Reflections

時のかけらたち

「森と生きる」に想いを馳せて ・・・ thinking about "Living with the forest"

2020-11-30 23:41:46 | books

せっかく望遠レンズを買ったのになかなか鳥に出会うことがありません。最近は花巡り中心でもっぱらマクロレンズです。望遠レンズ1本でもカバーする範囲は大きいのですが、花だとやっぱりマクロレンズかなと思います。

鳥さんに出会えない時は、片田好美さんの「森と生きる」を眺めたりしています。いつも手元に置いて開けるようにしておきたい画文集です。

このコロナのますます勢力が増してきている今、家の中で大自然に心をむけて、小さな鳥たちが頑張って生きていることに心を馳せてみるのもいいですね。

 

このすてきな本を贈ってくれる友達。いち早く手に入るのでありがたいです。嬉しくて私も鳥が好きな人にプレゼントしています。

作者の片田さんはもう20年も蓼科の森の中に住んでいらして、一緒に暮らしている人ならではの鳥に対する細やかな愛情が感じられ、鳴き声の聞き分けの描写も多くあって私ももっと鳥たちと触れ合いたくなります。きゃしゃなお体で、厳しい自然の中で暮らすのは大変なことだと想像を越えますが、その厳しさの中から、自然の恵みをいただいていていて「夢のような暮らし」と書かれていて、読んでいてもこちらも幸せに浸れるような本です。

私にとってうれしいのは、鳥だけでなく、花や木々も一緒に描かれていて、その季節ごとに違う表現に移ろう自然を感じることができることです。ファンタジーの翼を広げて、鳥たちの性格までも四季折々の花や実と一緒に描いています。鳥たちの習性に自然の不思議を感じないではいられません。それぞれの運命に寄せる思いが伝わってきます。楽しいエピソードもたくさんあります。

ずいぶん前に片田さんとご一緒に蓼科を歩いたことがありましたが、植物についてもほんとうにお詳しいので、驚きました。成城のギャラリーや八ヶ岳美術館での展覧会の時にもお会いして、いろいろお話が聞けてうれしかったです。成城の時だったか、伺った狸のナタリーや狐のロザンナの話は絵本にしてほしいなと思っていましたが、今度のⅡの方のあとがきで触れられていました。お会いしていても音楽の話やら話題が尽きません。薬科大学を卒業して、版画作家になられ彫金でアクセサリーも作られていたとお聞きしたことがありました。

八ヶ岳美術館の展覧会ではとてもたくさんの絵が展示されて、絵だけでなく、文章が添えられているのがすばらしく、それが発展して画文集になっています。季節と共に旅する鳥たちとの出会い。私もこんな鳥に出会いたいと思うような鳥たち。そこに住んでいるからこそ、旅の途中に片田さんのお庭に寄ってくれるのでしょうね。

その時の展覧会で心震えたのはオオワシのグルの所でした。「冬の北風は世界の果てにいる巨鳥のはばたきから起こる」と言うアイヌ伝説の一文が添えられていて、何とも壮大なイマジネーションなのだろうと思いました。今回Ⅱの最後にグルが登場していました。

この荘厳な感じさえする鳥。子どもを育て、必死に生きる小さな鳥たちの姿にも「ただ生きるためだけに生きている」生命の尊厳を感じずにはいられません。

片田さんの画文集は絵はもちろん生き生きとしてすてきなのですが、絵を見ないで文章だけを読んでもその描写で素敵な世界に誘ってくれます。

このコロナの時期に静かにページをめくって過ごすのもいいですね。素敵な本を作っていただいてありがとうございました。また続編を楽しみにしています。

 

 

現在八ヶ岳美術館でミニギャラリーが開催中でした。

八ヶ岳美術館 【ミニギャラリー】 片田好美水彩画展 森と生きる

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「うわの空」と川越ミステリーツアー ・・・ an absent-minded air  & Kawagoe mystery tour

2020-11-29 23:57:49 | a day in the life

11月28日

 

 

定年後にパートで勤めた職場の唯一の友人と久しぶりに会いました。 別の予定がキャンセルになり、ちょうど時間が取れました。彼女は認知症のお母様と同居しているので、うまく時間があってよかったです。お知らせいただいた永岡かずみさんの作品展に一緒に行きました。何年か前に銀座の奥野ビルのギャラリーで偶然見て二人で喜んだ展覧会の作家です。友人はとても気に入ってそのあと2回展覧会に行っていました。

ヨガが終わってから高田馬場で待ち合わせ、ロシア料理のチャイカでランチを取ってから、西武新宿線の本川越まで行きました。案内の葉書の地図を片手に、私はネットで写真が入った道順のブログをみつけたのでその写真と道順の説明を見ながら行ったのですが、最初のポイントのローソンはすぐわかったのですが、徒歩2分というのになかなかつかないし、次の目印の郵便局が出てきません。どこか間違えたのだろうと最初の目印のローソンのところに戻ってもなんだか変・・ 本川越から川越に向かって歩いてそこからすぐのはずなのにね。私もブログの写真を見て少し前にしてもこんなに発展するのかなとおかしく思っていたら、よくよく見ると川越駅ではなく川越市駅でした。二人とも埼玉には不慣れなので、とんでもない間違えをしていました。同時にギャラリーに電話して確かめていた友人も駅の名前が微妙に違っていたことに気がつきました。

そこから東上線に一駅乗って、川越市駅に行きアートスペースはすぐ見つかりました。

川越駅前

 

川越市駅前

 

おかげで本川越駅 ー 川越駅 - 川越市駅 と歩き、町の様子を少し見ることができました。 以前一度だけ昔の街並みが残るところには行ったことがありますが、おもしろそうな町でした。ずいぶんと発展しています。

川越市駅からはすぐ見つかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

吹くと音が出る貝やお魚たち。

 

 

 

 

 

 

期間限定で「あまびえ」

こんな時代もあったと後から思い起こせるようにとのことでした。

 

 

 

 

 

今度は本川越駅まで歩き、向かう途中で、ケーキ屋さんがあり、休憩しました。 きれいな女性のパティシエが一人でたくさんのケーキを作っていました。

 

大きな満月が上っていました。 風が強いですが、暖かい日でした。

地図を読み違え、二人で大笑いしてしまいましたが、失敗も楽しいものです。T高校とは不思議なご縁がある彼女。あの厳しい環境の職場で友達になれたのも不思議です。 たくさん話して、楽しい一日でした。

 

 

あまびえと迷いましたが、「空の子」にしました。

永岡さんの作品を見ていると有本利夫のフレスコ画を思い出します。優しく静かな作品でした。

 

Nov. 28 2020 Kawagoe

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小石川植物園の不思議ワールド -1  ・・・ fantastic world of Koishikawa Botanical Garden -1

2020-11-28 23:35:07 | wonderland

10月28日

小石川植物園の冷温室には山で見られる花があって、山でみつけられなかったものなどを見ることができます。今回はハグマ類と外のフェンスにあるツルキキョウが見たくて御茶ノ水の病院の用事の帰りに寄ってみました。この日は朝一で検査機器を返却するだけでした。

この自然の宝庫、何年ぶりにか行ってから度々出かけて行きましたが、下の日本庭園のエリアに行くまで時間がなかなかありません。魅力的な植物園です。特に冷温室は嬉しいです。小石川のファンタジックワールドです。

 

ハタケニラのようです。調べたら春咲く花なのですが・・・ 外来種で歓迎されない花です。

 

東大の教授によって発見されたソテツに精子が存在するということの由緒あるソテツです。

 

ふよう

 

先ほどのハタケニラがはびこっています。

この植物園の一番のお気に入りは冷温室です。

エンシュウハグマ

高尾山にもハグマ類が何種類か見られます。

 

 

 

 

 

ウチワダイモンジソウ

 

 

 

 

シラタマノキ

 

 

ゴゼンタチバナ

ユキワリザクラ

 

ハクサンカメバヒキオコシ

 

島の花が多く見られる温室

コバトベラ

 

 

シマザクラ

 

 

 

 

 

 

ハマトラノオ

ダイトウワダン

 

Oct.28  2020   Koishikawa Botanical Garden

 

 

 

 

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リサ・ラーソン ショップへ ・・・ Lisa Larson shop

2020-11-27 23:57:38 | my favorite

 

リサ・ラーソン直営店から白いネズミの置物が届いているとの連絡が数日前に来ていたので、火曜日の午後に取りに行きました。前日の多摩丘陵歩きで疲れていましたが、午後取りに行くだけだったので、のんびりと出かけて行きました。全部顔が違うからできるだけ早く来てくださいという電話でしたが、本当に表情が全部違って、ひとつひとつ描いているのが良くわかります。目の大きさや、耳の色、口やひげの線など、ちょっと迷いました。最初は目も小さいのにしたのですが、やっぱり少し大きいのにしました。じっとこっちをまっすぐ見つめています。どの子も訴える力が大きいです。

おうちに連れてきたら、口が少し曲がっているみたい。それはちょっとかしげているようにも見えます。

主人がねずみ年なので、写真の横に飾りました。

 

お店はクリスマスモード。娘にクリスマスプレゼントでエコ・バックも買いました。

他にアウトレットで出ていた4枚組のお皿がお買い得だったので、これも欲しくなりました。何と箱がつぶれているだけでアウトレット製品になってしまうのね。書き損じではないけれど、ブスなネズミも出ていました。こればっかりは・・・(笑)

4枚組で象だけでもよかったのですが、値段が2枚分くらいに下がっていました。益子焼だそうです。

 

 

今日のお昼ご飯に明太子のパスタに添えたほうれん草のソテーを入れてみました。

いろいろな用途に使えるかもしれません。

渋谷からの帰り道、結構宮下公園に近いところだったので、バスで家に帰ることができることを知り、乗ってみました。

 

この反対側にはヴィトンとかけっこうブランドショップが並び、こんなところまでと言う感じでした。

池袋ー渋谷 間のバスを知り、使えるなと思いました。道路上を通ると街の様子がわかるので、電車よりおもしろいです。よく主人と一緒に車で移動した時のことを思い出します。

 

                

昨日は一昨日から仕込んで、初めて牛ほほ肉の赤ワイン煮を作ってみました。ワインを半分くらい使ってしまいます。家に安いチリワインがあってよかった。牛ほほ肉もいつも行っているスーパーで初めて仕入れたものと言って、ちょうどいた時に出していました。5パックしかなかったのでアッと言う間に無くなりましたが、だれかが元に戻したので、拾ってきました。レストランで食べるようにおいしくできました。野菜やオリーブオイルで肉をマリネしておくのがコツのようでした。

 

もう一品は牡蠣のベーコン巻ソテーにバルサミコソース。買ってきたフォカッチャと一緒に頂きまひた。

 

たまには少し手抜きした星岡の料理も作るのですが、花の写真に追われて載せようと思ってもあっという間に時間が経ってしまいます。今度夏以降をいっきにまとめようかな・・

 

 

 

 

明日は主人の友達と何年ぶりにか会う予定でしたが、来月結婚式を控えているお嬢さんがいるので、コロナのこの現状で延期することになりました。

それで連絡をいただいていた最後の職場での友人と永岡かずみ展に一緒に行くことができるようになりました。二人とも午前中はヨガです。以前銀座の奥野ビルのギャラリーで息子さんが個展を開いた時に、寄った別の階のギャラリーで見て、すっかり魅せられたテラコッタです。

 

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10月の終わりに南高尾で出会った花たち

2020-11-26 23:59:51 | nature

10月27日

アケボノソウを探しに行った時にみつけたお花たちです。全く初めて行く南高尾は未知の世界で、歩く人もいないので、ドキドキ・・・

結局アケボノソウは見つけられなかったけれど、秋の花たちが次々迎えてくれました。関東ふれあいの道をグリーンセンターまで上がって、帰って来ました。その先にアケボノソウが咲いている場所があったと後から聞きました。

入口の川沿いにはセイタカアワダチソウ?

シロヨメナ

セリの花

コスモスが咲いていました。

 

チャノキのようですね。

ヤマハッカかしら?

 

キバナアキギリ

 

ハギ

 

 

一度は行ってみたい、うかい。

 

ゲンノショウコ

 

 

何かな?

 

 

 

コセンダングサ

 

 

 

 

アズマヤマアザミ

 

ツリフネソウ

ヤマハッカ

 

 

この道の先に何があるのだろう・・・

 

 

 

 

 

 

 

ミヤマフユイチゴ

 

 

ツチアケビ

セキヤノアキノチョウジ

サラシナショウマ

 

ハナダテ

 

 

ミゾソバ

 

 

 

 

 

Oct. 27 2020   Minami-Takao

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いろいろなかけらが舞う ・・・ reflections of memories

2020-11-25 23:59:00 | thoughts

ブログを見て、いろいろなことを思い出してくださるのは嬉しいことです。最近載せたきくかわにはメールをいただいた方が何人かいらっしゃいました。人生にはいろいろなシーンがあって、それぞれ、その時の印象が強く残っています。

そんなかけらがふと舞い降りてくる。自分のために書いているブログが誰かの心に思い起こすことがあれば、嬉しく思います。

 

今日は数日前に録画していたジョン・レノンを見ていて昔軽く聞いていたLoveがなんといい詩なんだろうと驚き、涙が出てきました。若いころ聴いた時は美しいメロディで軽く流していましたが、この時代に心に響く歌です。ジョンは俳句が好きでシンプルなものに魅かれて、日本の禅画も好きだったとか。

Love is real, real is love
Love is feeling, feeling love
Love is wanting to be loved

Love is touch, touch is love
Love is reaching, reaching love
Love is asking to be loved

Love is you
You and me
Love is knowing
We can be

Love is free, free is love
Love is living, living love
Love is needing to be loved 

この番組ではジョンの生い立ちからヨーコとの生活まで丁寧に描いていました。Imagineがヨーコの詩からヒントを得たものであったのにジョンの作としたことを何年も経ってからジョンは恥じたそうです。ヨーコさんのインタヴューは今思えば当たり前のことを素直に話しているだけでした。このまっすぐな平和への思いをアメリカ政府は抹殺しようとしたのだからすごいよね。出かける前に少しだけ見たのでちゃんと見ていないのだけど、今香港でJohn Lennon のコーナーがあちこちにできていて皆がメッセージを貼り付けている風景が出ていました。 knowing, living, free なんと基本的なことでしょう。

 

『イマジンは生きている ジョンとヨーコからのメッセージ』

2020年は、ジョン・レノンのメモリアルイヤーである。生誕80年、没後40年、この記念すべき年に、改めてジョンとヨーコがこの世界に残したメッセージに耳を傾ける。

出演者ほか 【語り】井口理

詳細
現在東京で、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの愛の軌跡を語る品々を展示する「ダブル・ファンタジー展」が開催されている。ジョンの遺品の数々と膨大な映像から、二人の激動の人生をたどる。ヨーコとの出会い、「イマジン」誕生秘話、国外退去を命じるアメリカ政府との闘い、子育てと家事に専念した主夫時代、復帰まもなく凶弾に倒れた最後の日、知られざる物語満載の90分である。ナレーションは、King Gnuの井口理さん!

 

 

●DOUBLE FANTASY - John & Yoko とは
ジョンの故郷リバプールで開催され、異例の70万人を動員したジョンとヨーコの大規模な展覧会『DOUBLE FANTASY - John & Yoko』が遂に東京に!
二人の公私に渡る「愛と平和」のストーリーを画期的なキュレーションで再現。今、一番心に響く展覧会。

世界で最もクリエイティヴなカップル、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの言葉・メッセージ、作品だけで満たされる世界初の展覧会。ヨーコ自身のプライベート・コレクションからの貴重な品々を含めた100点以上が展示され、互いへの深く強い愛を、アート、音楽、映像作品を通して表現。あたかも二人の人生を共に歩んでいるかのような親密さにも溢れています。二人がその愛を通して訴えた平和や人権への本質的・普遍的メッセージは今なお、また今だからこそ人々の心に響きます。

【『DOUBLE FANTASY - John & Yoko』東京展】


こんなに素敵な展覧会を六本木でやっているなんて知らなかった! 

続けてローリング・ストーンズの3年くらい前のキューバでのコンサートも録画してあったので、少しだけ見たら、ミックが若い時と変わらないスタイルと声と動きで驚きました。もちろんギターや、ドラムスも。

 家の近くの公園

 

 

今日は天気も悪そうだから人出も少ないと思い、国立博物館の桃山時代の展覧会の予約を一昨日して、出かけて行きました。

 上野公園

 

 

「桃山 天下人の100年」では 織部から大名茶人に渡り、現在まで伝わっている天目茶碗の星が光るような茶碗の中をどれだけの人が見て来たのか気が遠くなるような気がしました。利休が愛用していたものも数点出ていました。

狩野派の絵画も生き生きとして、時にモダンアートのようなものもありました。古いものでなく、生きているのもであることを感じました。モダンなものも多かったです。

信長、秀吉、家康のそれぞれの書があったのもおもしろかったです。信長の書はやはり個性的で素敵でしたが、みんなそんなに上手じゃないところがいいです。

お茶の関係のものが結構あったのが嬉しかったです。特に朝鮮の茶碗は素晴らしかったです。刀と鎧とお茶碗と。それが戦国の世なのです。たまたま湖東三山に行って、信長などがいたあの時代を遥か彼方に想像できるような気がしました。NHKの「麒麟が来る」もコロナで中断していましたが、星岡の井関さんが茶道とお花の関係で指導されていたので、また見るようになりました。あの時代の天皇と将軍と戦国大名たちの関係も面白いけど、足利昭義に興味があります。滝藤賢一もさすが無名塾出身でちょっと仲代っぽいですね。そんな時代の文化がまとまっていて興味深い展覧会です。桃山と言う響きに絢爛豪華と言う感じがして、あまり興味がなかったのですが、俵屋宗達の見たかった絵が前期に公開されていたのを知り、がっかり。戦乱でも文化が花開いていた時代なのでした。狩野派の絵もまとまって展示され、それぞれの違いが分かり面白かったです。

素晴らしいお茶碗がたくさん出ていましたが、特に志野茶碗 銘 卯花墻 (うのはながき)が輝いていました。 お抹茶茶椀でなんと国宝になっていました。ほかにもいいお茶碗がたくさんありました。お茶を習っていた若い頃、先生がいろいろな種類のお茶碗を持っていらしたことを思い出しました。

 

「桃山 天下人の100年」見どころ

「桃山 天下人の100年」レポート

 

 

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南高尾にアケボノソウを探しに ・・・ Seaching Swertia bimaculata in south Takao

2020-11-24 23:53:07 | nature

10月27日

夕方御茶ノ水の病院に1年ぶりに行く前に思い切って南高尾までアケボノソウを探しに行きました。この日は病院へ家で一晩つける検査機器を受け取るだけなので、時間がかかるものではありません。

梅の木平に咲いているというブログ情報しかなくて、見当がつかないものでしたが、梅の木平からそれほど登らない場所のように書いてありました。

梅の木平は初めて行くところで、高尾山口からそれほど遠くありませんが、バスで行きました。そこで降りた2人のハイカーはどうもほかの方に行くようで、うかいの方には曲がらずにまっすぐ行ってしまいましたが、途中で地図を広げていました。

三沢峠に抜ける関東ふれあいの道を上がって行きました。三沢峠は難所と書かれていたので、行くとしてもその手前まで、多摩散歩人さんのブログを見ると、割と近くにまず1カ所アケボノソウが咲いているところがあるようでしたが、もう遅かったせいか、見つかりませんでした。下の方では大きなレンズのカメラを持っている人がいましたが、人が全く通らない道でした。

 

 

 

 

うかいが見えてきました。

 

 

うかい  一度行ってみたいところです。 和服を着たお姉さんがお店の中を忙しそうに歩いていました。

 

 

 

 

どんどん上がって行きました。

 

 

誰にも会わないので、お地蔵さんとか、三里塚とかあるとホッとします。

 

アズマヤマアザミ

 

ツリフネソウ

緑の中にミズヒキの赤がひときわ目につきましたが、ミズヒキはよく見かける花なので、あまり写真を撮ったことがないことに気がつきました。歩いてみつけると嬉しくなるのにね。

 

 

キバナアキギリ

 

ミヤマフユイチゴ

道の両脇に気をつけながら登って行っても、それらしき花は見つかりませんでした。

どこまで登って行こうか、途中で引き返そうか考えながら歩いていると、やっとひとり、人に会いました。この近くの人か、ウォーキングをしているようでした。看板がしょっちゅう出ているグリーンセンターが近いことを教えていただきました。

グリーンセンターに着いたら何か話でも聞けるのかと思ったら、閉鎖されていました。研修所のようなところでした。

ここであきらめて引き返すことにしましたが、あとから聞いたら、この少し先にアケボノソウが咲いている場所があったようです。もっと咲いているのはやはり三沢峠の方のようでした。

 

サラシナショウマ

 

帰り道で行きに見た畑の写真を撮りました。

再びうかいです。

 

 

 

 

 

 

高尾駅に戻って、近くでお弁当を食べました。

 

その後の時間で高尾ミュージアムに行ってみることにしました。

ちょっと間違えてトリックアートミュージアムの方向に進んでしまいました。

引き返す時に面白そうなカフェをみつけました。Base Campというおもしろいお店で、何か特殊なことをする人、ツーリングとかマウンテンバイクとか、のためのお店かと思ったけれど、普通のハイカーのためのお店のようです。

 

高尾ミュージアム

 

 

 

私は隣接している「高尾森林ふれあい推進センター」の方に先に入り、アケボノソウのことを聞いてきました。そこにいたスタッフの人とお話しすると梅の木平を登って行ってアケボノソウをみたことがあるけれど小さいから見逃すこともありそうとのことでした。

梅の木平の近くで、お掃除をしていた人や、農作業をしていた人達とも話してきましたが、地元の方は意外と知りません。荒らされるといけないから場所はみなさん公表していないよねと話していました。

TAKAO 599 ミュージアムは新しそうなきれいな建物で、カフェもあり、そこではお弁当も食べることができるようになっていて、もし今度下に降りてから食べる場合はここがいいかと思いました。

 

職員の人に日影が交通止めになっていることを確認して帰りました。昨年の台風の時からずっと交通止めになっています。

 

 

春になったら、スミレの花を探しに行くのが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

高尾を後にして、病院のあるお茶の水に向かいました。

 

Oct.27 2020  Takao

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eredge★Cafe に江麗さんを訪ねて(追記あり) ・・・  visiting Eredge Cafe to see Ere

2020-11-23 23:59:15 | dish

久しぶりの和服で鎌倉は疲れましたが、嬉しい一日でした。エレさんのカフェが11月に待望のオープンして、たくさんの刺激をもらいました。

その後、ベルカントのレッスン、イタリア語と早めの忘年会、そして今日はもう疲れて行けないかと思った横山先生の休止前最後の多摩丘陵花巡りで2万歩も歩いてもうへとへと・・・ ブログアップまでの体力残っていませんが、たまにはオンタイムに近いものをアップしてみようかと思いました。まだ10月の分が全部終わっていませんが花の写真を選ぶのはたくさん撮っているので結構ひと仕事です。

 

11月20日

人と話すことがどれだけ、自分を活性化してくれるのかと思うこのごろです。コロナでの閉鎖的な実際の人との交流のない暮らしはやっぱり人間的ではありません。なんだかとても楽しかったです。

前日にヴィクトリア & アルバート ミュージアムでのきもの展を中心にシーラさんのロンドンきもの事情のセカホシの録画を見て行って良かったと思いました。イギリスでそしてヨーロッパで着物の魅力を再発見してもらって、自由な着方もありかなと思えるこの頃です。

Eredge Cafe は Kamakura Life にも紹介されていましたが、昨年の台風やコロナの影響で開店が2年遅れてしまったそうです。それだけ準備をかけたお店の出来上がりは素晴らしいものでした。

お店をオープンしたのは着物のコレクションで有名な菊地信子さんのお孫さんでダンサーの江麗さんと舞台俳優のパートナーのもりよしさんです。場所は鎌倉常盤で鎌倉駅西口をまっすぐ進んで以前友人と行きたいねと話していた樹ガーデンの少し先でした。和服だったのでタクシーを使いましたが、ハイキングの途中で歩いて寄れそうな場所です。

入口でかいがいしく働いていたのは久しぶりにお目にかかる江麗さんでした。

 

 

 

こんにちは! お久しぶりです。

すてきなエントランスに広い室内に驚きです。手作りの部分もあって、インスタやFBにメイキングの様子が度々載っていたのでどのような仕上がりになったのかとても楽しみでした。

 

 

 

 

 

この景色を見ながらいただくのも気持ちがいいですね。

ワインで乾杯

塩茹でした茄子とグリルしたズッキーニ 鶏むね肉のマリネ

タコとじゃがいものアーリオ オーリオ

トマトとモッツアレラチーズのサラダ

トマトのソルベがソースのように添えてあって、下にはスープもしいてあり、とてもおいしい一品でした。

 

ローストポークのサンドイッチ。ここで焼いたパンがとてもおいしく、ローストポークもダッチオーブンを使うとのことでしたが、柔らかくて最高。大好きなディルの香りもいいです。

ご主人の隠れた才能に驚くばかりで、表参道のカフェで仕事をされていたこともあるとかで、以前菊地コレクションを見せてもらいに伺った時に、お茶の入れ方がすごくお上手で驚いたこともありましたが、ここまですごいとは! イタリアン・レストランよりずっとおいしいです。それぞれにすごくこだわりがありました。

ピッツアはエレさんの担当です。

 

カラフルなチーズの盛り合わせ。ラベンダーを練り込んだチーズやトリュフ入りやらとてもおいしかったです。

思わずワインおかわり。

 

デザートの気まぐれシフォンケーキ2種盛はヨーグルトシトラスとバラ

 

そして2種類のショコラテリーヌはひとつは生チョコでした。とろけるおいしさ。

 

コーヒーは好きなカップでサイフォン・コーヒー。いい香りの癖のないコーヒーでした。

 

アルバトロスさんらしい赤いカップ

 

紫苑さんらしいブルーのカップ

 

Eさんらしいエレガントな瀟洒なカップ。

 

選ぶ時とお目でしか見れなかったのですが、小花らしいのでこのかわいいカップにしました。ドイツババリアのものでした。

トイレの中まで撮っちゃいました。

 

 

 

 

 

楽しい食事と小声?のおしゃべりで楽しい時間が過ぎて、お別れの時間になりました。

お茶目なご主人はふざけてばかりいるので、普通にしているときの写真を選びました。

楽しいスタッフの皆さんありがとう!

お店が軌道に乗ってよかったですね! アーティストのお二人が作る世界、想像を超えて素晴らしかったです。

エレさんはダンスを教えていらっしゃいますが、もりよしさんはしばらく舞台は休止してシェフ専念のようです。

ますますのご成功をお祈りします。

 

この後私たちはわかりやすい道を通って、たくさん歩いて大仏まで行きました。

 

 

 

 

やっと黄葉が始まった鎌倉。

すてきな一日でした。

この日の着物は最初は花織の袷を予定していましたが、前日に暑いので単衣にしようかと思いましたが、やっぱり袷にしました。Kさんに頂いた大好きなめくら縞のお召です。帯は紀尾井アートギャラ―で買った古いものです。ロンドンの番組を見たら急にこれにしたくなりました。

帯揚げはこげ茶と、からし色で迷いました。

 

Nov. 20  2020  Kamakura

アルバトロスさんと紫苑さんからいただいた写真も使用させていただきました。ありがとうございました。

紫苑さんのブログにはすでにアップされていますので合わせてご覧いただければと思います。(すでに見ていらっしゃると思いますが)

 

追記)

最近、学会誌の表紙に選ばれた菊地信子さんのコレクションです。

Amazonで購入可能となっていました。

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上野毛のきくかわと等々力渓谷へ  ・・・ birthday lunch at Kikukawa and walking in Todoroki valley

2020-11-21 23:57:45 | a day in the life

10月25日

遅ればせの誕生祝を上野毛の「きくかわ」で娘にしてもらいました。何時も誕生日はこうやって祝ってくれてありがとう。最近もっと嬉しいことがありました。珍しく私の料理を教えてほしいと手伝ってきたことがありました。めったに作らない料理でしたが覚えているのですね。何か伝わって行ってくれることはうれしいことです。

このお店は世田谷に住んでいた義理の兄のお気に入りの店で、去年、義理の姉とスイスから一時帰国していた姪といっしょに食事をしたところです。娘はその時に来れなかったので、今回一緒に行くことにしました。

上野毛から歩くとこんなにのどかなところが残っている世田谷です。

 

 

 

 

 

鰻の白焼きのたたき

 

 

 

ご馳走さまでした。鰻はなかなか食べられないものになってきてしまいました。

子どもの頃、勤め先が神田だった父は仕事で毎晩帰りが遅く、部下を仕事の後、飲みにつれて行ったりして、おみやげに「いづもや」の鰻を持って帰ってきたこともたまにあり、「いづもや」の鰻は好きでした。母はいつも機嫌が悪かったけれど、私はおみやげがあると無邪気に喜んでいました。父たちの時代は残業当たり前の時代で、家族そろって夕食をいただくことなんてほとんどありませんでした。

 

 

 

食後はせっかくここまで来たので、歩いて等々力に出て、等々力渓谷を歩いてから帰りました。

等々力渓谷は小学生の頃、クラスの友人と来たことがありました。都心にこんな場所が隠れているなんて驚きでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本庭園もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

等々力駅からの眺め

 

 

家からの夕富士

 

カメラを持って行かなかったので、スマホの写真であまり良く撮れませんでした。

 

                     

今日、録画していたプロフェッショナルを久しぶりに見ました。

[プロフェッショナル] 北の大地に生きる羊飼い!酒井伸吾

北の大地に生きる羊飼い・酒井伸吾(49)。育てた羊のラム肉は洞爺湖サミットのメインディッシュを飾り、三つ星など名シェフたちからも絶賛される。羊毛も高品質ウールとして人気だ。極上の羊を生み出す酒井の口癖は、「羊と相談」「羊に聴く」「羊が教えてくれる」。遊牧民のような自給自足の暮らしを夢みて、まっさらな大地に自らの手で牧場を作り上げ、20年。北海道の美しい四季の中で、命と向き合う10か月の記録。

酒井さんのことは手紬ぎから織りをするAさんから教えてもらっていて再放送を録画していました。畜産大学を出た彼はモンゴルで遊牧民と暮らして、こういう暮らしが自分が求めているものと実感して、その夢を追いかけた人です。

最初は糸から羊に魅かれて行ったそうです。編み物も糸紡ぎも自分でしていました。羊がいれば衣食住ぜんぶカバーすることができて素晴らしい存在と。見る前はよく育てたものを殺して食べることができると信じられないような感じでしたが、彼が本当に羊を大切に向き合っていることが良くわかり、その命を輝かせ死んで生かすことができる。命ってそういうものなのかしら・・ 羊さんはその存在すべてで人間を支えてくれているのだと思いました。

食事をする時は命をいただいていることを改めて認識しました。また酒井さんの若い時の思いを大切にするという言葉もいいですね。まだ世の中をよく知らない若い時でも、その時に思ったことには何かあると・・ 自分の原点?

私が珍しくファルマから送ってもらった清野詳子ホームスパン展の案内を思い出し行こうと思ったら、今日が最終日で残念でした。なんとAさんの先生だったのに。

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聖蹟桜ヶ丘の歴史と花を巡る -3(追記あり)・・・ walking to see history and nature in Sakuragaoka -3

2020-11-20 23:48:41 | nature

10月24日 多摩丘陵花巡りの続きです。

シロダモ 実と花

 

 

ホウノキ

 

キバナアキギリ

先生にピンクがかった色のアキギリについてお聞きしたら、アキギリという名前の花もあるけれど、ほとんどキバナアキギリだそうです。

 

ヤブタデ = ハナタデ

 

ハナワラビ

 

シロヨメナ=ヤマシロギク

 

 

 

 

コナラ  実 ドングリ

 

メヤブマオ

 

 

クロガネモチ

 

 

カントウヨメナ

 

コナメモミ

 

キツネノマゴ

 

コブシ 実

 

 

ガマズミ

カサスゲ

 

ユウガギク

 

マテバシイ

公園から出て、帰路につきますが、帰り道でも園芸種の花を見て、手入れをしている人を見れば、先生は話しかけていろいろ伺っていました。

 

 

 

ルコウソウ 

 

 

 

 

 

 

トヨゴ

 

 

最後に先生がお話されたことは戦争体験とご自分が生きて来られた道のことで、教えられることは人に伝えていきたいという思いでした。そしてわたしたちにも他の人達に自分ができることをしていってくださいと話されました。戦争のことで質問された方がいて、その方は以前帰りのバスで一緒になったかわいいすてきな方ですが、自分が小学校に行けない時代があってどうしてだったか時代背景がわからなくてということで、なんと私より10歳も上だったので驚きました。海外の山もずいぶん登られたと話していましたが、姿勢もよく、同年代としか思えません。あんなすてきなシニアになれたらいいな~と思える方でした。キノコのことも親切に教えていただきました。

いろいろな出会いに感謝の日々です。

 

Oct.24  2020   Seiseki-Sakuragaoka

 

 

 

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