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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

フィールドスコープ・リュックサック、届きました。

2018-08-26 18:33:07 | 観察機材

藤前干潟

明日の干潮時間12時04分 潮位 47cm

明日の満潮時間 5時30分 潮位239cm
                    18時03分 潮位246cm

 

今日は昨日に引き続き、とても蒸し暑くて、真夏に逆戻りしたかのよう・・・。

午前中の庄内川の堤防や稲永公園にはバードウォッチャーやカメラを持った方が多く見られましたが、さすがに暑かったためか、お昼を過ぎると堤防にはあまり人影はありませんでした。

しかし、野鳥観察館には、写真展を見に来た方、野鳥観察に見えた方など、多くの方が終日来館されました。

上の写真ではカワウにまぎれていてよくわかりませんが、野鳥観察館からよく見える庄内川の中ほどにできる干潟には、今日もダイゼン、コオバシギ、オバシギ、アオアシシギ、ソリハシシギなどを観察できました。

野鳥観察館前の護岸では、コボ(ボラの幼魚)の群れが泳いでおり、カワウなどがこれを狙って泳いでいるのが観察できました。春に比べるとボラの大きさがだいぶ大きくなってきました。

また、庄内川護岸近くの干潟には、藤前干潟では比較的珍しい、ウズラシギ1羽を観察できました。

さらに、昨日、今日とお問い合わせの多いセグロアジサシについてですが、残念ながら本日は野鳥観察館のスタッフは確認できませんでした。

 

続いて、野鳥観察館前の水たまりの様子です。

今日は、ハクセキレイの若い個体が水たまりにやってきて、水たまりに興味津々な様子で、水たまりの周りをぐるぐる回ってみたり、溜まっている水をじっと見たり、水にくちばしでそっと触れてみたりしていました。

この他、スズメの若い個体も頻繁に飛来して、水を飲んでいきました。

 

最後は、今日もフィールドスコープに関するご紹介です。

問い合わせがあっても在庫が無くなっていた、Scope And Tripod Back Pack Carrying System(フィールドスコープ・リュックサック)が数点、バードウォッチングの本場、イギリスから再び届きました。

 

今回届いたのは、前回と同じで、Visionary Viewpack - Spotting Scope And Tripod Back Pack Carrying System (ビューパック)↑と、

 Viking S'Port Tripod and Spotting Scope Carrier(バイキングSポート)↑の2種類の商品です。

そしてさらに今回は、背負うと背中が暑くなって嫌な、暑がりの自分用に チュウヒのマークのTRIPOD CARRIER Scopac Lite(スコパック ライト)↑も初めて輸入してみました。スコパックライトは背面がメッシュになって、夏でも背負えそうです。

この3つの中で、一番収容能力のあるのはビューパックで、続いてバイキングSポートとなります。スコパックライトは背面がメッシュの為、背面の収納が無く、前面の収納のみになっています。

探鳥や鳥類調査での移動中に肩で三脚を担いでいると、両手が使えずに双眼鏡を使いにくいと思ったことはありませんか?

三脚を肩で担いでいたときは、双眼鏡を使うたびに三脚を降ろして広げていませんでしたか?

フィールドスコープ・リュックサックを使うと、両手が自由になって双眼鏡や写真撮影も楽になります。

またラインセンサスなど頻繁に移動する際は、三脚の足を伸ばしたまま背負って、降ろして直ぐに使用することも出来ます。

3種共、観察館にデモを展示しています。 お越しの際は是非背負って試してみてください。

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆9月8日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者大歓迎です。→詳細はこちら(PDF)

☆8月25日(土)~9月30日(日)秋の野鳥写真展」・「藤前干潟写真展」@名古屋市野鳥観察館2階→詳細はこちら(PDF)(作品の募集は終了しています。)

☆10月27日(土)藤前干潟クリーン大作戦2018秋(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)

☆8月1日(水)~11月30日(金)企画展「干潟のごちそう展~食べものとしてみる干潟の生きものたち~」@稲永ビジターセンター

☆7月28日(土)~12月16日(日)企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」@藤前活動センター→詳細はこちら(藤前干潟を守る会HP)

 

今日の名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会の定例調査でカウント出来た主な野鳥 カワウ1,440、ササゴイ1、チュウサギ2、コサギ30、アオサギ61、マガモ110、カルガモ534、キンクロハジロ2、スズガモ9、ミサゴ14、トビ1、オオタカ1、ハヤブサ1、ヒクイナ2、コチドリ7、シロチドリ2、メダイチドリ5、ダイゼン86、ケリ15、トウネン1、ウズラシギ1、オバシギ36、コオバシギ1、コアオアシシギ1、アオアシシギ27、キアシシギ14、イソシギ7、ソリハシシギ61、オオソリハシシギ5、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ6、オオジシギ2、ウミネコ112、アジサシ2、クロハラアジサシ3、カワセミ1 他 
合計37種 2,665羽 ※カウント数に後背地・堤外は含まれていません。

 

※明日(月曜日)は休館日です。 

月曜日の満潮時間 6時03分 潮位246cm

月曜日の干潮時間12時33分 潮位 45cm

火曜日の満潮時間 6時37分 潮位249cm

火曜日の干潮時間13時02分 潮位 48cm

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あじさし祭り、終了しました。

2018-08-25 17:55:57 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間11時32分 潮位 52cm

今日の満潮時間18時03分 潮位246cm

台風通過後の昨日は多くのアジサシ類で干潟は賑わいましたが、今日の藤前干潟は昨日とは一転。

コアジサシの群れは抜けてしまい、昨日300羽を超えていたコアジサシは0羽と寂しくなりました。

しかし、セグロアジサシなどは今日も確認できました。

シギ・チドリはオオソリハシシギが2羽増えて5羽に、チュウシャクシギは9羽増えて16羽になりました。

例年、8月後半には秋のシギ・チドリの渡り1回目ピークになります。
秋は、春の渡りのようなまとまった飛来数になりませんが、渡りの期間が長いので、何週にもわたってシギ・チドリを観察する事が出来ます。

明日、藤前干潟は大潮を迎え、お昼頃に干潟が広がります。
今シーズンは最大干潮時間になっても藤前地区にシギ・チドリが移動せず、庄内川河口部で終日観察できています。

ダイゼンやオバシギに関しては、野鳥観察館から比較的観察しやすい永徳スリップ西側の干潟に藤前干潟周辺に飛来している全数に近い数が連日飛来しているので、ぜひ干潮時間前後には観察館から観察していただくと良いと思います。

 

そして運が良ければ、セグロアジサシも遠くに観察できるかもしれません。

今日は午前2回と16時前に1回、1~2km先でしたが観察することが出来ました。

 

そして最後に、プロミナー770・880シリーズ自主点検のススメです。

干潟での観察には無くてはならないフィールドスコープ。

雲台側のネジ長不足から起きたと思われる事案を3件確認しています。

今週の木曜日に小学校低学年を対象に行われたイベント「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」の時に、講師のフィールドスコープが集まりました。

個人的には多少見え味が劣っても60mm口径のフィールドスコープが軽くて好きですが、
集まったのは全て、とても良く見える、けど重い88mmばかり4台。

一台のフィールドスコープが緩んで雲台から取れそうだったので、親切心でネジを締めこんであげだらバキっと音がしネジが空回りして、締め込めなくなりました。

「やばい、人のスコープ壊した・・・・・」

スコープを外してみたら、スコープ本体の三脚座の中で真鍮製?の変換ネジがねじ切れていました。本体に残ったネジを取るのは大変でした。

770・880シリーズの三脚座には太ネジ(U3/8インチ)でネジが切られていますが、細ネジ(U1/4インチ)を使えるように変換ネジが装着されています。

(左・ねじ切れて二つになったU1/4インチ→U3/8インチネジ変換アダプター、右・正常なアダプターの状態)

実は野鳥観察館も、以前、興和さんから同機種をお借りしたときに、半年くらいして本体を落下させた事があり、この時も今回と同じような状態でネジが破損し、その際にステンレス製変換ネジに交換してあります。

気になったので確認してみたところ、今回、集まったスコープの中にはもう一台、変換ネジに亀裂したものがあり、破損したものと合わせて観察館にたまたま有った真鍮ネジより強度の有りそうなステンレス製のネジに交換しました。

変換ネジの上から3山の浅い所で破断しているので、変換ネジの不良では無く、雲台の方のネジが短くて、変換ネジの奥まで雲台側のネジが通っていない事が原因だと思います。

比較的新しい残り2台のスコープはメーカーが材質を変更したのか、すでにステンレス製の変換ネジに換装されていました。

普通の方が使用する場合には、変換ネジがねじ切れる事は無いと思いますが、kowa880・770シリーズをお使いの方でデジスコをする・頻繁に使う・観察館のように不特定の人が使う場合が多い等、酷使している場合には、ネジアダプターを点検・ステンレス製に交換するか、変換ネジを使わず雲台側を太ネジ(U3/8インチ)にすると、落下させて痛い出費を避ける事が出来る筈です。

気になる方は一度、点検されてみてはいかがでしょうか。

なお、660・600シリーズは細ネジ(U1/4インチ)専用なので観察館では特に問題にはなっていません。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,043、ダイサギ48、コサギ12、アオサギ23、マガモ52、カルガモ197、ハシビロガモ2、スズガモ3、ヒクイナ1、ミサゴ12、コチドリ2、メダイチドリ2、ダイゼン67、オバシギ16、アオアシシギ39、キアシシギ15、イソシギ1、ソリハシシギ51、オオソリハシシギ5、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ16、ユリカモメ1、ウミネコ64、クロハラアジサシサシ3、アジサシ5、セグロアジサシ(AD1.J1)他

明日の干潮時間12時04分 潮位 47cm

明日の満潮時間 5時30分 潮位239cm
                    18時03分 潮位246cm

 

 

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秋の写真展が明日から始まります。

2018-08-24 20:05:17 | イベント

藤前干潟

今日の干潮時間10時58分 潮位 60cm

今日の満潮時間17時35分 潮位239cm

 

今日は、明日から始まる「秋の野鳥写真展」と「藤前干潟写真展」の展示作業を行いました。

みなさんから応募いただいた作品のうち、54点の作品を展示させていただきました。

応募いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

なお、展示スペースの都合上、応募いただいた全ての作品を展示することができませんでした。

ご了承くださいますようお願いいたします。

写真展の詳細は以下になります。

「秋の野鳥写真展 鳥のいる水辺の風景」主催:名古屋市野鳥観察館
「藤前干潟写真展 藤前干潟の魅力 ~風景・生き物~」主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
  展示期間:8月25日(土)~9月30日(日)
  休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・第3水曜日
  場所:名古屋市野鳥観察館 2階 (名古屋市港区野跡4-11-2 稲永公園内)

魅力的な写真が集まりましたので、ぜひ写真展へ足をお運びください。

 

今日は台風20号が本州を通過した後で、南の蒸し暑い風が吹く藤前干潟でした。

シギ・チドリ類の大きな変化はありませんでしたが、
台風が日本列島に接近し始めた3日前の21日(火)から増え始めたアジサシの仲間は、台風が列島を通過した今日は更に飛来数が増えました。

今日は、台風通過後恒例の”アジサシ祭り”が朝から日没まで行われ、アジサシの仲間が飛び回る様子が常に観察できましたし、コアジサシは今年最大数の373羽をカウント出来ました。

毎年この季節は台風通過後にアジサシの仲間で賑わいますが、例年はクロハラアジサシやハジロクロハラアジサシが多かったのですが、今回は沼アジサシの仲間は少なくてアジサシ、コアジサシが主体でした。

またアジサシ類の中に、藤前干潟では初確認と思われるセグロアジサシ3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽)を終日確認することができました。

今日観察できた主な野鳥 カワウ870、ダイサギ43、コサギ15、アオサギ14、マガモ72、カルガモ44、スズガモ3、ミサゴ2、オオタカ1、コチドリ2、メダイチドリ2、ダイゼン58、コオバシギ1、オバシギ15、アオアシシギ11、キアシシギ12、ソリハシシギ35、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ7、ウミネコ254、クロハラアジサシサシ2、アジサシ22、コアジサシ373、セグロアジサシ(AD2.J1)

明日の干潮時間11時32分 潮位 52cm

明日の満潮時間18時03分 潮位253cm

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「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」が開催されました。

2018-08-23 21:32:54 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時19分 潮位 71cm
今日の満潮時間17時04分 潮位230cm

 

一昨日の日記には、今までにないほど多くのアクセスをいただきました。

書き方が少しきついのではないかという声もいただきましたが、多くの方は当館スタッフ同様、今回のような事例を憂う気持ち、あるいは怒りの気持ちを持たれたようです。

野鳥撮影のマナーが改善されていくような気運が高まっていくことを望んでいます。

 

今日は台風20号が近づき、風が強く吹いたり、急に雨が降ってきたりと、少し荒れたお天気となりました。

外海が荒れているせいなのか、今日のお昼頃には、アジサシの仲間が多数飛来しました。

 

今日は台風が近づいている中でしたが、午前中に藤前干潟ふれあい事業の夏休みイベント「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」が開催されました。

小学校低学年対象の今日のこのイベントには、25人もの子供たちが参加してくれました。

まず最初に、野鳥観察館にて、講師のchachatto(ちゃちゃっと)さんから藤前干潟や藤前干潟に飛来する鳥のおはなしを聴きました。

(chachattoさん(↓の右側の方)は、藤前干潟の鳥獣保護区管理員をされている他、ハンドメイド作家としても活動中の方です。)

その後、野鳥観察館の望遠鏡で、干潟に飛来している鳥を観察。

カワウ、ミサゴ、ダイサギ、ウミネコ、カルガモなどを観察することができました。

この後は、お隣の稲永ビジターセンターへ移動して、カモのミニデコイ(模型)の色塗りを行いました。

色塗りの前には、本物のマガモやコアジサシのデコイをお見せしながら、デコイが狩猟や野鳥保護に使われていることを紹介しました。

その後は、一人1個ずつ、カモのミニデコイを好きな色に塗りました。

みんなとっても真剣に塗っています。

マガモやヒドリガモ、トモエガモなど、藤前干潟に飛来するカモの色合いに丁寧に塗ってくれた子もいれば、パステルカラーやレインボーカラーの色鮮やかなカモに塗ってくれた子もいて、みんなそれぞれオリジナルのすてきなカモができました。

 

今回は、会場となった部屋にフォトスポットをいくつか作り、自分の作ったカモと一緒にいろいろ写真を撮ってもらえるようにしました。こちらは、藤前干潟を背景に自分で塗ったカモの写真を撮影できるフォトスポットです。

インスタ映えする写真は撮れましたでしょうか??

 

今日のこのイベントに参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

季節が変わると、また違う鳥たちを見ることができるので、ぜひまた藤前干潟に鳥を見に来てくださいね。

そして、講師のchachattoさん、野鳥解説などをお手伝いいただいたみなさんもありがとうございました。

 

昨日、今日に観察できた主な野鳥 カイツブリ1(0)、カワウ2,004(732)、ダイサギ47(15)、コサギ15(6)、アオサギ20(5)、マガモ77(72)、カルガモ235(163)、スズガモ3(1)、ミサゴ9(11)、トビ1(0)、ハイタカ1(0)、ハヤブサ0(1)、コチドリ2(0)、メダイチドリ0(6)、ダイゼン60(73)、コオバシギ1(1)、オバシギ10(12)、アオアシシギ9(21)、キアシシギ4(11+)、ソリハシシギ10(11+)、オオソリハシシギ2(4※内、水色のフラッグつき1)、ホウロクシギ2(2)、チュウシャクシギ6(5)、ウミネコ125(285)、クロハラアジサシ0(1)、アジサシ0(45)、コアジサシ0(18)

※かっこの前の数字が昨日、かっこ内の数字が今日のカウント数です。

 

明日の干潮時間10時58分 潮位 60cm
明日の満潮時間17時35分 潮位239cm

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しばらくの間、記事を縮小します。

2018-08-21 20:27:12 | お知らせ

藤前干潟

今日の干潮時間 8時34分 潮位 95cm

今日の満潮時間15時45分 潮位203cm

昨日の20日(月)、コオバシギが1羽、今季初めて確認でき、今日も観察できました。

また、台風の影響で風が吹いているからか、アジサシ3羽を確認できました。

 

最近は残念な事ばかり起きます。

先々週は干潟に網を張られたり、昨日は葦の伐採行為があり、本当に悲しくなります。

2017.09.10、【昨日、葦が刈られた場所の約一年前の葦の様子。だいぶ葦の範囲が広くなっていました。そして、今頃はもっと葦が繁茂している予定でした。】

堤防補強工事で一旦は葦原がなくなったこの場所。

野鳥たちが安心して過ごせる環境(葦原)を少しでも早く取り戻すために、「ヨシ原再生中、ヨシ原の中に入らないようお願いします」の看板も掲げてあります。

その後、葦が少しずつ復活して来て、堤防下で野鳥を撮影しづらくなった昨年の秋から危惧していていたことでした。

今年の5月にも見通しが悪くなった部分の葦を切られていたので、最近の記事にも「葦の伐採行為はやめてほしい」、「野鳥を撮影できなければ堤防の上から行ってほしい」と書いて、野鳥観察館からもお願いしてきました。

19日(日)の午前中、左岸に人が多くなった頃に左岸へ向かった別のスタッフから、「葦が邪魔だから切ろうかな」とカメラマンが話していた、と報告がありました。

最近は休館日を狙って、悪い出来事が起きるので休館日の昨日20日の朝7時頃に左岸に出かけたところ、見通し良く葦が折られているのを確認しました。

今日の朝7時過ぎに再び見まわると、20日(月)の朝7時に確認していた場所以外の場所も葦が伐採される行為を確認しました。
私が20日(月)に現地を立ち去る際に2~3名のカメラマンを確認しました。その方たちが行ったとは思いませんが19日(日)夕刻以降に2回、2グループにより、葦が折ったり・切られた事になります。

恐らく、皆さんが庄内川河口に訪れた事が無かった昭和50年代には、猟銃を使った野鳥の密漁が多く、猟期の間はそのような行為の監視・通報を行ってきました。

それがデジタルカメラが普及した頃からは、色々な所で野鳥カメラマンが行った残念な行為が聞かれますが、まさか自分たちが昔から見てきた場所で同じような行為が行われると思ってもいませんでした。

今回の行為を行った人(誰と誰かは想像つくけど)、もう来なくていいです。
5月の折られた時の月曜日にも居ましたよね?

たぶん葦を折った人も、この「観察館日記」を見てると思います。

藤前干潟の野鳥情報を皆さんにお知らせするための「観察館日記」が、そのような行為を煽った事も考えられます。

今回の事でそのことを反省し、しばらくの間、記事の縮小を行わせていただきます。

藤前干潟の鳥たちの詳細・飛来状況については、名古屋市野鳥観察館に来ていただければ、今までどおり解説させていただきます。

 

明日の干潮時間 9時33分 潮位 83cm

明日の満潮時間16時30分 潮位217cm

コメント (4)
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