板藍根

板藍根

　板藍根（ばんらんこん）という生薬は、あまり馴染みがないかも
知れませんが、ホソバタイセイ、タイセイ、リュウキュウアイ
という植物などの根です。

この字の中に藍という字がありますが、この植物は
インジゴを含むので世界各地で藍色の染料に
使われています。

ご存知のように、農作業の時にジーンズや藍色の
作業着を着ているのは
怪我をして傷を負ったとき、感染を少しでも防ぐために
インジゴの抗菌作用を利用しています。

このように、インジゴを含む板藍根には、抗菌、抗ウイルス作用があります。

漢方では、清熱涼血、解毒作用といいます。

かぜをひく方がでてきていますが、
ちょっと変だなっと思ったときに
板藍茶（板藍根のエキスを粉にしたものをお湯にとかす）
でうがいをしたり、のんでおくと
それきり治ってしまいます。

写真は左が生薬の板藍根、右がエキスをお湯に溶かした
ものです。

のみやすく、小さい子供さんでものめます。
但し、１００人に一人ぐらいかな？、この味はどうも・・・
という方がいますが。

これから、何か大事な行事や仕事があるとか、受験生とか
抵抗力の弱い子供さんやお年よりなど、
かぜをひいたら困る人は毎日１包の板藍茶が
かぜの予防に一役買ってくれます。

この茶器はちょっと変わっているでしょう。
子たまき先生が、太極拳の大会で香港に
行った時に買い求めてきたものです。

代理出産

　祖母が孫を産む　なんてすごい世の中になりましたね。

まず不妊には器質的な不妊と機能的な不妊があります。

器質的というのは、子宮の奇形とか今回のように
子宮を摘出した場合とかです。

機能的というのは働くべきものがちゃんと
働いていないという状態で、
漢方での治療の対象は機能的のほうだけになります。

機能的のほうには
１．体が冷えている
２．栄養されていない
３．血流が悪い
４．余分な水がたまっている
５．熱がこもっている
６．腎の働きが悪い
７．ストレスを感じている

大体このあたりに分類されます。

１から５までは、人それぞれなのですが、
６と７はほとんどの人にあります。

そして、何がなんでも子供がほしいという気持ちや
まわりからのプレッシャーとかが
ストレスになっているので、ストレスのための
漢方薬を一緒にのむ場合がほとんどなのです。

そうして、気持ちを楽に出来るようにします。

代理出産という方法をとる前に、そういう気持ちを楽にさせる
漢方薬をのんでまた考えると
違った結論がでた可能性もあったのではと
思ったりしました。

かぜ

　このところ、朝夕が冷えてきたためか、かぜで相談にこられるかたが
ぼつぼついらっしゃいます。

たまきで普段から漢方薬を飲まれている方に、かぜをひいてすぐかぜの漢方薬を
飲みたいと来られる方が少しづつ増えています。

かぜのような急性病は、変化が早いので大体３日から５日ぐらいの単位で
お薬をだします。

的確にだせれば、ぱっと効くのですが、そうでないときは
効かないという容赦ない世界です。

でも、効くときはすぐに効き目がわかり、気持ちよくかぜが治るので
これを経験した人は、虜になってしまうようです。

新薬は、胃の中に入って吸収されて効き始めますが
漢方薬は、口に入ったらすぐ効き始めます。

まず、口や鼻から吸収されていきます。

それで、飲んですぐ　「ちょっといいかも」
って思えればまずまずいい線いきます。

一度トライしてみてくださいね。

秋の花

　静かな谷あいに静かに咲く大文字草です。

最近外来種におびやかされている動植物が増えて
います。

これも人間のせいです。

動植物の平和をおびやかしておいて
自分たちだけは平和を望むのは身勝手
と思いますが、やはり平和を願わせてください。

地下核実験、アメリカはよくて北朝鮮はだめと
いうのも、又身勝手のような・・・・。