観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日もヒクイナを観察できました。

2018-08-16 20:14:29 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時08分 潮位229cm

今日の干潮時間15時11分 潮位 81cm

今日も朝から雲が垂れさがり、午後からは雷雨もありましたが、午前中は雨に降られる事無く観察に出かけられました。

こんな日は暗くて鳥の色がはっきりしませんが、陽炎も無く遠くまで見渡せますし、涼しいのが一番うれしいです。

今週になって干潮時間が少しづつ遅くなって、満潮時の潮位が低くなってきました。

12日(日)の大潮の時は干満の差が252cmあったのが、中潮の後半にあたる今日は干満の差が173cm、今週末の小潮の時は干満の差が65cmしかありません。

最大干潮時間は週末にかけて夕方に近づいていきますが、干満の差が少ないので満潮時間が過ぎて1~2時間すれば、再び干潟が干出してきます。

今日も9時08分の満潮時間から1時間もすると、一度いなくなったソリハシシギやキアシシギ達が再び集まり始めました。

何時もは一番最初に飛来するアオアシシギは飛来が遅かったのに対して、

先週までは干潟が広がってからしか飛来しなかったダイゼンの群れは、昨日に引き続き今日も早い時間から飛来してきました。

少しずつ潮位が低くなると、一番最初に干潟が干出する場所に移動していきます。

今日もダイゼンの群れと一緒ににオバシギが4羽飛来してきました。

浅くなり、ダイゼン、オバシギ、ソリハシシギ、アオアシシギが集まって来た場所に、今日もヒクイナを観察できました。同じ時間に足元の葦原からもヒクイナの鳴き声が聞こえたので、間違い無くヒクイナは2羽はいるようです。

干潟以外の水田や池などでは珍しくは無い鳥ですが、ここ庄内川河口部で観察する機会は少ない鳥です。

明日も満潮時間が終わって1~2時間すれば、少しずつ干潟が広がるので11時過ぎ頃からシギ・チドリが集まってくると思います。

晴れていたら陽炎でメラメラですが・・・・


ただその時間には日陰が無いので、帽子と水筒を忘れずお出かけください。

 

さて、度々ご案内している「秋の写真展の作品募集」ですが、応募締切まであと3日(8月19日)と迫ってきました

(すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。)

今回、募集している写真展は以下の2つです。
①秋の野鳥写真展 「鳥のいる水辺の風景」 【主催】名古屋市野鳥観察館
 多くの野鳥が訪れ、様々な姿を見せてくれる場所である水辺(干潟、海、川、池、田んぼ等)。
 野鳥が過ごす水辺の風景ととらえた写真作品を応募ください。
 野鳥の種類は、水鳥でなくても大丈夫です。

②藤前干潟写真展 「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」 【主催】藤前干潟ふれいあ事業実行委員会
 ラムサール条約に登録されている藤前干潟の魅力が伝わる写真を募集しています。
 野鳥だけでなく、魚やカニなどの生きものや干潟の風景の写真の応募をお待ちしています。

どなたでも応募できますので、ぜひ、両方の写真展へ応募ください。

写真展の応募方法・写真展開催予定等はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。

たくさんの方からのご応募をお待ちしております。

今日観察できた主な野鳥 カワウ2,424、ササゴイ1、ダイサギ53、コサギ9、アオサギ25、マガモ31、カルガモ119、キンクロハジロ1、スズガモ3、ミサゴ6、ハヤブサ1、ヒクイナ2、コチドリ2、メダイチドリ1、ダイゼン21、オバシギ9、アオアシシギ44、キアシシギ14、イソシギ3、ソリハシシギ64、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ7、ウミネコ142 他 タヌキ2匹

 

明日の満潮時間 9時58分 潮位211cm
明日の干潮時間15時46分 潮位107cm 

8月18日(土)の満潮時間11時00分 潮位195cm
8月18日(土)の干潮時間16時30分 潮位130cm 

8月19日(日)の満潮時間12時30分 潮位185cm
8月19日(日)の干潮時間17時41分 潮位149cm

コメント
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