Reflections

時のかけらたち

鳥たちに囲まれて(鳥の名前追記)・・・ with birds

2018-07-31 23:54:03 | nature
自然の中に行ってホッとして、都会の家に帰ってもホッとして・・
都会に戻ると自分自身のバイオリズムというかサイクルが狂い
軽井沢では8時半に眠たくなって寝た日もあるのに昨日は
2時過ぎになってしまいました。

4日間のうち、最初の二日は晴れ、残りは台風の影響を
受けて、雨でした。 それでも合間をぬって出かけたり・・
台風が通り過ぎる時はテレビがいつの間にか、消え、とうとう電気も
消えてしまい静けさと闇の中・・





雨が降る中、小鳥の泣き声で、家のまわりに来る
鳥たちを見ていました。
隣のお化け屋敷のような廃屋が取り払われ見通しが良くなり
鳥さんたちも木々の間をよく飛び回っていました。
近くのカフェラヴィーンまで行って庭に来る鳥を見なくても
少しは見れます。




木の葉を揺らすのは風なのか
鳥なのか、雨なのか、目を凝らして
見つめていました。



家のまわりに、珍しい鳥たちが雨の合間をぬって
また雨宿りなのか来て、鳴いています。





羽の裏がブルー色をしている鳥や少し大きめの鳥、いろいろな
鳥を部屋の中から眺めることができました。

写真に撮れなかったものや撮れてもぼんやりしているものとか・・
それでも今までに聴いたことのないようなかわいい鳴き声も聴きました。

出会った鳥たちは
多分 いつものシジュウカラ、カワラヒワ、ゴジュウカラ、アカハラ?
それにキセキレイ・・これは軽井沢では初めて見ました。













これはヒガラかしら? → コガラ




台所の窓から外を撮っているので、よく撮れません。
かわいいような気がするこの鳥はいったい何かしら? → ヒタキ類の雌(もしかしてオオルリ♀?)
今回レンズはズームレンズ1本だけしかもって来ていません。鳥がいると望遠レンズが欲しくなります。
ニコンのデジカメかキャノンのレンズにするか悩みどころです。




シジュウカラ




これは何なのかさっぱりわかりません。大きな鳥だったかと。 → アオゲラ



最終日にプリンスウエストのラウンジ マロンにいたときにベランダの先に飛んできた鳥。






アカハラかしら?
アカハラは軽井沢の町の鳥でもあります。 → ホオジロ




これは全く見当が付きません。 → ハクセキレイ幼鳥


軽井沢は野鳥の宝庫らしいです。野鳥の会に入っているいとこが軽井沢永住を試みます。
今度会ったら、また一緒にバードウォッチングをして教えてもらいたいです。
子どもが小さかった頃、ピッキオの観察会に一度だけ行ったことがありますが、これから花だけでなく
野鳥の森に行って、野鳥を見てみたくなりました。


写真はうまく撮れなかったけれど、私のドキドキ感が伝わったでしょうか?
鳥は姿だけでなく、鳴き声がかわいいのよね。


July 26-29 2018   Karuizawa


ツグミさん、あるばとろすさん、諏訪ッチさんという鳥エキスパートの方たちのおかげで
鳥の名前がわかりました。ありがとうございました。これから勉強します。
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息抜き ・・・ brief break

2018-07-30 23:59:03 | a day in the life



一時の涼を自然の中で過ごして、あっという間の休暇も終わり
また暑さの中、何もかも融けてしまいそうです。
私の記憶さえも融けてしまいそう・・・




昨晩は疲れて帰ってきて、横になってそのまま朝まで寝てしまい、
明け方にシャワーを浴びて仕事に出かけました。





目覚める直前に見たのが不思議な夢で同じテーブルになんと
Scott Walkerがいて、なんだかScottのコンサートに行っている夢なのだけど
彼が日本語を習いたいとか話していて、同じテーブルにお茶の先生をしている
元の職場の先輩がはっきりと出ていて、そうだった仕事を止めれば習いに行けることを
思い出しました。就職したての頃、RAKAMという手芸雑誌やハーダンガー刺繍を教えてくれた人です。
その後お茶の道にはまってしまったのですね。日本人離れした顔立ちのとても素敵な方でした。
なんでこんな夢見たのかな? 軽井沢からの帰りにRolling Stones のTシャツを着ていた人を
見たからかしら?





これが定年退職後、私がしたかったことでしたね。そのために着付けを習ったのでした。


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ANDREA BOCELLI LIVE IN TUSCANI

2018-07-25 23:47:59 | music
トスカーナでのボッチェリのコンサートの様子がわかりました。
ボッチェリの人となりが伝わってくるようです。
今年も7月に開催されているようです。魅力的なイタリアの豊かな自然の中で。








風邪がなかなか抜けてくれなくれて、また病院に行って薬をもらってきました。
年取ると免疫力が落ちて風邪もひきやすくなるのでしょう。この夏2回目の風邪。
明日から少しの間、軽井沢の緑の中で休んで来ます。台風も来るみたいだけれど
どんな天気でも行きたい気分。
それで同期会の打ち合わせには出れないのだけれど、M君からのもう若くはないことを認めて
したたかにサバイバルしましょうのメールには笑いました。
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Andrea Bocelli

2018-07-24 23:59:50 | music



昨日は2ヵ月のレシートの山と闘って、やっと5月分を入力、そして今日は6月分、
一行dairyもつけるのでスケジュール表と合わせながらレビューします。
家計簿をつけないとやっぱり気持ち悪くて。家計簿は日記の一つですよね。

その時に久し振りにアンドレア・ボッチェリをまた聴いてみました。
20年くらい前にセンセーショナルにデビューした盲目の歌手。オーチャードホールのコンサートにも
行きました。Romanza と Sogno の二つのアルバムは聴きすぎて本当に飽きてしまいました。
何度聴いても飽きないのがホセ・カレーラスでした。
彼はデビュー前は弁護士で音楽への夢をあきらめきれず、夜バーでピアノの弾き語りで歌って
いたそうです。声楽の人ってラッセル・ワトソンも歌の好きな工員という衝撃的なデビュー。

20年以上も前に仕事が大変だったときに、毎朝5時に起きて聴いていた曲。
その時期に私を支えてくれた曲たちです。最近 IL Volo を聴いて急に懐かしくなった曲です。
私のミュージック・ポートレートを作れば必ず入る曲です。
超有名なCon te partiro は以前にも載せたと思うのでそれ以外の魅力的な
デュェットを。








Chris Botti のトランペットも魅力的な大好きな曲。ナット・キング・コールでよく聴いていたけど。



















夜は娘が職場の人とホテルのビュッフェに行くというので、一人でいただきました。
鯵の南蛮漬けを星岡のレシピに近づけて作ってみました。玉ねぎは思い付きで油で揚げて、素揚げした鯵と
一緒に浸けました。抹茶のワインと一緒に。





ヒラタケとエノキでソテーしました。アクセントにドライトマトを入れて。
アヒージョでも良かったかも。





July 23 2018
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蓮や睡蓮の季節にいつの間にか -3 ・・・ in a quiet garden -3

2018-07-23 23:30:24 | seasons
小石川後楽園で、奥の池まで睡蓮を見に行って、また入口に戻ってきました。
雨上がりの、現在のような酷暑でなかった7月9日の朝です。
子ども園でも暑さ指数が30を超えたので今日はプールは中止です。教室の外の温度計は
40℃を越えていました。外にいる時間はできるだけ短くしたいと思うこの頃です。












































July 9 2018 Koishikawa Korakuen
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蓮や睡蓮の季節にいつの間にか -2 ・・・ in a quiet garden -2

2018-07-22 23:24:00 | seasons
7月9日の小石川後楽園の続きです。






















遠くにアオサギが大きな獲物と格闘中でした。































































百合も夏の花ですね。










亀さんがあいさつにやってきました。

































July 9   2018   Koishikawa Korakuen
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未来の世界へ ・・・ into future

2018-07-21 23:59:40 | wonderland


いよいよ9月でパートもやめることにして、自由時間に入ることに。
ということは労働による収入が無くなって、年金生活に入るということ。
助走段階として、無駄を省くことに。新聞を止めて、スカパーもやめて、radikoのエリアフリーを
止めて、アマゾンのプライム会員もメールで年会費の支払方法の認証エラーとの連絡が
来たのでちょうどいい機会なので自動消滅にしよう。再度支払方法の確認をしてくるなんてそれだけで怪しい。
ユニセフのマンスリーサポートはできる限り続けることに。
無収入というのは気が引き締まります。




今まで若い人の中にしかいなかったので、これからは上も見ながら自分が
年取っていくことを見つめ、今をできる限り充実させていければと思っています。

そういうこととも重なることになりましたが、九段生涯学習館のサークル活動のお試しに
行って来ました。イタリア語でご一緒の声楽をされているSさんに教えていただいた声楽のサークルです。
合唱ではなく、一人で歌えるようになるためにみんなでベルカント唱法を習います。
教えていただくのはテノールとソプラノの現役歌手でイルテアトロ音楽院の先生です。




生涯学習館といえば、シニアの活動を支える施設ですが、千代田区は盛んです。登録団体は区在住ですが、
参加者はどこの人でも参加できます。ものすごい数の団体がアクティビティを行っていて驚きました。
うちの区ではこんなに盛んではないと思います。多文化交流は力が入っていますが。

レッスンは月2回土曜日の午前中2時間で10分くらいの休憩をはさみますが、ノンストップです。
発声練習だけで随分と時間を取ります。腹式呼吸です。
習いたいと思ったきっかけは声楽をする人の姿勢の良さと、声を出して歌いたいから、それも合唱ではなく。
シャンソンとかも好きですが、イタリア語で歌うというのもいいです。
リタイアすると合唱を始める人も多いのですが、職場の先輩も区の合唱団に入って、一番若いので
かわいがられているという話を聞いたことがありました。

好きなイタリアの歌曲でも歌えるようになれればと思います。今年法事で久し振りに会った
遠い親戚の方は学生時代グリークラブで、今はドイツ歌曲を練習していると話していました。コンサートを
開きたいと話していました。





ベルカント唱法は腹式呼吸でヨガとも似ています。それにイタリア語と好きなイタリア歌曲でも
自分で歌えれば気持ちがいいですよね。
皆で歌うなんて、小学生のころの合唱クラブを思い出します。

先生方の指導も熱心でピアノ伴奏をしてくださるソプラノ方とも息がぴったり。
そして何より、1曲を歌うのにものすごいエネルギーを使っているということが良くわかりました。
ホセ・カレーラスだってマイクなしで大ホールに響き渡る声を出すのですから、それはそうですね。





今日はイタリア語で歌う「慕情」と定番の椿姫から「乾杯の歌」の練習でした。
イタリア語の早口言葉みたいなところもありますが、頑張ってついて行きました。
肺活量が少ないので音が伸びないのですが、歌っている間に少しずつ声が出るようになってきました。
とても気持ちいい時間でした。

そういえば他のオペラでカルメンのコーラスをやらないかと誘われたSさんは有料でレッスンを
していたとのことですが、舞台の時期に急にヒマラヤに行くチャンスがあったので
そちらに行って、舞台には出なかったと話していました。
高校のクラスメイトのY君も合唱団に入ってオペラデビューしたと嬉しそうにクラス会で
話していたことを思い出しました。生活を楽しんでいるシニアも多いのですね。
病気や困難なことと闘っている人達も同じく多いですが。
また未知の世界に入って行くのですね。人生はすべて新しい世界だから。


July 21  2018


写真は7月9日小石川後楽園の帰りにマンションの生け垣や庭から撮ったものです。
もうこのマンションに引っ越してから15年もたつのですね。
ここに引っ越すことができたのも奇跡的なものを感じます。それこそバブリーなころに
買ったマンションを一度手放し、こんな貧乏人が何千万も損をして、また再び
病院やら職場や学校から近いこの場所に住むことができるなんて。
売主さんも私たちを気に入ってくれたことをよく覚えています。数年後明るい奥さまは
亡くなられたと聞きました。
娘がうちに生まれて来てくれたことも奇跡だし、ブルーが来てくれたこともそうです。音もなく
部屋に入ってくるブルーのためにドアを少し開けておく習慣は取れません。いろんなことを
気にかけて暮らしていました。
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蓮や睡蓮の季節にいつの間にか -1 ・・・ in a quiet garden -1

2018-07-19 23:58:49 | seasons
静かな庭で(7月9日 小石川後楽園)

この日は休暇を取っていました。4月からスケジュールが変わってしまっていけなくなった12時からのFヨガに久し振りに
行くことができました。

朝、新宿のモーニングサービスでフルーツてんこ盛りのフレンチトーストをいただいてから
どこかにお花を見に行きたいと思っていたのですが、月曜日は新宿御苑も閉園で、都の公園なら
空いていそうなので、小石川後楽園に蓮の花を見に行きました。娘の職場は10時始まりなので
モーニングまで一緒にしました。まるで旅行気分です。






果実園リーベルの山盛りフルーツフレンチトーストがモーニングで1000円以内です。


4

早朝の小石川後楽園へ




雨上がりで緑がみずみずしくて・・・

























































*















あじさいは今年あまり見れなかったので、残っていてうれしかった。




















July 9 2018 Koishikawa Korakuen
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三連休もあっという間 ・・・ 3 day holdiay passing away so quickly

2018-07-18 23:57:30 | a day in the life
昨日は夏風邪で熱がとうとう出てしまいました。ヨガのキャンセルは正解でした。
仕事を休むわけにはいかなくて、微熱ですが、何とか出かけてきました。
夕方に病院に行って診てもらいました。抗生剤などとてもよく効くので
それはそれで怖いです。

土曜日の午前はヨガでこの日は少しハードでしたが、シャバーサナではまた涙が
出てしまいました。午後はイタリア語で久しぶりに皆様にお会いした感じでした。
またヴォキャブラリーが増えました。
1か月間イタリア語を見なかったので、また数字がネックです。無意識にしていると
フランス語の単語が出て来てしまうこともあるし・・・



翌日の午前中もヨガで、調子が良くて、今までになくバランス感覚が良くて
そういう時はとてもうれしくなってしまいます。
午後は双葉苑で出来上がった紗張りしてもらった型紙を使って、糊置きをしましたが
結構難しかったです、もたついていると乗せてはいけないところにも入っていってしまいます。
糊置きしたところには次回色を挿す時に色が入っていかない仕組みです。
江戸更紗で作った帯も仕上がりました。初めての自分で作った帯です。



布を張りつける。板に糊が付いていて、霧吹きでぬらした布を伸ばして貼ります。



紗張りした型紙を置いて、3回木の刷毛で糊を引いて行きます。
1回目はなじませ、2回目は盛って、3回目はのりをつけずにならします。
少し練習してから本番をしましたが、難しかったです。



糊置きした布はドライヤーで乾かし、同じ工程をもう一度繰り返します。







家で決めてきた色を色見本から選びます。




糊が回ってしまったところは竹串で削って取ります。




日曜日の夜は嬉しいことにSが夕食を作ってくれるということで
まかせました。ラザニアは私より丁寧で、ホワイトソースも使っていました。
鯛のカルバッチョも私が作る胡麻ドレッシングではなく、和風となっていました。
土日は私が教えてあげるかSが作りたい料理で。今の子はクックパッドでいろいろ比較しながら
作れるからいいですよね。どれもとてもおいしかったです。












抹茶のワインを開けてみました。


16日

最終日は今までできなかった家事をまとめてしました。
クリーナーやエアコンの掃除、冷蔵庫の製氷室の掃除、ブルーが最後に汚しちゃった
私が織ったラグの手洗いなど。



夕飯はいわしのつみれの残りと鯵をしそに巻いて天ぷらにしたもの。







こちらは少し前に作った鯵の塩焼きと緑酢、とり貝の辛子酢みそあえ
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ツタヤで「ベニスの商人」を借りて見る ・・・ The Merchant of Venice

2018-07-17 18:35:34 | movie


ケネス・ブラナーの「ハムレット」も見たくて見なかった映画だけれど、
最近「真夏の夜の夢」を思い出してから、「ベニスの商人」の素晴らしいセリフを思い出していたところ
イル・ポスティーノの監督マイケル・ラドフォードが作っていたことを発見して、娘がCDをTSUTAYAに
借りに行くので、一緒に借りて来てもらっていました。

ベニスの商人の素晴らしいセリフをみつけるのに、翻訳の本と原文を照らし合わせることは
大変なので映画なら一度に合わせることができます。



この映画では見事にシャイロックを主役にして、人種差別についての説得力がすごかったです。
アル・パシーノの同じ人間なのに差別される理不尽さのセリフが迫力ありました。
当時ベニスに在ったゲットーについても説明がありました。
アル・パシーノが見事でした。最後に改宗させられてしまうシャイロックが哀れでした。
キリスト教のおごりというかそういうものも表現されていました。

この戯曲には素晴らしい台詞がちりばめられています。

ネリッサの中庸についての言葉。

You would be, sweet madam, if your miseries were in
the same abundance as your good fortunes are: and
yet, for aught I see, they are as sick that surfeit
with too much as they that starve with nothing. It
is no mean happiness therefore, to be seated in the
mean: superfluity comes sooner by white hairs, but
competency lives longer.

過ぎたるは及ばざるごとしと同じような意味。中くらいの幸せがいい。



箱選びのバッサーニオの「外観は中身を裏切るものだ」というセリフ

So may the outward shows be least themselves:
The world is still deceived with ornament.
In law, what plea so tainted and corrupt,
But, being seasoned with a gracious voice,
Obscures the show of evil? In religion,
What damned error, but some sober brow
Will bless it and approve it with a text,
Hiding the grossness with fair ornament?
There is no vice so simple but assumes
Some mark of virtue on his outward parts:

そして、バッサーニオのために、自分を高めたいという願い。

You see me, Lord Bassanio, where I stand,
Such as I am: though for myself alone
I would not be ambitious in my wish,
To wish myself much better; yet, for you
I would be trebled twenty times myself;
A thousand times more fair, ten thousand times more rich;
That only to stand high in your account,
I might in virtue, beauties, livings, friends,
Exceed account; but the full sum of me
Is sum of something, which, to term in gross,
Is an unlesson'd girl, unschool'd, unpractised;
Happy in this, she is not yet so old
But she may learn; happier than this,
She is not bred so dull but she can learn;
Happiest of all is that her gentle spirit
Commits itself to yours to be directed,
As from her lord, her governor, her king.
Myself and what is mine to you and yours
Is now converted: but now I was the lord
Of this fair mansion, master of my servants,
Queen o'er myself: and even now, but now,
This house, these servants and this same myself
Are yours, my lord:

裁判の後の満足こそ私の報酬と話すシーン

He is well paid that is well satisfied;
And I, delivering you, am satisfied
And therein do account myself well paid:
My mind was never yet more mercenary.

仕事って金銭的な報酬だけでなく、信頼してもらえることとか
達成感とかそういうものが自分への本当の報酬になりますね。



ベニスの商人で一番有名なセリフはポーシャの裁判での
The quality of mercy is not strain'd,
It droppeth as the gentle rain from heaven
Upon the place beneath: it is twice blest;
It blesseth him that gives and him that takes:
の下りではないかと思いますが、私はジェシカとロレンツィオの星空の下での
シーンが一番好きでした。よく聞くと星の光から音楽のことを
話していますね。

How sweet the moonlight sleeps upon this bank!
Here will we sit and let the sounds of music
Creep in our ears: soft stillness and the night
Become the touches of sweet harmony.
Sit, Jessica. Look how the floor of heaven
Is thick inlaid with patines of bright gold:
There's not the smallest orb which thou behold'st
But in his motion like an angel sings,
Still quiring to the young-eyed cherubins;
Such harmony is in immortal souls;
But whilst this muddy vesture of decay
Doth grossly close it in, we cannot hear it.

Enter Musicians
Come, ho! and wake Diana with a hymn!
With sweetest touches pierce your mistress' ear,
And draw her home with music.

Music
JESSICA
I am never merry when I hear sweet music.

LORENZO
The reason is, your spirits are attentive:
For do but note a wild and wanton herd,
Or race of youthful and unhandled colts,
Fetching mad bounds, bellowing and neighing loud,
Which is the hot condition of their blood;
If they but hear perchance a trumpet sound,
Or any air of music touch their ears,
You shall perceive them make a mutual stand,
Their savage eyes turn'd to a modest gaze
By the sweet power of music: therefore the poet
Did feign that Orpheus drew trees, stones and floods;
Since nought so stockish, hard and full of rage,
But music for the time doth change his nature.
The man that hath no music in himself,
Nor is not moved with concord of sweet sounds,
Is fit for treasons, stratagems and spoils;
The motions of his spirit are dull as night
And his affections dark as Erebus:
Let no such man be trusted. Mark the music.

台詞が長いので映画ではカットされていましたが、
字幕の翻訳が良かったです。


夜空を見上げながら、ロレンツィオのセリフです。

永遠の魂が奏でる歌声だ・・
だから朽ちていく肉体をまとっている人間には聞こえない・・

ジェシカの音楽を楽しめないというセリフの後で
ロレンツィオがこう言います。

心を自由にして・・
こころに音楽を持たず、甘い調べに感動しないものは、策略、略奪
暴力に走る
精神には光がささず、感情は闇に沈んでいる

音楽は確かに心を和らげますが、あの音楽が好きなドイツ国民が
ナチスに走るのだから、戦争という狂気のなかでは人間も狂わされて
しまいます。


キャストはアル・パシーノのシャイロック、ジェレミー・アイアンズのアントーニオが
とてもよかった。ポーシャは今まで私が持っていたイメージとは違うけれど、
ボッティチェリの絵の様でした。

July 10  2018

ネット上に全文載っていたので、助かりました。
コピペさせていただきました。
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