Reflections

時のかけらたち

Come next spring

2023-03-31 22:59:59 | music

急にスコット・ウォーカーの歌が聴きたくなって、久しぶりにあの低い声を聴きました。

Scott Walker - Come Next Spring

Come next spring
When all the world is new
And fresh
And green
And fair


Then I'll come home
And I'll carry in my heart
Just one prayer

That I'll find you
Still waiting for my arms
We'll meet
We'll kiss
We'll cling
And then once more
Love will blossom as before
Come—come on, next spring

And then once more
Love will blossom as before
Come next—next spring
Come next spring

 

Scott Walker - I Still See You

 

We Had It All

 

I can hear the wind a blowin' in my mind
Just the way it used to sound, through the Georgia pines
You were there to answer when I called, yeah
You and me we had it all

Remember how I used to touch your hands
While reachin' for the feeling that was always there
You're the best thing in my life I can recall, oh
You and me we had it all

I know that we can never lives these times again

So I'll let these dreams take me back to where we've been
Then I stay there with you just as long as I can
Oh, it was so good, yeah, it was so good
Oh, it was so good, when I was your man

And I never stop believin' your smile
Even though it didn't stay, it was all worthwhile
Yes, you're the best thing in my life I can recall, oh
You and me we had it all
You and me we had it all

 

後戻りできない時間の流れの中で、スコット・ウォーカーの曲が聴きたくなったけど、ちっとメランコリックに
なってしまいます。後戻りできない時間の中で再び巡りくるもの・・・

昨日は久しぶりの晴日。ブログの写真を少し整理してやっと北陸旅行のアウトラインをアップすることが
でき、ボビンレースを思い出しながら少し進めて、夕方買い物のついでに九段まで足を伸ばして
千鳥ヶ淵の夕方の桜を見ました。時間により違う姿を見せてくれます。今年は東京の桜はあきらめて
いましたが、来年また見れるともわからないのでやっぱり見たくなりました。ピークが過ぎつつありますが
春霞の中の桜がすてきでした。イタリア文化会館に通っていた若い頃、地下鉄から上がってお濠の周りの
緑に映える桜を見ると心躍りました。

 

 

真夜中にイザベル・ユベールの公開当時に気になっていた「未来よこんにちは」を見ました。フランス映画らしい
(ドイツ合作)いい映画でした。

 

 

 

使われていた曲もどれも素晴らしく特にアンチェインドメロディをアカペラでのバックが素敵でした。
シューベルトの曲も良かったけれど・・・・

 

Unchained Melody (Remastered)

 

 

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加賀藩の残した文化と今+白川郷への旅 ・・・ trip to old and new Kaga +Shirakawa-go

2023-03-30 13:59:17 | wonderland

3月24日~26日

新幹線が開通した時(2015年)から娘と行こうと話していた金沢にやっと行くことができました。
行くのが簡単になったのでいつでも行けると思うとなかなか行きません。出張で行ったのが最後。
あの頃は飛行機で行っていました。帰りはサンダーバードとか乗った記憶が・・ その時は帰り道に兼六園を
少し見ただけでした。

娘が街歩き&和菓子巡りがしたいと言っていて、最近は日本酒にも少し興味を持って居酒屋デビューもしました。
私と違ってお酒ほとんどだめで、仕事の後に飲みに行くことはしません。

娘の仕事の都合でここしか休みが取れそうもないということで、土日をはさんでホテルとか高くなってしまうのですが、
仕方ありません。また天気予報でずっと雨と低温でスケジュールと服装、寒さ対策等すごく迷いました。
いつものバックパックスタイルでほとんど山に行くような格好で回りました。

「かがやき」と言う新幹線に乗ったのは初めて。軽井沢も止まらず、金沢を目指します。

 

 

1日目(24日)は何とか雨も止むこともありそうだったので予定を変更して、まずホテル近くの金沢城に行って、
玉泉院丸庭園を回って、鼠多門口より尾山神社、近江市場(昼食)、ひがし茶屋街歩きとスィーツ、浅野川沿いを歩き、
街の案内図にあった中級加賀藩士の住宅野坂邸、近くの彦三緑地(旧藩士邸跡)によってホテルまで行きました。

 

 S  金沢駅(鼓門・もてなしドーム)

 

 

 金澤城

 

 

 

 

 

 玉泉院丸庭園

 

 

 尾山神社

 

 

 

 

 近江市場 山さん寿司

 

 S

 

 ひがし茶屋街に向かいます。

 

 

 

 菓舗 Kazu Nakashima のフルーツ大福

 

 

 

 金箔のお店

 

 雨が降ったり止んだりでしたが着物姿がチラホラ・・

 

 浅野川沿い

 

 藩士の屋敷跡のお庭 彦三緑地

 

 中級武士の家 野坂邸

 

ホテルでチェックインした後、お昼をどっかり食べたのでもう夕食は入らないという結果で、それでも何か食べないと
夜中におなかがすいてしまうかもしれないと思い、近くのドトールコーヒーまで行って、軽くミラノサンドとコーヒー
を軽い夕食にしました。

ホテルに戻ってから最上階の大浴場に行って、静かに夜景を見ながらお湯につかっていました。音楽が静かに流れ
癒されました。

ここの三井ガーデンホテルは枕とベッドがとても私に会って寝やすかったです。ホテルでは初めてではないかしら?

 S

3月24日 雨のち曇り
7:20 東京発 かがやき503号  9:48 金沢着
金沢駅  兼六園下・金沢城(バス) 金沢城 玉泉院丸庭園 ~ 尾山神社 ~ 近江市場 昼食)
~ ひがし茶屋 ~ 浅野川沿い ~ ホテル着 17:00頃 (徒歩) 18:00 夕食を食べに近くに外出

 

2日目(25日)はこの旅行を決めた時に予約していた現地のツアーで白川郷まで。本当は奥能登に行きたかった
のですが、朝の集合時刻が早すぎたので、あきらめて若いころからあこがれていた白川郷のツアーを見つけました。
半数近くが外国人でイタリアからの団体も参加していました。こちらから見ると「イタリアの小さな村」の
逆バージョンの旅のように思えます。
途中白海老せんべいの体験があり、寒い中火に当たっておせんべいを焼きました。
白川郷には11時半前にについてすぐ昼食をとって、2時15分まで自由に歩きましたが、時間が足りませんでした。
村の端から端まで動き回ってました。それにしてもここはどこ?と思うくらい外国人観光客の多かったこと。
途中、本来なら大型バスで入れる展望台に混雑のため行けず、シャトルバスを使って町全体を眺めに行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3時半には金沢駅に着き、ホテルでもらったバス1日乗車券を使って、21世紀美術館まで行き、夕食の居酒屋を
偵察に行きました。 21世紀美術館は最初リストに入っていたのですが、端境期で企画展示がなく、目的の
プールの作品が公開されていなかったので今回は行きませんでした。近くの「いたる」という居酒屋に目を
付けたのですが、ホテルの夕食マップにも一番についていてこれはもう無理かなと思いましたが早めに行けば
何とかなるかと淡い期待を抱いて、細い道を歩きました。
事前の予約電話がかからず、当日枠を少しも受けていて並ぶようになっていました。4時半に着きましたが
もうテントを張った駐車場には定員を超えた人が待っていて、あきらめて道に迷いながらのどぐろ釜めしの
「いたる」香林坊店に行ったところ、そこでの記帳は何ページにもなっていて2時間先のご案内ということで
そこもあきらめて近くの魚屋さんがやっている居酒屋さんに行きほっとしました。その前にあった居酒屋・花組
というお店にやっと決心して入ろうと思ったら、なんと予約でいっぱいとのこと。

天狗舞久しぶりでおいしかったです。

 

 4時半ですでに予約満杯。あきらめたITARU。

 

 鮮魚店の居酒屋で沁みる~。天狗舞。

 

 さすがお刺身はすべておいしい。特にぶりが。

 

 S

夕食でほっとして、ホテルまで一駅だったので、ゆっくり歩いて帰りました。

3月25日 晴
6:30 朝食  7:30 ホテル出発  金沢駅(バス) 駅の近くをチェック(帰りに買うお土産とか・・)
9:20 JR金沢駅金沢港口集合 9:30 出発  途中おせんべい焼の体験  11:30 白川郷着 14:15 白川郷出発
15:30 金沢駅着  広阪・21世紀美術館(バス)~ 16:30 いたる本店 ~  17:30 川端鮮魚店 ~ 19:00 ホテル (徒歩)

 

3日目(26日)は庭を中心に回り、最後に武家屋敷に行くことにしました。武家屋敷は計画では1日目にしていましたが
天気がひどくならないうちに金沢城を見ておくことにして入れ替えました。
まず金沢の中心、兼六園に行き、その中にある成巽閣(せいそんかく)で加賀前田家に伝わるお雛様特別展を見ました。
兼六園は朝早かったので、人も少なく雨の中でしたが、しっとりして素敵でした。前田家に伝わるお雛様と調度品が
半端なく素敵で、今まで見たお雛様のうち最高でした。雨だったので中でゆっくり回りました。

 

 

 

 成巽閣

 

 

 

雨が時々、小雨から強くなるような時もあったので、予定をかなり省きゆったりすることにしました。
計画では兼六園より歴史が古い西田家庭園玉泉園と金沢最古の神社、石浦神社を回る予定でした。そのあとも谷口吉郎
・吉生記念金沢建築館をカットすることにしました。兼六園を出て緑の小径を通って、鈴木大拙館に向かう予定でしたが
ふと小径から横を見ると緑のガラスのカフェが見え、鈴木大拙館からの帰りに寄ろうと思っていた辻口博啓プロデュース
のル ミュゼ ドゥ アッシュでした。帰りだと混むかもと思い急遽戻りカフェで一休み。その甘さを控えたお菓子の絶妙な
おいしさに脱帽です。

 国立工芸館

 

 緑の小径から見た「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」

 

 

 花粉症で目の周りがさらにシワシワですが、数年前の苦労作フェアアイルのベスト見てね❣

 

 S

 

 S

 

 S

 

 

 

 鈴木大拙館

 

 

カフェで休んだ後、緑の小径を降りて、鈴木大拙館へ。ここも外国人が多数訪れていて禅に対する興味の深さを
感じました。私は何か言葉とか展示してあるのかと思ったのですが、ほとんどなくその周りの自然に触れて、瞑想
するような場所に作られていました。

そこから繋がっていた無料で見れる松風閣庭園は天候が悪いので開園していて入ることができませんでした。そこから
犀川まで歩き、川沿いの桜を見てから長町武家屋敷に行くことにしました。雨でなければ犀川沿いをその先、ずっと歩く
予定でしたが、タイムリーに来たバスに乗り、香林坊まで行きました。

 

 犀川

 

 

おなかもすいてきたので、武家屋敷に行く途中で香林坊あたりで何か食べることにしましたが、せっかく金沢に
来たのでやはり海鮮、お寿司でしょうということになり、近くのお寿司屋さんに。

 

そこから長町武家屋敷まではすぐでした。そのエリアは人が住みながら昔の景観を保ち、観光客がウロウロ歩いているので
住んでいる人には申し訳ないという感じがしましたが、こういう場所を残していることはすごいことだと思いました。
金沢全体がすばらしく昔の街並みを保存しているのです。東京の近代美術館にあった工芸館も金沢に移動して、嫌な感じ
と思っていたのですが、美術館のエリアに移築された建物を見て、許してあげようと思いました。金沢は古い文化や工芸を
大切にしている素晴らしい街です。

 

 

武家屋敷では野村家を見学しましたが、本当に素晴らしく、武家でも相当上の位の人だったのでしょう・・ 想像以上に
文化的レベルの高い家でした。武家と言うとすぐ質素とか思ってしまいます。派手ではありませんが、落ち着いた美しい
家でした。

 

 

 

 

帰りの新幹線まではまだ時間がたっぷりありましたが、金沢駅にバスで戻り、お土産を買って、お弁当を買って
駅の反対口の少し離れた所にあるスタバで喧騒から逃れてゆっくり過ごしました。

 

 

 

 

お土産を買おうと行った駅のショッピングセンターの中の和菓子の多さに驚きました。知らないお菓子がたくさんありました。
予想をはるかに超えた町、金沢はきっと何度も行きたくなる町になるでしょう。歩くのにちょうどいい規模です。
そして町がすごく静かです。小京都と言われるのがよくわかります。

古いものを大切に保存して、新しいデザインも取り入れた町は魅力的です。兼六園と茶屋街くらいかと思っていたのは
大きな間違いでした。美しい庭を見て、おいしいものを食べて、工芸品や美術品に触れる素晴らしい旅でした。娘に
せかされて行って良かったと思いました。

3月26日
6:30朝食 7:40 チェックアウト  8:00 兼六園(タクシー) ~ 9:00 成巽閣 ~ 10:20  ル ミュゼ ドゥ アッシュ
~ 緑の小径  ~ 鈴木大拙館 ~ 犀川 桜橋
(徒歩) 香林坊(バス)~ 13:00 金澤 玉寿司  ~ 長町武家屋敷(徒歩) 
香林坊  金沢駅(バス) 
17:57 金沢発 かがやき514号  20:23 東京着 

 

~ 徒歩  ~ バス 又は タクシー   JR  S 娘より借りた

 

March 24-26  2023   Kanazawa  & Shirakawa-go

 

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裏高尾へハナネコノメに会いに ・・・ spring flowers in Ura-Takao

2023-03-22 11:59:53 | seasons

どうしてもハナネコノメが見たくて今日のスケジュールを急遽変更しました。
せっかくやっと見つけた表千家の教室の見学予定を4月に延期していただきました。場所は根津美術館の近くの
東三季の2階で、場所を借りて教えているのを知りました。とりあえず見学をと言うことで申し込んでいたところです。
しかしながら、金沢旅行から戻ってからではもう終わってしまっていることを教えていただいて今日しかないと思い
飛んで行きました。世の中はWBCで盛り上がっている時です。昨日もお雛様を片付け、イタリア語の直前に宿題を
していたので準決勝に気がつきませんでした。栗山監督は魅力的な人ですけど・・・

朝サンドイッチを作り10時12分の小仏行のバスを目指し、出かけたのですが、なんとバスが目の前で行ってしまい
追いかけたのですが(膝がまだ完全に治っていなかったのですが走ることができました)、運転手さんは開けてくれません
でした。それで1時間は待てないので駒木野庭園まで歩きました。

 

久しぶりの庭園には春が息づいていました。

 

ユスラウメ(梅桃、山桜桃)


 

 

ヒマラヤユキノシタ

かわいい鳥の鳴き声もして、近くにジョビも来たのですが、木の枝を飛び回って
飛んで行ってしまいました。

 

庭園のCafeで梅ジュースをいただいて、最初小仏川遊歩道を歩いて、蛇滝に向かおうと思ったのですが、
バスに乗って、まず蛇滝のハナネコノメを見て、帰りに遊歩道にすることにしました。

出ようとすると庭園の方がお花に詳しい人が来ているからと紹介してもらいました。ハナネコノメはもう
終わっているけどよく探したらまだ赤いおしべが残っているのがあるかもしれないということでした。
ほとんどが真っ白になっていると。日影にはないし、木下沢は遠いからやっぱり蛇滝かなと・・・

小仏行のバスに乗って蛇滝口で降りて右左と注意しながら進みました。

最初はイチリンソウやニリンソウがあちこちに咲いていました。

人もいない蛇滝ルートはどこか今までになく神秘的な空気に包まれていました。

 

カントウミヤマカタバミ

ユリワサビ

 

「エンレイソウがもう咲いているよ」とやっとここで人に会いました。

 

しばらく上ると道の真ん中に大きなカエル出現。
どうぞ動かないでねと横をそっと通り、振り返って写真を撮りました。

 

最初のハナネコノメ群生発見。でも赤いおしべの色がもう飛んでいました。

 

初めてこの道端の仏様が微笑んで見てくださっているのに気が付きました。
ゆっくり止まってお顔を眺めたことはありませんでした。

 

蛇滝直前のハナネコノメの群生地で赤い色が残っているのを探しました。肉眼ではほとんどみつけにくいので
カメラ越しです。

 

 

 

 

葉っぱもかわいい 

 

 

ヨゴレネコノメ

 

蝶々は黄色い蝶ももう飛んでいましたが、写真は撮れませんでした。

 

ナガバノスミレサイシン?

蛇滝口入り口の梅林の所でランチにしました。

 

ヒメオドリコソウ

小仏川沿いハイキングです。

 

キフジ

カメラ女子が長いこと写真を撮っていたので、待っている時間がなく、風景の中に入れさせてもらいました。

 

こちらスミレ街道となっていました。 タチツボスミレ?

以前はらくらく歩いていたのですが、ひざを痛めてから少しバランス感覚もなく、蛇滝までも少し疲れたし
小仏川沿いも少しアップダウンがあり、以前より体力がなくなっているのを感じてしまいました。
まだ膝は100%もどっていなくて、じっとしている時に痛みがあります。

この美しいスミレの前にも人がいました。スミレは葉を見ないと名前がわからないよねと
話していました。私も後から調べようっと。高尾にはたくさんの種類があってなかなか覚えられません。
ナガバノスミレサイシンかな?

 

 

セントウソウ

 

タチツボスミレ

 

ヤマエンゴサク

 

 

マムシグサ

キバナノアマナ

 

 

キクザキイチゲ

 

 

 

アメリカスミレサイシン

写真を撮っている方が「いつもここに咲くよ」と教えてくれました。

バスの時間まで再び駒木野庭園で鳥の声を聴きに寄る。

カタクリの花をみつけてラッキー。

 

こんなに素敵なイカリソウ見たことありません。行きに寄ったときに写真を撮り忘れていました。


 

 

帰りのバス停から撮った駒木野庭園の建物。行きは乗りそこなったので足を守るためにバスに乗りました。

 

初夏のようなお天気の一日でした。私は玄関に用意した帽子を忘れ、娘はせっかく作ってあげた
お弁当を忘れ、お昼休みに戻って食べたとのこと。職場が近いと便利だね。

裏高尾の春の訪れを楽しんだ一日でした。Uさん、来週じゃもうハナネコノメ終わっていると教えてくれて
ありがとう

 

March 22  2033  Ura-Takao

 

 

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ショーシャンクの空に ・・・ The Shawshank Redemption

2023-03-21 23:39:02 | movie

ショーシャンクの空に

1994年製作/142分/G/アメリカ
原題:The Shawshank Redemption

 

解説 S・キングの“非ホラー小説”『刑務所のリタ・ヘイワース』の映画化。無実の罪でショーシャンク刑務所に入れられた
主人公アンディ。もの静かな彼は、やがて自らの根源的な力と職能を武器に、刑務所の仲間たちに尊厳を取り戻していく。
物語はそんなアンディの姿を親友レッドが語っていく形で綴られていく。レッドを演じるM・フリーマンの穏やかな中にも
圧倒的な存在感をにじませた演技は、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされ高い評価を受けた。

スタッフ
監督・脚本:フランク・ダラボン
製作:ニキ・マービン
製作総指揮:リズ・グロッツァー デビッド・V・レスター
原作:スティーブン・キング
撮影:ロジャー・ディーキンス
美術:テレンス・マーシュ
編集:リチャード・フランシス=ブルース
音楽:トーマス・ニューマン

キャスト
アンディ・デュフレーン:ティム・ロビンス
エリス・ボイド・"レッド"・レディング:モーガン・フリーマン
ヘイウッド:ウィリアム・サドラー
サミュエル・ノートン:ボブ・ガントン
ブルックス・ヘイトレン:ジェームズ・ホイットモア
デイビッド・プローバル

 

映画 ショーシャンクの空に 予告編

 

 

1年近く前に録画して見ていなかった「ショーシャンクの空に」を九段フェスの発表会から帰ったあとに
見たくなってやっとちゃんと見ました。出だしだけ少し見ていたものです。

このポスターはよく覚えていますが、もう29年も前の映画だったのですね。
そのころの映画のリマスター版がどんどん出てきているようです。

主役の二人がすごくよかったです。M. フリーマンの語りでストーリーが展開されていくのですが、
ティム・ロビンスの余裕のある表情がとてもよかったです。

スティーヴイン・キングの原作、さすがです。
思いがけない展開に不意をつかれ涙が出てきたところもありました。映画で泣くのは久しぶりでした。

30年近く前でも世の中の変化について感じているのだから今だったらもうよけいそうですね。
人間らしく生きるとはとか・・

心に残ったセリフがたくさんあり、ネットで見てもこんなに書かれている映画は珍しいです。
私も見ながらメモを取っているのですが…助かります。

自由を奪われた人間がつかの間の人間らしさを感じる瞬間が労働の後の特別な計らいによる
ビールを飲むシーン、そして音楽が、モーツァルトの音楽が天から舞い降りてくるシーン、
50年近く刑務所にいて仮釈放されて行きたくない外の世界に行った老人受刑者の切ない言葉・・・
人間の尊厳も考えさせられました。

 

仮釈放されたブルックスの手紙 
ブルックスは飼っていたカラスを自由の世界に放し、出獄後世の中に適合できず、自ら死を選びます。

I can’t believe how fast things move on the outside.
シャバではなにもかももの凄い速さです。
I saw an automobile once when I was a kid ..but now they’re everywhere.
子供の頃、自動車は珍しかったのに今はもうどこにでもあります。
The world went and got itself in a big damn hurry.
世の中がやたらせわしくなっています。

 

図書係となったアンディがスピーカーで「フィガロの結婚」第3幕の「手紙の二重唱」を流したのを
聞いてRedの言葉

 

I have no idea to this day what those two Italian ladies were singing about.
今日に至るまで俺はあのイタリア人の女性が何を歌っていたのか知らない。
Truth is , I don’t want to know.
ほんとのこと言って、知りたくない。
Some things are best left unsaid.
わからない方がいいこともある。
I like to think it was something so beautiful it can’t be expressed in words and makes your heart ache because of it.
何か言葉にはできない素晴らしいことを歌ってる。だから聞くものの胸がキュウっとなる。そう思ってた方がいい。
I tell you, those voice soared higher and father than anybody in a gray place dares to dream.
あの歌声と共に聞く者すべてが限りなく高い空の果てに舞い上がっていく感じだった。
It was like a beautiful bird flapped into drab cage and made those wall dissolve away.
まるで美しい鳥が灰色の檻に舞い降りあの高い塀を消し去ってくれたようだった。
And for briefest of moments every last man at Shawshank fell free.
ほんの一瞬、ショーシャンクの全員が自由だった。

この辺から涙が出そうになってきました。最初の感動的なシーンです。
音楽が降りそそぐ印象的な場面です。

 

音楽を流したので、光のない懲罰牢に2週間も閉じ込められて戻ってきたときのアンディの台詞

長い時間よく耐えられたという仲間に対して、モーツァルトと言う友達とずっと一緒にいたと答えるアンディ。
音楽は心と頭の中にあると・・・

It was in here.  In here.  That’s the beauty of music. They can’t get from you.
(頭を指さして)ここにいた。(胸を指さして)ここにも。そこが音楽の良いところで、誰にも奪えないんだ。

 

音楽の意味について。

Here’s where it makes the most sense.
ここだから意味があるんだ。
You need it so you don’t forget.
わすれないために必要だ。
Forget?
わすれない?
Forget that there are places in the world that aren’t made out of stone.
人の心っていうのじゃは決して石でできているわけじゃないんだ。
There’s something inside that they can’t get to that they can’t touch. That’s your ‘s.
そこには誰も、絶対に、手を触れることも、奪うこともできないものがある。
What are you talking about?
なんのことだ?
Hope.
希望。

ここでとうとう泣いてしまいました。

 

この言葉に対してレッドはHopeはここでは危険なものと答えます。

 

犯罪者ですが、自由を奪われて生きるのに慣れてしまった人々。仮釈放が決まっても社会でやって行けるかどうか
不安に思う。何十年も社会から隔離されて暮らしていて。

刑務所だから自分はみんなにいろいろなものをこっそり調達してあげられるが
シャバに出たらなんでも電話1本で用が足り、自分ができることはないと話すレッド。

 元銀行員だったアンディが所長の不正処理の手伝いをさせられ、自分の冤罪を晴らす機会をつぶされたアンディの言葉

I guess it comes down to a simple choice.
選択肢は二つだけ。
Get busy living .. or get busy dying.
必死に生きるか、必死に死ぬかだ。

 

アンディは脱獄に成功し、刑務所内での不正を世に知らせ、メキシコへと逃れることに成功する。

Sometimes it makes me sad, though Andy being gone.
時々寂しくなる。アンディはもういない。
I have to remind myself that some bird aren’t meant to be caged .
俺は自分に言い聞かせる。籠に閉じ込めちゃいけない鳥もいるんだと。
Their feathers are just too bright.
羽があまりに美しすぎる。
And when they fly away the part of you that knows it was a sin to lock them up does rejoice.
それが飛び去ったとき、自由になって良かったと喜ばなきゃいけないんだと。
But still the place you live in is that much more drab and empty that they’re gone.
とは言っても、鳥が飛び去ったあとの世界は前よりくすんで侘しい。
I guess I just miss my friend.
ようするに俺はアンディに会いたかった。

 

仮釈放されたレッドはアンディの手紙を見つけ、メキシコへと向かう。
「何にも縛られず長い旅に出る。自由な人間の希望を持とう。」

 

アンディの手紙より

Remember, Red, hope is a good thing, maybe the best of things. 
覚えてるね? 希望はいいものだよ。たぶん最高のものだ。

And no good thing ever dies.
いいものは決して滅びない。

 

 

再会のラストシーンまで見ごたえのある映画でした。

 

『ショーシャンクに空に』名言や手紙(英語)の内容をご紹介!

 

フィガロの結婚 - 手紙の二重唱 - ルチア・ポップ & グンドラ・ヤノヴィッツ -

 

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桜が咲き始め春のフェスティバルで歌う (写真追加あり)・・・ Cherry blossoms begin to bloom and sing at the Spring Festival

2023-03-20 23:35:06 | music

3月19日

 

九段フェスでベルカントサークルの発表。
前日も練習がありましたが、先生もちょっと頭を抱えるところもありましたが、
とにかく一生懸命、楽しく、明るく歌ってと。とにかく音が出続けて、楽しさが伝わるように。
テクニック以前の問題。

音を上に飛ばして、もっと明るく、もっと強く。とにかく沈まないで気持ちをあげて行かなければ。
言葉の意味を考えて、暗い言葉は一つもない。

前日にやっと歌をまとめること、人に聞かせるにはどうしたらいいか迄やっとたどり着きました。
出発点に着いたようなものです。歌に命を与えて行かないと・・・

先週は家でレッスンの録音を聴きながら丸一日2日間練習して、時間がある時は歌っていました。発表会の前日は
寝ていても歌詞が頭の中を回る様な感じ・・・

そんな感じなのでフェスティバルで歌い終わったときはやり切った感じがありました。まだまだこれからですが。

Smile
私のお父様 ~ ジャンニ・スキッキより
コメ・プリマ

この3つの曲をやってよかったと思いました。

帰りはイタリア語の友達と神保町まで歩き、久しぶりに岩波ブックカフェでランチをして帰りました。
いつもは東西線ですが、都営新宿線とバスを使ったのですべてシルバーパスで帰ることができました。途中の公園の
桜がだいぶ咲きそろってきていました。

夜は疲れて、やっぱりエネルギーを使ったという感じで、珍しく12時前には寝ていました。

 

 

歌い終わって記念撮影・・・
10名歌い切りました。先生たちと一緒に。

 

 

 

 

 

その一日前

 

 

 

IL DIVO - SMILE - LIVE 2021

 

Smile スマイル(笑って)

 

Smile, anche se fa male                     笑って、つらくても
Smile, sotto il temporale                    笑って、激しい雨でも
Il cielo rischiarerai                             きみが恐れずに
quando tu riderai                              微笑むとき
senza più paura                                 空は明るくなる
Smile, è domani ancora                      笑って、また明日から
il sole, sai, risplenderà per te              太陽が、そう、きみのために輝くんだ

Dai luce a quel sorriso                       きみの顔に咲く
che si apre sul tuo viso                      その微笑みに光を注いで
Anche se sei triste                              たとえきみが寂しくても
tanto vedrai                                       それでもわかるよ
che ora puoi ritrovar l’incanto            今きみは魔法を見つけられるんだ

Smile, a che serve il pianto?                笑って、涙がなんの役に立つの?
La gioia vedrai, ritroverai,                    喜びを、ほら見いだせるよ
se sorriderai                                     きみが笑えば
Il cielo rischiarerai                               きみが恐れずに
quando tu riderai                                微笑むとき
senza più paura                                  空は明るくなる

Smile, è domani ancora                       笑って、また明日から
il sole, sai, risplenderà per te               太陽は、そう、きみのために輝くんだ

                         イタリア語レッスンのテキストから

 

Montserrat Caballé - O mio babbino caro

 

Angela Gheorghiu & Roberto Alagna - Come Prima (Hyde Park)

 

 

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春が来た井の頭公園と吉祥寺散歩 ・・・ spring stroll with my daughter in Inokashira Park and Kichijoji

2023-03-18 21:55:39 | seasons

3月12日

桜の花が見たいという娘と一緒に井の頭公園へ。前回望遠レンズでなかったので鳥が撮れなかったので
また来たいと思っていたところでした。

公園ではかいぼりが行われていました。以前かいぼりによって鳥がいなくなってしまったということを
聞いたことがあったような。生態系を守るために行われるということですが。
ボランティアの方も何人か参加していたようでした。

吉祥寺駅の近くでバインミーサンドイッチを買って、池の近くの空いているベンチでお昼ごはんです。

オオバンが元気に泳ぎ回っていました。

 

 

コブシの花がきれいに咲いていました。

ヒドリガモ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の訪れを楽しむ人たち。

 

サンシュユ

 

 

 

井の頭公園の早咲きの桜は、寒緋桜、河津桜、大寒桜です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たくさんの人がお花見に来ていました。何年ぶりに見る光景でしょう・・・

 

 

 

吉祥寺の街を少し歩いて、Coffee Talkへ。 駅から少し離れていたので待たないで店内に入れました。

 

 

 

定番のティラミスです。

 

娘はデザインカプチーノ。お雛様の絵でした。

 

いろいろなお店を眺めながら、駅に戻りました。

 


 

 

歩いているだけでも何か楽しい吉祥寺の街でした。

 

March 12 2023  Kichijoji

 

 

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BAGDAD CAFE - I'm Calling You & La ritournelle - the Good Life

2023-03-17 17:00:41 | movie

映画のブログアップはたまりにたまっていますが、直近で見た2つの映画から。

「バグダッドカフェ」 ニュー・ディレクターズ・カット版

  

監督 パーシー・アドロン
脚本 パーシー・アドロン
   エレオノール・アドロン
撮影 ベルント・ハインル

出演者
マリアンネ・ゼーゲブレヒ
ジャック・パランス
CCH・パウンダー
クリスティーネ・カウフマン
モニカ・カルフーン

原題 Bagdad Cafe Out of Rosenteim

1987年製作/西ドイツ/91分
2008年 ニュー・ディレクターズ・カット版製作

 

話題になったことは記憶にあるけれど、先日たまたま放送されていた映画。ちょっと気になってチャンネルを回したら
みるみる引き込まれてしまいました。それほど見る気はなかったのですが、映像も映画全体の雰囲気も人を引き込む魅力があります。
まるで映画の中のヒロインのように映画全体がどこかやさしく、ギアを入れないで行こうよと言った感じがあり、癒されます。
不思議な魅力のあるドイツ映画でした。

人生にはマジックが必要と言うところが少し前に見たウディ・アレンの映画「Magic in the Moonlight」を思い出させました。
この映画はまだメモを残していません。

アメリカ西部の砂漠の真ん中にたたずむ寂れたモーテル、バグダット・カフェに、夫とけんか別れしたドイツ人旅行者ジャスミン
(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)がたどり着く。不機嫌な女主人ブレンダ(CCH・パウンダー)が営む店は変わり者ばかり集まり
いつも気だるいムードが漂っていた。ジャスミンが現れてから、店に集う皆の心が癒やされていく……。

 

バグダッドカフェ Bagdad Cafe 1987

 

この気の遠くなるような音楽は耳に残っていた曲だけど、この映画のために作られた曲と言うことでした。

BAGDAD CAFE - I'm Calling You

 

A desert road from Vegas to nowhere
some place better than where you're been
A coffee machine that needs some fixing
In a little cafe just around the bend

I am calling you
Can't you hear me
I am calling you

A hot dry wind blows right through me
The baby's crying and I can't sleep
But we both know a change is coming
coming closer, sweet release

I am calling you
Can't you hear me
I am calling you

I am calling you
Can't you hear me
I am calling you

A desert road from Vegas to nowhere
Some place better than where you've been
A coffee machine that needs some fixing
In a little cafe just around the bend

A hot dry wind blows right through me
The baby's crying and I can't sleep
But we both know a change is coming
coming closer, sweet release

I am calling you
can't you hear me
I am calling you

 

 

「間奏曲はパリで」

 

アンデルシェフスキーの音楽のドキュメンタリー映画と一緒に借りた映画です。

原題の“La Ritournelle”は、フランス語で”ルーティーン”とか”リフレイン”の意味。 平凡な日常からの冒険を描くと同時に、
かけがえのない絆で結びついた夫婦愛を見つめた、大人のためのラブストーリー。

美しき、迷える“羊飼い”の主婦ブリジット。おひとりさまで行く、恋の都パリで出会ったものとはーノルマンディーで農場を
営む夫婦のブリジットとグザヴィエ。子供が巣立ってからというものの、穏やかで幸せだけど平凡な毎日。遊び心を忘れない
ブリジットは、変化をもたらそうと努力をしても、実直で無骨な夫は無関心。ある日、隣家のパーティで出会った魅力的な
パリジャン・スタンとの楽しい時間が、彼女の心に火をつける。夫に嘘をつき、ひとりパリ行きの手配を始めるブリジット。
未知なる期待を胸に、人生を変える休日へ出かけるのだ。 
                                                  Filmarks より

2013年製作/99分/PG12/フランス
原題:La ritournelle

監督・脚本  マルク・フィトゥシ
出演者    イザベル・ユペール、 ジャン・ピエール・ダルッサン、 ミカエル・ニクヴィスト、ピオ・マルマイ

 いかにもフランス映画らしい映画でした。いつも新しいことに挑戦したい主婦が人生のマンネリを打ち破るべく
パリへの冒険旅行。結局自分を知る旅でした。アヴァンチュールと言う言葉を久しぶりに思い出しました。
この映画も音楽がよくて、ジュリー・ロンドンの歌うthe Good Lifeは心に残ります。

 

『間奏曲はパリで』予告編

The Good Life - Julie London

 

作詞(英歌詞): ジャック・リアドン Jack Reardon
作曲・仏歌詞: サッシャ・ディステル Sascha Distel (原曲名 La Belle Vie)
出典: 伊-仏映画「新・七つの大罪」 "Seven Deadly Sins" (1962) より。アメリカではトニー・ベネットが63年に録音しヒットさせた。

トニー・ベネットが歌っていて、聴いたことのあるなつかしい感じがする曲ですが、結構深いですね。なにが good life なのか・・

Oh, the good life, full of fun seems to be the ideal
Yes, the good life lets you hide all the sadness you feel
You won’t really fall in love for you can’t take the chance
So please be honest with yourself, don’t try to fake romance
Yes, it’s the good life to be free and explore the unknown
Just like the heartaches when you learn you must face life alone
Please remember I still want you, and in case you wonder why
Well, just wake up, kiss the good life goodbye

イザベル・ユベールの「未来よこんにちは」を次の貸し出しリストに入れておきました。
月4枚と言うのはかなり追われます。見る映画が無くなったらやめようと思っているのですが、
あまり知られていていない映画でも結構面白そうなものがあることを知りました。

 

 

プラスワンはまたしても真夜中にやっていたドキュメンタリー番組、映像の世紀です。

映像の世紀プレミアム 第8集「アメリカ 自由の国の秘密と嘘」
[BSプレミアム]2月10日(土) 午後7:30~9:00
 
超大国アメリカの理想の裏側を描く。秘密ファイルによって大統領たちに恐れられた初代FBI長官フーバー、フェイクニュース
によって戦争をあおった新聞王ハースト、今なお陰謀論がささやかれるケネディ暗殺、テレビ報道によって隠された戦場の実態が
明らかとなったベトナム戦争、ホワイトハウスに設置された音声テープによって大統領のうそが暴かれたウォーターゲート事件。
秘密とうそに覆われた自由の国のもうひとつの物語である。
【語り】山田孝之 山根基世
 

バタフライエフェクト 「大統領が恐れたFBI長官」
3月16日(木)午前0時25分〜(水曜深夜)[総合]
初回放送日: 2023年3月6日

アメリカ歴代大統領が恐れた男、エドガー・フーバー。正義の味方FBI長官の隠された顔は、違法な盗聴・監視で大統領の
スキャンダルを収集するモンスターだった。赤裸々な女性関係を記した秘密ファイルを保身に利用し、48年間権力の座に君臨
した。監視の目は、市民にも向け、危険と見なした団体を徹底的に弾圧した。しかしFBIの違法捜査は、フーバーの死の直前
白日の下にさらされる。自由の国アメリカのうそと秘密の物語。

アメリカ合衆国がこんな人に支配されていたとは恐ろしいアメリカのダークな一面を見てしまいました。
ケネディ大統領暗殺、ロバート・ケネディ暗殺に日本人の私でさえ強いショックを受うけた子供の頃。アメリカが
輝かしい国に思えたころ。アメリカの大統領も情けない人たちばかり・・ アメリカがこんなに監視体制の国であったなんて。
マフィアより怖い、アメリカの裏社会。
M.L.Kingや社会活動家たちを脅迫し、間接的に死に追いやったりして、アメリカの歴史を48年も操作してきた人間がいたことに
驚いたけれど、そういうことが明るみに出たことはギリギリ民主主義が守られた感じがしました。
アメリカがこんなに保守的な国だったなんて。ジョン・レノンが長いこと入国できなかったわけだ。

 

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家の近くの春 ・・・ spring near home

2023-03-16 23:59:17 | seasons

昨日、ボビンレースの帰りに買い物にスーパーに寄った時に見た近くの春です。

ソメイヨシノ 一輪咲いていました。

ボビンレースのお昼休みに千鳥ヶ淵まで行ってみましたが、まだ咲いていませんでした。高いところに
一輪くらい咲いていたようにも見えました。

ヒュウガミズキはだいぶ前から咲いています。
雪柳も・・・

レンギョウも満開状態です。


 

高知の牧野植物園のショップより注文していたカレンダーが届きました。
3月のヤマザクラから飾りました。絵として取っておける穴の開いてないカレンダーです。

 

夕飯に星岡で習ったウドを使った菜種和えと鶏と椎茸の鋏み焼を作りました。
炒り卵を裏ごししなかったので見栄え悪し。でもおいしかったです。春らしくて。
鶏と椎茸もコキール皿に入れて焼いたのでぐちゃぐちゃ。

今日もウドの残りを天ぷらにしたり、ウドときゅうりを使った深山和えも作りました。
大根おろしで鶏のささ身を焼いたものやキクラゲ、エノキ、キュウリも加えます。
タコの残りはアボカドとわさびドレッシング和え。

野菜もおいしくなってきて、少し春らしい食卓でした。

 

March 15 & 16   2023

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春めいて ・・・ with the springtime approaching

2023-03-15 23:51:28 | seasons

月陽日はヨガスタジオで理学療法士の先生のプライベートレッスンで自分の体を計測して
いただきました。今さらですが、子供のころからスカートがどちらかに下がったり、
体躯の時間にきおつけをすると体が少し回転していました。今和服を着ても中心に顔が来ていないし
背中もS字になっていたり、足の長さ、腰の位置が違います。今ここで「身体を知って、体を動かす」
のクラスを担当している先生のクラスで歩き方や正しい立ち方などやっているうちに自分の体のねじれ
状態を正確に知りたくなりました。

今は便利で歩く姿をiPadで撮って、途中停止して定規を画面上で動かして中心線を見ることができます。
今まだ左の膝がを少しかばうようなところがあるのか体が左に振れている歩き方です。
とにかく体を固めないようにこれ以上アンバランスにならないよう、現状維持の運動が必要です。

 

昨年もしかすると死に至る病気を経験した後、人間いつ何があるかわからないので、何事にも
結構本気で取り組むようになりました。骨折とかひざの故障もありましたが、心臓病を経験して
自分が変わりました。73歳になって遅すぎる気付きでした。そうなるとあと10年くらいは生きたく
なりました。

京都や奈良のお寺が好きなのに仏教のこともあまり知らなかったので、少し勉強を始めました。
あと10年でいろいろなことをどれだけ深めていくことができるかしら? 何ができるかしらと
思うこの頃です。あと何回春を迎えることができるかしら等思う人生の黄昏です。

 

 

これからの人生の最後のステージで健康面でも何が起こるかはわかりませんが、自分の前に広がる世界に
自分の内なる世界を見つめながらまだまだ新しい世界に向かって行きたい気分です。
年を取ってこんなに気持ちが若くなるなんて不思議です。

 

(写真は井の頭公園の早咲き桜です。)

 

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気になったドキュメンタリーと報道番組 ・・・ documentaries and news programs that caught my attention 

2023-03-14 23:07:56 | movie
2月に見たドキュメンタリーの書きかけブログを完成させ、今月見た報道番組のメモを加えました。

映像の世紀(11)「JAPAN~世界が見た明治・大正・昭和~」
2015年9月放送
初回放送日: 1996年2月24日

20世紀の初め、日本は国際社会の一員としての地位を確立した。日露戦争での勝利をきっかけに表舞台に立ち、
その後の韓国併合、シベリア出兵、満州国建国へと突き進む。さらに太平洋戦争、敗戦、占領から戦後復興へと
至る日本の歩みは、どのように世界に伝えられたのだろうか。外国人のカメラマンが記録した明治末期から
昭和20年代末までの映像と外国人が残した記録を軸に、世界が見つめた「JAPAN」を描く。

2/4(土) 午前0:25-午前1:39
配信期限 :2/11(土) 午前1:39 まで 
 
 
 
 
 
映像の世紀 【実写カラー映像】 世界が見た明治・大正・昭和 Japan 1890~1970
 
 

深夜に面白い番組が放送されるので、困ってしまいますが、何かやりながら見ていたので、またあとからNHKプラスで
見ることができました。日本の近代史を映像でざっと流して見れることはすごいこと。

NHKの歴史関連の番組は映像の世紀だけではなく。ずっと昔に見たその時歴史が動いたかなにかでやっていた仏教伝来関連と
サンフランシスコ講和条約がすごくおもしろかったことが記憶にあります。今仏教史の昔買ったテキストを読んでいて
すごく難しいのですが、古代日本史では仏教伝来が一番大きな出来事だったと思っています。
 
日本が国際社会の一員としての地位を確立した20世紀。日露戦争の勝利をきっかけにひのき舞台に立ち、その後の韓国併合、
シベリア出兵、満州国建国で孤立してゆく。さらに、太平洋戦争、敗戦、戦後復興に至る日本の歩みは、詳細に世界に伝えられた。
この集は、外国人カメラマンが記録した明治末期から昭和20年代末までの日本の映像と彼らの手記を軸に、世界が見つめた
「JAPAN」を描く。
 
200年鎖国してきた日本が急速な西洋化をしたことに驚いたカナダ人記者のコメントが面白かった。
わずか30年前この人々はまだ武士で、異様な鎧兜姿であった。そして家には夫の帰りを待つしとやかな妻がいた。
しかし今日では商店や工場で15ペンスの賃金のために一日10時間働いて、妻の中でさえも工場で忙しく働いている。
わずか30年で変わりようは奇跡である。

映像が世界に広まって、パリ万博で紹介された日本文化は新鮮で多くの人の興味を引いた。特にフランスで作られた日本映画が
多いとのことで、フランスの日本ブームも結構歴史が長いように思いました。

日露戦争が世界に与えた影響は大きく、欧米でも日露戦争の映画が作られたとか。

西洋の学問の成果を集め、応用して組み合わせ使いこなした。
日本人は我々がはぐくんだ複雑な文明をわずか一世代で習得したのだ。(イギリスの新聞)

日露戦争勝利により、西洋人に並ぶ列強として台頭して、アジア人には小国が大国を倒すということで
感動を与え、アジアに民族的自覚を生んだ。西洋には日本がアジア人のリーダーになることが脅威になってくる。

大正時代には国際連盟常任理事国の一つにまでなっていった。

中国大陸の覇権争いから、日本製品に対する脅威もあり、日本は孤立化していった。
Made in Japan は経済的脅威となった。

フォーチュン誌に「産業の効率化、日本の産業制度は他のどの国にもない」と書かれた。
「教育が反抗しない国民を作った」というナレーションもあった。

アジア人のアジアと言う崇高な理想はただの帝国主義の野望と変わって行った。

しかし太平洋戦争末期には、「日本もただの支配者だ」と考えが変わっていったとか。

1942年ガンジーの公開状「すべての日本人に」

私は、あなたがた日本人に悪意を持っている訳ではありません。

あなたがた日本人は“アジア人のアジア”という崇高な希望を持っていました。しかし今では、それも帝国主義の
野望にすぎません。そして、その野望を実現できずにアジアを解体する張本人となってしまうかもしれません。

世界の列強に肩を並べたいというのが、あなたがた日本人の野望でした。しかし、中国を侵略したり、ドイツや
イタリアと同盟を結ぶことによって実現するものではないはずです。

あなたがたは、いかなる“訴え”にも耳を傾けようとはなさらない。たた“剣(つるぎ)”にのみ耳を貸す民族だと聞いて
います。それが大きな誤解でありますように・・・。

あなたがたの友ガンジー

戦争の終了により日本に自由がもたらされた。マッカーサーが自由をもたらしたというような感じの説明。
これが海外から見た日本。戦争前の弾圧された社会のことを思えばそれはそうだと思う。

戦争裁判についてはアメリカがつけたアメリカ人の弁護人が殺人罪なら両方共だと言ったことは正解だと思う。
その声はかき消されたという。

江戸時代からの社会改革はすごいことだと思うが、この小さな国が世界的な脅威になっていきアジアのリーダーになれず
追い込まれて行き、アジアに対してもひどいことをしてきて、原爆投下による敗戦を経験し、そこからまたその勤勉な
国民性による経済的な発展をして以後経済的には後退してもまだ世界の代表国の顔をしているのが不思議。
女性やマイノリティに対する差別や移民を受け入れない、最近もG20に外務大臣欠席とか後進国としか思えない国。
文化的なレベルは高い国だと思うけれど、社会的にはどんどん遅れてきているとしか思えない。

 

2月10日

神様の木に会う にっぽん巨樹の旅(5)

放 送 2022年6月11日(土)午後6時〜[BSプレミアム]
再放送 2022年9月26日(月)午後4時01分〜[BSプレミアム]

世界遺産の熊野・長崎など悠久の巨樹に出会う旅。地上最大の命の絶景。戦争と巨樹、被爆クスノキの奇跡の生命力。
鎮守の森・百年前の南方熊楠の警鐘。倒れたご神木の復活

悠久の命!巨樹と日本人の物語の第5弾。全国各地の巨樹を4年に渡り撮影。四季の圧倒的な美!一方で戦争、
リニア新幹線による伐採、現代を映し出す巨樹たちの命の時間。樹齢千年の巨樹が問いかける人間の姿とは?
弥生時代から生き続ける一本の巨樹の歌。被爆後、奇跡的に生き続ける長崎の大クスと被爆者の絆。驚きの発見!
鎌倉時代からの津軽の墓守の大杉。そして岐阜・倒れたご神木にもう一度、注連縄を!感動のドキュメント。

引作の大クス(和歌山・熊野) 樹齢1500年

  • 明治の頃、日露戦争で戦費がかさむ政府は寺社の統廃合、土地売却を進め、御神木も伐採される危機を迎えていた。
    しかし、南方熊楠が反対の声をあげた。
  • 熊野古道の「野中の一方杉」(樹齢800年)は南方熊楠が反対運動により9本だけ残った。
  • 高原熊野神社には複数の御神木(クスノキ)がある。

南方熊楠は名前くらいしか知らない人だったけど、地球を守ることの大切さを改めて思った番組でした。

今度熊野古道に行くときは高原霧の里あたりに行きたいと友人とも考えが一致して、いつの日か訪れることを
楽しみにしています。

地球の歩き方より

 

中辺路観光協会より

 

 

TBS 報道特集 
3月4日(土)放送分 イタリア人男性自殺の背景に何が

2022年、あるイタリア人の男性が東京入管の収容施設で自ら命を絶ちました。その男性は収容前、ホームレスとして
暮らしていました。男性の死後、記者は男性が生前、動画投稿サイトに残していた複数の動画をもとに取材を始めました。
今、ホームレスになる外国人が急増しているといいます。背景に一体何があるのでしょうか?

たまたま見ていた番組でレポートがあり、途中からだったので、あとからTverで全部見ました。
スリランカ女性の入管での非人道的扱いに心痛めていますが、この番組でのイタリア人ジャーナリストの言葉が
心に残ります。「日本と言う国はホームレスや不法滞在者の外国人に対して残酷。」

在留資格を失うなどの理由により入管施設に収容された人たちは人間扱いされないで自殺を図る人もいて、
たとえ仮放免されても仕事が禁止されているのでホームレスになるしかない。
この状況は国連からも仮放免者への対応に懸念が表明され、収入を得られるよう制度を改善すべきと
勧告されているという。
政治的理由などにより、帰国できない仮放免者もいる。彼らは有能なコックであったり、自殺したイタリア人の
ようにIT関連の仕事やデザイナーだったり有能な人も少なくない。
日本の難民認定は申請者の0.7%でG7の中でも桁違いの最下位。

人間の尊厳を大切にする国になってほしい。

 

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