観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

キリアイ飛来

2017-09-02 19:46:59 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時30分 潮位 84cm
今日の満潮時間16時26分 潮位220cm

 

今日も乾いた風が吹き、気持ちよく晴れ、お出かけ日和となりました。

稲永公園には、バードウォッチャーや公園を散策する人など多くの人が訪れていました。

また、今日はお隣の稲永ビジターセンターで「ふれあいトーク 受け継がれた地域の技と知恵~湿地と人の暮らし~」が開催されており、講師の佐々木美貴さん(日本国際湿地保全連合事務局長)が国内のラムサール条約湿地である尾瀬、琵琶湖、藤前干潟などの食文化などを紹介されていました。

 

藤前干潟には、今日もハヤブサが飛来しました。しかし、昨日、一昨日に飛来した個体とは違い、お腹の模様が縦縞の若い個体でした。(ハヤブサの写真は今日も地元のHさんに提供いただきました。)

ハトを追って、急降下している様子も観察できました。

 

干潟には、多くのダイサギが飛来し、今日は99羽をカウントしました。干潟が満ちてくるとサギの仲間は浅い場所に集まってきました。

そして、今日はキリアイ(一番右、左の2羽はソリハシシギ)を確認できました。遠くて、さらに陽炎が立っていたので、うまく写せませんでしたが、望遠鏡で観察していると、背中のV字斑や眉斑がよく見えました。

この他、トウネン、アオアシシギ、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギを護岸近くの干潟で観察できました。

 

さらに、護岸の捨石では、オバシギが休んでいるのも見られました。

 

野鳥観察館前の護岸では、マガモ2羽が気持ちよさそうに羽繕いをしていました。

 

野鳥観察館の周りの松林では、コサメビタキが観察できました。小鳥の秋の渡りも始まっているようです。

※オバシギ、コサメビタキの写真も地元のHさんに提供いただきました。

 

潮が良くなってきて、シギ・チドリの飛来数が再び増えることを期待していましたが、今日はキリアイが確認できた他、ダイゼンの飛来数がやや増えたものの、その他のシギ・チドリはあまり数が増えませんでした。

現在は次のシギ・チドリの群れが入ってくるまでの、境目にあると思われます。

また、だんだんとミサゴの数が増えてきており、今日は21羽をカウントできました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ408、ダイサギ99、コサギ15、アオサギ18、マガモ27、カルガモ228、ホシハジロ3、スズガモ6、ミサゴ21、トビ2、ハヤブサ1、ダイゼン53、ケリ2、トウネン36、オバシギ5、キリアイ2、アオアシシギ9、キアシシギ1、イソシギ1、ソリハシシギ28、チュウシャクシギ7、ホウロクシギ1、ウミネコ89

 

明日の干潮時間10時15分 潮位 70cm
明日の満潮時間16時58分 潮位234cm

※明後日(4日(月))は休館日です。
明後日の干潮時間10時54分 潮位 58cm
明後日の満潮時間17時28分 潮位245cm

5日(火)の干潮時間11時29分 潮位 48cm
5日(火)の満潮時間17時57分 潮位255cm

コメント
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