夏ばて

　今週、店の表のボードに夏ばてのことを書いたら、
立ち止まってみておられるかたがよく
いらっしゃいます。
何名かのかたは入ってきて相談されています。

夏ばてでは、大きく２つのタイプにわかれます。

水分をとりすぎて、胃の働きがおちて、体が重だるくなっている人。
もう一つは、汗をかくから、汗と一緒に気もでていくので、
体がかわいて、元気もないというタイプです。

舌をみて、苔が多いか、舌がかわいているかということも
チェックポイントになります。

熱中症になってしまったら、冷たいのみもので
早く冷やすことが大事ですが、
熱中症の予防や夏ばて予防には
最低でも室温ぐらいの温度の飲み物を
のむようにしましょう。

特に胃の中の酵素は冷たいものが入ると働きませんから
食事のときにはあたたかい飲み物をのみましょう。

ちょっと言うのが遅かったかな？

その他、クーラーに入りすぎて関節の痛みがでる人もいます。
夏ばてになってしまった人、関節痛の人、
漢方薬を飲んで夏を乗り切りましょう。

お盆休み

　明日の１２日から１７日の木曜まで、
お盆休みとさせていただきます。

今年は、父の初盆なので
実家の松山に帰り
お墓まいりです。

１３日の夕方、迎え火をたいて
１５日の夜、送り火をたきます。

ここ何年か、父が、
「もうすぐ自分もこうやって迎えてもらうように
なるんやが」
と、毎回言っていたのが
とうとうほんとになってしまいました。

「とうとう、迎え火に迎えられるように
なってしもうたわい」

という声がきこえそうです。

シシュマレフ

　先日、新聞で星野道夫さんが愛した
アラスカのシシュマレフ村の航空写真がのっていました。

ほんとに小さな島でした。
それが、海水に侵食されて面積が少なくなりつつある
というニュースでした。

自然を大事にして暮らしている人たちが
温暖化の影響をもろに受けているということは
私でさえ納得できないのですから
シシュマレフ村の人たちは
さぞかし納得できないことでしょう。

星野さんが生きていたらいたたまれない
ことでしょう。

星野道夫著作集の１巻だけ手元にあるので
すが、
１巻の最初が、「アラスカ　光と風」
で、シシュマレフ村のことから始まります。

本の中で、猫の額ほどの島と
表現されているのですが
新聞で始めてみることできたのですが
ほんとにせまい島でした。

写真展をみたり、写真集を買ってみたあとに
この本を読ませてもらい、
そして、また写真集をみると
最初にみたときより
もっと写真に寄りそうことができます。

あの航空写真をみて大変だって思ったのは
その本を読んでいたからだし、
その本を書いた星野さんがいたからですね。

この本の持ち主の次女は、新婚旅行に
いくならアラスカといっていますが、
私もその気持ちがわかります。

星野さんの足跡を少しだけでも
たどってみたいです。

広島、長崎

　今日は原爆の日です。
今年は思うところあって、改めて黙祷を捧げようと
思います。

以前、原爆のテレビがありました。
３姉妹を中心に普通の日常生活を追ったドラマで
一瞬に、地獄にかわったのです。

ほんとに一瞬の出来事でした。

人間はどうしてこんなに残酷になれるのだろうかと
思います。

よくも、悪くも知恵を持った人間が
地球に存在しているのは
何のためなんでしょうか？
宇宙の意思ってあるのかなあ？？？

頭の引き出し

　先週大学時代の友人がいきなり店頭に立っていたのです。

いつもみる人だったら顔をみてすぐ「あー誰誰さん」と
すぐ反応するのに、この時は０．３秒ぐらいかかったのです。

想定外の人をみたときに、その人を判断するのに
ほんのわずか時間がかかっているのがわかります。

頭の中では、引き出しをあけてごそごそデータを捜して
いるのでしょう。

めでたく出してきて、「あれー〇〇さん！」という
喜びの声が出るわけです。

記憶というのは、漢方では、心・脾・腎
と深くかかわってきます。

年とともにある程度はわすれっぽくなりますが、
若い人でも体調によって
物忘れがひどくなったり、軽くなったりという
経験をされることが
よくあると思います。

臓腑を補うことで健忘も防げますからね。
心配しないでね。

今回、友人との再会を喜びながら
引き出しからちゃんとだせてありがたいなあ
と思った次第です。