Reflections

時のかけらたち

1年の終わりに聴くカレーラス ・・・ my year-end concert

2014-11-30 00:19:19 | music



ホセ・カレーラス テノール・リサイタル2014 「郷愁」
11月29日 サントリーホール

テノール:ホセ・カレーラス
ピアノ:ロレンツォ・バヴァーイ





ここ数年一年の最後のコンサートはホセ・カレーラスと決めている。
以前は12月のことも多かったようだけど、最近は11月末かしら・・
第九でもなくメサイアでもなく・・私の年末コンサート








コンサート会場の前で待つ人たち
ホセ・カレーラスのコンサートは大人の人たちが多く
そして、とても華やかな雰囲気・・ 花束の数も・・
たいてい和服の女性が数名いて、なかなか来ている人たちも面白い・・
落ち着いた熟年のカップルが多く、少しケバイ女性もいたり
イブニングのようなドレスの人もいる。

私はと言えば今日は午前から娘の大学に行ったり、戻ってアイロンを買い替えたり
飛び回っていったので、パンツに皮のコートでおしゃれではなく、いつの日か
和服で行ってみたいと思うけど・・ エスコートしてくれる人もいないしね。
もしパーティに当たったら和服にしてみようか。












プログラム







韓国での23日のコンサートを体調不良でキャンセルしたことを知って心配でしたが
曲と曲の間で咳をしていたものの、声の調子はすごくよかったです。
安心して聴いていられるし、今回はスペイン物が多くて、この陰りのある声は
スペインなのだと再発見しました。私はイタリア物の方が好きなので、
なかなか歌ってくれなくて、アンコールでは絶対カタリが聴きたいと思っていました。

これがスペインのパッションなのだと改めて思いました。正確にはカタルーニアですが。

アンコールで最後にカタリを歌って花束も全部持って行って
これで最後かと思ったら、また出てきて本当のラストを歌ってくれました。
ピアニストが拍手しちゃうんだからお茶目ですよね。最高に気の合った伴奏者です。

彼は手の先、足の先まで体全体を使って歌っている感じがします。
当然ですが、レコードより全然いい。
彼の歌には生きること、人生を感じて、自分自身の今までをなぜか
振り返ってしまいます。Sが保育園に行っていた頃、ソフトなピンク色のコートを
着て飛び回っている姿が浮かびました。一つの命が生まれた時の感動も。
今私が着ようとしている着物の祖母は結婚するときには亡くなっていたし。

曲を聴きながら心の中でいろいろなカードがめくられていきます。
でも最後には歌声に音楽そのものに酔いしれました。
いつまで聴けるか一年一年かみしめて・・

 
アンコール
ヴァレンテ :パッショーネ
デスポジト :太陽に酔って
アディンセル :僕に寄り添う影
アカンポーラ :冬
カルディッロ :カタリカタリ
ファルボ :彼女に告げて


最近のカレーラスのアルバムをface book
から取らさせてもらいました。














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公園の夕暮れ ・・・・ autumn twilight in the park

2014-11-28 22:50:20 | seasons




























































































[





























前にも書いたことがあるかもしれないけれど、purple dusk of twilight という表現がMark Twain の文章に
あって、学生時代に気に入っていた。 あと John Updike の短編の中にあった ambivalence という言葉。
Willa Cather の作品を一人1作品読んで全作品を発表するというのも面白かった。 風景描写が素晴らしく
山崎豊子が盗作の疑いを受けたことがあったけど、本当に素晴らしい表現で和訳して載せたくなっちゃうかも。
取り留めもない学生時代の断片。

人生あれがあってこれがあるという、積み重ねと偶然の不思議を感じます。
やっぱり必然だったかと・・ 美大を落ちてこちらの方向に進まなかったら、森有正や亀井俊介に
出会えなかったかも。哲学の加藤先生も。

みんなそれぞれがその人らしい生き方に巡り合って、しているのだろうと思う。


写真は11月14日の井の頭公園。ラストです。しつこく載せました。


追加:
少し前の朝日新聞夕刊に横浜Golden Cup の記事が載っていてそこにGolden Cups
のことが書かれていてとても懐かしかった。学生時代に新宿ACBのライブを聴きに行った
唯一のグループ。
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秋の午後の公園で 3 ・・・   in the afternoon park 3

2014-11-27 23:54:39 | seasons
東京の秋も深まってきました。
職場が茅場町に引っ越したけれど
ここでも近くに公園があるのがうれしい。

今たくさんの銀杏に囲まれて
黄金色の秋に包まれています。































































*





















































































Nov.15  2014







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秋の午後の公園で 2・・・   in the afternoon park 2

2014-11-26 23:56:27 | seasons
今日はオフの日。午前中にマンションの雑排水菅高圧洗浄があり、
家にいなければなりません。仕事があれば遅刻とか半休を取ったりで
結構厄介です。

雨の続いた一日で秋を通り過ぎて冬の気候です。
一日中書類や郵便物の整理をしていました。
スカパーの半額期間が過ぎるので、12月からセレクトの契約に
変えなければいけません。はがきがついているお知らせが
来たけれどこれだして12月から変更になるのだろうか・・
そういえばインターネットでマイ・ページを作ることに
なっていたことを今日以前のお知らせを見て気が付いた。

以前もWiFiの接続やiPadもなにがなんだかわからず、主人のために
朝日新聞オンラインを申し込んだり、キャンセルしたり
わからないことだらけで大変だった。
カスタマーサービスに電話したり・・煩わしいよね。
母なんかもケータイもうまく使えなくて、生きている価値ないなんて
言っていたけどわかりにくい世の中になってきたものだ。
そんなものを必要としなくても生きていけるというか
その方が自然なのだけど・・

疲れたので井の頭の写真で一息・・
























































































                                       (Nov.15 2014 Inokashira Park)


急に寒くなってきたね。カレーラスがんばって!
年に一度のコンサート楽しみにしているのだけど・・

書類を整理していたら、春が始まる前の京都旅行や、日本語教室の資料や
ハローワークのファイルが出てきたり・・ 今は懐石と着付けにスィッチが
入ってしまっているけど 時の流れの速さに驚くばかりです。

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イタリア歌曲の夕べ ・・・ Evening of Italian Lied

2014-11-25 23:55:20 | music
レオ・ヌッチ バリトン・リサイタル





ロッシーニ:「セビリャの理髪師」より“私は町の何でも屋”
さまざまなアーティストによるナポレターナ間奏曲(インストゥルメンタル)
       帰れソレントへ、サンタ・ルチア、フニクリ・フニクラ
ファルヴォ:彼女に告げて
デ・クルディス:夜の声
ディ・カプア:マリア・マリ
ロータ:映画音楽のテーマ(インストゥルメンタル)
    道~甘い生活~アマルコルド~8 1/2 
ヴェルディ:亡命者

ベッリーニ:「清教徒」より“ああ、永遠にお前を失ってしまった”
プッチーニ:プッチニアーナ(インストゥルメンタル)
       ラ・ボエーム、蝶々夫人、ジャンニ・スキッキより
      「ジャンニ・スキッキ」より”頭には寝帽子”
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」より“国を裏切る者”
ヴェルディ:「アイーダ」からのモチーフ(インストゥルメンタル)
      「ドン・カルロ」より“終わりの日は来た”


アンコール
 ヴェルディ:「リゴレット」より”悪魔め、鬼め”
       「仮面舞踏会」より”お前こそ心を汚すもの”
 カルディッロ:カタリ・カタリ
 トスティ:私は死にたい
 デ・クルディス:勿忘草


70歳を超えるバリトンが小さなアンサンブルを率いてのコンサートで
そのスタイルはとてもよかったと思いました。
最初の1曲でどうなることかと思いましたが、
歌い込むにつれ、声にキレがありのびやかになっていきました。
ホセ・カレーラスに比べると表現が固い感じでしたが
聴いているうちに心にしみるイタリアのあこがれの思いが
伝わってきました。ジェルソミーナにしても切ないのです。
イタリア歌曲を聴いていると何か届かないものに対する
憧れを感じ、帰れソレントへとか民謡を聴けば胸がきゅんとなります。

アンコールに私の大好きなカタリと勿忘草が入り嬉しかったです。
勿忘草は会場を巻き込んでの合唱となりました。

会場は白髪の人が多く、日本のこれからこんなに老人を抱えて
やっていくのは大変だと思わず思いました。
音楽会の会場で現実を見てしまいました。

コンサートは映画音楽なども入り、楽しめるものでした。

今週末のホセ・カレーラスのコンサートが楽しみです。
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都会で森を見る ・・・ see the forest in the city

2014-11-24 21:29:39 | art
片田さんの作品展が成城学園のギャラリーで開催中です。
空いている時間をトントンに連絡して、日曜日の午前中に一緒に行くことができました。

成城学園前はいとこがカトリック教会で結婚式を挙げて、その時に来て以来初めてで
駅が大きく様変わりして驚きました。
最近各私鉄の駅もすっかりきれいになって、以前の面影はありません。


ギャラリーに行くまでも楽しい見事な並木道です。
カメラを持ってくればよかったけど、スマホでちょっと残念です。









































































片田さんとは諏訪で一瞬お会いしただけでしたが、今回はいろいろとお話聞かせていただいて
楽しかったです。
初めてハンディがあることも知り、ご苦労を乗り越えての今ということを知りました。
諏訪ッチさんに諏訪で出会えてよかったねと思いました。人と人の出会いって不思議で素敵なことです。
今度諏訪に行くときはぜひ片田さんのテラスにお邪魔をしたいです。
たくさんの鳥さんとタヌキやキツネさんも訪ねてくるおうちです。
タヌキの家系図を見せていただいたときには、驚きました。しかもリチャードとかナタリーとか
皆名前がついているの。
お話は尽きないのですが、次の予定のため、ランチを取りに出ました。


ポストカードには猫の絵もあったので1枚加えて買って帰りました。
鳥さんと花やいろいろな色の木の実の組み合わせの絵は愛情にあふれていました。


うちのブルーも久々に撮ってみました。











Nov.23 2014 Seijyogakuenmae
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秋の午後の公園で ・・・   in the afternoon park

2014-11-22 23:55:35 | seasons



久々の公園での午後のひと時。
お弁当を買って、外でのランチです。

おばあさんが一人でぼお弁当を食べていたり、
老人がのんびりお話をしたり、親子がいたり、
恋人同士がいたり、カメラ男子がいたり
それぞれが自由に過ごしています。






























































































































Nov.15  2014
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一日の最後の輝き ・・・ the brilliance of the sunset

2014-11-21 23:59:48 | wonderland
諏訪一日旅行の最後の輝きを求めて
車は急いで見晴らし台に向かいます。

間に合った!



この瞬間に。
















































あの御嶽山












































最後は諏訪湖の見晴らしがいい公園から夜景を















とても一日で回ったとは思えない
紅葉とミントとFさんのお宅と、高原の湖、ビーナスラインから眺める山々、富士山と諏訪湖の
ツアーでした。多くの自然と出会いました。


Oct.24  2014   Suwa
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広い世界で ・・・ grand landscape

2014-11-20 20:14:39 | wonderland
都会にいると、たまには広い世界で
両手を広げたくなる。

この諏訪ツアーではいつもミクロからマクロまで
ミント・ガーデンの花から雄大な大自然まで
旅することができて嬉しいです。














































































陽が落ちていく中、もっと夕陽を追いかけて若々しい運転の諏訪ッチさんです。
Hurry Sundown というPPMの歌があったけど、夕陽よ急がないでと言いたい感じ・・


Oct.24   2014     Suwa


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道の奥の秋 ・・・ autumn in the deep mountain

2014-11-19 22:04:39 | seasons
そうそう 原村から蓼科に向かう途中に狐に出会いました。
いつもこの角の辺に現れるとの諏訪ッチさんの言葉でした。
キタキツネみたいと見たこともないのに思いました。
家族分餌をもらっていく狐の話しとか聞きながら
山道を進んで行きました。

少し暗くなった蓼科からの帰り道は鹿がいました。


世の中よ道こそなけれ思ひ入る 道の奥にも鹿ぞ鳴くなる 

奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき とか百人一首にありましたね。


百人一首には鮮やかな色彩感覚の秋の句が多かったことを思い出します。
この辺は別荘地なので、ちょっと鹿のイメージが百人一首のとは
違いますが、紅葉の錦という感じは同じですね。





















**























***

























































Oct.24  2014
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