軽井沢は雪はあまり降らないのですが、冬は寒いので有名です。
いつだったかTVのインタビューで地元の人は冬は地獄だわと話していました。光熱費が激増です。
水道管を温める設備が必要で、それで別荘だとそこまでしていないところも多く、水を抜いて、冬は使用しない
ようにしているようです。いとこ達も仕事の収入は冬は薪代と電気代に消えるとか・・・ 新しく自分で切った
薪は乾かして干さないと使えないので、まだ今年使える自分で準備した薪はまだありません。
薪の原料である木はその生長過程でCO2を吸収しているので、 薪のCO2排出量はプラスマイナス0 で
エコな材料だということですが、コストはかかるとのことです。彼女たちもこの優しい暖かさが
好きで、定住する時はすぐ薪ストーブを取り入れることにしたそうです。それまでは大きな北海道で
使いそうなストーブで、ふつう別荘にはそのタイプのストーブが入っています。以前は秋口にも
よく使っていたことがありました。
いとこ達はせっかく軽井沢で暮らしているのにウィークデーは仕事でゆっくり自然を楽しむ時間がありません。
彼女たちにとっては軽井沢も日常生活です。
貴重な休日を一緒に過ごさせていただきました。天気も良く、鳥たちもリスも大サービスだったとのこと。
2日目もベランダで、リスや鳥たちを見て、この日は発地市庭という新しい農産物の直売所に行ってから
娘が行きたがっていた旧軽井沢の街を歩いて、夕方遅い新幹線で帰りました。連休最終日は満席で
この季節、中国人観光客が減ったとはいえ、星野温泉などは一番混んでいました。
朝食後、ベランダから見ていると鳥たちがたくさんやってきました。
娘は寒いところには行きたくないと言っていたのですが、冬の軽井沢に来ることになり、なんとミラーレスの
望遠レンズまで増えていました。自然に興味を持ってくれたことはうれしいことです。
アトリ
とてもシックな色合いの鳥。今回間近に見れて嬉しかったです。
シロハラはいつも単独行動。
ヤマガラは人懐っこい鳥で、結構近くで平気でエサを取って行きます。
木の上で、ひまわりの種を枝にコンコン打ちつけて殻を取っていました。
リスちゃんは今回は2匹で来て、追いかけっこをしたりしていましたが、枝を移動するとき、ペロペロして樹液でも
なめているような感じでした。いとこは樹木のつららを食べていたのを見たとのことでした。
食後に水源地の近くの小川まで散歩しました。
シメとか、エナガ、青ゲラなどがいたようでしたが、私が見れたのはエナガだけでした。
帰ったら、またベランダの鳥を見ていました。
意外ときれいだったカワラヒワ。
コガラはかわいくて、東京ではなかなか見れない鳥です。
やっとゴジュウカラが近くに来てくれましたが、一瞬でした。おしゃれな鳥です。
アトリ
カワラヒワはたくさんでやってきますが、よくケンカをしていました。 個体差もありますが、
群れている鳥には何か序列のようなものがあるのではと言う話です。
シジュウカラの背中の黄色がきれいな色でした。
今回はカワラヒワの色のカラフルさを発見しました。飛んでいると羽の裏がきれいなのですが・・
ランチにはストーブのオーブンで野菜がたくさん乗ったピザを焼いてくれました。
二人とも山登りを若い頃やっていて、ダッチオーブンでの料理にも慣れていたようです。
今軽井沢でアウトドア的な暮らしを楽しんでいます。
昼食後、比較的新しくできた軽井沢の農産物を売っている発地市庭に行きましたが、広々とした休耕田に
建っていました。ここはヨシキリやノビタキがいる場所で、いとこのご主人がノスリでも来ないかな~
と言っていたらノスリが電線に止まって、飛び立って行きました。
とてもラッキーでした。広々とした空を遠くに飛んで行きました。
旧軽井沢の町はお店も半分は閉まっていて、人影もまばらでしたが、寂しい感じではありませんでした。
今までは行ったことのない雑貨店を覗いて、きれいなドライフラワーとか見ましたが、店内はシャンソンがかかっていて、
ちょっと別の世界でした。いとこはおいしそうなバケットを調達していました。ジョン・レノンのよく行っていた
フランス・ベーカリーで。
フキノトウが庭に出ていたので、少しもらって帰って、家で蕗味噌を作りました。
後は発地市庭で茸のセットと軽井沢いんげん、トマト、長葱を買って帰りました。きのこはパスタやマリネにしましたが、
やっぱりシャキシャキしていて美味しかったです。
短かったけれど軽井沢の冬の暮らしをおかげで堪能することができました。
Feb.24 2020 Karuizawa