5月27日
北村朋幹ピアノ・リサイタル
Tomoki Kitamura Real-time Vol.7
“Album d’un voyageur - Schubert・Liszt”
日時
2025年5月27日(火)
昼の部 – 14:00開演(13:30開場)
会場
ムジカーザ
出演
北村朋幹(ピアノ)
プログラム
〈昼の部〉
シューベルト: ピアノ・ソナタ ハ長調 D840 “レリーク” (未完)
シューベルト: ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 D571 (未完)
シューベルト: ピアノ小品(アンダンテ)イ長調 D604
リスト: 旅人のアルバム
1. リヨン
I. Lyon
2a. ワレンシュタットの湖
IIa. Le Lac de Wallenstadt
2b. 泉のほとりで
IIb. Au bord d'une source
3. G****の鐘
III. Les Cloches de G****
4. オーベルマンの谷
IV. Vallee d'Oberman
5. ウィリアム・テルの大聖堂
V. La Chapelle de Guillaume Tell
6. 詩篇(ジュネーヴの教会の)
VI. Psaume (de l'eglise a Geneve)
巡礼の年「第1年:スイス」の原型となる作品集
アンコール)
シューマン:子供のためのアルバム op.68から 第42曲「装飾されたコラール」
指先がピアノに落ちて音がホールいっぱいに心の中に広がっていく。音は無限に天上にまで登っていくような感じでした。
最初のシューベルトの未完の曲は、オーケストラのようにピアノ曲を超えたような感じで
その後はピアノが歌曲のように歌っていてシューベルトらしい感じがしました。
何か実験的なシューベルトを感じました。初めて聴くシューベルトの曲は新しい曲のようにも感じました。
休憩をはさんで弾かれた曲はリスト巡礼の旅全曲演奏で弾かれた大作の一部です。あとからタイトルが印象と詩情は
巡礼の旅 第1年スイスの原型と知りました。テキストも少し違うようです。
リストもこの時代には超個性的な新しいものだったのだろうと感じさせるような改めて圧倒的な個性を感じました。
落ちた一つの音からさざ波のように音が広がって行き、大きな流れにもなり天上の世界に誘います。
そして北村朋幹の弾くリストのなんと色彩にあふれているのだろうかと思いました。柔らかな弱音から力強い強音。
エネルギッシュな音では数回残響が何かに共鳴したのか少しの間変な音が聞こえたような感じがしました。
ピアノはベーゼンドルファー。ホールが小さいせいかな?小さなホールが音楽であふれ、私はひたすら音を
聴いていました。大作なので聴く方も緊張してしまいましたが、永遠の世界へと誘う音楽でもあり、すべてを
忘れました。いつもは聴きながらいろいろなことが頭をよぎるのですが、今回はひたすら音楽の中に
いました。でも最後の方は両親や友達のことも浮かびました。
シューベルトの曲が北村朋幹がシューベルトをたぐり寄せ、いにしえの音楽を引き出すような感じがしたのに対して、
リストの方はリストに向かっていくようなそんな感じがしました。
アンコールはシューマンのこどものための曲で安らぎました。
KAJIMOTO のXより
【2024年3月6日発売】北村朋幹(ピアノ)/リスト 巡礼の年 全3年 Tomoki Kitamura, piano/Liszt Années de pèlerinage
夜の肖像/北村朋幹
もし前回のようにサインをしてくれるのなら、月光が入っているCDを買って、一言、プリペアドピアノの演奏会の時の
アンコールのシューマンを聴いて60年振りにピアノを弾くようになったことのお礼を言おうと思っていたのですが、少しの
時間をおいて夜のコンサートがあるのでそういうことはなかったです。
ムジカーザはすてきなホールなので写真を撮りました。
鈴木エドワード設計
座席指定ではないので、会場前から急な坂道の道路に人が並びます。
May 27 2025 Yoyogi Uehara