観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハヤブサ襲来

2017-09-27 19:28:53 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間10時15分 潮位198cm
今日の干潮時間15時41分 潮位141cm

 

今日は午前中の早い時間帯は日が射すこともありましたが、次第に厚い雲が近づいてきて、

湿った生暖かい南風が強く吹くようになりました。

今晩と明日は雨予報の名古屋ですが、この雨が通り過ぎると一気に気温が下がり、秋本番がやってくるそうです。

皆さま、体調にはくれぐれもお気を付けください。

 

昨日、野鳥観察館周辺の松林の松の枝に穴を掘っていたと紹介したコゲラ。

今日も同じ枝にやってきて、穴を掘っていました。穴を開けていたのは、枝の下側になる部分からです。

木くずを飛び散らせながら、どんどん掘っていました。この松の枝がもろそうなのが少々心配ですが・・・。

昨日よりさらに掘り進め、お尻だけしか見えなくなっていました。

今日の稲永公園では、複数のコゲラとシジュウカラの混群が飛び回っているのも観察できました。

 

一方、庄内川河口では、日に日にコガモとオナガガモの数が増えているようです。ハシビロガモやヒドリガモも渡ってきています。

今日は護岸近くでコガモの大きな群れを観察できました。

ほとんどのコガモは(オナガガモも)、まだまだ全身茶色です。これからきれいな繁殖羽に換羽していくはずです。

 

そして、干潟では多数のトウネン、ハマシギの群れが餌を食べていました。この中には、キリアイの姿もみつけることができました。(↓キリアイも写っています。)

 

しかし、これからしっかりと干潟のシギ・チドリを観察しようと望遠鏡を準備していたところ、ハヤブサが干潟に向かって飛んできて、あっという間にシギ・チドリは干潟から飛び去ってしまいました。干潟にいた多くのカモ達も水の中に飛び込みました。

狩りに失敗して、飛び去るハヤブサ↓。今回も若い個体でした。

この後、カモ達はしばらくの間、首をのばして警戒モードでした。

 

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ5、メダイチドリ1、ダイゼン95、トウネン180+、ハマシギ51、オバシギ5、コオバシギ2、キリアイ6、アオアシシギ1、イソシギ1、ソリハシシギ11、オオソリハシシギ3、オグロシギ1、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ1 でした。

今年の秋は昨年よりトウネンの飛来数が圧倒的に多く、トウネンと一緒に行動していると思われるキリアイも頻繁に観察できています。

 

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

☆9月29日(金)締切 名古屋・ジロング湿地提携 人的交流事業「平成29年度派遣中学生の募集」詳細はこちら(名古屋市HP)

☆10月7日(土) 藤前干潟の渡り鳥調査隊~10月~
 
渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆10月8日(日) 22世紀奈佐の浜プロジェクト「奈佐の浜海岸清掃」詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆10月21日(土) 2017年秋 藤前干潟クリーン大作戦詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆11月18日(土) チュウヒサミット2017詳細はこちら(日本野鳥の会三重)

 

 

明日の満潮時間11時33分 潮位187cm
明日の干潮時間17時01分 潮位155cm

コメント
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