Reflections

時のかけらたち

マーラーのゲネプロと本プロへ  ・・・ Gustav Mahler,my personal boom

2021-04-30 23:57:46 | music

4月7日 & 8日

サントリーホールでのコンサートのための前日のリハーサル(4月7日 すみだトリフォニーホール)

指揮: 尾高忠義  ソプラノ: 砂川涼子  コンサート・マスター: 崔 文洙

新日本フィルハーモニーのリハーサルに誘っていただき、またすみだトリフォニーホールに行きました。都民劇場の年間のコンサートがほぼ全滅の私にとって、またとない機会です。今回はマーラーで4番は珍しい曲で、ここ数年でどんな曲をコンサートで聴いたか調べてみたら、5番5回、1番4回、6番1回となっていました。若いころに合唱付きの2番「復活」を聴いた記憶があります。

聴いているうちに昔、よく聴いていたことがあった曲だったことを思い出しました。家にあるLPレコードを探したけれど4番はありませんでした。きっとテープか何かにとっていたのでしょうね。

この曲を聴くようになったのは黒沼ユリ子の著書「メキシコからの手紙」にマーラーについて触れていたのがきっかけだったように記憶しています。彼女がメキシコ人のご主人とメキシコで暮らしていた時代のことです。

 ふと気がつくと何かが静かに心の扉をノックする。いつものように夫がマーラーの交響曲4番のレコードをかけたのだ。そのやわらかい木管楽器の音が弦楽器群へと受け継がれ、幅広いテーマがホルンなど交えて雄大に歌いだされる頃には、太陽のそそぐシャンパン色の光を受けて山々のシルエットには色がよみがえり、様々なトーンの緑が浮かび上がってくる。

この本の中にはマーラーが美しい自然の中で暮し、その自然を音楽に表現していたこと、またメキシコの美しい自然と過酷な人々の暮らしなどについて書かれていました。

マーラーを聞くとまるで昔の自分に出会ったようなそんな感じでした。そのあとで見た映画「椿の庭」では思い出はその場所に触れたときによみがえるとありましたが、まさに音楽も同じ力があります。どこにいても想像の翼が広がるところがすごいです。

マーラーの曲は確かに旋律が美しく、天上の音楽のようなところもありますが、時に奇妙な感じがしたり、デーモニッシュな部分があり不思議な曲です。そういうところが魅力となっているのではないかとも思います。以前マーラーイヤーの時はしょっちゅうマーラーの曲が演奏されていましたが、印象に今残っているのはメータ、イスラエルフィルの5番です。5番はヴィスコンティの映画「ベニスに死す」でアダージェットが一躍有名になりましたが、ベジャールの振り付けのバレエもよかったです。

ベジャールのバレエを思い出してみようと思ったら、ジョルジョ・ドンのダンスが出てきたので思わず見ました。アダージェットはジル・ロマンで実際は見たかもしれません。YouTubeには森下洋子と踊った「ライト」もありました。

Jorge DONN UNICO.(Danza) Video Edicion Hugo Omar Viggiano

話がそれましたが、リハーサルの時は尾高さんの細かい指示でしょっちゅう曲が途切れました。声が聞きづらかったので明確に指示がわからなかったのは残念でしたが、前日にこれだけ作り込むのかと驚きました。それで通して聴きたいと思い、翌日サントリーホールに早めに行って、当日券を取り、久々のフル・コンサートでした。

 

4月8日 

新日本フィルハーモニー交響楽団 第631回定期演奏会 ジェイド サントリーホール

 

 

 

プログラム:

モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」

マーラー 交響曲第4番

指揮: 尾高忠義  ヴァイオリン:山根一仁  ソプラノ: 砂川涼子  コンサート・マスター: 崔 文洙

 

真後ろでない安い席でしたが、真後ろと変わりないかも。

指揮者は正面から見えるけれど、楽団の中に入ってしまっている感覚です。一人一人の動きがよくわかりました。客観的に聴く感じでないのでやっぱり後ろの方がよかったかもしれません。前日のリハーサルの方が感動してしまいましたが、やり遂げた感はありました。リハを聴いてなかったモーツァルトのヴァイオリンが意外に良かったです。若手のヴァイオリニストの音がすごく素直な感じがして、楽しめました。マーラーの前にモーツァルトでよかったと言った感じです。曲が終わった後指揮者がブラスなどのセクションを立たせなかったのはちょっと残念でした。

このマーラーの曲では二つのチューニングの違うヴァイオリンを使い分けるので、最後にコンマスが2つのヴァイオリンを高く上げていました。そういうところにマーラーの曲の不思議さが出るのかしら・・・

久しぶりに聴くマーラーでちょっとしたマイブームになり、図書館で3番と4番のCDを借りて、聴いています。3番がまたものすごく長い曲なのですが、美しいです。アバド指揮、ベルリンフィル。インパルやシノーポリ、バーンスタインとかいろいろな指揮者の名盤がありそうです。

 

マーラー 交響曲第3番ニ短調 第6楽章 エッシェンバッハ

 

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今年のお花見は小石川植物園で ・・・ cherry-blossom viewing at Koishikawa Botanical Garden

2021-04-29 23:55:10 | seasons

今日、しばらく通らなかった道を歩いたら、エゴノキの花が咲いていたので驚きました。つぼみも見かけていなかったのに。今年は季節が巡るのが早いです。またstay homeの日が多くなるかと思い、昨日編み物の宿題を仕上げてプライベートレッスンを取り、家で進めることができるようにしました。お店がつつじヶ丘なので、帰りに野川の緑の中を歩いてリフレッシュしてきました。

ブログは4月6日の続きに戻ります。

 

4月6日

何と白金の自然教育園から小石川植物園までシルバーパスを使っていくことができることを知りました。時間もかからないルートです。春日で降りていつもと違う方向からのアプローチです。若いころ結婚したての友人が住んでいて、訪ねたことを思い出したりしました。

冷温室の小さな花が見たかったのですが、なんと3時には閉まってしまうので、間に合いませんでした。それでも春の花が競って咲いていたので、思いがけないお花見ができました。新宿御苑にも行けなかったし、千鳥ヶ淵はもう終わっていたし・・今年は東京ではお花見をしなかったと思っていたら、小石川植物園でたくさんの八重桜を見ることができよかったです。

自然教育園に行ってヤマルリソウに会った後は

白金台から都営三田線で春日まで行って、小石川植物園に行きました。

自然教育園では写真を撮っている時にかがむので、スマホを花の上に落としてしまい、あとから来た女性に携帯が落ちていますよと教えてもらい助かりました。携帯はなくすととても不便で後から思うとぞっとしました。スマホでも一眼でも写真を撮っているので、これから気をつけないとと思いました。カメラを草の上においてきてしまったり、メガネを落としたり、周りでもいろいろなことが起きていますが、みな無事に戻っていてよかったです。

なんとなくおしゃれな白金の街

ドンキだってこんなに違います。

 

小石川植物園につくと冷温室は3時に閉まってがっかりでしたが、たくさんの花が咲いていて、思いがけないお花見ができました。

 

モチツツジ 花車

 

 

 

 

毎年、ソメイヨシノの後は新宿御苑で八重桜を見ていたのに・・・

 

今年は小石川植物園で見ることができて、嬉しかったです。

 

 

いつものニャンコです。まったく無防備です。

 

イカリソウ

 

ホザキノイカリソウ

 

 

カキドオシ

 

 

オキナグサはこれから咲くところです。

 

 

 

ハナニラ

 

ハマダイコン

 

ムベ

 

 

シロバナアケビ

 

 

 

 

 

シナフジ

 

ウンナンオガタマ

 

 

 

 

 

 

ハナズオウ

 

ハチジョウキフジ

 

アメリカアサガラ (エゴノキ科)

 

 

 

 

 

飛鳥川 ツツジ科

目が洗われたような4月の初めの一日でした。

前回の緊急事態宣言の時はオープンしていたのに、今回はクローズになって残念です。

 

April 6  2021  Koishikawa Botanical Garden

 

 

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自然教育園のヤマルリソウが見たくて -2 ・・・ to see Omphalodes japonica  -2

2021-04-28 23:40:51 | seasons

4月6日

ヤマルリソウは入り口の近くで少しだけ残っていただけですが、何とか間に合いました。花と季節の追いかけっこです。そのあといつものコースで水鳥の沼を通って、水生植物園、武蔵野植物園に向かいました。

ツボスミレ

 

 

ミツガシワ

 

 

 

水生植物園ではたいていコサギがお食事中です。またお会いしましたね。

 

 

 

水彩画を描いているグループがいました。

 

一面、ノウルシ

 

 

 

 

 

 

 

イカリソウ

 

 

ムラサキケンマ(紫華鬘)

 

ヒトリシズカ

 

ホウチャクソウ

 

エビネ

 

サクラソウ

 

アオキ

 

 

 

 

 

 

チゴユリ

 

 

 

マムシグサ

 

ここから都営線を使うと小石川植物園の近くの春日まで行くルートを発見して、冷温室の花が見たくてそちらにも回ることにしました。

 

April 6  2021   Institute for Nature Study

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自然教育園のヤマルリソウが見たくて -1 ・・・ to see Omphalodes japonica  -1

2021-04-27 23:55:50 | seasons

4月6日

どうしてもヤマルリソウが見たくて自然教育園まで行きました。自然教育園は春真っ盛りでいろいろな花々が咲いていました。緑の風も心地よかったです。

 

 

 

タチツボスミレ

 

ホウチャクソウ

 

エビネ

 

 

キランソウ

 

 

ヤマルリソウ

 

小さすぎてうまく撮れませんでした。

 

ラショウモンカズラ

 

イチリンソウ

 

 

 

マムシグサ

 

 

 

 

こんなにたくさんイチリンソウが咲いていました。

 

 

シャガ

 

 

 

ちょうどアケビの花も咲いていて、楽しくて、たくさん写真を撮ってしまいました。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

April 6   2021    Institute for Nature Study

 

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映画滑り込み ・・・・ sliding into movies

2021-04-26 23:57:52 | movie

4月24日

岩波ホールが再開して見に行きたいと思っていた映画があったのに、コロナで又営業停止になるのかと思いあわてて緊急事態宣言発令の前日に見に行きました。あわてた人たちが多く、いつもより人の多い感じがした岩波ホールでした。会場で聞いたら対応については検討中ということでしたが、翌日HPを見たら、引き続き上映するとなっていてよかったです。ユーロスペースでのイタリア映画祭も会場上映をしてほしいですね。

土曜日のベルカントのレッスンの後神保町まで歩き、岩波ホールへ。ベルカントの仲間でイタリア語も一緒に習っている友人たちも帰り道なので一緒に歩きました。

後姿があまりにもかわいくて、写真を撮らせてもらいました。私をベルカントに誘ってくれたSさんと最近ベルカントに来るようになったZさんと・・

 

 

私の憧れの地。

 

原題 Lunana A Yak in the Classroom

監督・脚本 パオ・チョニン・ドルジ

まるでドキュメンタリー映画のような映画で、出演者は村の人たちだということでした。主役の先生役と彼を助ける村人の二人だけがこの役の為に選ばれた人だそうです。子供たちの目が輝いていました。教師という職業に意味を見いだせなかった青年が僻地の生活で多くのものを得て行きます。先生になりたいという男の子の「先生は未来に触れることができるから」というセリフが心に響きました。ただ山の上での生活を淡々と描いているだけなのですが、静かな感動に包まれて、映画が終わってもしばらく立つことができないような澄み切った素敵な映画でした。

貧しくてもブータンが幸せの国と言われることがわかるような気がする映画でした。長い間ブータンに行きたいと思っていましたが、ほんとうに行くことができる日が来るかしら・・ 染と織と花たちの世界へ。

監督は最初は写真家としてスタートしたという若い人ですが、ブータンでさえも文化がどんどん消えていく状況を悲しみ、記録をしておきたかったとのことです。電気のないところでの撮影で、スタッフの為に馬65頭で太陽電池を運んだという話です。そして出演した子供たちはまだ映画を見ることができないと・・

 

4月23日

監督・脚本・撮影 上田義彦

Aさん情報で教えていただいた日本映画「椿の庭」をA子さんと3人で見に行きました。私はシム・ウンギョンが出るので行きたいと思ったのですが、「新聞記者」の前に撮った日本映画第1作だったとのことでした。

イントロの時から「写真」を強く感じました。カメラワークが素晴らしかったです。写真家の上田義彦氏の初めての映画ということですが、印象としては写真集を見ているような感じでした。私がいつも花や自然を撮るときにファインダーを覗いているような感じ。富司純子の和服姿が美しく、着物の方にばかり目が行ってしまいます。思い出の中で生きる暮らしの中で、「Try to Remember」 が効果的に使われていました。久しぶりに聴くこの曲に感動しました。

予告でやっていたカナダの映画「やすらぎの森」が「椿の庭」とまた違った人生の最後を描いていて何か積極性が感じられて対照的なような気がしました。思い出に包まれて、思い出の空気の中で死んでいく話とは違うようでした。

鈴木京香が長女役で出演。海の見える日本家屋の暮らしがあまりにもスタイリッシュで。

上田監督も失われていく日本文化を惜しんでいるようですが、映画としては今一つ踏み込めてないような感じがしました。私が感じ取れていないだけかもしれませんが。

 

 

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春の香り ・・・ scent of spring

2021-04-25 23:57:59 | dish

今月の初めに友人からのメールで仕事の時に流すクラシック音楽でお奨めがあるかとの問い合わせがありました。BGMに聞くのではあまり聞きこむものでない方ががいいのでハウザーのチェロとモーツァルトなんか1/fゆらぎでいいのかなと思ってお奨めしました。JAZZをよく聴いているという彼女ですが、音楽に心癒されると書かれていました。

私も探している時にチェロを聴いていたら母のことを急に思い出し涙流れてきました。最近久しぶりにマーラーを聞くとまるで昔の自分に出会ったような感じがしたり、音楽の持つ力に驚きます。

時は流れて家の近くのハナミズキも満開、鯉のぼりがはためいき、緑鮮やかな季節になりました。この美しい季節にまた緊急事態宣言。もっと数値をちゃんと公開して、何をすることがもっと効果的なのかデータに基づく方針を示してほしいと思います。

音楽の問い合わせがあった彼女からまたたけのこを掘ってきたので分けていただける電話があり、彼女の事務所まで先週取りに行きました。会計事務所をやっている友人は5月の末ころまでとても忙しそうでした。行った時に電話中で今株主総会に対しての準備などが忙しいのか、vividなやり取りで社会の先端で働いている感じが伝わってきました。企業の議事録なども面倒を見ているようです。より良い会社にしたいという思いに協力をしているようで、もう定年退職してしまった私にはうらやましい限りで、刺激的でもありました。どんな形でもいいから人に何か与えられることができればいいのですが。そして彼女のテーブルにはたくさんのCDを家から運んできていました。Bill Evanceだったり・・・  お奨めのモーツァルトのクラリネット協奏曲も家にあったと話していました。

新鮮なたけのこでまず土佐煮を作り、あとは筍ご飯と木の芽和えを作りました。明日は筍のちらし寿司を作ろうかと思っています。木の芽も摘んできてくれて開いたときに春の香りが立ちこめました。

 

 

 

 

  

 

銀座で王子サーモンの切りたてのを買ったらあまりにもおいしかったので翌朝アボカドとサラダにする予定でしたが、少し夜にいただきました。クリームチーズと。

春になったら作りたくなるのは筍の料理と、あとは青柳のぬたかしら・・ぬたは祖母が良く作っていた料理です。

 

April 25  2021   

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あでやかな玉三郎@歌舞伎座4月公演 ・・・  glamorous Tamasaburo at Kabuki theater

2021-04-23 23:22:34 | art

京都旅行のアップと編み物で時間がなく4月のブログがまだほとんどアップされていません。これから少しずつ思い出しながら載せていきたいと思います。舞台とかコンサートは印象が消えないうちに書きたかったのですが、京都も忘れないうちにと思い時間が足りませんでした。

 

4月5日

【四月大歌舞伎】

<第三部>
四世鶴屋南北 作 / 郡司正勝 補綴
桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう) 上の巻

江ノ島稚児ヶ淵の場から新清水の場・桜谷草庵の場・稲瀬川の場
・三囲土手の場まで

清玄/釣鐘権助:仁左衛門
入間悪五郎:鴈治郎
粟津七郎:錦之助
奴軍助:中村福之助
吉田松若:千之助
松井源吾:松之助
局長浦:吉弥
役僧残月:歌六
白菊丸/桜姫:玉三郎

 

歌舞伎を観だしてそんなに経っていませんが、歌舞伎と言っても色々なパターンがあり、面白いです。

今回はまるでヴィスコンティの世界かと思われるくらいゴージャスで人間くさく、そして色気がありました。あでやかでただただ美しい玉三郎に対して仁左衛門の二役、まったく違っていて対極の訳を演じられる仁左衛門のすごさを感じました。なかなか楽しめる舞台でした。

続きは6月公演で見ることができます。緊急事態宣言が明日から連休終わりまでとなっていますが、どこまで閉鎖になるのやら。吉右衛門さんの具合も気になります。

 

片岡仁左衛門と坂東玉三郎による「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」がすでに世上で大評判。かつて「孝玉ブーム」を巻き起こした伝説の舞台が三十六年ぶりによみがえり、驚くべき若々しさと円熟した芸の輝きとが幸福な融合を見せている。
 仁左衛門の清玄は、稲瀬川の場で桜姫への思いが次第に高まっていく過程が実に細緻で、花道の引っ込みに片袖を抱きしめて「桜姫やあい」と叫ぶ声音に、高僧であった男の無残な執着と落魄(らくはく)とが爆発的に露(あら)わになる。二役・権助も悪の鋭さと男くさい色気たっぷり。玉三郎の桜姫は姿の艶(あで)やかさはもちろんのこと、せりふ回しの見事さ、焦がれる権助に対面しての媚態(びたい)も堪能させる。
 今月の「上の巻」は江の島稚児ケ淵の場から三囲(みめぐり)の場までで、続きの「下の巻」は六月に上演予定。コロナ禍による上演時間の制約を奇貨として実現した企画というが、先の見えない閉塞(へいそく)感が立ち込める中、歌舞伎ファンのみならず演劇界に大きな話題を提供して活気づけた意義も大きい。  東京新聞 歌舞伎座「四月大歌舞伎」 よみがえる伝説の「孝玉」より
 
 
36年ぶりによみがえらせたというのがすごいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつもお世話下さるKさんとマダムMと一緒でした。
Kさんのいつもながらすずやかな着こなし本当に素敵です。私は雨模様だったので洋服でしたが、Mさんも珍しいお着物姿で素敵でした。
Kさんのブログにお二人の写真が載っています。薄墨桜のような名残の桜色にニュートラルな帯が素敵でした。
 
 
歌舞伎という演劇のジャンルに少しずつはまっていく私です。
 
 
April  5  2021    Ginza
 
 
 
 
 
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小さな花たちの命が輝く (府中 浅間山公園へ)・・・ petites fleurs

2021-04-22 08:25:46 | nature

小さな花たちが何かけなげにそこで生きて励ましてくれるような気がしました。

昨日はフェアアイルのプライベート・レッスンの後、Uさんに誘っていただいて花巡りのハイキングに出かけました。

宿題でVネックを編み、袖の拾い目をして行きましたが、初めてのことなので、毎晩遅くまで、時には3時ころまでやっていたのでブログやほかのことをしている余裕が全くありませんでした。何度もほどき、目数を数えても毎回違ったり、ほどきすぎて糸が弱ってしまって、目がぐずぐずになってしまったりでトラブル続きでした。糸が最後の一玉になり前と後ろから同時に取って衿と袖をやっていたのも糸がこんがらがり最後には大変なことになっていました。

 

 

初めて自分で鋏を入れたスティーク。袖があきました。

つくづく自分が細かい人間でないと落ち込みます。黒い毛糸が地になったりしているので見づらいので先生に夜にやらないほうがいいと言われました。修復不能なところを直していただいたので、何とか先に進めることになりましたが、拾い目は横糸も一緒にすくったりしていたので、目数が不安定になり、ほどいてやり直すことになりました。フェアアイルの神様に私は嫌われているのかと思うくらいです。このジェイミソンの糸と作り出す模様がこんなに好きなのに作るのと好きなのは違うのかしら。とにかくこの一枚だけは完成させたいの思いです。糸にもっと慣れたいし。

 

Uさんと調布駅で待ち合わせて、東府中駅から浅間山公園に行きそこからさらに多磨霊園を横切って、野川まであるきました。

私に小さな花を見せたいと言ってUさんは府中の航空自衛隊の横の道を選んでくれました。こういう場所を通るとちょっと緊張感があります。戦争というものが存在するということを思い起こさせます。でもそこの脇のコンクリートの間の狭いところになんと多くの雑草が元気に生えていることでしょう。連日の苦労を忘れさせてくれます。小さな花たちが何か生きることを教えてくれます。「花は咲く」ってこういうことなのですね。

 

こちらはベランダのクリスマスローズがまた咲いてくれたものうれしかったです。

 

 

キュウリグサ

 

この花が謎で、キクムグラなのかなと話しています。色は飛んでいるけれど下の小さな花が花弁5枚なので揺らいでいます。

 

ハナヤエムグラ ピンクでかわいいです。

 

 

黄色い花はコメツブグサ

 

ユウゲショウ

 

ブタナ (タンポポモドキ)

Uさんは初めて覚えた野草がブタナだったのよなんて笑っていました。

アメリカフウロ

ゲンノショウコかと思いました。

 

コマツヨイグサ

 

家の前のチューリップ

 

ヘラオオバコ

 

コバンソウ

 

 

浅間山公園に入りました。山がいくつもある丘陵です。人見街道の名前の由来になっている人見四郎という鎌倉時代の武士のお墓もある場所で、神社もあり歴史のある場所でした。キンラン、ギンラン、ササバギンランを見るのが目的です。ムサシノキスゲの自生地としても有名であることを知りました。

ハンショウヅル

 

キンランがたくさん咲いていました。

 

 

ギンランは小さなお花です。今年はあまり出ていないとのことでした。

 

 

 

 

ササバギンラン

 

 

 

ムサシノキスゲはもっと後に咲くということですが、今年はもう咲き始めが早いとのことです。

 

多磨霊園に咲いていたマツバウンラン

多磨霊園は子供が保育園に行っていた頃、ペーパードライバー教習で子供を車の後ろ乗せてよく走った場所です。時はあっという間に流れました。

 

スズメノエンドウ

カラスノエンドウよりずっと小さい。

 

カラスノエンドウとヤブジラミ

 

 

 

野川沿いに群生するヤセウツボ

 

 

初夏の輝きを感じる緑

久しぶりにたくさんの花を見た午後でした。横山先生の花巡りがまだ再開されないので、こういう機会はとても貴重です。ご案内いただいてとてもありがたいです。

 

April 21   2021   Sengendai park & Musashino park

 

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京都旅行の〆は伏見稲荷へ ・・・ Fushimi Inari

2021-04-21 23:59:28 | wonderland

3月28日

宇治川のほとりでゆったり過ごした後は、JRで稲荷駅まで戻りました。

いつもなら外国人旅行者でホームがあふれていますが、静かな神社でした。小雨がぱらついたりしていましたが、行けるところまで登ってみることにしました。新幹線が7時だったので東福寺によってもよかったのですが、せっかくの伏見稲荷でたっぷり時間を取っていたので、ゆったりと過ごすことにしました。

 

JR稲荷駅からの眺め

 

いつもだったら人であふれていた伏見稲荷の入り口

 

小雨が降ったりやんだりの一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おもかる石

思ったより石が軽かったら、願いがかないます。さて、結果は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊鷹社まで登って、折り返しました。ちょっと不思議な空気です。

 

 

 

後ろ側に名前が書かれています。

 

下り道は外のハイキングコースのような道を降りていくと、休憩所も新しくできていましたが、お店を締めているところでした。

 

 

 

 

 

京都伊勢丹の地下でお弁当を買って、夕食に。(下鴨茶寮)

 

 

 

 

 

お土産。結構新幹線の改札を入ってからあるお土産物屋さんにそろっていました。

そのほか駅ビルも合わせて、生湯葉、錦小路のお店の湯葉としめじを似た真空パックを買いました。

 

March 28  2021    Kyoto

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宇治川のほとりにて -2 ・・・ on the banks of Uji river -2

2021-04-17 23:57:47 | wonderland

3月28日

宇治上神社をお参りして、最初まちがえて入った宇治神社にも寄ってみることにしました。

こちらも仁徳天皇が建てた古い神社です。

 

 

 

 

 

うさぎと縁がある神社です。

 

宇治上神社でも娘がうさぎおみくじを引いていたので写真を送ってもらいました。

 

 

 

世界遺産の神社を後にして、蕎麦好きの娘が選んだお店に行くために京阪の駅の方に向かいました。

 

 

 

 

しゅばくは有名なお店らしく、開店前から並んでいました。早めに行ったので、開店と同時に入ることができました。

 

鴨せいろ  うちたてのお蕎麦をいただきました。サラッとした十割そばおいしかったです。

 

 

 

 

 

宇治橋を渡って・・

まだ時間もあるし、あとでお茶をするので少し歩きました。

橋姫神社に行ってみようかと・・・

 

行ってみるとこんなかわいい神社でした。

 

宇治でお茶をしたのはお茶屋さんでした。こちらも娘がインスタなどで見て、行きたいと思っていたお店でした。

 

 

 

ここでは少し長い列で、しばし座って待っていました。

 

表千家のお茶会で使っているようでした。お店も混んでいたし、まだ家の冷凍庫にお抹茶が残っていたので、買ってこなかったのを今残念に思っています。京都駅の伊勢丹で帰りに抹茶チョコレートとブレンドしたティーバッグのお茶を買って帰りました。

 

 

 

既に売り切れのものも出ていて、あんみつをいただきました。

抹茶のゼリーがとてもおいしかったです。

 

 

 

 

 

 

宇治川に面しているので、外にも出てみました。小雨が少し当たりました。

 

スズガモが来ていたようでした。遠いのでキンクロなのかよくわかりませんが。

 

 

 

他にもかわいいお店がいろいろありそうでした。

 

JR宇治駅まで戻り、最終目的地伏見稲荷を目指します。

 

March 28  2021   Uji,  Kyoto

コメント (4)
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