漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

冬の日曜日

2007-01-28 23:27:13 | Weblog
 冬の日曜日の楽しみは
こたつに入って寝転がって駅伝やマラソンをみて
うとうとすることです。

もっと前向きの楽しみがほしいところです。

ランナーには申し訳無いのですが
これがすっごく気持ちよいのです。
何か動きがあると
むくむくっとおきあがります。

今日は大阪国際女子マラソンでした。
マラソンというのは、早くから飛ばしすぎて
途中でばててもいけないし、
温存しすぎてもだめだし、
ペース配分と体力の関係が
難しそうです。

優勝した原選手は、高橋尚子選手以上に
心拍数が遅いそうですね。

スポーツ心臓でなく普通の人の場合で
脈が遅いのを
遅脈や緩脈といいますが
遅脈は主に体が冷えている場合
緩脈は胃腸が弱い場合です。

私は食後眠くなる胃腸が弱い脾虚という状態なので
脈もちょっと遅めです。

今日のマラソンは
長居陸上競技場から出発するのですが、
小学生のころこの近くに住んでいて、
草はらや雑木林が残っている造成中の長居公園で
よく遊んでいました。
それで、懐かしいなあと思いながら
うとうとしてしまいました。





活血通絡(かっけつつうらく)

2007-01-25 17:19:46 | Weblog
 先日、白眼のところが出血して血がどばっと
広がって、うさぎの眼状態になったのです。

うさぎはかわいいけど、私のは怖いと娘が
言うので、
接客中は、眼を細めて、左眼なので、ちょっと左斜めを
向くようにして、普段かけないめがねをかけて
カムフラージュしました。

なんとか早くひかせたかったので、
活血薬(かっけつやく)を使うことにしました。

活血薬というのは、血流をよくして内出血などの出血を
早く吸収して体外に排出するものです。

打撲や事故のときなどで、内出血があるときは
この活血薬をやや下痢するぐらいの量をのむと
早く治ります。

以前、西たまき先生のご主人が塀からおちたときは
一度に5包だか7包だかそれぐらい沢山のんだんだそうです。

そういう活血剤ですが、使われる生薬には
桃仁(桃の種)牡丹皮、紅花、赤芍薬などで
赤いものが多いです。

そして、細い経絡を通すことを通絡といいますが、
眼の細い血管なので、この通絡の作用があるものを
使おうと思ったのです。

さそり、むかで、みみず、ひるなどにはこの通絡
の作用があります。

たまたま使いかけがあったのが、みみずだったので
がんばって、みみずをのんでみました。

みみずと言っても恐るるには足らないのですよ。
写真のようにカプセルに入っていますからね。

のんですぐまぶたの下の痛みがとれ
日毎に赤みがひいていきました。

1週間はかかるところ4日でほぼ治り
今回は、みみず様様というところでした。

体操のお兄さん

2007-01-19 11:50:33 | Weblog
 先日、近くのデイケアセンターに輪島直幸さんがきて
簡単な体操 を教えてくださるというので
母がいってきました。

輪島直幸さんといえば、
私が子育てで、
初めてお母さんと一緒を
見始めたときの
体操のお兄さんでした。

ゴロンタ、トムトムチャムチャムのキャラクターも
かわいくて、
体操のお兄さんも笑顔がよくてやさしくて
お母さんと一緒を子供がみている間に
用事をできるだけ済ませないといけないのですが
楽しいので、つい一緒にみていたりしました。

その輪島さんの簡単体操ですが、
母が習ってきたことによると
手の指をいっぱいに広げることを日常的に
何回もするとよいのだそうです。

これは、血流もよくなるし、ころんだときに
しっかりささえることが出来るのだそうです。

それからとにかく歩くことがよいそうです。

まだ他にもいろいろあったのだそうですが、
今、少しずつ思い出しているそうです。

それにしても、こういうセンターを
まわって楽しく指導してくれているなんて
ありがたいやら、うれしいやらでした。

漢方の軟膏

2007-01-15 21:58:50 | Weblog
 先日、紫雲膏を作りました。
たまきでは、漢方の軟膏では、紫雲膏と中黄膏を
店で作っています。

どちらも、江戸時代の華岡青洲が作ったものです。

紫雲膏は、別名 潤肌膏(じゅんきこう)ともいって、
肌をなめらかにする軟膏で、
乾燥肌、アトピー、ひびあかぎれ、やけど、きれ痔
などにとってもよくききます。

もともと金創膏方 といって、刀傷用の薬ですが
深い傷ではなく、浅い傷用の軟膏です。

ちょっとしたやけどにつけると痛みがすぐとれるので
びっくりしますよ。

中黄膏は、化膿した湿疹やにきび、アトピー性皮膚炎
などに使います。

両方とも痒みにもよくききます。
私の 気 も入っていますからね。

写真の左が紫雲膏、右が中黄膏です。

しいてある敷物は、川越唐桟(かわごえとうざん)という
織物で作ってあるものです。

江戸時代、庶民は絹織物を着れなかったとかで、
木綿の糸で絹に近いものを作るために
細ーい糸で織ったとかなんとか。

小江戸と呼ばれる川越らしいですね。柄もなんか粋でしょ?

今、これをちゃんと織れる人は一人らしいです。





いくさ

2007-01-09 00:25:23 | Weblog
連休中に、風林火山 と白虎隊をみました。
生生しい いくさの場面がたくさんでてきて
戦争は、こういうのが目の前でおこるんだろう
と思うと恐くなりました。

生まれた時から戦争のない日本で育つと
戦争がないのが当たり前のように
思いますが、
まだ、たかだか60年ほどしか
たっていないのですね。

世の中の動きをみていると
知らないうちに戦争が始まっていたということの
ないように用心しなくては と思います。

それにしても
武士の家のしつけは
きびしいものがありますね。

こういう精神性が失われてきて
いるようです。