Reflections

時のかけらたち

American embassy housing compoundのガレージセール ・・・ The U.S. Embassy Annual Garage Sale

2019-06-28 23:38:43 | wonderland
5月11日

アメリカ大使館職員宿舎 Sidewalk Sale(ガレージセール) – 2019年は5月11日 の案内をみつけたので、アメリカ大使館
のFBで確認して行ってみることにしました。
早く行かなかったので、いいものは売れてしまっていたかと思いましたが、日本の中のアメリカを見に行くことが
目的で、何かあれば買うくらいの感じです。

日本の中にはいくつもアメリカがあります。
いつだったか麻布のフランス大使館の建て替えによるイベントに行った時、近くの建物の前に守衛が立ち
何かと思ってみていたら、米軍関係の施設でNo photoと叫んでいたような・・ 

アメリカは日本軍の支配から日本を救ってくれたけど、アメリカからの独立を考える時期に来ているのではないかと思う
このごろです。中国がある限り日本を手放さないUSAだと思うけど。
平和憲法を維持しつつ、日本独自の生き方を武力での防衛だけでなく考えるようになれればと思います。

とか言っても大使館宿舎ってどんなところだろうという興味からのんきにガレージセールに行って日本の中の外国に
触れる私。

歩いて知った麻布ガイドと言うブログに前回の様子らしきものが出ていました。
全体のロケーションがわかる写真2枚をそこからお借りしました。



六本木ヒルズの上の美術館に行った時はいつも眺めていた風景。あのおもしろい集合住宅がアメリカ大使館の職員宿舎
だったのですね。溜池山王から歩きましたが、ちっと道を間違えました。以前氷川神社までは行ったことがあったのですが。






勝安芳(明治維新後海舟を改名)邸跡に建てられた勝海舟・坂本龍馬子弟像 二人が出会った地でもあるとのこと。










右の方にあるのが氷川神社




アメリカ大使館職員宿舎の中に入りました。思ったほど入るのにチェックは大変でなく、写真もOKとのことでした。




まさにガレージでガレージセール




















日本庭園が見えるところで、ランチのサラダラップを食べました。ジャンバラヤはすでにsold out.










 




収穫はダンガリーのシャツ1枚でした。Tシャツの上から羽織るのにひとつあればと思っていました。




帰りに氷川神社によりました。




ちょうど結婚式が中で行われていました。


May 11  2019   Akasaka


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恩師との別れ ・・・ good by Mr.Sukemoto

2019-06-27 18:17:15 | people
6月26日

今日高校1年の時の担任で英語教師だった祐本寿男先生の告別式に行ってきました。97歳まで前向きに生きて
こられた先生に元気をもらいました。先生の生き方がわかるようないい告別式でした。



数日前に突然の高校時代の恩師の訃報が友人から届きました。彼は秋の古希の同期会のとりまとめをして
いるので、先生にも(正確には先生のお嬢さん)連絡をしたりしていました。ご高齢でもういらっしゃれ
ないかもしれないけど、連絡だけ入れておいたらとどうかしらと話していたところでした。

年賀状はもうやめられていたのですが、返信不要で私の方は出させていただいていました。
今年の初めに娘さんから何とかやっていると伝えてほしいという先生の言葉をお聞きしていたので、こんなに
急に亡くなられるとは思ってもいませんでした。



97歳と言う年齢で充分の年齢ですが、100歳くらいまで行けそうだったのにと友人と葬儀の後話しました。
先生は一人教えると喜びが何倍にもなって戻ってくると話されえいたそうです。教師が天職の方でした。
体全体を使って英語をなぜ学ばなくてはいけないかと教えてくれました。もうイッセー尾形そっくりで、
同窓生のイッセー尾形が彼のことは知らなかったのはうそのようです。
その後高校でもいろいろと政治的なこともあり、先生は高校教師をやめられて予備校や大学で教えるように
なり、それぞれの場所で全力で向き合われてきたのですね。先生の著書3冊を見るとよくわかります。

葬儀でも先生の生きてこられた様子がモニターに流されて、ちょっと涙をこらえるのが難しくなってきました。
高校の頃、お宅に2回お邪魔させていただいたり、秋川だったかお子さんも一緒に遊びに行ったことも
ありました。

一度青学の短大の先生をされているとき、大学の近くの道路でお会いしたこともありましたが、卒業して
何十年もたってから出版記念会に誘われて途中から参加したことがあり、それから私のクラスのクラス会に
無理にお願いしてゲストで来ていただいたり、家の近くの公園のお花見に誘っていただき、お宅にも
伺い最後までお付き合いが続きました。素敵なかわいい奥さまを2年近く前に失くされて心配していました。

最後はお嬢さんの近くの病院にいて、毎日読書をされていたそうです。一生勉強、一生青春が先生の
生き方だったと息子さんの言葉がありました。
幼少のころ両親を亡くされつらい人生を送られていたと思いますが、素敵な伴侶を得て、家族を大切に
生きてこられた先生です。



棺の中に動物園のタオルが入っていたのは、クラスメートの動物園長になったN君からもらったものとか。
退任の時、会いに来てくださったそうです。彼はオーストラリアにコアラをもらいに行くとき、偶然先生に
あったと話していたことがありました。
先生のお顔は透明感があり、仏様のようにきれいでした。

何か勇気や希望を心にともしてくれる先生でした。その明るさも私たちをこれからも励まして
くれるのでしょうね。

久しぶりにはいたパンプスですっかり足が痛くなりました。
写真を撮るのも忘れた先生の告別式。写真を忘れるなんてめずらしいです。
それで家の近くの紫陽花をスマホで撮って、あとは井の頭の紫陽花を入れてみました。
先生を偲ぶアジサイの花です。



先生の気持ちは確実にみんなに届いていることを確信しました。
先生、ありがとうございました。


June 26  2019
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国展へ ・・・ masters modern Japanese art 90th KOKUTEN

2019-06-27 17:32:00 | art
5月10日

駒場の日本民藝館で片野元彦展を見た後で、六本木の国立新美術館で国展の染織を見に行きました。
Aさんチケットをいただいた上に2回目となる国展にお付き合いいただいてありがとうございました。



国展の染織は他の公募展より自分にぴったりくると思っていたら、最近初めて女子美系だということを
聞きました。それぞれの公募展に特徴がありますよね。

気になった作品をスマホで撮りました。
あるばとろすさんが選んだ作品と違う部分があるので、合わせて見ていただくとおもしろいと思います。
藍染展と国展・工芸部へ あるばとろすさんのブログのお好みの赤系の織物が素敵です。


















石原良子 涼やか





















高校の同期生綿貫倫子さんの作品です。







古澤万千子 はる
カワイイです。記憶では子供の晴れ着。













石黒祐子 丘の歌
















矢田部郁子 満天星の花







片野さんの作品を見てから、こちらに回って同じような絞りもあり、流れとしては良かったと思いました。
やっぱり染織って好きだと思いました。他の分野は見る時間も体力も残っていませんでした。





帰りは皆様と別れて青山1丁目まで歩きましたが、途中少しだけ待って、青山ウェストに入りました。
ここは待たされる時間が読めないのでなかなかお誘いすることができません。今度お時間がある時にご一緒しましょう。
何時間でも入れるし、おかわりも頂けます。


May 10 2019  Rooppongi
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藍染の絞り ・・・ the works of Motohiko Katayama

2019-06-26 23:56:33 | art
5月10日

池田で片野元彦展のことを教えていただき、見に行きたい思っていたところ、織物作家のAさんと
あるばとろすさんもいらっしゃるとのことで、ご一緒しました。そのあとで国展を合わせて見に行きました。



片野元彦
1899年(明治32年)名古屋生まれ。

若い頃は画家を志して岸田劉生に師事、劉生没後は染色工芸の道に入ります。そして昭和31年、57歳の時に
民芸運動の創始者、柳宗悦から藍染絞りの再興を頼まれ、同時に陶芸家の河井寛次郎、型絵染め作家の芹沢銈介へ
師事することを勧められます。

片野氏はそれ以降、藍染絞り作家としての道を歩み、河井寛次郎に励まされながら、独自の技法を確立して「片野絞り」
と称される個性的な作品を作りました。昭和50年、75歳で亡くなりました。母が河井寛次郎が好きだったので、まだ結婚する前
京都の寛次郎の仕事場が記念館になっているところに行ったことがあります。片野氏もそこに教えを受けに
よく通ったとのことでした。民藝のムーブメントは黒田辰秋とか芹沢銈介とか魅かれるものがあります。
57歳からの挑戦がすごいです。

藍を育て、自分の色を求めて、それに斬新なデザインで新しい世界を作り出したその作品たちは清々しく魅力的です。





すてきな建物の中は写真を撮ることができないので外観ばかりですが、スマホで撮りました。
毎回同じものを載せているかもしれません。






























Aさんは近江上布






あるばとろすさんは憧れの沖縄もの 久米島 ゆうな染めです。





私は夏大島と有栖川文様がつづれ織りで入っている帯









日差しの暑い5月の一日でした。

参考)
藍染絞の伝統と革新を目の当たりに!「藍染の絞り 片野元彦の仕事」展開催中
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イタリアを感じて ・・・ feeling Italia (Italy)

2019-06-25 23:34:27 | a day in the life
月に一度でもイタリア語を思い出すためにレッスンへ通っています。
先生の家の前に着くともうそこはイタリア。家の前に停めてあるかわいい車がもうイタリアっぽい。
以前の教室フェリチッシミも中に入ればイタリアだったけど。

楽しく勉強していますが、相変わらず聞き取りが難しい。まるで普通の人が町中の
ざわついているところで会話している感じのリスニングです。近過去から直接目的語代名詞に
慣れるのがここ数回のレッスンです。言い回しにはもう慣れるしかありません。



Sさんがいつも花を持ってきてくださいます。

レッスン後は音楽を聴きながらティータイム。







今シーズン初のさくらんぼでした。

私はたまたま家で作ったスィートポテトを持って行きました。




家で味見をしたときの写真です。


レッスンの時は時々遠くから主張していたワンちゃんが中に入れてもらえていました。



最初は少し人見知り・・




ホワホワでかわいいです。




最後にはすっかりSさんにもなついていました。


今年のサンレモの優勝曲を聴きました。






エジプト人とイタリア人のハーフであるMahmoodが優勝したことが物議をかもしたが、ラップがあまり得意でない
私でもさずがイタリアらしく洗練されていると思いました。題名はSoldi(お金)と言うシビアな曲。
彼は移民ではりませんが、そのアラブっぽいイメージが利用されたのでしょう。

現在のイタリアの右派ポピュリズム政党「Lega」(同盟)を仕切る党首はSalvini(サルヴィーニ)。サルヴィーニは
6月の連立政権誕生以来、副首相及び、内務相も務めているイタリア政府の重要人物。
しかしながら、サルヴィーニの頭の悪さというか、教育レベル/知的レベルの低さは発言や行動の一つ一つに顕著に表れ
ており、ツイッターでのコメントがしばしば槍玉にあげられる。
今回のMahmoodの優勝は、左派による右派サルヴィーニ反対が要因なのではと言われている。

                    サンレモ音楽祭2019 の結果が物議をかもした訳  Trilingual Macaron より

そういえば日本でも年金を自分がもらっているかもよくわかっていない庶民感覚ゼロの人が大臣を
しているという情けない状況だったことを思い出しました。



おまけ)
ティラミスのおいしいお店 in Kichijoji

19日に井の頭公園に行った時に、帰りにロフトで北海道で壊れた折りたたみ傘を買って、Coffee Talk で休憩して
ティラミスをいただきました。バックにボサノバがかかってゆったりとしたいい時間でした。















June 22 2019
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熊谷守一美術館と祥雲寺 ぼうず’n Coffee へ ・・・ Kumagai Morikazu Museum and " priest and coffee"

2019-06-24 22:53:19 | my favorite
21日に会期の終わりが近づいていた熊谷守一美術館の特別展に行くことにして、
いつも目白から歩くので目白庭園に寄ってから行きました。そしてお茶は祥雲寺でいただけるよう
開店日に合わせます。



ウォーキングのスタート地点は目白庭園。



しばらく目白庭園のカルガモの一家を見て、カラスの脅威も去り、熊谷守一美術館に向かいました。
今回は全く迷うことなく、立教大学の裏を通り、熊谷守一美術館へ歩いて行きました。グーグルマップで見ても2.1km。




美術館では6月30日まで毎春開館記念日をはさんで開催される特別展が公開中。今年が34周年展となっていました。
モリカズの住居跡に作られた次女の榧さんが建てた私設の美術館でしたが、今は寄贈されて豊島区立の美術館となっています。
とても静かで素敵な美術館です。展示室は写真NGですので、廊下とか周りの写真をスマホで撮りました。

展示室にはチェロが置いてあり、木をくりぬいたような長いカーブをした椅子があって、そこに座って絵を眺めて
いるのが好きです。熊谷守一の絵はとてもおおらかな感じがします。最後にデフォルメしたり、まるで子供の絵のようなものも
しっかりとした基礎があればこそ成り立つのが良くわかります。そぎ取った後の生命力が感じられる絵です。

1階のカフェの所に流れていたのはバッハの音楽のようでした。守一はチェロで何を弾いていたのかしら?
熊谷守一はこの近くにある自由学園、婦人の友社の本の表紙を何回も飾り、記事も何回か見たことがある若いころから
なじみのある画家です。



































ここから池袋の方に向かいますが、もう慣れていると思い地図を見ないで歩いていたら、大きな通りに出たときに
反対側に曲がってしまい、いつまでたっても覚えのある交差点につかず、地下鉄の駅も違う駅が出てきて、怪しいと思い
引き返して、やっと覚えのある交差点に出て行きました。ここを過ぎればすぐ祥雲寺です。

この1週間か2週間に1回だけ開いているお寺のカフェがお気に入りです。






















この緑がご馳走です。いつまでも居たくなる場所。
ひとりで本を読んでいる人もいれば、楽しそうに話をしている学生や、カップル、ママたち・・いろいろな人が
来ていますが、ハイハイするような赤ちゃんにも会うことがあります。

今回は抹茶ラテにしました。それに白玉を濃い茶に浮かせたようなお菓子。
組み合わせに困りましたが、お菓子にはお茶をつけないといけないので・・・ 
後はほうじ茶のゼリーがありました。 抹茶と小豆と白玉の組み合わせが
美味しかったです。しっかりお濃茶でした。










結局この日も10kmくらい歩いてしまいました。


June 21  2019  Ikebukuro
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目白庭園のカルガモファミリー ・・・ spot‐billed duck families in Mejiro garden

2019-06-23 23:57:20 | seasons
6月21日

6月末までの熊谷守一美術館の特別展を見に行くのに、まず祥雲寺のぼうず’n Coffee が
やっている日を選んで、行きには目白庭園のかるがもちゃんたちを見て、底から立教大学の横を通り、
美術館まで、のコースを選びました。これは定番になっています。帰りに最後に
お寺でゆっくりします。東京では得難い場所です。

しばらく行っていなかった目白庭園ではカルガモの赤ちゃんが4月25日に9羽、5月16日に6羽生まれて
いるようです。

行った時には上がって草の影にかくれていました。






















クガイソウ




クチナシもこんなに咲いていました。




庭をひとまわりして来たら何やら異変が ・・・










続々と池に入っていきます。





何と大きなカラスが近寄ってきていました。










親たちも終結。 5羽くらいいたかしら? みんなでまとまって威嚇していました。
平和な池にも不穏な空気が・・  しばらくしてなんとかカラスは遠くに行きました。
ここではこんなにたくさんのカルガモが何とか育っていました。




















平和に見える池にも命を脅かすものの影が潜んでいました。
以前小石川後楽園では小さなヒナの数が日に日に減っていくのを見ました。
みんな元気に大人になってね。


庭園だより で今までのカルガモちゃんたちの成長ぶりを見ることができます。


June 21  Mejiro Garden



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カイツブリのお母さんは働き者 ・・・ mother grebe is a hardworker

2019-06-22 23:45:25 | nature
6月19日 井の頭公園

北海道で天候の影響で鳥たちにあまり会えなかった私はトントンのブログでカイツブリを見て、
そうだ井の頭に行こうと思いました。





井の頭公園に入って行って、確か湧水の方だと思いましたが、中央の七井橋の近くで
早くもヒナのピーピーいう鳴き声を聞き行ってみました。




颯爽とカイツブリのお母さん




そして雛たちがいました!




近くで見ていたシニアの方も6羽ですよねと話しかけてきました。
みんなそろっているか心配なのです。市民の人たちも毎日見守っているのですね。




お母さんが餌を採ってくるとくる子供たちが駆け寄ります。
















もういいよと言うくらい、何度も潜りに行きます。
お母さんがんばりすぎ、少しは休んだらと思いますが、6羽を育てるのは大変なのでしょうね。

人間世界では親の虐待の報道も多く、動物に負けています。
いつまで見ていても飽きないですねと近くの方もずっと見ていました。
お母さんの体がもつか心配ですが、子どもを思う愛情にホッとするところもあります。






















カワウも






















他の場所でもまだ卵を抱いているとのことで、今年はあちこちでベビー誕生のようです。









**













































June 19  2019   Inokashira Park
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Into the nature ・・・ Hokkaido wonderland

2019-06-20 23:59:03 | wonderland
一瞬の北海道ワープから戻ってきました。
旅行2日目が重たい荷物をしょっての坂道の登りがきつく、木道でも雨がひどくなり、足元びしょ濡れ
で歩き、夜も強風で傘は壊れ疲れてしまいましたが、帰ってからは疲れではなく最後のカヌーの流れが
ゆったりと夢のようでぼーっとしていました。元気なお年寄りをたくさん見て、がんばらなくてはと
励まされ、帰った翌日はすぐヨガに行ってきました。足腰鍛えなくては・・
昨日はトントンのブログで紹介してもらったカイツブリのヒナを見に行ってきました。けなげな母親に感動。
人間は本能的な愛情まで失いかけていますね。

ブログもまだ5月に取り残しが国展、民藝館、アメリカ大使館のガレージセールなどありますが、旅行の
アウトラインだけ先に書いておかないと忘れそうなのでメモします。(なんと数年前の直島、奈良・京都
去年の京都、山陰もまだ途中です!)






釧路湿原への2泊3日の旅 (6月15日~17日)

主人が娘を連れて行きたいとずっと思っていた釧路湿原のカヌー体験をいつか実現させたいと
思っていて、やっと願いがかないました。役に立たないペーパードライバーの私にとって
北海道旅行はハードルが高いです。やっとカヌー体験があるツアーをみつけました。

1日目

いつも出発の日は緊張します。朝早い便なので4時半に起きて5時過ぎに家を出ました。羽田に着くまでが
一仕事です。空港のカウンターで並んでいたら、前のお年寄りが耳が遠いのか理解力が遅いのか大丈夫かと
思っていましたが、その後ハイキングで歩くと私よりしっかりしていたのでガックリしました。

釧路空港~厚岸(あっけ) 空港からバスで厚岸味覚ターミナルへ。
空港がすでに自然の中で、途中チラホラと放牧されている牛や牛舎を見ました。サイロはほとんど残っていなく
今刈り取っている冬用の餌はテープでぐるぐる巻きにされておいてありました。冬までどこかに保管するのでしょう。
みどりの中に白黒の牛が見えて、木々も何か違って素敵でした。グランドマー・モーゼスの絵が思い浮かびました。
あの景色ですね。こういう道路から鹿が見えたりするのです。今では農作物への被害も多く、食用として捕ることが
時期的に許されているようなことでした。

窓側でなかったので写真は撮らなかったけれど大自然に囲まれてサファリの気分でワクワクでした。

厚岸味覚ターミナル   牡蠣のランチ



カキの養殖がおこなわれていて、厚岸はニッカウィスキーの工場があるとのこと。
釧路の産業は漁業や酪農のほか木材集積場とか製紙工場がありました。
強い風に驚きながら久しぶりに見る北海道の海です。



北海道への旅行はアトリエで絵を習っていた頃の雪まつり前夜にかけてのスキーが2回、
そのうち1回は千歳に飛行機が着陸できず、冬の函館観光にも行けたラッキーな旅でした。
後は出張で北大に2回行っただけで大自然の中に行くのは今回が初めてです。

霧多布(きりたっぷ)湿原


                                         (photo by S)


ここではグループに分かれてカワイイネイチャーガイドさんの説明を聞きながら木道の上を歩きました。この日は雨はまだ大丈夫
でしたが、風が強かったので、鳥の姿がほとんど見れずに残念でした。ノビタキが見たかったな~ でも鳴き声は聞こえていました。
カッコーだけが堂々と木の枝で鳴いていました。湿地なので大きな木が育たないとのことで数本あるちょっと大きな木で
見晴らしがよく、よく見えました。










花はいろいろ見ることができました。今年は5月が暑い日が多かったので、今花盛りで早めにシフトしているので
運がいいと言われました。

咲いていた花
エゾツルキンバイ、マイズルソウ、センダイハギ、ワタスゲ、シロバナスミレ、ヒオウギアヤメ、クロユリ、エゾカンゾウ
ミツガシワ、ハクサンチドリ


       ハクサンチドリ


                                               マイズルソウ


                                               クロユリ


                                               ヒオウギアヤメ

白金の自然教育園で見ていた花たちが延々と咲いているのです!
秋に向かうと紫色の花が多くなっていくという話でした。
曇っていましたが、照ると結構暑く、虫がたくさん出るのでこのくらいがちょうどいいということでした。


琵琶瀬展望台



湿原が展望できます。



また反対側を見れば海が広がり、この湿原があって、海もあるというのがなかなか不思議な感じです。
島も昨年の地震により形が変わって大きくなったりしています。
ホテルに入ればハザードマップではないけれどそのようなものが各部屋に置いてありました。
(宿泊は2泊とも釧路プリンスホテル・・さすがパンはおいしかった)

原生花園あやめヶ原(ヒオウギアヤメ 放牧地を開放)



花がまだあまり咲いていないのか心配しましたが、先ほどの霧多布でのガイドさんの説明があったように
今年は早いようで、たくさんの花を海を背景に見ることができました。






とにかく広大な風景が広がり、気持ちがいい北海道です。

春採湖

市街地にある海跡湖  
山桜が咲いていて、その近くにアカゲラの巣があり、ヒナがピーピー鳴いていました。
カメラマンが2名が陣取っていました。湖畔ではコヨシキリの鳴き声がして、
姿を見たのはゴジュウカラのみ。写真はシルエットのみ。ホテルに行く途中に寄った街の
公園ですが、豊かですね。


                                               ヤマザクラ




釧路プリンスホテルでフレンチの夕食





2日目

和商市場で勝手丼の朝食


(photo by S)


ネタをチョイスして入れてもらってオリジナルを作ります。



(photo by S)


コッタロ湿原展望台



展望台までの道のりがきつく、雨が降りそうだったので、カメラはリュックにしまって行きました。


塘路湖 塘路湖エコミュージアムセンターあるこっと  塘路ネイチャーセンター 標茶町郷土館







センターの前に勢いよくショウドウツバメたくさん飛び交っていました。
ネイチャーセンターで菱の実をもらってきました。エコミュージアムセンターでは薪がくべられていました。
晴れれば気温が上がりますが、この辺は霧の多い方で、行っていた時はかなり涼しかったです。







バスの中で注文していたお弁当を食べてノロッコ号に乗るために塘路駅に向かいました。

ノロッコ号 (塘路 → 釧路湿原)






湿原を見ながら回る観光列車です。途中鹿が見えたり、タンチョウツルは川に一羽いましたが
あっという間でした。アナウンスが入りました。











釧路湿原駅~細岡展望台

ここも登りが続きますが、鳥の声を聞きながら息切れしながらも気持ちが良かったです。
釧路湿原が一望に見えました。山は見えなくて残念でした。











ネイチャーセンターで帰りに食べたソフトクリームがすごくおいしかったです。ぶどう味とのミックスでした。

ノロッコ号 (釧路湿原 → 塘路)



釧路湿原駅に戻りノロッコ号を待っていたら、電車が来て乗る時にすごい雨になりました。
電車の中からスコールのように激しく降る雨を見ていました。子供のころ見たウォルト・ディズニーの
漫画映画「ファンタジア」の「田園」の所の嵐のようでした。雲がどんどん変わっていくさまとか
旅行者にとっては不利なことですが、それでさえ感動的でした。自然を感じる、自然の向こうに
あるものを感じます。




温根内木道のウォーキング



雨でかなり足元が悪いので、歩くのは無理ではないかと予想されましたが、現地について
少し小ぶりだったので、行きたい人だけでガイドさんと一緒に全行程ではなく途中まで行って引き返す
ことになりました。釧路湿原は山手線の中が3個分くらい入る広さということで広大なところだと
驚きます。この年配のガイドさんからはタンチョウツルを折り紙で作ってみんなにプレゼントしていただき
ました。


                         カキツバタの群生しているところまで行って引き返しました。

最初は雨は少なく良かったのですが、歩いているうちに雨がどんどん激しくなり、写真はスマホで何とか
撮りました。花も少なく、ミツガシワ、ハナタネツケバナ、カキツバタ、カイウが見れただけでした。
事前にプリントしておいた資料にはたくさんの鳥さんたちの写真があり、もう残念。


                                    ミツガシワ

ずぶぬれになりバスに乗ってホテルに帰りました。フロントで古い新聞をもらって靴の中に詰めました。


夕食は炉端焼き「煉瓦」へ


                       中国語で撮影禁止がはってあった店内。 順番待ちのレトロな空間

もう疲れて、どこにも行きたくない気分でしたが、一番近い炉端焼きの店に行って
食事をしました。炉端焼き発祥の地らしいです。他にざんぎと言う鶏のから揚げが有名らしいのですが
普通でした。朝食の勝手丼がとてもおいしかったので、満足していて夕食にはそれほど
意欲的にはなりませんでした。

帰りも雨で風もひどくなり、なんと傘の骨が折れて使えなくなりました。
海岸が近いのですごい風です。東京での台風の時よりすごかったです。低気圧が通過したため
ということでした。


3日目



まばゆい朝でした。



カヌー (塘路湖 アレキナイ川 → 釧路川 → 細岡カヌーポート )
カヌーの日にやっと念願の晴れ。今回の目的がカヌーだったので少なくともこれだけクリアできれば
と思っていました。強風のためカヌーのルートが変更になり、上流の塘路からになりました。当初は
細岡から岩保木水門(いわぼっきすいもん)までだったそうです。




ツアーの人数が多かったためガイドさんが一人でカヌー二艘を繋げて漕いで行きました。
結構漕ぐのが大変でした。釧路川本流に出れば流れが少しありました。
高低差の少ない川は静かに蛇行していました。途中、アオサギのコロニーを通ったり、鴨の親子や
オシドリ、アカゲラが飛ぶのを見ました。それもガイドさんが教えてくれました。写真を撮るどころでは
ありませんでしたが、静かに進むカヌーは魅力的でした。すごく晴れちゃったので、霧の方が幻想的だったと
贅沢なことを思ってしまいました。ガイドさんは秋、10月が一番好きだと言っていました。
今北海道は春。新緑の季節でまだ浅い緑色がきれいでした。
タンチョウツルも7月になると親子で出てくるとのことです。2時間弱のゆったりとした時間でした。
時折鹿が私たちを見ていました。オオワシの巣も見ました。













ふく亭 

ランチは釧路市に戻って、ふく亭というところでおいしいランチをいただきました。
鰈の煮つけとか花咲ガニの鍋とかでした。








釧路空港に向かう途中、行きに撮れなかった景色を撮りました。









丹頂自然公園






空港の近くの自然公園が最後の場所で、川では一瞬しか見えなかったタンチョウツルを見ました。
自然の中にいるように暮らしています。羽を切られているとのことでかわいそうです。鳥インフルエンザの影響とか。



                                 (photo by S)


短い旅が終わりました。あっと言う間に空港から東京に戻りました。

家に帰ってから食べた中村屋のレトルトカレーの安心感はなんなのだろうと娘と笑ってしまいました。

ちょっと別世界から帰ってきた感じで東京の人の多さにはうんざりしました。
行くまでは心配、帰って安心するのが旅ですね。自然に抱かれた素晴らしい体験にもうちょっと居たかったねと
話しました。ここは何回でもリピートありの場所ではないかと思いました。

写真はざっと見て、適当に選びました。
これから写真を整理して、順番に載せて行きたいと思います。(いつになることやら・・)



June 15-17 Hokkaido

持って行ったレンズは100-400mmのみ
後はスマホで。

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春の生命あふれて (5月6日の東御苑)2 ・・・  feeling breath of life ②

2019-06-14 11:13:44 | nature
5月6日

1か月以上前の皇居東御苑の続きです。日本庭園の藤棚の前のハナジョウブから。



入口の看板はもう上皇・上皇后陛下と書き直してありました。5月4日には御即位一般参賀がありにぎわっていたことでしょう。

季節は廻ってで5月7日に数枚だけ写真をアップしていました。






















キンラン




チゴユリ









エビネ















武蔵野雑木林には小道がたくさん走っていて、小さな花を発見する楽しみがあります。
私のお奨めの散歩道です。







この日はムクドリしか見れませんでした。鳴き声はいろいろします。




ハクウンボク

桜が終わり、つつじの季節も過ぎ、このハクウンボクやエゴノキを見るのが好きです。







そしてまたまたお気に入りのツリバナも咲いていました。なんだかお花がいっせいに咲いているような
感じがします。












ウツギ系







ゲンノショウコ見~つけ。




コアジサイ















青梅はお茶を習っていた時にこの季節の主菓子によく出て、ほのかに白味噌の味がする餡がおいしかったです。










家の近くで






最後にねばって蝶々が止まるのを待った家の前です。



June 16 2019 the East Garden of the Imperial Palace


レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM
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