Reflections

時のかけらたち

池の端のお花見 (写真追加)・・・ ohanami walking around Shinobazu pond

2019-04-30 23:56:45 | seasons
道明とユリカモメのスマホの写真を追加しました。

4月5日



上野の山のお花見は人込みとおつまみのにおいとお酒臭さで文化会館でコンサートに行くだけでも
いやになってしまうけれど、池の端沿いを歩くのは気持ちがいいですね。
上野の山には行きたくないけれど、池の端を歩くのはいいかなと思い出かけました。仕事を完全にやめた
初めての春はウィークデーにお花見続きの贅沢な時間です。美味しいぶどうパンのお店によることと
桜の大観記念館には行ったことがないので、行ってみたいと思いました。あと道明にいつか行きたいと
思っていたので場所など偵察に。ところがウォーキングついでに道明のお店の中に入ってしまったので
この一日の流れを道明記念日でアウトラインだけ流しました。

今はもう連休のさなか、元号が変わる時ですが、この日のことを思い出しながら、写真を選ぶのも
楽しい作業です。元号が変わることで何か盛り上げたいような空気感がありますが、特に何もなく、
ただ平成になった時は、結婚1年目の記念日で箱根プリンスホテルの部屋のTVで小渕さんが紙を
広げていたのを思い出すだけです。あれから30年があっという間。

天皇・皇后さまには長い間お勤めご苦労様、やっと定年を迎えることができて良かったですねと思います。
いつも平和を願っていたお二人の気持ちが嬉しかったです。これからも発信していってほしいです。
日本の負の遺産をそこに深くかかわってしまった家系からいつまでも忘れず心に刻んで過ごされたのは
同じようにかかわってきた政治家たちが先代の亡霊に動かされているのか戦争に向いているように感じ
正反対のように思えていました。
私が若いころから好きだったピアニスト館野泉さんと美智子皇后の交流もほほえましく、ネットで読みました。

お弁当を持って行って、鳥達やボートを見ながら食べるのは楽しいですね。
隣のベンチに座った若い女の子もスィーツか何か持ってきていて写真を撮っていました。インスタにでも
あげるのかしら・・ 公園についてすぐ近くに住んでいて1歳になるかわいい赤ちゃんを連れて
散歩のオランダ人の女性が隣のベンチで休んでいて、思わずかわいいと言ったら、日本語が返って
来たので話せるかと思ったらダメで英語で少しだけ話をしました。近くの人に愛嬌をふりまく
かわいい女の子がまわりを明るくしていました。道明のお店の位置を下調べしていた時のことでした。
まさかの最後にはお店の中に入ってしまった私でした。行くときは和服と決めていたのですが、
敷居の高いお店のハードルをカメラ片手のハイキングスタイルで簡単に越えてしまっていました。




























いろいろな種類の水鳥がたくさんいて、騒いでいました。
































この前のベンチに座れたので、ここで作って来たサンドイッチをおいしくいただきました。





ここでのお気に入りはキンクロハジロです。










桜の頃の大観記念館に行ってみたいと思っていたので、中に入り、お庭や大観の絵を見ながら、静かな時間を
持つことができました。家の中とお庭は写真NGでした。













隣の呉服屋さんまで行っていてさんざん迷った道明のお店でした。







外から眺めていたのですが、質問もあったので中に気軽に入ってしまいました。
女性の方といろいろお話して教えていただきました。道明の組紐はものによって違いますが、かなり
伸びることがわかりました。それで締めるので体にフィットするのですね。伸びて縮むので。
ずらっと並んだ帯締めを見ていたら、やはり以前欲しかった平家納経が欲しくなってお話したところ
すてきな色があると言って奥から持ってきてくれたのが私の初めての道明となりました。
以前のブログで書いた通りです。いろいろなくみ方があってそれぞれすてきです。平家納経は
1本で4本分の価値があるというか、やっぱり道明らしいですね。単色の藍色系もいつか欲しいところです。
2か月先の完成が楽しみです。糸染からするとのことでした。そこで教室の作品展のお知らせをいただいて
素晴らしいから是非と言われました。お店側から見ても素晴らしい作品の創造だったことが
作品展に行ってよくわかりました。

スマホで撮った写真がありましたので道明の写真を追加しました。















日本の色のサンプルのような見事な帯締め。そしてくみ方もいろいろあって、今に伝えてくれているのが
嬉しいです。

April 5 2019 Ueno
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和服でベルカントのあと道明作品展へ ・・・ Bel Cant lesson & exibition of Domyo

2019-04-29 23:59:26 | art
季節外れの寒い気温の27日はベルカントレッスンの後で、銀座のフェニックスプラザ(紙パルプ会館)
というところで道明の教室の作品展があり、見に行くことになっていたので、和服で出かけました。
午前中のレッスンのため早く起きて準備をしました。

和服で歌いにくいかと思ったけれど、腹式呼吸を感じることができてとてもよかったです。
半分を発声練習に費やすこのレッスンは、今日はまるで音声学、言語学をやっているようでした。
美しく歌う。美しくしゃべる。歌は話すの延長。徹底的に発音練習をするので語学に助かります。
はく息に声を乗せれば歌になります。




26日から28日まで開催された道明組紐作品展については道明を訪れたときに素晴らしいから是非
いらしてと案内をいただき、行ってみたいと思っていたところ、声がけしたあるばとろすさんは組紐の
先生と行く予定で、織のAさんもいらっしゃれることになり、会場でお会いしました。

組紐の世界は奥が深いです。こんなに素晴らしいとは思いませんでした。
あの紐でこんなに表現できるのですね。
ヨーロッパをイメージしたものもあり、この組紐のシルクロードを渡ってきた西域の香りが
するところも好きです。色も素晴らしいです。会場では各教室の作品のほかに、糸も販売されていました。
案内に使われていた「きざはし」のことをお聞きしたら、試作品を持ってきていないということで見ることは
できませんでした。



道明組紐作品展で。(あるばとろすさん先にアップしてすみません。)
肌寒い日ではありましたが、皆さん春の装いです。花の帯や花柄の小紋で。あるばとろすさんはポピーの帯に道明
の奈良組刀子の帯締! 紫色の大島によくお似合いです。Aさんは若々しい花柄の帯とお母様の斬新な大島でした。





池田さんに教えてもらった民藝館での片野元彦の藍染の絞り展にも今度ご一緒できることになり
和服でまたお会いすることができそうで嬉しいです。

帰りにマリア―ジュのティールームでお茶をして休憩しました。少しだけ雨が降ってきて和服には危ない
天気です。



マルコポーロの香りがいい感じ。











Aさんの帯が映り込んでいますね。



この日の着物

前日になって寒い天気予報だったので、祖母の薄手の単衣を準備していたのですが、第2候補として加えた紀尾井アート
ギャラリーで一目で気に入って買った小花の小紋にしました。帯もそこで買った縞で、なかなか合う着物がなく
試してみました。最初はグレーの中国刺繍のアップリケのあるものを予定していましたが。同じ方の使われた着物なので
なんとなく色が合いますね。このギャラリーでは名家のユーズドを販売していたことがあり、なかなか珍しい感じの
着物が多く魅力的でした。



寒くて思わずはおりも引っ張り出しましたが、昔草木染で染めてから織ったショールにしました。




最初に予定していた帯






小さな花柄がお気に入りの小紋






April 27  2019  Ginza

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小石川後楽園の春 -3 ・・・ spring in Koishikawa Korakuen -3

2019-04-28 23:56:32 | wonderland


鳥達と別れを告げて、先を急ぐことにしました。
ここの藤棚のタイミングに合わせるのは難しいけれど、きっと今頃は咲いているのでしょうね。



















池をぐるっと回って奥の蓮池の方まで行きました。

























何かと思ったら




カモさんペアのシンクロナイズドスイミングでした。




もみじの新芽がきれいです。













この後で、80過ぎのおばあさんに声をかけられて、鳥の話をしました。その方はカワセミを待っているところでした。
私が菫を撮った後、鳥の声がしたので木の上にいるシジュウカラを撮っていた時に、ここにシジュウカラが巣を
毎年作ると教えてくれました。写真はうまく撮ることができませんでした。
もっていたアルバムで最近撮ったカワセミの写真を見せてくれました。最近ご主人を亡くされて、喪中になったので
この写真を年賀状に使えなくなったと残念がっていました。何とも。
神田川のカワセミのこともよく御存じでした。足が少し悪そうでしたが、重いレンズを持って、鳥の写真を撮るのが
楽しくてしょうがないようでした。カワセミの第一発見者になって仲間に教えてあげたいと話していました。











この後飯田橋に出て、有楽町線で銀座1丁目に出て奥野ビルのギャラリーに行くことにしました。
後楽園についてすぐ、池を見ながらサンドイッチのお弁当を食べましたが、神楽坂で紀の善によって
休憩してしまいました。


April 2   2019   Koishikawa Korakuen

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小石川後楽園の春 -2 ・・・ spring in Koishikawa Korakuen -2

2019-04-28 23:53:31 | wonderland
梅園の一番奥のあまり人が来ないようなところが、後楽園の鳥たちの楽園です。
ここで、シロハラ、シジュウカラ、コゲラ、アオジを見ることができましたが
写真に撮れたのはシロハラとシジュウカラだけでした。他にも聞いたことがないような
鳴き声も聞きました。私の鳥の世界も広がっていきます。




シロハラは新宿御苑でもよく出会いますが、カサコソという音がするとたいていシロハラが
小さな虫でも探しているのか、落ち葉の中を動いています。結構かわいいのね。




























ここが彼らのお気に入りの地域。目の前にコゲラが止まったけれどあっという間に飛んで行きました。













シジュウカラ


































鳥達の好きそうな場所ですね。アオジは低い木の中にいるのを見たけれど写真には取りにくい位置にいました。
コゲラも目の前の高さの木の枝にとまり、焦りましたが、あっという間に飛んで行き、間に合いませんでした。
楽しい鳥達との追いかけっこでした。

April 2  2019  Koishikawa Korakuen
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小石川後楽園の春 -1 ・・・ spring in Koishikawa Korakuen -1

2019-04-28 23:42:41 | wonderland
4月2日

午後銀座のギャラリーに返品に行くことになったので、その前に小石川後楽園を
一周散歩しました。今回はあの梅園の奥にサンクチュアリのように鳥さんが
たくさんいるところを発見しました。80歳を越える鳥撮りのおばあさんにも
池のほとりで声をかけられて少しお話しました。

とてもいい天気でお散歩日和でした。枝垂れ桜もピークを過ぎていたので訪れる人も
少なく、外国人の観光客が楽しんでいました。





































































*




























この後で鳥さんたちに会うことになります。


April 2  2019   Koishikawa Korakuen
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2日続けて銀座の画廊へ ・・・ to a gallery in Ginza two days in a row

2019-04-26 22:16:03 | art
4月2日-3日

ちょっとハマりそうだったアンティークの和装のお店が銀座のあの素敵な奥野ビルの
ギャラリーで展示会をするというので4月の始めに行ってきました。











手動で開け閉めするエレベーターが少し恐いです。





目白庭園に行く途中に偶然見つけたお店が、この画廊で数日間お店を出していました。




アンティークの色使いやデザインにすごく魅かれるのですが、自分に似合うかどうかは合わせて見たことが
ないのでわかりません。現代にはない色で、以前美術館のレセプションで見たレトロな和服姿はすごく目立ちました。
目立つことはいいことではありませんが、個性的というのか今は絶対にないものです。







目白に行った時にお話しした店員さんがいたので、コーディネートを撮らせてもらいました。
今、蝶々の帯がとても欲しくて。また二葉苑に行って自分で作るのも手です。この方の蝶々の帯は若いころの
ものだということでした。







思いがけず道明の帯締めがあったので、一つ欲しいと思っていたこともあり、最終的に持ち帰りました。
奈良組の刀子です。カジュアルでいろいろな帯に合いそうでした。








家に帰ってすぐあけて見て、なんだか短そうな気がして、自分の持っていた帯締めと長さを比べたら
かなり短いのです。悪いけれど返品させてもらおうと思い、すぐ電話をしました。
店員さんから会期中に持ってきてくれれば受け付けるとの回答をもらったので、翌日さっそく持って行きました。

そういえばシルクラブで道明の方がいらして講演があった時も、販売があり、長尺もあることを聞いていました。
確認しなかったのはうかつでしたが、初めての道明なのでどのくらいの長さかも知らなくて、ユースドだと安いかと
思って決断したものでした。オーナーの方は道明と知ってお求めになったのだから本当は受け付けないと言い、
道明はすべてこの長さですと言われました。買う時も彼女と話したのですが、私が道明が初めてだった
ことも知っていて説明はありませんでした。モノによって伸びるのかとも思いましたが、そういうことは
ないのではとの回答。返品ができたのでまあよかったのですが、二日後に道明に行って、いろいろ伺ったところ
道明の帯締めはものによっては10cm、20cm伸びるものもあるとのことでした。そして驚いたことは刀子は
お店に置いてある新品の方が安かったのです。長さの問題で返品したのですが、値段が古いものの方が高いのは
どういうことなのだろうかと思いました。結果良かったと思いました。そしてもともと欲しかった平家納経を
注文して帰りました。出来上がるまで2ヵ月かかります。長さも長くしてもらいました。5cmごとに伸ばすことが
できます。いつだったかネットで道明の帯締めを買ったら長尺で失敗したとの投稿も見ました。よっぽどよく知って
いないとこのリサイクルのものは、難しいですね。やっぱりそのお店でゆっくり話を聞いて、相談しながら買わないと
いけません。まして元値も知らないでそれより高いものを買ってしまうところでした。


2日目のギャラリーはその前に小石川後楽園に寄って歩いてから行きましたが、前日気になっていた階下の
展覧会も見て帰りました。かわいい作者の方もいらっしゃいました。













このプールの絵が何とも好きでした。





















家に帰ってマンションのエレベーターホールから夕陽を撮りました。


April 2-3  2019  Ginza


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春風を感じながら ・・・ feeling the spring wind on my cheek

2019-04-25 23:11:01 | thoughts


今週の月曜日に友人から山梨の家で掘ってきた筍を分けてくれるとの電話があり、ちょうど
銀座まで行く用事があったので、帰りにオフィスによっていただいてきました。
会計事務所をやっている彼女は忙しい日の方が多くて、今までもなかなかランチにもご一緒
できなかったけれど、暇になる6月頃ゆっくり会うことを約束して用件だけすませました。
いつも最近亡くなった友人と3人で会って、ゆっくりとおいしいものをいただいて話をしたりして
過ごしていました。それでも多くて年に2回くらい。次回彼女を偲んで会うことを約束して別れました。





事務所で先生と呼ばれて忙しく指示する彼女。私も務めている時代を思い出しましたが、もう無理だし
今はやっとシフトできてきました。やっぱりあの緊張感の中でいろいろな人たちと出会って仕事する
ことは魅力です。





娘が見ていた女性が働くことのTVドラマを横から聞いていたけど、子育てしながら働くことの
大変さを思い出します。働かないと生きて行けないので、家族が犠牲となってしまいます。
やっぱり仕事第一でした。仕事のプレッシャーはあっても言いたいことが言える進んだ職場でした。
途中他の団体に出向したところは体質が古くて、男社会でした。





仕事しながら、家事・育児をすることを何十年もしてくると、合理的にすることしか考えなかった
そんなでしたが、全く仕事をやめた今も家事って時間が足りなくなる。そして仕事をしていた時よりも
生きることに近いと思います。ものごとの深さを楽しんでいます。
やっと今自分の中で切り替わったと思います。

エミリ・ディキンソンの 水という詩を思い出します。

WATER is taught by thirst;
Land, by the oceans passed;
Transport, by throe;
Peace, by its battles told;
Love, by memorial mould;
Birds, by the snow.

相対する両方を知らないと物事はわからない。






まだブログはそこまで来ていないけれど、最終日に駆け込んだ樹木希林さんの展覧会も
とてもよかったです。そこには自然体に生きる彼女の姿がありました。死とか病気に対する考え方が
すっと入ってきました。


昨日はいただいた筍でやっと季節のたけのこご飯と木の芽和えを作りました。その前日には
お店で買った筍で土佐煮を作っていました。







(ほうれん草入れすぎでした。)







(今年初めてのたけのこは土佐煮でした。)


材料の期限が近かったので、お菓子も二つ続けて作りました。本当はマカロンとケーク・オ・シトロン
です。ちょうどイタリア語があったし、たけのこをもらいに行くとき失敗作を少しだけ持って行きました。



(材料があったのでマカロンにしようと思って、白身も固く電動ので泡立てたのに、生地を絞ったら流れて
チュイールのようになってしまいました。)




(その翌日焼いたレモン・ケーキはいくら焼いても固まらずスフレのようで参りました。)



(やっと焼けたらバリバリ。でも中はまだしっとり。お菓子作りは室温とか、分量とか、オーブンの
火のまわり方とか、本当に難しい。)


人生って豊かだと感じる日々です。普通の暮らしを大切にしていきたいと思いました。





昨日は家にほとんどいて、日用品と食料を買いに行っただけで、気が付いたら誰とも話して
いなかったことに夕方気が付きました。スーパーのレジの若い女の子と言葉を交わしただけ。
そういえばこの生き生きして人が多いスーパーはいいものが安いのですが、老人のお客さんと
よく店員さんが話していますね。家に帰ればいないネコと話して、外では咲いている花と
会話しています。娘は疲れ切って帰ってきて、今少し体調が悪く早く寝ています。





アンデルシェフスキのシューマンのアルバムを聴きながら、洗濯物を畳んでいると、その曲は
心に共鳴して静かな感動の中にいる自分に気が付きます。タイトルを見たらピアノペダルのための練習曲第2曲で
「心からの表現で」と書いてありました。このアルバムの中には「心から」と書いてあるのが数曲ありました。
印象派の絵のようだと思う彼の曲ですが、この朝の歌については「夜が明けていくときの感情、それは絵画的
ではなく感覚的な描写である」とシューマンは手紙の中で書いていると解説にはありました。
なぜか目のまわりに涙がたまってしまうアルバムです。





花の写真は近くに買い物に出かけたときに、撮ったものです。ハナミズキってこんな風に花びらが
開いて咲いて行くんだと思ったり、アカメモチの花に突然気が付きました。小さな花が咲き始めて
いました。


今日は娘は風邪で珍しく食欲もなく、とうとうおなかに来てしまって先週も病院に寄ってから
職場に行っていましたが、今日は他の病院に行って家に戻ってきて仕事を休みました。
何も食べれないので、ずっと前に母からもらった婦人の友社の「お母さんが選んだ軽食とおやつ」
と「ちょっと具合の悪い時の食事」という本をぱらぱらと見ていたら、母からのカードが挟んであり、
モネの絵かと思ったら夏梅陸夫という写真家のサクラソウの写真でした。
そこには昔私が出張だからとたくさんの食料品を送ったとのリストが書かれていました。
子育てしながら仕事をすることはどれだけまわりの人から支えてもらっていたのかと今さら
親の思いに涙がでました。私はずっとお父さん子だったけど、大人になって家を離れて
暮らすようになった時、初めて母との心の距離が縮まりました。



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北斎展へ (更新バージョン)・・・ Hokusai Updated (blog updated)

2019-04-25 08:24:50 | art
古いところからブログにアップしていますが、整理中に、感想をメモしていたので
下記に追記しました。4月6日にアップしたものですが、更新版です。
やっぱり見てすぐ書かないと感動が記録されないですね。しばらくたって
落ち着いて書くのもまたいいですけれど・・

初期のころの北斎の動きのある躍動的な風景画には驚きました。
去年小布施の北斎館で北斎の人生の全容と肉筆画の素晴らしさに
それこそ北斎再発見をしたのですが、今回はさらに規模の大きな展覧会でした。
あるばとろすさんからとても良かったとのお話を伺って、ぜひ期間中に
行かなくてはと思っていました。

入るのに少し待たされましたが、充分ゆっくりと見ることができて良かったです。
終わりに近づくとまた混みそうなのでできるだけ早くと思って出かけました。

まぁ彼は天才ですね。その時代時代で夢中になったものが違って、単なる浮世絵で
終わらなかったところがすごいです。
私の持っている博多帯が北斎漫画から取ったと説明がありましたが、着物の柄の
ノートがあったので、このシリーズに入っているのかしらと思いました。

風景画ではブリューゲルの絵みたいと話している人がいました。

最後の2枚も心に残る絵でした。

とにかく動きがある彼の絵はすごい。若いころの歌舞伎役者の絵の時からもう仕上がって
いたようですが、70を過ぎてからのがまたすごくてここから本番かみたいな・・
人間ってすごい人はすごいと本当にそう思います。凡人も少しは希望が持てます。



3月15日



桜はまだの頃、六本木ヒルズの中の森ミュージアムまで北斎の全容を追った新北斎展 HOKUSAI UPDATED があり、
そろそろ終わりに近づき、込み合う前に行こうと金曜の午前中に行ってきました。
タイトルはなんとなくサントリーでやっていた広重VIVIDを連想しますね。

北斎については漠然としか知らなかったのですが、昨年信州に旅行した時に小布施の北斎館で
その生涯と変遷に触れて驚きました。今まで北斎の一部しか知らなかったのだと思いました。
そこでしばらく英国で展示され戻ったばかりの上町祭屋台や多くの肉筆画を見て素晴らしいと
思いました。今回は永田コレクションが島根県に寄贈されて他の場所では見れなくなるとのこと
もあり、見ておかないとと思いました。

それぞれの期に完成に近いものができ、次々興味が移っていった北斎でしたが特に晩年のものが好きです。



●春朗(しゅんろう)期

役者絵の名手の弟子として、江戸画壇に登場

 葛飾北斎は1760(宝暦10)年9月、江戸本所割下水(ほんじょわりげすい)に生を受けています。
その後、4歳で幕府御用鏡師、中島伊勢(なかじまいせ)の養子となり、好んで写生をして過ごし、手先が
器用だったことから14歳で木彫り職人に弟子入り。19歳のときには、当時名うての役者絵師、勝川春章
(かつかわしゅんしょう)のもとに入門。間もなく彼は勝川春朗(しゅんろう)の名を得て、20歳のころ、
細判役者絵によって浮世絵の世界に登場します。しかし、その好奇心に富む性格から、師の模倣に飽き足らず、
内緒で狩野派や洋画を学び、ついに破門。それがひいては、波乱に富んだ絵師人生へとつながっていくのです。

●宗理(そうり)期

浮世絵画派とは一線を画した、独自様式で評判となる
勝川派から追われた葛飾北斎は、36歳ごろから宗理(そうり)の落款(らっかん)を使用するようになりました。
前年に琳派の町絵師、俵屋(たわらや)宗理を襲名したものと考えられています。当時、仕事場を失った彼は生活に
窮するようになってしまいます。しかし、絵に対する情熱はかえって高まっていく一方。オランダの風景版画などに
影響を受けたのもこのころです。春朗時代に手がけていた、浮世絵版画や黄表紙などからは当然疎遠に。そこで
出合ったのが、当時全国的な流行となりつつあった狂歌の世界でした。結果、宗理の名で、豪華な狂歌絵本や
優れた摺物(すりもの)を多数発表しています。さらに、たくさんの肉筆作品を描き、自らの個性を前面に出す
ようになっていくのです。

●葛飾北斎(かつしかほくさい)期

読本挿絵の第一人者となり、肉筆画にも異才を発揮

葛飾北斎にとって大きな転機は、宗理の名を門人に譲り、1805(文化2)年に葛飾北斎と号するようになったとき。
以後、彼はどの画派に属することもなく、独立した絵師としての道を拓いていったのです。宗理期の享和年間に洋画に
触れてきた北斎は、文化年間になって新たに脚光を浴び始めていた長編小説、読本の挿絵へと仕事の中心軸を移して
いきます。これは読本の隆盛へとつながり、北斎が挿絵を手がけたからこそ読本は大流行したといわれるほど。
北斎は、浮世絵版画においても多彩な表現を用いるようになり、名所絵や戯画などを発表。また、肉筆画の作品も
最晩年と並んで多く手がけており、美人画など幾多の名作を残しています。

●戴斗(たいと)期

絵手本へと興味が移り、その最高峰『北斎漫画』を刊行

50歳を過ぎてから、葛飾北斎はまた新たな雅号である、戴斗(たいと)を得ます。さらに、読本挿絵から絵手本へと、
興味と制作の対象を移しています。絵手本とは、門人や私淑する人たちが絵を学ぶ際の手本となるよう、版画を本に
したものです。葛飾北斎の絵手本は徐々に対象が広がっていき、工芸職人向けのデザイン集、図案集という存在に
なります。これは、いかに多くの門人、私淑者が北斎のもとにいたかを証明するものでもあります。葛飾北斎は
関西旅行の途中、300あまりの絵手本を描いています。それをまとめたものが、後世に名を残す『北斎漫画』
初編でした。そのデッサン力は評判となり、以後、15編も刊行されるにいたっています。

●為一(いいつ)期

『富嶽三十六景』をはじめ、錦絵版画の名作を連発

現代では定年を迎える60歳を過ぎて、葛飾北斎はまたしても新たな雅号を使い始めます。1820(文政3)年正月の
摺物に署名した為一(いいつ)がそれです。この期の前半は戴斗期に引き続いて絵手本制作に熱中していましたが、
次第に色紙判の摺物に秀作を数多く残すようになっていきます。そして、錦絵に傾注するようになり、不朽の名作を
世に送り出すことになります。その作品こそ、今日、北斎と聞いて多くの人がすぐに思い浮かべる、『富嶽三十六景』です。
また、『諸国瀧廻り』、『諸国名橋奇覧』などの風景版画や花鳥版画、さらには古典や怪談をモチーフにした色鮮やかな錦絵
版画など、このころの秀作は枚挙にいとまがありません。


●画狂老人卍期
(がきょうろうじん まんじ)

老いてなお、意欲は旺盛、最晩年まで肉筆画に没頭

浮世絵版画で名声を得たにもかかわらず、葛飾北斎は次第に版画への熱意を失っていきます。しかし、75歳にして上梓
(じょうし)した風景絵本『富嶽百景』に、葛飾北斎は作画へのあふれる情熱を記し、画狂老人卍へと号を変更。老いて
なお意欲は衰えず、晩年を迎えてさらに新たな世界に挑む姿は感嘆に値します。北斎が最後に手がけたのは、肉筆画。
それも、当時の風俗ではなく、和漢の故事や宗教に基づく歴史画や物語画、あるいは動植物にモチーフを求めていました。
また、独自の洋画風表現方法にチャレンジするなど、その旺盛な制作意欲は常人を超えたものといっても過言ではないでしょう。

70年にわたって、貪欲に独自の画風を追求し、今際(いまわ)のきわまで絵筆を握り続けた葛飾北斎。その驚異的な絵師
人生は、新時代の足音が大きくなった1849(嘉永2)年、ひっそりと幕を下ろしました。

北斎の衝撃 和楽ムックより

今回の展覧会ではその気ごとの絵が展示され、どれだけ絵が好きだったのかと思いました。特に年齢が上がっていくほど
素晴らしくなっていくことが何か凡人にも勇気を与えるようなものでした。
私の持っている博多織の帯も北斎漫画から取ったと説明がありました。今回の展覧会でも和装の図案帳もありました。
その構図の斬新さから、素描の生き生きとした表現、晩年のやさしい植物の肉筆画。これだけの作品を見るだけでも
受け取るものが大きくて衝撃的です。描かずにはいられない、描くことが大好きな人というイメージです。

また小布施に行ってみたくなりましたが、次回は岩松院の天井画の大作「大鳳凰図」を見てみたいです。私も好きな街です。



最晩年に近い作品 向日葵 はシンシナティからの里帰りでした。
晩年の北斎を表したものとの説もあります。遺作は富士山の絵とか。
最後まで情熱を持ち続けた画家です。


六本木ヒルズの一日            



何回来ても同じ写真を撮っています。変わりゆく東京。新宿御苑の手前に建設が進んでいる国立競技場が見えます。
新宿御苑や明治時宮の森が見えます。




真ん中近くに迎賓館と東宮御所でしょうか・・ 




スカイツリー方向に見えるのは皇居。東京の緑はほとんど皇室関係か江戸時代の大名屋敷の名残とかですね。

六本木についたら、キューピーさんにつかまってしまいました。何かキャンペーンをやっていて
無理やりでもないけど、写真を撮ってくれました。


















毛利庭園の桜はまだでした。










ヒュウガミズキとアシビくらいしか咲いていなかったけど、池のほとりでお弁当を食べました。
自分で作ったお弁当はおいしいです。




まだ少し肌寒かったので、この水のオブジェ?は寒すぎる。








March 15  2019  Roppongi

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美しい鳥 ・・・ beautiful bird

2019-04-24 23:58:09 | nature
カワセミを期待して寄った神田川沿い。そこで偶然にも出会ったのは美しい3羽のコサギでした。
こんなに美しいと思ったのは初めてでした。
















































6








7





















いつまで見ていも見飽きない、上村松篁の絵のような美しい鳥でした。


April 1  2019  Kanda river (Omokage Bridge)

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神田川にカワセミを探しに ・・・ cherry blossom and kingfisher

2019-04-24 23:48:33 | wonderland
4月1日

早稲田大学界隈と大隈庭園の寄り道がありましたが、やっと神田川沿いに出ました。





















いつもはあいていない川沿いの門が開かれていた肥後細川庭園。




この庭園の前の神田川の排水溝にカワセミが巣作りしていると先日聞いたのでやってきましたが、
気配も人もいなくて、このまま川沿いを歩いて行くことにしました。











ヒドリガモが一羽花びらの中を泳いでいました。




しばらく歩いていると数名の人が川の中を見ていました。そこには3羽の美しいコガモがいました。





















この橋の上にはカメラを持った人たちがいて、なんと何時間もこの下の巣を出入りするカワセミを
撮っていました。すごい量を撮ったと話していました。ここにも巣を作っていたのですね。2羽が出たり
入ったりして巣に何かを運んでいました。



















今のレンズでは鳥は限界を超えています。
この面影橋を渡って、帰ろうと思った最後の最後にカワセミに会えたのはラッキーでした。





この後 April Fools' Day に書いたように早稲田っぽいカフェに入って休んで帰りました。
すごい一日でした。

April 1  2019  Waseda
コメント (2)
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