観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」が開催されました。

2018-08-23 21:32:54 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時19分 潮位 71cm
今日の満潮時間17時04分 潮位230cm

 

一昨日の日記には、今までにないほど多くのアクセスをいただきました。

書き方が少しきついのではないかという声もいただきましたが、多くの方は当館スタッフ同様、今回のような事例を憂う気持ち、あるいは怒りの気持ちを持たれたようです。

野鳥撮影のマナーが改善されていくような気運が高まっていくことを望んでいます。

 

今日は台風20号が近づき、風が強く吹いたり、急に雨が降ってきたりと、少し荒れたお天気となりました。

外海が荒れているせいなのか、今日のお昼頃には、アジサシの仲間が多数飛来しました。

 

今日は台風が近づいている中でしたが、午前中に藤前干潟ふれあい事業の夏休みイベント「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」が開催されました。

小学校低学年対象の今日のこのイベントには、25人もの子供たちが参加してくれました。

まず最初に、野鳥観察館にて、講師のchachatto(ちゃちゃっと)さんから藤前干潟や藤前干潟に飛来する鳥のおはなしを聴きました。

(chachattoさん(↓の右側の方)は、藤前干潟の鳥獣保護区管理員をされている他、ハンドメイド作家としても活動中の方です。)

その後、野鳥観察館の望遠鏡で、干潟に飛来している鳥を観察。

カワウ、ミサゴ、ダイサギ、ウミネコ、カルガモなどを観察することができました。

この後は、お隣の稲永ビジターセンターへ移動して、カモのミニデコイ(模型)の色塗りを行いました。

色塗りの前には、本物のマガモやコアジサシのデコイをお見せしながら、デコイが狩猟や野鳥保護に使われていることを紹介しました。

その後は、一人1個ずつ、カモのミニデコイを好きな色に塗りました。

みんなとっても真剣に塗っています。

マガモやヒドリガモ、トモエガモなど、藤前干潟に飛来するカモの色合いに丁寧に塗ってくれた子もいれば、パステルカラーやレインボーカラーの色鮮やかなカモに塗ってくれた子もいて、みんなそれぞれオリジナルのすてきなカモができました。

 

今回は、会場となった部屋にフォトスポットをいくつか作り、自分の作ったカモと一緒にいろいろ写真を撮ってもらえるようにしました。こちらは、藤前干潟を背景に自分で塗ったカモの写真を撮影できるフォトスポットです。

インスタ映えする写真は撮れましたでしょうか??

 

今日のこのイベントに参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

季節が変わると、また違う鳥たちを見ることができるので、ぜひまた藤前干潟に鳥を見に来てくださいね。

そして、講師のchachattoさん、野鳥解説などをお手伝いいただいたみなさんもありがとうございました。

 

昨日、今日に観察できた主な野鳥 カイツブリ1(0)、カワウ2,004(732)、ダイサギ47(15)、コサギ15(6)、アオサギ20(5)、マガモ77(72)、カルガモ235(163)、スズガモ3(1)、ミサゴ9(11)、トビ1(0)、ハイタカ1(0)、ハヤブサ0(1)、コチドリ2(0)、メダイチドリ0(6)、ダイゼン60(73)、コオバシギ1(1)、オバシギ10(12)、アオアシシギ9(21)、キアシシギ4(11+)、ソリハシシギ10(11+)、オオソリハシシギ2(4※内、水色のフラッグつき1)、ホウロクシギ2(2)、チュウシャクシギ6(5)、ウミネコ125(285)、クロハラアジサシ0(1)、アジサシ0(45)、コアジサシ0(18)

※かっこの前の数字が昨日、かっこ内の数字が今日のカウント数です。

 

明日の干潮時間10時58分 潮位 60cm
明日の満潮時間17時35分 潮位239cm

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