藤前干潟
今日の干潮時間10時18分 潮位 48cm
今日の満潮時間16時31分 潮位222cm
今日は外で活動しているとかなり暑かったですね。
早くも熱中症に注意が必要な季節がやってきそうです。
そんな中でしたが、今日は明後日(5月18日(土))に開催される藤前干潟クリーン大作戦の中堤会場の下見に行ってきました。
堤防沿いのヨシ原にはたくさんのペットボトルなどのたくさんのごみがありました。
18日にはみなさんと一緒に拾って、きれいになると良いと思います。
上のようにごみがたくさんある場所も数か所ありましたが、昨年12月15日の「ペットボトル一掃大作戦」の際に大量のペットボトルなどを拾ってきれいにした場所は、ヨシが一斉に生えて伸びてきていました↓。
↓は↑と同じ場所を清掃している様子(2018年12月15日)。
漂着物をなくすことは、ヨシ原の維持にも良いことなのかもしれません。
また、5月18日は清掃活動後に「ヨシ原復元・ヨシ植栽会」と「干潟観察会」が開催されます(こちらは事前の申込みが必要)。
こちらは「ヨシ原復元・ヨシ植栽会」の会場↓。
このヨシがぽっかりとなくなった場所にヨシを植栽して、ヨシ原を取り戻す活動を行っています。
今日は、「ヨシ原復元・ヨシ植栽会」を指導する中部大学上野研究室の上野先生と学生のみなさんも現場に来ていて、18日の準備をしていました。
そして、こちらは「干潟観察会」の会場↓。
今日の午前中は大きな干潟が広がっていました。この干潟に入るだけでも気持ち良いと思います。
ただ、この干潟、年々土砂が堆積していると思われ、泥の中の生きものの棲みにくい、かたい干潟になっています。ここの観察会では、数年前まで泥の中に生息しているシジミやソトオリガイがふつうに観察できたのですが、今は探し出すのが難しいです。シギ・チドリなどの野鳥の餌が少なくなっているということにもなるので、とても心配しています。
明後日、18日はお天気が良さそうです。
熱中症、日焼け対策をして、藤前干潟クリーン大作戦にぜひご参加ください。
庄内川左岸等で野鳥観察・撮影を予定されている方へ
18日(土)当日は庄内川左岸でも清掃活動が行われます。せっかくのシギ・チドリの観察シーズンですが年に2回の大規模な清掃活動です。
清掃活動によりシギ・チドリを飛ばす可能性が十分予想されます。ご協力お願いします。
さらに、カワウが営巣している鉄塔のそばを通ったので、カワウも観察してきました。藤前干潟の鳥獣保護区内にあるこの鉄塔は、毎年カワウが営巣しており、通称「カワウマンション」と呼んでいます。(アオサギも少数ですが、営巣しています。)
あちこちの巣で、雛が親に餌をねだったり、親が雛に餌を与えているのを観察できました。
そして、今日のシギ・チドリですが、ハマシギは960羽をカウントできましたが、オオソリハシシギは減りました。午前中に広がった干潟では、ダイゼン、ハマシギ、トウネン、アオアシシギ、キアシシギなどが忙しそうに餌を探していました。
最後は、昨日、藤前干潟の上空を飛んでいたチョウゲンボウ↓。今年もこの辺りで子育てしているのでしょうか。
【愛鳥週間写真展】
愛鳥週間(5月10日~16日)は今日で終了ですが、野鳥観察館の2階では、5月26日まで愛鳥週間写真展を開催します。
今年の愛鳥週間写真展のテーマは「藤前干潟の野鳥」。
藤前干潟に飛来する様々な野鳥を写真でご覧いただけます。
ぜひ足をお運びください。
☆4月27日(土)~5月26日(日)愛鳥週間写真展「藤前干潟の野鳥」@名古屋市野鳥観察館2階→詳細はこちら(PDF)※応募は締め切りました。
今日観察できた主な野鳥 カワウ830、ダイサギ23、コサギ11、アオサギ13、マガモ6、カルガモ11、コガモ3、スズガモ5、ミサゴ4、シロチドリ1、ダイゼン65、トウネン181、ハマシギ960、アオアシシギ17、キアシシギ8、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ59、コアジサシ3
キジバト、ツバメ、シジュウカラ、オオヨシキリ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシボソガラス など
明日の干潮時間10時58分 潮位 30cm
明日の満潮時間17時18分 潮位234cm