観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギ、トウネンの群れが飛来しました。

2017-09-07 18:45:13 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 6時14分 潮位259cm
今日の干潮時間12時36分 潮位 42cm

 

今日の庄内川河口はちょうどお昼頃から雨が降り、視界が昨日に増して悪い状況で、白いもやがかかったような状態でした。

しかし、干潟には多数のシギ・チドリが飛来しており、200羽近くのトウネンの群れと、6羽のキリアイを観察できたのが特に嬉しいことでした。

そして、昼から降った雨が上がると、ハマシギの群れが今季初めて入りました。40羽弱の小さな群れで、まだお腹がうっすら黒色の個体が多くいました。

 

護岸近くの干潟では、アオアシシギを間近で観察できました。 

浅い水の中をぐいぐい歩いたり・・・、 

干潟の上を歩きながら餌を探していました。ゴカイを捕まえて食べている様子も観察できました。 

 

そして、遠いのでかなり不鮮明ですが、キリアイ(トウネンも混じっています)↓。 5羽が一緒に餌をとっているのが観察できました。(※キリアイを探すには、望遠鏡をお持ちいただいた方が良いと思います。)

 

そして、干潟にはトウネンがいっぱい。トウネンは小さく茶色をしているので、干潟をじっくり見ないと、一見何もいないように見えます。 

必死に餌を食べながら干潟の上をチョコチョコと移動していました。 

 

※お願い※

藤前干潟協議会では、庄内川のヨシ原を再生するために立ち入らないようお願いしている場所があります。

ヨシ原の保全だけでなく、野鳥が安心して干潟で餌を探したり、休んだりできるように、

堤防上(コンクリート部分)から野鳥観察・撮影をしていただきますようお願いいたします。

(藤前干潟協議会は、関係機関、地元住民、研究者等が集まり、藤前干潟の保全・利活用等を考える場です。)

 

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

☆8月26日(土)~9月24日(日) 秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展詳細はこちら(PDF)  

☆9月9日(土) 藤前干潟の渡り鳥調査隊~9月~
 渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆9月10日(日) 生物多様性講演会「ペンギンから見た地球温暖化」
 
日時:9月10日(日)13:30~15:30
 場所:稲永ビジターセンター
 講師:国立極地研究所准教授 高橋 晃周(たかはし あきのり)さん
 定員:50 名(応募者多数の場合抽選)
 申込み:8月31日まで←申し込み日を過ぎましたが、まだ少数名、募集を継続するそうです。
 参加費:無料
 主催:名古屋市港保健所南西部公害対策担当/NPO法人藤前干潟を守る会
 ※申込み先等はこちらをご覧ください。→藤前干潟を守る会HP

☆9月16日(土)環境デーなごや2017 藤前干潟のブース出展→詳細はこちら(環境デーなごや実行委員会HP)

☆「9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~」
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを野鳥観察館で行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

☆9月29日(金)締切 名古屋・ジロング湿地提携 人的交流事業「平成29年度派遣中学生の募集」詳細はこちら(名古屋市HP)

☆10月8日(日) 22世紀奈佐の浜プロジェクト「奈佐の浜海岸清掃」詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆10月21日(土) 2017年秋 藤前干潟クリーン大作戦詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ446、ダイサギ39、コサギ10、アオサギ23、マガモ27、カルガモ118、コガモ3、キンクロハジロ2、スズガモ2、ミサゴ9、コチドリ1、シロチドリ1、メダイチドリ1、ダイゼン70、トウネン197ハマシギ39、オバシギ23、キリアイ6、アオアシシギ16、キアシシギ2、イソシギ1、ソリハシシギ14、オオソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ18、ユリカモメ1、ウミネコ88

 

明日の満潮時間 6時53分 潮位262cm
明日の干潮時間13時09分 潮位 48cm

コメント (2)
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