藤前干潟
今日の満潮時間 4時38分 潮位211cm
今日の干潮時間10時45分 潮位 55cm
今日の藤前干潟は風はありましたが、久しぶりの晴天になりました。
昨日までは悪天候天で藤前干潟にたまっていたシギ・チドリは残ってくれているでしょうか?と思いつつ、干潟へ出掛けました。
干潟が、干出し始めるとシギ・チドリが飛来してきます。
導流堤の干潟にはダイゼン、オオソリハシシギやチュウシャクシギなどが舞い降りてきますが、昨日よりも数が少ないような・・・。
それでも少数のハマシギが左岸にも向かってきます。
なかなか、岸には降りずに昨日と違って落ち着きがありません・・・。
昨日の今頃の潮位だともう群れが降りてもよさそうな・・・。
ダイゼンの群れもオオソリハシシギも導流堤の干潟にかたまって群れています。導流堤のハマシギの群れを数えても300羽ちょっとしか居ません。
抜けたか・・・。
カウントを終え、目の前を見ると、昨日の記事ではホウロクシギとして上がっていたシギが目の前に降りていました。なんかお腹が白いぞ・・・。
翼を広げると腰が白いです。
すみません、昨日の左岸のホウロクシギは誤認で正確にはダイシャクシギでした。
昨日の記事は速攻で電話し訂正させていただきました。
若い個体でくちばしが成鳥に比べると少し短めです。
それでも手前のチュウシャクシギに比べると体がかなり大きく、くちばしも長いです。
ダイシャクシギは普段、ホウロクシギと同じく500m以上離れた導流堤で観察できますが、なかなか近くでは観察できません。
このダイシャクシギはその後珍しく観察館前に干出する干潟にも飛来し、館内で見ていたお客さんもカメラを持って外に出ていきました。
今日は左岸の干潟が引いても、昨日のように鳥が入らないので観察館に戻ろうとすると、 観察館のスタッフから「クロツラヘラサギが飛来」したとメールが入りました。
今年の4月18日にヘラサギが飛来していたので、またヘラサギじゃないの?と疑いながら見に行くと本当にクロツラヘラサギでした。
午前中は陽炎も無く、500m先の導流堤の上のペットボトルも良く見えます。
クロツラヘラサギは一時期は年に3回ほど継続的に飛来していましたが、飛来が途絶えていました。
2011年9月23日に飛来して以来、約8年ぶりの飛来です。
今日のクロツラヘラサギは冠羽は白く、胸も成熟した成鳥ほど黄色みは少ない個体でした。
先日、お客様に写真を見せていただいた県内の他の場所に飛来していたクロツラヘラサギと同じ個体でしょうか?
午前中の干潮時間にはチュウシャクシギや少数のダイゼンを残して、多くのシギ・チドリが藤前干潟を一旦抜けましたが満ち潮になって再びハマシギが戻ってきました。
ただ昨日までの飛来数よりは少なく、晴天になってハマシギの半数が藤前干潟から抜けてしまったようです。
今日は昨日の記事で多くの人が左岸に集まりましたが、天候次第で飛来の状況は変わります。
あくまで「観察館日記」は藤前干潟を訪れるための参考にしてください。
今日、観察館にいらっしゃった方は、ほぼ全員クロツラヘラサギを見ることが出来たと思いますが、左岸に留まられた方でクロツラヘラサギに気付かれた方は少ないでしょう。
当日の新しい情報は是非、観察館にお越しいただいて、スタッフに直接情報をお聞きください。
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ409、ダイサギ14、コサギ5、アオサギ8、クロツラヘラサギ1、マガモ2、カルガモ7、コガモ67、ヒドリガモ60、ハシビロガモ13、キンクロハジロ8、スズガモ151、ミサゴ3、コチドリ3、シロチドリ1、メダイチドリ2、ダイゼン28、ハマシギ434、オバシギ2、イソシギ3、アオアシシギ24、キアシシギ14、ソリハシシギ2、オオソリハシシギ14、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ31、セグロカモメ13、コアジサシ13
【名古屋市野鳥観察館 愛鳥週間イベントのご案内】
5月4日(土・祝)~6日(月・休)の3日間は「愛鳥週間イベント」を開催します。
「野鳥のおはなし」も、「渡り鳥調査隊」、「探鳥会」もまだ参加を受付けています。
ご参加お待ちしております。
5月3日(金)の干潮時間11時16分 潮位 39cm(中潮)
5月4日(土)の干潮時間11時48分 潮位 25cm(大潮)
5月5日(日)の干潮時間12時20分 潮位 15cm(大潮)
5月6日(月)の干潮時間12時52分 潮位 9cm(大潮)
※野鳥観察館は、ゴールデンウィークは(5月6日(月)までは)毎日開館します。