観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

護岸沿いを歩いて

2019-05-29 20:00:13 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時46分 潮位 94cm

今日の満潮時間14時37分 潮位174cm

 

今日は晴れましたが、午後になるにつれて風が強く吹き、涼しく感じました。

昨日、一日中降った雨で、野鳥観察館の屋上には水がたまってしまったので(上から落ちてくる松葉などで排水溝がすぐ詰まります)、今日は排水作業をしました。

 

お昼過ぎ、干潟が小さくなってきた頃を見計らって、藤前干潟の夏の顔であるササゴイを探しに護岸沿いを歩きました。 

風が少々強かったですが、暑くもなく気持ちよく歩くことができました。

まずみつけたのは、護岸で休むカルガモ3羽↓。 満ち潮の時間帯だったのと強風とで、波がすぐそばまで迫ってきていました。

続いては、護岸の捨石の上で1羽だけで佇んでいたカワウを発見↓。強い風の中、一本足で立っていましたが、尾羽を広げて左右に振りながらバランスをとっていました。

おぼこい顔つきですし、お腹が白っぽいことなどから、若い個体と思われます。 

さらに歩いて、まだ残っている干潟の上を見ると、ソリハシシギが3羽(写真には2羽しか写っていません。後方はマガモ。)。ソリハシシギは、干潟の上を餌を探して走り回っていました。

結局、今日はササゴイには会えませんでしたが、ソリハシシギを見ることができたので満足して帰ることに。

 

帰路の途中、稲永公園で毎年ツバメが巣を作っている場所を見に寄りました。

最初は、巣があるのにいないのかな?と思いましたが・・・、

しばらくすると親が戻ってきて、雛達が一斉に顔を・・・、というより口を出しました。 

今年は元気に育ってほしいです。

 

最後にお知らせです。

現在、名古屋市は「名古屋市版レッドリスト2020(案)に対する意見の募集」を行っています(6月21日まで)。

このレッドリスト2020(案)の鳥類の検討に際しては、名古屋市野鳥観察館も協力をしています。

興味ある方はぜひこちらをご覧ください。→名古屋市版レッドリスト2020(案)に対する意見の募集について(名古屋市HP)

 

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ690、ダイサギ6、コサギ3、アオサギ8、マガモ5、カルガモ14、オナガガモ4、ミサゴ3、ダイゼン1、ソリハシシギ3、チュウシャクシギ1

ツバメ、キジバト、カワラヒワ、スズメ、オオヨシキリ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、シジュウカラ、ムクドリ など 

 

明日の干潮時間 9時29分 潮位 75cm

明日の満潮時間15時33分 潮位190cm

コメント
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