Reflections

時のかけらたち

ハッポウタカネセンブリに会いに雲上の花園へ -2 ・・・  garden in the sky-2

2022-07-31 22:53:05 | wonderland

7月28日(2日目)

 7:00 朝食  8:30 ゴンドラ駅(標高770m)~うさぎ平(1400m)~黒菱平(1680m)~八方池山荘(1830m)
      第二ケルン(2005m)  八方池(2060m) を往復 14:00 うさぎ平テラス(昼食)

   八方ゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3つからなる八方アルペンラインの
   総延長は3,445m。標高差1,060mを一気に登り、わずか40分ほどで標高1,830mの第1ケルン・八方池山荘へアプローチできます。

 前夜豪雨のような雨が降ったのであきらめていましたが、夜明けには雨が上がってきました。雨の音を聞いて何度も目が覚めて
 しまいました。それで寝坊して友人のノックの音でスピードアップ。朝食後の鍵なくなり事件も前日の夕食後ではなく翌朝
 だったことを思い出してきました。もう記憶が定かではありません。ホテルから個人でゴンドラ乗り場まで行くので、とにかく
 時間がなくて支度に慌てました。

 何とか出発時は雨がやんでいましたが、上下レインウェアを着て出かけるようにとの指示、リュックカバーを友人から頂いて
 助かりました。 雨の時は防水のウィンドブレーカーにカッパでリュックも守ろうかと思っていました。すべて装備して、荷物は
 とりあえず全部リュックに詰め込んで両手は開くようにしました。カメラもカメラバックから出して、リュックの中に入れました。

 

ゴンドラの八方駅にホテルから歩いて行って集合。
ガイドさん2名でグループ分けがあり、12名と10名に分かれました。

 

どんどんガスってきて、うさぎ平では周りがよく見えないくらいに。

 

 

タカトウダイ

 

カライトソウ

 

視界があまりありません。

うさぎ平で4人リタイアしました。

 

ヤマホタルブクロ

 

 

シロバナホタルブクロ

 

リフトに乗り、黒菱平で降りて次のリフト乗り場まで少し歩きました。

 

黒菱平 鎌池湿原

ガイドさんからこの地形・地質の特徴を聞いて、この白馬八方ではマグネシウムの影響で花が小さくてかわいいと
いうことです。クルマユリのサイズも普通より小さいようでした。

池塘:湿原が高層湿原の段階にある時、堆積した泥炭層のなかに、水が入り込むことによって形成された池(沼)
これらの水辺はその地域に生息する生物にも貴重な水源となっている。

【八方の特殊な地質・植生の逆転現象とは!?】
特殊な【蛇紋岩】と呼ばれる地質により、黒菱平から八方池上部付近まで、本来標高2500m以上の高山でしか
見られない低木林や希少な花々が咲き、八方池上部より上になると、標高が高くなるにもかかわらずダケカンバ
林が現れます(下ノ樺・上ノ樺)。このように通常は現れないはずの低い標高に高山植物が生育し、高い標高に
ダケカンバ林が生育している逆転現象が八方尾根の特徴です。

蛇紋岩(超塩基性岩)は「かんらん岩」などの超塩基性岩が蛇紋石化によって生成したもので、紙を重ねたように
見える葉片状の部分と、塊状の部分がみられます。表面がヘビの皮の模様に似ていることから蛇紋岩と呼ばれ、
マグネシウムや鉄などを多く含む岩石です。   
水分を含むと破砕、風化しやすく粘土質となり、土壌間の結合が弱いために、地層の流動を起こしやすいのです。
また、マグネシウムの成分が植物の水分吸収能力を低下させることから、乾燥に耐えられるアカマツ林や、根の浅い
ツツジ科植物の群落になることが多く、生存競争が低いことも加わって特有の固有種が生育するなどの特徴があります。

八方アルぺンライン 八方尾根レポート Q&A より

 

 

ミヤマシシウド?  アマニュウとかいろいろウドがあってよくわかりません。

 

もう一度リフトに乗り、八方池山荘からいよいよトレッキングです。

この蛇紋岩のため、雨の日はとても滑りやすく危険になっています。雨も少し降っているためカメラも
リュックに入れたままです。それでずっとスマホ写真です。

エゾシオガマ

 

オニアザミ

 

ハクサンシャクナゲ?

 

キンコウカ

 

イワシモツケ

 

トキソウ

 

滑りやすい蛇紋岩に水たまりも・・・ 

 

オニアザミ

 

晴れていたら見渡す限りの花と山がみえたでしょう・・・

 

タテヤマウツボグサ

 

ヨツバシオガマ

 

恐いネーミングのオトギリソウ

 

イワイチョウ

 

イブキジャコウソウ

 

あざやかでかわいいクルマユリ
葉っぱが車のように出ています。

ハクサンシャジン

ガイドさんからハッポウタカネセンブリがあったよ~との声が聞こえました。
ほんとうに小さなお花でスマホでは無理。でもこの雨ではカメラを出すことができません。
次の機会を待つことにしましたが、ここのが一番いい色だったかも。

ミネウスユキソウ

今日図書館で予約した日本アルプスの高山植物図鑑が借りれたので名前がわかりました。

 

 

 

いよいよユキワリソウがたくさん見られるようになりました。

ここでやっと一眼レフを出して写真を撮りました。ハッポウタカネセンブリもたくさん
みつかりました。

雪渓の雪がとけてその周りに花が咲きだすという・・ イワイチョウやユキワリソウがたくさん・・
カメラをしまったら、まだイワイチョウがあったのに~とガイドさんに言われてしました。

 

 

初めて見る雪渓・・・ こんなところまで来たことはありません。

 

 

 

 

第二ケルンまでつきましたが、ここから先、八方池まではそれほどありませんが、さらに急になるのと
もっと急がなければならないこともあり、ここから写真を撮りながら引き返すことにしました。
雨で滑りやすく骨折の事故などもあるそうです。6名戻ることになりました。残り12名が添乗員さんと
ガイドさん一人と共に先に進みました。

 

社長というあだ名のガイドさんから丁寧な説明を聞きながら下っていきます。

 

ここにもたくさんのハッポウタカネセンブリがありましたがスマホでは残念な結果に。
少し歩いてから戻り、カメラを出して撮りましたのでご安心ください。後ほどアップします。

 

雲が晴れてきて稜線が見れないかとしばらく待ちましたが、残念でした。

 

下は少し見えるようになりました。カメラを出したままでも大丈夫な雨を感じない天気に
なっていました。

 

 

うさぎ平に戻ってきてテラスでやっとランチ。1時ころになっていました。

おにぎり弁当が朝配られていました。

 

リンゴのソフトクリームがすっぱくて気持ちがよかったです。
これで生き返った感じです。

かなり注意して歩きましたが、一度前に転びました。スライディングしたように倒れたので
どこも打たず無事でした。カメラはちょっとどこか打った音がしましたが大丈夫でした。カメラを
体にぴったりつけていなかったのでよかったです。また、八方池山荘に降りてくる直前の小石の
下り道が特に滑りやすくて細心の注意が必要でした。

 

最後にうさぎ平で証拠写真。

 

ここ白馬は1998年の長野オリンピックで大回転やジャンプの舞台になった場所です。まだオリンピックの
看板が出ています。
大回転の斜面も見えますが、ガイドさんのお話だと残す自然はジャンプ競技場にして空を飛ばして守ったという
ことでした。新幹線をそのために通したあのオリンピックからもうこんなに経っていたのですね。

 

ゴンドラに乗るまで一回りしているうちにまた降ってきました。
後続組は1時間遅れて到着して、2時のランチ。私たちはゆったりして、
後は自由にゴンドラに乗って宿に戻るだけです。

 

下の方が晴れていました。

 

ふもとでもきれいな花が咲いていました。

 

 

 

ホテルの目の前に諏訪神社があり、翌朝見ることにしました。

食事まで部屋でボーっとしていました。膝がガクガク・・・

食後ロビーで自動販売機のコーヒーを飲んだのですが、ぼんやりしてカップをセットしないで
押してしまって、コーヒーを先に飲んでいたご夫婦にカップ、カップと叫ばれてなんとか
間に合ってセットしました。カップが出てくる自販機もありぼーっとしていたのでしょうね。

そのあと1時間くらいたって、また温泉に入って割とすぐ寝てしまいました。すごく早く。

前日はニュースだけ見ておこうと思ってTVをつけたのですが、円安により日本の不動産が外国人に
人気だったり、日本の労働力も買われているという番組にちょっと心配な日本ですが、今まで
競争がなかったのが問題なのかと。日本人の労働力は質が高いうえに安いとか・・ 賃金もこんなに
上がらない国って珍しいそうです。 現実の喧騒からしばし離れていたい大切な時間でしたが、
やっぱり気になることはたくさんあります。

 

July  27  2022    Happo-One,  Hakuba

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハッポウタカネセンブリに会いに雲上の花園へ -1 ・・・  garden in the sky-1

2022-07-30 23:59:45 | wonderland

私にとって初めての雲上の花園へのトレッキングです。

安全を考えてハイキング初級者のコースのツアーに参加しました。メインは中日の白馬八方尾根ハイキング。
初日は白馬五竜高山植物園、最終日は栂池自然園と岩岳マウンテンリゾート。他の人に迷惑をかけてしまうので
一人で参加の予定でしたが、それを知った花友達がご一緒してくださり、心強い旅となりました。

雨の装備をつけて歩くのも初めてだったし、リュックの使い方から、ステッキのつきかた、リュックの使い方
ハイキングの歩幅など添乗員の方やガイドさん、友人にたくさん教えていただきました。
特にツアーのいいところはネイチャーガイドさんがついてくれるところです。安全を考えるとゆっくり写真を
撮るより、ついていくことも考えなくてはいけないので、充分写真は撮れませんが、自然を満喫して
安全に移動することが第一です。

神様、宇宙はなんてたくさんの美しい植物を作ったのか感動の夢のような時間でした。まだまだ花の名前や
写真が整理できませんが、とにかく初めての本格的トレッキングツアーの概略だけ載せておくことにしました。
緑の中にあざやかな色の高山植物の群生、雨に洗われてさらに美しかったのか、私の目も洗われたようでした。

最初にタイムラインでスマホの写真で載せてから、あとで一眼レフの写真を花の名前も整理してまとめることにしました。
雨が降ったりやんだりだったので、カメラを出せない時もあり、今回はスマホとの使い分けができず、スマホでしか
撮れない場所もありました。

72歳、初めての北アルプストレッキング。
今年は前半、事故・病気で丹後行きプロジェクトが挫折して、山歩きへの挑戦となりました。
とにかくハッポウタカネセンブリを見たくて、時期を選んで参加しました。
後から白馬には日本の高山植物の半分を見れるくらい豊富だとういうことを知りました。

行く前からずっと天気予報をチェックしていましたが、3日間とも雨のマークがどこかに入っていて
雨覚悟の準備をして出かけました。

 

持ち物:雨がっぱ(ビニールの旅行用) 防水のウインド・ブレーカー 速乾性のTシャツ、換えズボン、雨用ズボンカバー
    行動食(マドレーヌや塩飴、のど飴、チョコレート菓子など)水 ステッキ、帽子 長袖シャツ 虫よけスプレー
    日焼け止め等 ザックカバーは行ってから友達にいただき大変助かりました。
    他は通常の旅行に持って行く下着や化粧品、薬類、カメラ、充電器類

 

白馬五竜、八方尾根、栂池、岩岳への旅(7月26日~28日)

7月26日(第1日目)
  8:30 新宿駅集合 9:00発 あずさ9号 11:39 松本駅着 バスで五竜高山植物園へ ゴンドラとリフト使用 14:00~16:00散策
  参加者:22名

  朝おにぎりのお弁当を作って、少し早めに出たのになんと乗った電車で緊急停止ボタンを押した人がいて、新宿駅目の前で
  停止。そして一瞬電気も消える。エアコンも止まるので最悪。停止ボタンを押さなくてもすぐ着くのに、結局10分くらい遅れて
  新宿駅について気分の悪くなった乗客は無事保護されたそうです。

  松本に着く直前にお弁当を食べて、松本からバスで白馬に向かいます。

 

 

今は亡き友とサイトウキネンオーケストラのフェスティバルに行ったときから久しぶりの
松本駅です。今ではオザワに変わっています。

朝、家を出る時は雨が降っていたので、カッパを着て、傘をさして駅に向かいましたが、
松本では何とか雨は上がっているようでした。

旅行に行くと、この日本の田園風景が目に鮮やかで、この風景を見るのがいつも楽しみです。

青木湖を過ぎて五竜に向かいます。

 

ここからゴンドラに乗って上がって行きます。

 

この白馬五竜高山植物園には北アルプスの花だけでなく、ヒマラヤの花も見ることができます。
ちょうどヒマラヤの青いケシも咲いていました。もうシーズンも終わりのようでした。
今回は八方で見たかったハッポウタケンセンブリの開花時期に合わせました。

 

 

キバナノヤマオダマキ


シモツケソウ

ヤナギラン

下にリフト乗り場が見えます。

 

白い花はハナチダケサシ?
トリアシショウマかと思っていましたが・・ トリアシショウマとヤマブキショウマも似ているし・・

タマガワホトトギス

 

ハナチダケサシとヒオウギアヤメ

 

ササユリ
ほんのりピンクで美しいユリの花です。

 

ここからリフトに乗って上から下りながら花を見ることにしました。
足元にはたくさんのクガイソウやハナチダケサシなど咲いていて、スキー以外では初めてのリフト体験です。
リュックを前抱きにします。

リフトを降りて、雲が少し上がって行き、周りの山々を見ることができました。

 

 

 

キンコウカ

 

 

 

 

タカネナデシコ

 

不明

 

大好きなハクサンフウロ

 

五竜高山植物園には驚く量のコマクサが咲いていました。園内に12万株のコマクサがあるそうです。

 

 

 

白花もありました。


シコタンソウ

 

チシマギキョウ

 

 

 

再びテレキャビンに乗り、下界へ。

 

 

宿はここからバスでそれほどかからないで着きました。
途中グレードアップしたホテルを選んだ人たちを降ろして一般はその少し先のホテルへ。
ツアーコンダクターの方がまぁスキーのホテルですから期待しないでくださいとの
アナウンス。でも一生懸命やっていますからと・・

豪華ではないけれど、普通においしい夕食とビールで乾杯。歩いた後のビール最高です。
6時の夕食で、8時頃温泉に入り、お肌もすべすべ。露天風呂が熱くて気持ちがよかったです。
たくさんかいた汗を流してさっぱり。

温泉から出たあと、彼女はビール、私はジュースを持って彼女の部屋で少しのんびりとお話してから
部屋に戻り、早めに眠くなって寝ました。家では信じられない時間です。
私が最初に個室を取っていたので、彼女の部屋も個室にしておいて良かったです。コロナの急速な拡大で
リスクはできるだけ避けたいところです。

そういえば、この晩、またやらかしてしまいました。 鍵を夕食のテーブルに忘れたと思い、探しに行ったら
今度はお財布をそこに忘れてきてしまいました。なんと鍵は小脇にしっかりとはさんでいたのでした。
あわてて今度はお財布を取りに戻ったら、添乗員さんがまだ食堂に残っていて、笑いながらこれですか?
と渡してくれました。友人とも自分で持っているのにどこでしょうなんて聞くのよね~なんて笑い話を
していたところでした。お財布は登山用にスリムなものを前日買ったばかりのものでした。

 

July 26  2022  Hakuba Goryu Alpine Botanical Gardem

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」 ・・・ José Alberto Mujica Cordano

2022-07-25 21:59:47 | movie

コロナが流行り始めの頃、映画館で予告を見た日本人の監督のドキュメンタリー「ムヒカ 世界でいちばん貧しい
大統領から日本人へ」を見たかったのですが、そのころは映画館が営業停止になり、やっと今頃見るチャンスがありました。
お試し会員になったTSUTAYA Discasで借りようと思ったら、日本の作品はなく、他にドキュメンタリーがあったのでそちらを
借りて見ました。近くにTSUTAYAのレンタルショップがなくなり、ネットで借りて期限がないことが追われなくていいかとも
思いました。しかし2枚ごとに発送して偶数になるまで発送されません。リストに見たいものを書いておけば、返却と入れ替えに
次のを送るというシステムです。返却も送られてきた封筒に入れてポストに入れるだけです。まぁイタリア映画祭でやった見たい
映画などはほとんどありません。数カ月でやめる予定ですが。

しかしこのチョイスがすごくよかったことが見たあとみつけた二つの映画の比較でわかりました。
しかも監督がアンダーグラウンドのクリストリッツァ監督。ユーゴスラビアの歴史を比喩的に描いた映画を
見たのはウクライナ以前。現実にそれが蘇るなんて。

ホセ・ムヒカ元大統領ドキュメンタリー映画日本と海外2作品、感想と比較

 

『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』予告編

 

監督エミール・クストリッツァ 製作ウーゴ・シグマン

「アンダーグラウンド」の名匠エミール・クストリッツァ監督が、南米ウルグアイの第40代大統領で、質素な暮らし
ぶりから「世界で最も貧しい大統領」とも称されたホセ・ムヒカを捉えたドキュメンタリー。収入の大半を貧しい
人々のために寄付し、質素でありながらも心豊かな暮らしを実践してきたムヒカ。国民のより良い生活のために
自己犠牲をいとわず、予想外の政策を打ち出す彼の姿に、「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と直感した
クストリッツァ監督は、2014年から撮影を開始。大統領の任期が満了する感動の瞬間までをカメラに収めた。
極貧家庭に育ち、左翼ゲリラとして権力と戦い、13年に及ぶ勾留生活を経て、大統領として国民に愛されたムヒカの
波乱万丈な人生を追う。

2018年製作/74分/G/アルゼンチン・ウルグアイ・セルビア合作
原題:El Pepe, Una Vida Suprema
配給:アルバトロス・フィルム

 

たぶんこちらの映画の方が生々しく現実を描いていると思います。そしてその中にも愛と闘争が描かれている。
タンゴの曲に合わせて、描きあげて行くのはさすがクリストリッツァ監督です。ドキュメンタリーを作品としても
素晴らしいものに仕上げている。聞き手にもなっていたのは見終わって知りました。

これだけの酷い経験をしてきた人とは思えない、穏やかな笑顔です。

10年以上にわたる投獄の経験についてすべてはあの孤独な年月のおかげだと語るムヒカ前大統領。
あの敵意に満ちた過酷な環境がなかったら、今の私たちは存在しない。
こんないい方は酷かもしれないが、人は好事や成功よりも、苦痛や逆行からより多くを学ぶものた。

タンゴについて
郷愁そのもの。何を手に入れ、何を失ったか、人生の喪失を知る者のための音楽。いくつかの挫折を
知った後に好きになる音楽だ。

花を育てて
育てるには気遣いがいる。頭を使う。
植物は感覚を持っている。そのサインを受け取る。

資本主義
労働によってではなく、金を得るシステム


その中にもずっと尾を引いているウクライナのことが出てきます。
アメリカ、ヨーロッパ(NATO)、ウクライナ、ロシアの関係。

アメリカの影響をすごく警戒しているようにも思えました。

 

文化の重要性
よりよい社会を作るための土台
人類に必要なのは
命を愛するための投資
全人類のためにすることは山とある。(水や食料、教育の問題など)

社会主義への道も簡単ではないことも語っていました。

一番心に残ったのは
世界中で1分間に200万ドルが軍事予算に使われています。しかし、これが最悪なのではありません。
最悪なのは、こういった方向性を止めることができないことです。もっとも重要なことは勝利すること
ではありません。人生でもっとも重要なことは「歩く」ということです。歩き続けることです。
これは何を意味するか? すなわち転ぶたびに起き上がる。それから、また新たに何かを始める勇気を持つ。
何かに打ち負かされたときに、また立ち上がる、ということです。

国連でのスピーチや来日した時の新聞記事はどこかにとってありますが、そのころ心に残っていたのは
お金を使うということは自分のそれを得るために使った時間を使うことだという意味の言葉でした。

 

参考)

「南米の大統領」となったムヒカ大統領の新スピーチ全文

感動したムヒカさんの言葉

 

この軍事費の消費、食糧難や衛生面で命が危険にさらされている時代にこそ、ムヒカの言葉に耳を傾ける時ではないかと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サガミランに間に合った!@水生植物園 ・・・ orchid in the wild

2022-07-24 21:54:11 | nature

7月21日

水生植物園に行く前に寄った野草園の蘭から載せます。
鉢植えですが、とてもきれいでした。

 

 

 

 

ケイビラン

 

フウラン

 

 

 

野草園の外側に咲いていた花たち

 

ナツヅイセンが開いていました。

 

 

 

ひまわりが暑さに輝いていました。

 

ここから水生植物園に向かいます。

途中蕎麦が植えてある場所を通ります。

 

 

水生植物園に着きました。夏草がたくさん茂っていました。

 

 

ユウゲショウ

 

 

いつもここでお弁当
今回は鶯がきれいな声で鳴いていてくれました。
贅沢なランチタイムです。

 

新宿駅で乗り換える時にデパ地下で腰塚のコーンビーフサンドイッチを買って乗りました。

 

 

 

 

 

ハンゲショウ

ミゾハギ

コウホネ

 

キツネノボタン

 

 

少し上の方に行くと、サガミランが咲いている場所があります。
最後のサガミランに間に合いました。あと一株つぼみがありました。

 

枯れかかっていて残念でしたが、見れただけでもよかった。

 

 

 

ヤブラン

ホタルブクロ

 

蕎麦の花がたくさん・・・

ワルナスビ

 

 

蝶々だって暑くてのどが渇きます。

いつもだったら多様性植物センターまで回るのですが、暑いし無理をしないで
深大寺前からちょうど来ていたバスに飛び乗って帰りました。

 

July 21  2022  Chofu

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クサアジサイを見に調布野草園へ ・・・ Cardiandra alternifolia in Chofu Wildflowers Garden

2022-07-23 23:34:59 | seasons

7月21日

なんと今年になって初めて行く野草園。野草園は冬の間休園して、春から開園する私のお気に入りの植物園ですが
骨折や手術でなかなか行くことができませんでした。

クサアジサイがまだ咲いているようなので、久しぶりに野草園の花を見に行きました。目的は水生植物園の
サガミランですがその前に。まだ花が残っているといいけれど・・・
連日の猛暑記録とコロナ感染記録で様子を見ていたのだけれど、この日は気温が少し下がり、白馬に行く前に
カメラバックを腰につけてどうやって使うかを検証(シミュレーション)しに行きました。撮らない時は両手が
空くので楽です。

とにかくコロナ感染者記録更新で、コロナ自体が変容してきているので、当初の人工呼吸器エクモが必要な
時とは違うので対処の仕方も変わってくると思います。過度に気にする人と全く気にしない人がいるのが
問題とTVのコメンテーターがコメントしていました。行動制限は自分でかけるしかないので、よく考えて
行動しなければなりません。まだまだマスクは必要だし、外での飲食は控えた方がよさそうです。

 

 

 

クサアジサイはコアジサイと共に好きなあじさいの一つです。

 

ウバユリ

 

ギンバイソウ

 

 

ニガクサ (シソ科)

 

キレンゲショウマ はいつもつぼみしか見たことがありません。
咲くまでにずいぶん時間がかかるようです。今年は咲いたところを見てみたい。
写真で見るとレンゲショウマとは違う形の花です。

ハグロソウ

 

ヤブミョウガ

 

 

ミズヒキ

 

メハジキ

 

 

 

ツユクサ

 

シナノアキギリ

 

ミゾハギ

 

キンミズヒキ

 

フジバカマ シジミチョウ

 

セミの抜け殻コレクション

 

カメラ目線のモンキチョウでした。

ママコノシリヌグイ

 

カリガネソウ

 

 

ナツズイセンみたい・・

 

ヒメヒオウギズイセン

 

モンシロチョウ

ダイコンソウ オトギリソウとは違うみたい・・・

 

 

コマツナギにシジミチョウ

 

昨日トントンから電話をもらって、山歩きのカメラは危険なので気を付けてとの忠告をもらいました。
私も転んだらこれカメラ壊れるなと思ったのですが、転んだり滑落すると命にかかわることを知りました。
それで腰に固定するベルトはつけずに首からかけるショルダーみたいにして自由に動くようにして使った方が
いいと思いました。固定すると足元も見えにくいので、やはり横に流してかけることにしました。
忠告ありがとう

 

 

July 21  2022  Chofu

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小石川後楽園の蓮の花と睡蓮、レンゲショウマ ・・・ summer flowers in Koishikawa Korakuen

2022-07-21 23:54:23 | seasons

7月17日

古代蓮を見たい思いもあるのですが、行田に行くにはちょっと遠すぎるとしばらく思っていました。
カメラを持って八方にハイキングにちょうどいいNorth Faceのカメラケースを買おうと思っていたので、大きさを試すため
カメラを持って出かけることにしました。それでついでに小石川後楽園に見たかった蓮の花を見ることにしました。

この日は朝いつもより1時間早く開園するのですが、11時頃到着。蓮池にはたくさんの花が咲いていました。カメラレンズは
マクロをつけて使う予定なので、望遠はおいてきました。

 

 

 

 

 

 

 

こんな夏日は水を見ているだけで涼しいい。

 

最近この場所が定位置の鴨。

 

ツユクサも涼し気・・・

 

 

亀たちもけだるげに見えるのだけど暑くないのかしら?

 

こんなところにキキョウの花・・

 

こちらも涼し気・・・

 

内庭に咲いている睡蓮を見に奥まで行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑の木陰を通り、再び下に降りて行きます。大泉水には大きなカメラのカワセミ撮影軍団がいて、
出待ちしていました。

 

 

レンゲショウマが一輪だけ咲いていました。

 

 

 

最近きがついたマンリョウの花。

 

 

 

 

 

 

一回りして、行きに涵徳亭でお願いしていたお弁当を取って、蓮池の前でランチ。
涵徳亭はリニューアルした時に業者が変わり魅力がなくなりました。ここでは以前外国人もお箸を使って
おいしそうに和食を食べていました。お弁当もとてもおいしかったのに。

 

 

この木の下にカメラ教室の人たちが集まっていました。
私も聞きたかった。丸ボケの作り方をやっていたのかな?

入り口の鉢植えのフウセンカズラ

 

 

 

 

帰りは池袋に回るので丸の内線の後楽園駅まで行きます。
ちょうど巨人戦が行われるのかたくさんの人たちが来ていました。

 

夏の花、目白押しです。

 

 

July 17  2022  Korakuen

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝ヨガから始まるいい時間・・・ good day starting with early morning yoga

2022-07-20 23:57:03 | a day in the life

7月16日

目黒のヨガ、トライアル2回目。

朝8時半からのヨガに参加。また運がいいことにマンツーマンになりました。
ゆっくりでも汗だくになる運動です。次のレッスンはアクティブヨガですが前のスタジオの方が
来ていました。

池袋での最後のレッスンで原先生と。前列右から2番目の方です。どことなくChaeさんと似ている明るい方です。
先生のインスタより。

新しい、先生たちが創設したスタジオでは、正しい姿勢はどこと伸ばすのかとか、きめ細かいレッスンで大きな
スクールよりずっといいです。大きな組織よりずっと先生方の自由が利きます。組織には制約が多いものです。
用賀でのヨガと言い、今までより数倍いい内容です。

このころはしきりに主人のことが思い出されて。新しいヨガスクールに向かって白金方向に歩いて行けば
少し広めの路地を眺めれば彼が最後に過ごした白金高輪のホームを思い出されました。

8時半の朝ヨガが終わって、自然教育園にコーヒーでも買って持って行こうかと思ったら、まだ朝早くて
あいているお店が少なく、自然教育園より先にもあったかと思いずっと歩いて行きました。ドーナッツ屋さんとか
確かいろいろあったはず・・ そうしたら割と近くにコーヒーをやっているお店がありました。チョコレート屋さん
でモーニングをやっていたので、コーヒーとアップルパイを頼み、お店でいただきました。

 

 

このお店はシンガポールのチョコレート屋さんでした。

 

一休みしてから、自然教育園の中を一回り。
雨あがりの公園はなんて美しいのでしょう。

ミズヒキ

 

ダイコンソウ

 

初めて見るマンリョウの花

 

雨上がりの道はまるで軽井沢にでもいるようでした。緑の香りがすごくして・・・

ソクズ

 

 

 

チダケサシ

 

 

イヌヌマトラノオ

 

 

ミゾハギ

 

カワラナデシコ

 

真っ赤なショウジョウトンボ

前日までの雨で沼の水もあふれる寸前。

ヤマユリの季節も始まっていました。

 

オオバギボウシ?

 

ナワシロイチゴ

 

 

 

タケニグサ

 

橋ももう少しで沈んでしまいそう・・・ こんなに降った雨を見たことがありません。

 

ノカンゾウ

カラタチバナの花・・ こちらも今まで実しか見たことがありませんでした。

 

ヤブラン

 

 

モミジガサ

 

ミズタマソウ

一眼レフを持って来るのだったと後悔してしまった自然教育園の雨に洗われた植物たち。


久しぶりに池田に寄ってから帰ろうと思いました。行く途中見た紫陽花の花が雨に濡れて
生き返っていました。

 

 

ほんとうに久しぶりの「池田」何年振りかと言った感じ・・・

相変わらず池田らしいディスプレイです。

 

すてきな帯は雲かと思ったら波だそうです。

いかにも池田らしいコーディネートです。お母さまの後をしっかり受け継いでいらっしゃいますね。

由紀子さんとも久しぶりにお話ししました。いつもすてきなものを見せていただけます。いつも商売には
向いていないと話されるのですが、和服の競りの場所でもやっと少し慣れてきましたねと言われたとのこと。
今度本を出されるとのことです。安心感のあるお店です。同じく久しぶりに来た先客がいて、娘さんの
浴衣と本人の着物を合わせていて、本当に素敵でした。粋と言うか他では見ないような大胆なお着物で
呉服屋さんのおかみさんが着ていた着物とか・・ ほかに紫根で染めた着物も素敵でした。

浴衣の反物やリサイクル品もあって、思わず浴衣地でプルオーバーを作る安本さんのために写メしようと
思ったら、自然教育園でたくさん撮ってしまったのかバッテリー切れでした。

 

July 16  2022  Shirokane

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シェイクスピアの庭(追記あり) ・・・ All is True

2022-07-18 23:59:52 | movie

先週の金曜日(7月15日)にTSUTAYA DISCAS で借りていてしばらくほっておいたDVDを見ることができました。
時間がある時はボビンレースの練習をしているのですが、この日は映画を見る時間を作りました。

いい意味で私の期待を裏切ってくれた映画。タイトルが「シェイクスピアの庭」の日本語の題がインプットされていたので
人生の最後に訪れた安らぎの時間でもっとほんわかした映画だと思っていたのですが、英文のタイトル”All is True "で知らされる
ように、まるでミステリー(サスペンス?)を見るドキドキ感があります。事実をもとにケネス・ブラナーのイマジネーション
で組み立てたシェイクスピア晩年の物語です。

長い間ほったらかしにしていた家族のもとにグローブ座の火災をきっかけに筆を折ったシェイクスピアが帰ることが
この物語の始まりです。途中に会う物語を完結してほしいという男の子は彼の心の中にずっと住んでいた幼くして亡くなった
息子です。

文字の読み書きができない娘が作った詩を息子が書き留める。男の子は学校へ行き、女の子は台所仕事。女性は子供を産んで
育てるだけと考えられていた時代。息子を失い、娘の価値に気づくシェイクスピア。
それが決して過去のものとは思えない今もまだまだ男女差別が残る世の中。息子の死の謎解き・・ 過去のシェイクスピアが
あこがれたよき理解者である伯爵とのスリリングな場面。シェイクスピアの愛にたいして、シェイクスピアのソネットで返す場面。

娘たちのスキャンダルも事実として残っているもので、遺産相続の心配や、妻との溝を埋める努力・・ まだ舞台の価値を
認めようとしない人々・・・いろいろなものに取り囲まれて、庭造りを進めて行く中にやっと訪れる家族の愛の復活。

映画『シェイクスピアの庭』予告編

DVDの付録でケネス・ブラナーのインタヴューがありとても面白かったです。彼の歯切れのいい英語も聞き取りやすく・・
私はアイルランド出身の監督が好きなのですね。ケン・ローチとか・・・

長い間見たいと思っていた映画が家で見ることができてよかったです。本当は劇場で見たかったけれどね。予告編を劇場で
見たあとコロナが流行り、劇場は閉鎖されこの映画を見る機会を失いました。

スタッフ

監督/製作 :ケネス・ブラナー
脚本 :ベン・エルトン
製作総指揮 :ジュディ・ホフランド
撮影 :ザック・ニコルソン
衣装デザイン :マイケル・オコナー
音楽 :パトリック・ドイル

キャスト

ウィリアム・シェイクスピア :ケネス・ブラナー
アン・シェイクスピア :ジュディ・デンチ
サウサンプトン伯 :イアン・マッケラン
ジュディス・シェイクスピア :キャスリン・ワイルダー
スザンナ・ホール :リディア・ウィルソン
ジョン・ホール :ハドリー・フレイザー
トム・クワイニー :ジャック・コルグレイヴ・ハースト

ろうそくの光だけで撮影した映像も素敵でした。ケネス・ブラナーは他の撮影と違って周りが全然見えなかった
ので神秘的な経験だったと話していました。まるで実際に起こったことのように?
サウサンプトン伯とのシーンはソネットから想像してこんなことがあったのも知れないとシェイクスピアの人生の
一つの仮説を引き出しました。

亡くなった息子が出てきてお別れを言う場面ではあのテンペストの最後のセリフ、最近カントロフの演奏を聴いて
いて思い出した私の大好きなフレーズが出てきました。

あのシェイクスピアの人生なんて考えたこともなかった。人生を知り尽くしたような言葉の魔術師。
実際の人生は困難なものだったのですね。問題はたくさんありますが、最後に訪れた平安にほっとしました。

 

心に残ったセリフ

私は想像の世界にいすぎた。何が現実であるのか、真実であるのか見失っている。
I have lived so long in imaginary world and I think  I lost sight of what is real, what is true.

魂の地をとこまでも航海できる人。

創造の源は自分自身。まずは自分自身と話し、内面を知ること。
自分の魂の中にあるもの、人間性を。

シェイクスピアは誕生日に亡くなったという。葬儀の場面で読まれた詩。

『シンベリン』より
Fear no more the heat o' th' sun
Nor the furious winter's rages;

Thou thy worldly task hast done,
Home art gone, and ta'en thy wages.
Golden lads and girls all must,
As chimney-sweepers, come to dust.

恐るるな 夏の暑さも
吹きすさぶ 冬の嵐も
汝いま この世のつとめを
 なし終えて 家路につきぬ
尊きも 卑しきもみな
みまかれば 塵と化すのみ。

『シンベリン』第四幕第二場

 

ケネス・ブラナーのハムレットはTVで放映されていたのを少し見た記憶がありますが、他のヘンリー5世や最近の
ベルファストを見てみようかと思いました。

 

追記)
ケネス・ブラナーのインタビューをもう一度見てみました。
シェイクスピアとソネットを捧げたサウサンプトン伯との関係についてこんな風に語っていました。

愛していると言えないが、彼のソネットを持って答えたサウサンプトン伯。
相手の才能を高く評価できる人は、ある意味では特別な存在でもある。

またインタビューの最後にシェイクスピアの作品で最も好きな作品との質問には明言せず、晩年の
作品について語りました。

「シェイクスピアの庭」で最も影響を受けたのは「冬物語」。
晩年の作品はロマンスやフェアリーテイルが多いが、ある種の繊細なやさしさがある。不幸な出来事に
対して思いやりを持って対処した。
人生をおとぎ話としては描いていない。彼は非常に温情深く、美しく厄介なもの(beautifully messy)
として人生を描いた。
彼の晩年の作品には寛大さが現れ、何とかして幸せをつかもうとして、可能な限りの和解や償い行おうと
している。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れの芭蕉布の世界に触れる ・・・ touching the world of Bashofu

2022-07-17 23:53:02 | art

7月14日

今年一番見たい展覧会だった芭蕉布展に着物が好きな友人と行ってきました。
雨続きの日でその日も最初は少し持つかと思いましたが、家を出るころには降り始めました。
浴衣と麻帯、カレンブロッソの草履で万全でしたが、六本木1丁目に着いた頃はかなり降っていたので
行きの最寄り駅まででも細かい雨でもしっとり濡れたこともあり、タクシーを使って行きました。

芭蕉布や志村ふくみさんや民藝の人たち木工の黒田辰秋など母が読んでいた「婦人之友」で中学生の頃
知りました。そのころから芭蕉布は憧れでした。越後上布とか薄い布にはひかれましたね。その展覧会が
あるというので、とても楽しみにしていました。

 

 

大倉集古館「芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事-」

 

写真がたくさん掲載されいるURLにリンクを貼りました。

芭蕉布ー人間国宝・平良敏子と喜如嘉手仕事
特別展「芭蕉布─人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事─」大倉集古館で、沖縄の織物・芭蕉布の世界を紹介
特別展 芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事 & 美の追求と継承ー丸紅コレクションのきもの


色が落ち着いていて美しく、見入ってしまいました。 絣のサンプルもたくさん見ることができました。
とても手の届くものではありませんが、着てみたくなる芭蕉布でした。芭蕉布でなくてもいいから琉球絣が
欲しくなってしまいました。

ゆっくり会場を回り、地下ではビデオもやっていて、芭蕉布の工程などがわかるようになっていました。
織はどの織でもとんでもない工程がかかるもので、特に消えゆく芭蕉布を復活させた平良さん達の仕事には
未来につなぐことができた日本の素晴らしい伝統工芸のために感謝の気持ちでいっぱいです。一つ一つの織や
模様に作者の情熱を感じられる展覧会でした。

雨の中、ファンが多いのか和服で一人で見に来ている方もちらほら見受けられる展覧会でした。

大倉集古館は初めて来ましたが、規模感と言い、この展覧会にはふさわしく感じられました。

 

 

建てなおされたホテル・オークラの入り口にある美術館です。

2階のベランダだけ撮影OK

 

 

 

 

 

 

ご一緒したA子さんとアルさんとホテル・オークラのロビーで。
A子さんは沖縄の現代作家の帯で、アルさんは石垣島で買った赤い色の帯と
バックがかわいかったです。

オークラは建て替え残念でしたが、ロビーの反対側は昔のイメージが残っていました。

コーヒーが飲みたかったので、結局ケーキと合わせました。展覧会のチケットをお茶とセット券にすればよかった・・
入場券は着物割を取りました。

コーヒーがおいしかったです。お二人はユーミンが好きだというピーチメルバでした。
久しぶりにお会いして、石垣島の話や新潟のトリエンナーレのお話などお聞きして、日本の将来に至るまで
話は尽きませんでした。

今日のコーディネイト

雨なので
有松絞の浴衣を着物風に
帯は栗山工房のリサイクル
帯締めは自分で編んだもの

浴衣は気楽に着れるのですが、帯は結構大変で変になっても時間がなくて結びなおさず、雨がひどくなった時用の
コートを入れて、おかしくなったらコートを着て帰ろうと思いました。まだまだうまく着れません。

 

〈特別展〉芭蕉布―人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事―

July 14   2022  Roppongi 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選挙の後はウズベキスタン ・・・ Uzbek food after voting

2022-07-16 12:59:11 | dish

7月10日

1週間前はとてもいい天気で、今は気候も荒れて梅雨が戻ってきたような感じです。

選挙に行く途中も、夏を感じさせるタチアオイが元気に咲いていました。



参院選投票会場の娘が通っていた小学校で百合の花がきれいに咲いていました。

日本の今後は問題が山積み、防衛問題、地球の環境問題、男女格差 etc. 党を超えて一丸となって
行かないと立ち向かえないような事態だけれど・・・ 今でも影響を持つ安倍氏銃撃事件が与党を
有利にしたとの意見も・・  それにしても最も効果的に統一教会の今だに変わらない忘れていた
実態を世に表した結果となりました。献金をさせる宗教はオレオレ詐欺よりたちが悪い詐欺。

投票の後は駅の近くにあるウズベキスタンに行ってランチ。お店の名前はサマルカンド・テラス。
ほとんどお客さんは外国人でウズベキスタンにいるみたい。

 

 

 

 

 

 

 

麺のセットにしました。ウズベキスタンの味は初めて。
スパイスも食べやすかったです。

 

 

 

ほんとうにエスニックの街です。この雑多感が好きになってきました。

 

July 10   2022  Takadanobaba

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする