昨日ブログの最後にアップしたハウザーの続きです。
Alone, Tother と言うタイトルはこのコロナの状況にぴったりです。
HAUSER performs a special concert in his hometown in the iconic Arena Pula, Croatia.
He would like to dedicate this performance to amazing efforts of all the frontline workers around the world and pay tribute to
all that is good in humanity.
緊急事態宣言は解除されたけれど、個人の判断でゆっくり先に進んでいきたいと思います。元に戻るというより
違うスタイルになっていくかと想像されます。
ステファン・ハウザー
1986年6月15日クロアチアのプーラ生まれ。8歳でチェロを習い始める。国内で頭角をあらわし、ロンドンへ留学。
トリニティ・カレッジ・オブ・ミュージック、その後マンチェスターにある名門ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ
・ミュージックで研鑽を積んだ。20世紀の偉大なるチェリスト=ロストロポーヴィチの最後の弟子の1人であるハウザーは
21回コンクールでの優勝経験をもち、チャールズ皇太子の前で2度演奏している。ソリストとしてロンドンのウィグモア
ホールやウィーンのムジークフェライン等の世界でも名だたるホールでリサイタルを開き若手注目の実力派チェリストとして
活躍していた。2010年にロンドンでルカ・スーリッチと再会し、2011年1月20日にマイケル・ジャクソンの「スムーズ・
クリミナル」を2本のチェロでカバーした演奏映像をYouTubeに投稿。その動画がセンセーションを巻き起こしたのが
きっかけとなり2CELLOSとして世界へ躍り出た。2011年6月のアルバム・デビュー以来、2CELLOSは5枚のオリジナル
アルバムを発売している。昨年2018年11月19日には日本武道館公演を行った。
Sony Musicより
出身のクロアチアは1995年末にやっと紛争が終結し平和になった国です。ユーゴスラヴィアの分裂からコソボとか
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を経ての市民同士が殺しあった時代の最後の頃を幼少期に経験していることが音楽に影響
しているかもしれません。
私が学生時代に好きになったチェロのとっかかりはロストロポーヴィッチと安田謙一郎でした。ステファン・ハウザーは
ロストロポーヴィッチの最後の弟子のひとりだったのですね。パブロ・カザルスの演奏も心にしみるものでした。
バッハの無伴奏チェロ組曲はコンサートで聴いたりしていました。結婚してからはコンサートに行く機会も減り、
子育て中はずっと遠のいていた世界。レコードだけは聴けたので、マイスキーのチェロをよく聞きました。マイスキーは
若い頃はあまり興味がなかったのですが、ある時TVのインタヴュー番組で彼が語った強制収容所から解放された時の音楽が
できる幸せとバッハの無伴奏の曲が流れたのがすごく心に残り、その後では無伴奏よく聞いたり、songs without words は何回も
聴いたお気に入りCDでした。ブラームスの雨の歌とか・・(マイスキーもロストロポーヴィッチの弟子だったことは今知りました。)
その後はヨーヨーマのモリコーネがとても良くて、主人も大好きで寝る前によくかけて聞いていました。ヨーヨーマはその後の
シルクロードの取り組みも好きです。チェロには心揺さぶる演奏が多いですね。そこにもう一人ハウザーが加わりました。
昨日からYouTubeで聴いてハマっています。今年発売されたClassicがタワレコで輸入盤を安く売っていたので、注文しました。
2 Cellos の時に来日してずいぶんTVに出ていて若い二人組が物凄いスキルでポピュラーソングを弾いていたのを思い出しました。
その時はクラシックをしている人でも若いと伸び伸びと音楽を楽しんでいるのねなんて思っていただけでしたが、年を重ねて
こういう風に仕上がっていくのかと驚いています。
また、東日本大震災の時にも被災地に来ていて、東北大での様子も動画にアップされていました。
二人とも今はソロで活躍しています。
00:34 Benedictus (K. Jenkins)
09:05 Pie Jesu (A. L. Webber) feat. Josephine Ida Zec, child soprano
13:00 Ave Maria (F. Schubert)
17:50 Jesu, Joy of Man's Desiring (J. S. Bach)
21:08 Prelude from Cello Suite no.1 (J. S. Bach)
23:40 Panis Angelicus (C. Franck)
28:08 Erbarme Dich, Mein Gott from St. Matthew Passion (J. S. Bach)
36:20 Passacaglia (Handel - Halvorsen)
44:37 Adagio (Albinoni)
51:47 Salut d'Amour (E. Elgar)
54:40 Song from a Secret Garden (Secret Garden)
58:28 Mia & Sebastian’s Theme from La La Land (J. Hurwitz)
1:02:47 Adagio from Concierto de Aranjuez (J. Rodrigo)
1:09:13 Aria (Cantilena) from Bachianas Brasileiras (H.Villa - Lobos)
1:14:56 Tango en Skai (R. Dyens)
1:18:27 Hungarian Rhapsody op. 68 (D. Popper)
1:27:52 The Swan (C. Saint-Saëns)
久しぶりにチェロの音色を楽しみました。