漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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137と膀胱と 大根とジャガイモの黒ゴマ煮

2012-06-12 13:09:11 | 春の野菜料理
梅雨に入りました。ちょっとほっとしますね。
これから迎える夏を思うと、大事な恵みの雨です。

今、内部被曝の真実という児玉先生の本を読んでいます(まだ前半)。
今でもチェルノブイリ周辺ではセシウム137は残っているのだそうです。
そして、セシウム137は膀胱に蓄積するということが分かっていると児玉先生の本にはかかれています。

児玉先生が尊敬する福島先生という方がかつて、チェルノブイリで500体の膀胱組織を調べられたそうです。
ベラルーシやウクライナで前立腺の手術をするときに一緒にとれる膀胱を、現地のお医者さんの協力で調べたのだそうです。

すると、尿中に6ベクレル/リットルのセシウムがでる状態が15年ほど続くと、増殖性膀胱炎になっているそうです。癌を抑制する遺伝子(p53遺伝子)の変異が多くなり、非浸潤性の癌が増えているとのこと。チェルノブイリ周辺では膀胱癌が6割ほど増えているのだそうです。

これを読んで思ったのは、排泄は大事だけど、体の中を通ることで膀胱に蓄積してしまうとこと。それなら、最初から線量が少ない食事をすることが大事になってきます。先日中部大学武田先生のブログに汚染米の行方がわからないことが書いてありました。外食のお米、産地が偽装された場所のお米に注意するしかないと書いてありました。
なかなか、全てを気にするのは難しくても、お米だけを注意するだけでも違うと思います。私達はお米が主食なので。

また、児玉先生のこの本にもどりますが。
チェルノブイリ事故による低線量被曝で子供たちの甲状腺癌が起こったといいだして、認められるまでに20年かかったとのこと。
これは、いくら、症例が多い!と訴えても、その前のデータがないから、原発事故が原因とは一概に言えないとした理由だったそうです。

調べる人数が多くなれば病気になる人が増えるわけではすが、甲状腺癌もそれではないのか?とさえ、言われたのだそうです。

というわけで20年たって(2005年に)ようやくWHOが子供の甲状腺癌を認めたとのことです。

ホルミシス効果についても書いてありました。ホルミシス効果というのは、
ある線量以下だと、細胞は反応するが、いい影響しか出ない。ということです。

低線量の放射線があたると、p38(癌を抑制するp53を活性化するみたい)が活性化したりするらしいのですが、活性化というのは最初は細胞が増えた、やったー!といっても、細胞の増殖が長期で続けば腫瘍になるとのことでした。
ダメじゃん、ホルミシス効果。

というわけで、関東に住む上は腹をくくって産地は気をつけるのが、まず第一段階かなと思いました。

まずはお米だけでも。



さて、昨日の夕飯です。



大根とお芋の黒ゴマ煮

きゅうりの豆板醤漬け

玉ねぎスライス

お漬物

かまどごはん

玉ねぎは胃の気の流れを正常にする働きがあります、胃は小腸に栄養を送るのが通常なので、下に流れるのが普通ですが胃の気の流れが逆になると「げっぷ」などが多くなったり、嘔吐しやすくなります。そんなときには、玉ねぎを♪