(港区版)で藤前干潟の野鳥が紹介されています。】

 5月1日に発行された広報なごや5月号の港区版で、今がベストシーズンの藤前干潟の野鳥を取り上げていただきました。

写真いっぱいのもりだくさんな内容になっています。ぜひ一度ご覧ください。

広報なごや港区版(12面)はこちら(PDF・名古屋市のHP)

 

明日の満潮時間11時02分 潮位170cm

明日の干潮時間 5時35分 潮位129cm
           18時02分 潮位 62cm

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒナが続々と。

2019-05-10 20:25:20 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時33分 潮位197cm

今日の干潮時間15時36分 潮位 38cm

 

今日はかなり暑くなったところもあったようですが、藤前干潟周辺は曇り空で思っていたよりも気温が上がらず、風もなく過ごしやすい一日でした。

今朝の稲永公園では今年誕生したシジュウカラの巣立ち雛が親の後を追って、餌をもらっているところが観察されました。

親に餌を求めるシジュウカラの巣立ち雛。↑

右から2羽目の親が餌を獲ってきて、4羽の雛から餌を求められている様子。↑

羽の色は親の方がくっきりとしていますね。↑

 

午前中、満潮時の藤前干潟では流木にカワウとチュウシャクシギが休んでいました。↑

そして、昨日も今日もカワウが大群で追い込み漁をしている所が見られました。↑ダイサギも漁に加わり、餌を狙っています。

夏鳥であるササゴイも姿を見せました。↑今年もこの周辺で子育てをしているのでしょうか。

コチドリも庄内川左岸で観察できました。↑

ヨシ原からはオオヨシキリの鳴き声が聞こえ、春から夏へ向かっていると感じます。

(※シジュウカラ以外の写真は、来館者の方に提供いただきました。)

 

なお、今日観察できたシギ・チドリは、コチドリ1、シロチドリ1、ダイゼン64、トウネン61、ハマシギ796、アオアシシギ11、イソシギ2、オオソリハシシギ8、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ39 でした。

 

さて、今日から愛鳥週間(5月10日~16日)が始まりました。

野鳥観察館の2階では愛鳥週間写真展開催中です。

また、明日(5月と10月の第2土曜日)は「世界渡り鳥の日」なんだそうです。

そして、今年の世界渡り鳥の日のテーマは「プラスチック汚染からの鳥類の保護」とのこと。

世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)のHPのトップページで紹介されているアホウドリの映像は私にとってはショッキングでした。

 

 

明日の満潮時間 9時28分 潮位182cm

明日の干潮時間16時44分 潮位 52cm

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キアシシギ駆ける干潟

2019-05-09 23:45:24 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時53分 潮位210cm

今日の干潮時間14時45分 潮位 24cm

 

今日は厚い雲に覆われた1日でした。

稲永公園のあちこちには、チガヤの白い穂が出始めました。

毎年これを見ると、初夏だなと思います。 

そして、庄内川護岸沿いにも初夏を感じるものを発見。ハマヒルガオの花です。

もう、ハマヒルガオの咲く季節になったんですね。

 

今日は午後に大きく干潟が広がりました。

昨日もそうだったのですが、今日もハマシギの大きな群れが午後から落ち着きなく干潟の向こうを飛び回っていました。確認はできていないのですが、ハヤブサが出ていたのでしょうか?

一方、キアシシギ8羽が庄内川の護岸沿いに広がった干潟で熱心に餌を探していました。

干潟をあっちこっちに駆けまわります。 

干潟の上の何かをつまんだり、泥の中にくちばしを突っ込んでみたり、水辺の魚を追ってみたり、様々な生きものを採餌しているようでした。 

こちらでは、3羽で揃って水浴びと羽繕いをしていました↓。

 

1羽のチュウシャクシギもすぐ近くで餌を探していました。 

捨石やカキ礁の隙間をその長いくちばしでさぐっていました。 

その周辺では、まだ少数が残っているコガモとスズガモの姿も。ゴールデンウィークが明けてカモたちは本当に少なくなっています。 

コサギも浅くなった場所で小さな魚の群れを機敏な動きで追いかけ、頻繁に捕えていました。 

捕えたのはおそらくボラの稚魚だと思われます。まだまだとても小さいです。

ダイサギの姿もありました。

 

今日は曇りだったので暑さはあまり感じませんでしたが、明日はとても暑くなるとのこと。

屋外に出られる際は熱中症にお気を付けください。 

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ2,105、ダイサギ32、コサギ16、アオサギ16、マガモ2、カルガモ11、コガモ20、ハシビロガモ7、キンクロハジロ2、スズガモ238、ミサゴ2、メダイチドリ1、ダイゼン21、トウネン59、ハマシギ961、オバシギ1、アオアシシギ21、キアシシギ9、イソシギ1、ソリハシシギ14、オオソリハシシギ10、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ39、コアジサシ2

ツバメ、キジバト、スズメ、カワラヒワ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、オオヨシキリ など

 

 

明日の満潮時間 8時33分 潮位197cm

明日の干潮時間15時36分 潮位 38cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の・・・

2019-05-08 23:53:52 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時21分 潮位220cm

今日の干潮時間14時04分 潮位 14cm

 

今日の藤前干潟は快晴。

大型連休が明けて日常が戻ってきましたが、野鳥同好会やウォーキングのグループなど、春のシギ・チドリ目当ての来館者が多い日でした。

 

そして、今日のクロツラヘラサギ情報ですが・・・、残念ながら今日はクロツラヘラサギを確認できませんでした。

もう藤前干潟を旅立ってしまったのでしょうか。

 

しかし、ハマシギなどのシギ・チドリは約1,000羽の群れを観察できました。

また、大型連休中、干潟が広がると護岸近くの干潟にやってきていたダイシャクシギですが、まだこの個体は藤前干潟に滞在中で、今日も最大干潮の14時頃には野鳥観察館前に干出した干潟に飛来して、餌を頻繁に食べていました。

さらにキアシシギも護岸のすぐそばで餌を探しているのを観察できました。

 

春のシギ・チドリの渡りのシーズンはあと少し。

ぜひお見逃しないよう、藤前干潟へお越しください。

 

そして、名古屋市野鳥観察館の今年の愛鳥週間イベントは終わりましたが、実は明後日からが愛鳥週間(5月10日~16日)です。

野鳥観察館では、愛鳥週間写真展を開催中です。

今年の愛鳥週間写真展のテーマは「藤前干潟の野鳥」。

藤前干潟に飛来する様々な野鳥を写真でご覧いただけます。

こちらにも足をぜひお運びください。

☆4月27日(土)~5月26日(日)愛鳥週間写真展「藤前干潟の野鳥」@名古屋市野鳥観察館2階詳細はこちら(PDF)※応募は締め切りました。

 

【藤前干潟に関連するイベント等】

☆4月16日(火)~5月12日(日)「環境省レンジャー写真展2019」@農業文化園・戸田川緑地 フラワーセンター(主催:中部地方環境事務所)→詳細はこちら(中部地方環境事務所HP)

 中部地方の国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した自然の風景や生き物たちの写真が展示されています。

 

☆5月18日(土)藤前干潟クリーン大作戦2019春(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)

 第30回目となる「藤前干潟クリーン大作戦」です。午前中の清掃活動の後には、「干潟観察会」と「ヨシ原復元・ヨシ植栽会」も開催されます。

 

☆5月18日(土)あおなみウォーク2019春「第2回 頂点へ。名古屋オーシャンズをみんなで応援しよう!」(主催:名古屋臨海高速鉄道株式会社・あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(PDF・あおなみ線HP)

 コース:野跡駅 → 稲永公園 → 藤前干潟 → 武田テバオーシャンアリーナ(ゴール ※金城ふ頭駅が最寄りです。)【約 5 ㎞】

 

☆6月1日(土)・2日(日)第70回全国植樹祭あいち2019サテライト会場出展@オアシス21(主催:第70回全国植樹祭愛知県実行委員会)→詳細はこちら(第70回全国植樹祭愛知県実行委員会HP)

 名古屋市野鳥観察館は、6月1日(土)・2日(日)にオアシス21で開催される第70回全国植樹祭あいち2019サテライト会場にブース出展します。藤前干潟の紹介展示の他、鳥のクラフトのワークショップも実施予定です。

 

☆「第2回あおなみ線沿線お散歩フォト」募集中(主催:あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(名古屋市のHP)

 募集期間:(第1期)3月1日(金)~5月31日(金)

       (第2期)6月1日(土)~9月30日(月)

 

※あおなみ線沿線活性化協議会に協力する関連施設等のイベント→こちら(名古屋市HP) 

 

☆2019年度の藤前干潟ふれあい事業の案内→詳細はこちら(名古屋市のHP)

2019年度の藤前干潟ふれあい事業全体の案内ちらしが掲載されています。

 

 

 

明日の満潮時間 7時53分 潮位210cm

明日の干潮時間14時45分 潮位 24cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする