Reflections

時のかけらたち

2023年 ・・・ passing 2023 

2023-12-31 12:59:09 | thoughts

2023年

今年は気候が季節の流れに沿っていなかったのか、何かいつもと違う時の流れと季節感。
そしてクリスマスも待ち望むというより、あっという間に来てさって行ってしまった感じ。
もっと時よゆっくり経って ・・・ いつまでも暑く、秋はあっという間だった・・・
クリスマスの飾りも直前に飾って、そしてもう片付けて・・・ 今日は2023年最後の日。

昨日花びら餅を新宿のデパートまで買いに午前中に行ったけれど、すごい人でそれだけ買って
すぐ帰ってきました。なんだか空の雲も12月らしくない感じ。

お花も昨日買って帰ってきたけれど、千両が立派すぎて、枝ぶりもどうしようもなく
広がっていて、ただ深いか気に入れただけでどうしようもなく


年の瀬にはいつも気が付かなかった汚れが目立って、どこもかしこもきれいにしたくなります。
もう時間があまりないのに、片付けが止りません。日常では気が付かないのが不思議。
年が変わると何もかも新しくしたくなるお正月。今までできなかった片付けもここで滑り込み。

2023年

1月 穴八幡神宮、法輪寺(早稲田)、諏訪神社、隅田七福神巡り、豊川稲荷
  自然教育園
  主人の親友のお宅へ
  荒井商店 
  東京ジャーミー
  熊野古道、伊勢路、志摩 旅行
  丸紅ギャラリー ボッティチェリ「美しきシモネッタ」
2月 自然教育園、牧野記念庭園、小石川植物園、東京薬科大植物園
  お墓参り 
  N響定期公演 アンデルシェフスキ(サントリーホール)
  アンデルシェフスキ (ヤマハホール)
3月 上野の森美術館 レースドール展
   髑髏尼 夕霧伊左衛門 廓文章 玉三郎(歌舞伎座)
   河村尚子(サントリーホール)
   星岡日本料理講習会
   初期伊万里 朝鮮陶磁 (戸栗美術館) シノワ渋谷店
   井の頭公園
   九段フェスティヴァル
   裏高尾蛇滝、小仏川遊歩道
   金沢・白川郷旅行
4月 日光植物園(小石川植物園 日光分園)
   与話情浮名横櫛 仁左衛門+玉三郎 (歌舞伎座)
   益子旅行(友人のペンションへ)
   向島百花園
   N響定期公演 パーヴォ・ヤルヴィー(サントリーホール) シベリウス、ラフマニノフ、チャイコ
   丘の上の本屋さん
5月 目白庭園
   イタリア映画祭 Corre da te (朝日ホール)
   お墓参り
   愛のヴィクトリアン・ジュエリー(大倉集古館)
   ダンテの声(イタリア文化会館)
   検査入院
   かるがも茶会(目白庭園)
   デュオ・リサイタル チェロとピアノ (イタリア文化会館)
   土門拳展(東京写真美術館)
   Mさんのお茶会
   N響定期公演 ファビオ・ルイージ、パスカル・ロジェ(NHKホール)サン・サーンス、フランク
   Kカンパニー マダム・バタフライ (東京文化会館)
   小石川植物園
   帰れない山
   中学の同級生の友達にお別れ
6月  栗林千里ボビンレース教室 レース展(銀座洋協ホール)
   ヒラリー・ハーン(愛知芸術劇場)
   名古屋・岐阜 旅行
   中学の同級生のライブコンサート(銀座TACT)
   かるがも茶席(目白庭園)
   美しき漆 日本と朝鮮の漆工芸 (日本民藝館)
   中学の同級生と音楽や文学の話
   おとめ山・薬王院、白山神社・小石川植物園、向島百花園
   N響定期公演(ノセダ、庄司紗矢香)バッハ、レスピーギ、ラフマニノフ
   両親の法事
   表千家茶の湯のお稽古再開
7月 高尾山
   N響コンサート「夏」 熊倉優、北村朋幹 (NHKホール)
   お墓参り
   富士山日帰りバスツアー
8月 軽井沢
   荒川修作+マドリン・ギンズ(セゾン現代美術館)
   ボビンレース軽井沢合宿
   マティス展 (都美術館)
   甲斐荘楠音展(ステーションギャラリー)
   不忍池
9月 叔母の葬儀
   江尻南美と仲間たちによるオータムコンサート (プリモホールゆとろぎ)
   三輪昌代制作のボビンレースと白糸刺繍 (ギャラリーエフェメラル)
   トスカ 山畑晴子
   Aico & 作宮隆展 (ギャラリーヴィヴァン 鎌倉)
   軽井沢
10月 江戸路
   人形町歩き
   今をときめく若きヴィルトゥオーゾたち Vol.3 上野通明 北村朋幹(リリア・ホール)
   高野山・龍神温泉・熊野古道 の旅
   中学校クラス会
   ヨーヨー・マ&キャサリン・ストット デュオリサイタル( ミューズ アークホール)
11月 ホイックニー展(現代美術館)
   ホセ・カレーラス テノール・リサイタル
   片田好美 水彩画展(緑蔭館ギャラリー 成城)
   炉開き
   急逝した親友の家に誕生日にお参り
   高校クラス会
   皇居三の丸尚蔵館  如水会館
   イタリアオペラ合唱団(ムーブ町屋)
12月 桑山美術館・昭和美術館・東山動植物園(名古屋)
   天守物語 玉三郎 (歌舞伎座)
   ヴィキングル・オラフソン(しらかわホール)
   名古屋・京都(鞍馬)旅行
   Lace in white  (六本木ストライプハウス)
   植物多様性センター(神代植物公園)
   ダンテ (イタリア文化会館)
   クリスマスコンサート 山畑晴子、安藤英市 (スコット・ホール)
   北村朋幹 Real-time (ムジカーサ)
   
      
 

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Where Is the Friend's House?  Abbas Kiarostami

2023-12-30 23:53:25 | movie

 

Where Is The Friend's House? Trailer | Khane-ye doust kodjast? | Abbas Kiarostami

 

友だちのうちはどこ?
1987年 イラン 85分
スタッフ
監督:アッバス・キアロスタミ
製作:アリ・レザ・ザリン
脚本:アッバス・キアロスタミ
撮影:ホマユン・パイヴァール

キャスト
ババク・アハマッドプール
アハマッド・アハマッドプール
ゴダバクシュ・デファイエ
イラン・オタリ

素晴らしいイタリア映画を「ラザロ」と「3つの鍵」を見終わってすぐ何かいい映画を見たくなって、半年以上前に
録画していたキアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」を「ダンテ」を見に行く前日の20日に家で見ました。

注目していた監督で「桜桃の味」を見に行きたいと思ったことがありましたが、そのままでした。
イランの映画監督のキアロスタミは小津の大ファンでした。そのことがうかがえるようななんでもない1日を
淡々と描いているのですが、少年のひたむきな思いが伝わって、ただ友人の家を探すだけなのにスリリングでもあり
飽きさせません。どんな大人たちがいたのか、繰り返して見たりして、ただあの男の子が抱きしめてあげたいくらい
かわいかったです。イランの社会が男子だけしか教育していないことが当たり前のように描かれていて、男の子でも
家の手伝いをしたり、働いていて勉強する時間もあまりありません。大人の言うことには絶対に従わなければいけない
イスラムの戒律の世界。そんな中でも少年を助ける扉職人だった老人の言葉にはひかれるところがありました。
今は長持ちする鉄のドアの時代に変わってきていると木のドアを作る老人は話す「一生ってそんなに長いものかな?」
時代は変わり人はなぜ町に行ってしまうかと時代の変化を嘆き、最後に少年のノートに押し花をはさむように渡す老人。
少年の気持ちに唯一寄り添う大人でした。何回も見たくなる不思議な映画でした。

 






私が若いころ大好きだったエルマンノ・オルミ、ヴィクトル・エリセ監督と同じタイプの監督だと思いました。自然で
ドキュメンタリーのような映画で、でも限りなく美しくピュア。

たまたまオルミ監督の映画に翌日見た「ダンテ」の主演男優が出ていたので、その映画の所を見ていたら
映画上映の頃のオルミ監督のメッセージをみつけました。「緑はよみがえる」は岩波ホールに見に行きました。
その時もこのメッセージを見ていたのですが、今この時代にますますそれを強く感じます。

そしてオルミ監督のメッセージ

オルミ監督は「真の平和は武器で勝ち取ることも守ることもできません」と警鐘を鳴らし、
「ひとりひとりが平和を希求することで平和な国はつくられる」と訴えている
。 映画は、第1次大戦下のイタリアで

オルミ監督の父親が経験した事実を基に製作され、戦地で命を落とした若者たちの痛みと悲しみを描いた。


エルマンノ・オルミ監督「緑はよみがえる」日本公開メッセージ

 

今日のニュースでもロシアのミサイル攻撃を報じていた。最近はTVはほとんど見ていないけれどパレスチナの民間人を巻き込む
戦争が激化して世界中そんなに武器を作りたいのと思ってしまいます。日本の政界もキックバックとか自分たちのことばかりで
オルミ監督のメッセージが再び心に響きます。

 

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今年の締めはイタリアンで ・・・lunch at an Italian restaurant at the end of the year

2023-12-29 23:59:18 | seasons

12月28日

年末になると片付けなければいけない症候群になります。というか片付けるエンジンがやっとかかるのです。
午前中に忘れるといけないのでまた触り始めたボビンレースを少し進めました。一昨日だったか久しぶりにやったら
何かおかしくて直前に間違えを発見して、また解くことから始めました。でも年末なのでそんなにやっていられません。

捨ててなかった小型の電気製品をやっと捨てに行ったり、必要ないものを捨てて、少しはすっきり暮らしたいと思い
山のような紙袋も整理して処分をしました。汚れたカーテンも捨てました。何しろ引っ越してからもう20年も経つなんて
信じられません。必要のないもの、長い間使わないものは処分してスペースを作り、スッキリと暮らしたい私です。

娘がお昼にダイ・パエザーニに行ってみたいというので、コロナ後初めてでもう何年振りになるのか、今年最後の
締めのランチで行ってみることにしました。お天気も良く少し歩きたいというので甘泉園を回って、また駅に戻り反対側の
スーパーまで行ってから家に帰り、6km、一万歩近く歩きました。

やっぱり本場のイタリア料理(アブルッツオ州)はおいしかったです。

このお店はサラミやハム等で有名ですが、前菜にもサラミやレバーペースト、ローストポーク
等が入っていて、どれもとてもおいしかったです。周りではビールやワインで、仕事が終わった
人たちでしょうか、一年の終わりのひと時を友人や、家族と過ごしていました。

パスタはイカ墨のリングイネ、鮭とウォッカのトマトソース。鮭が柔らかくて
ふわっとしていてとてもおいしかったです。

デザートは焼き菓子のほうを選んで、オレンジとリンゴ味のケーキも
おいしくて、とても満足の二人でした。

 

イタリアと言えば狼だったのですね。イタリア誕生の話やこの前見た「ラザロ」でも狼が
シンボリックに出てきました。

たくさん食べたし、少し歩いて帰ろうと当初の予定通り甘泉園まで足を伸ばすことにしました。甘泉園公園の手前の水稲荷神社
から入っていきます。ヤギがいたのは知っていたのですが、馬を見たのは初めてでした。かわいい馬で、まさか流鏑馬ようでは
ないですよね。足も短そうだし・・

 

やさしい目をしていました。


ヤギさんも登場。


 

 

 

 

静かでとてもよかったです。


買い物をして帰ったら、また怒涛のように片づけました。というか溜まったものを捨てまくり・・
なんだか加速するのですよね。

今年は料理を作らないことにしたので、片付けや掃除を中心にすることができます。
今日は窓ガラス拭きをいつものように一緒にして、台所を娘が初めて中心になって、私が書類の整理をしている間に
重曹を使ってきれいにしてくれました。京都移住計画を考えている娘も頼もしく見えてきました。

 

Dec.28  2023   Kansen-en Park, Waseda  

 

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Dante

2023-12-28 23:59:21 | movie

12月20日

茶の湯は混同しておりました。

13日と20日にあり、13日は続き薄で終わってから結構ギリギリな時間で六本木ストライプハウスのレース展に
行きました。膝が痛く正座ができなかったのでお点前は無理かと思ったらい、意外に大丈夫でお稽古することが
できました。

20日にはひざが治っているかと思ったら、まだ正座は痛かったので先生に前もって、見学だけでも大丈夫でしょうか
とお聞きして、見学するため早い時間に伺いました。筒茶碗のお点前で流し点というお茶を簡単に楽しむお点前でした。
しかしたっぷり時間がかかってしまい、飛んで家に帰り、夕飯を30分で作って、イタリア文化会館に映画「ダンテ」を
見に行きましたが、上映開始1分前くらいについて、席を取っていてくれたイタリア語の友達が手を振って教えてくれて
席に着いたらすぐ電気が消えました。

あらすじ

1350年、ジョヴァンニ・ボッカッチオはラヴェンナへと向かう。その目的はダンテ・アリギエーリの娘
ベアトリーチェに、彼の死と亡命に対する償いとして10枚のフィオリーノ金貨を渡すことであった。
旅路を通じて、ボッカッチオは人間ダンテの物語を再構成する。

監督:プーピ・アヴァーティ
脚本:プーピ・アヴァーティ、ジョヴァンニ・ボッカッチオ
出演:セルジョ・カステッリット、アレッサンドロ・スペルドゥーティ、カルロッタ・ガンバ
上映時間:94分
2022年 イタリア

上映前に、アントニオ・タイヤーニ副首相兼外務・国際協力大臣と、アヴァーティ監督からのビデオメッセージがありました。

とても印象に残った言葉はタイヤーニ副首相の文化こそ最大の外交であるという意味のことばでした。
国と国の関係はどうであれ、人と人を繋げるのが文化だと思います。

 

これは、ラヴェンナへ向かうボッカッチオの旅路を通じて、ダンテの人生を語る映画です。同い年、9歳の少女と恋に落ち、
彼女がダンテの愛の告白に応じる決心をするまでの9年間、彼女を追い続けた少年の人生。そこから、今なお私たちを感動
させるダンテの詩が生まれたのです。(アヴァーティ監督のビデオメッセージより抜粋)

ダンテ - 予告編|Dante - Trailer|第36回東京国際映画祭 36th Tokyo International Film Festival

 

 

 

 

ダンテのことは全く知らず、朗読劇「ダンテの声」を見てから興味を持ちました。
それでこのイタリア文化会館の催しはとてもいい機会でした。

ドキュメンタリーのようなこの映画でダンテの時代と背景を知ることができてとてもよかったです。
13世紀のイタリアはペストが流行していた時代で、フィレンツェの政争に巻き込まれて、フィレンツェを
追放され二度と戻ることはありませんでした。ボッカチオが同時代人でダンテを評価し、支持し広めた人
とは知りませんでした。単なる詩人と思っていたので戦争や政治にかかわっていた行動の人とは思っても
いませんでした。ダンテは「すべての星の本当の名前」を知っていたという修道女になった娘の言葉が
不思議な光を放っています。娘は最後まで父とラヴェンナで暮らし傍で見ていた人です。映画は一部ホラー
っぽい場面もありましたが、あの時代を描くことには大体成功していたように思えました。

映画の中でベアトリーチェをフランチェスカ・ダ・リミニと混同しそうになりました。
トニ・セルヴィッロによる朗読劇「ダンテの声」を見てから「神曲」を読んでみたくなりましたが、まだ入門書も
読んでいなくて、あの膨大な詩になかなか取り掛かれません。今の時代こそ「ダンテ」を読むべきと思うのですが。

ダンテを演じていたアレッサンドロ・スペルドゥーティは最近「3つの鍵」を見たのですぐ声といい背の高さといい
彼だと思ったのですが、あの立派な付け鼻の特殊メイクにちょっと惑わされました。

スペルドゥーティは以前オルミ監督の反戦映画「緑はよみがえる」で若い中尉役を演じていました。
「3つの鍵」の問題児となかなか個性的な役者でした。

「幸福なラザロ」、「3つの鍵」とたて続けにイタリア映画を見て、その前にはグレート・ビューティ~追憶のローマも
見ていいたので、イタリア映画の層の厚さに驚かされました。

 

Dec. 20  2023  

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リノベーションの嵐 ・・・ a storm of renovations

2023-12-27 23:57:36 | a day in the life

我が家にリノベーションの嵐が巻き起こった暮れでした。
今住んでいるマンションは築35年くらいになるので、専有部分の配管更新が数年前から必要と
言われていて、かなりのパーセンテージでリフォームした家が多く、今年の初めに大体的に説明会が
あった時にまだいいかと思っていましたが、やはりそろそろやらなくてはと思い始めていました。

そんな時に、同じ階の方がリノベをして12月17日に見学会があるから参考に見てはと声をかけてくださって
見させていただきました。そこはスケルトン・リノベーションで壁も取り払って間取りから変更して
全く新しいものを作り上げる「新築そっくりさん」というので、それは素晴らしい部屋にリメイクされて
いました。バリアフリーで安全に暮らせるようになっていて、効率的にすっきりした間取りになっていました。
それを見た私はすっかり舞い上がってしまい、今まであまりよく見ていなかった自分の経済状況についても
確認して、半分水回りを買えるだけより、全体を変えた方がお得だととんでもない金額のオーダーにも
快適に暮らせたらどんなにいいかと思い、心揺らぎました。

翌日落ち着いて考えてみて、やはり基本に立ち戻り、水回りにかぎり、配管を取り換えて浴室とトイレは
新しくする方針にすると見学させていただいた会社に連絡して家に来て見積もりを出してもらうのも無駄に
なる可能性が強いと思ってお話したところ、とりあえず家を見て相談に乗りますとということになりました。

私もこれからのライフデザインも考え直して、どう費用を工面できるか考えて、お金を有効に使うには
今快適な暮らしを選んだ方がいいかと部屋を構築しなおして、織機を置いたり、お茶もできたらと夢も
膨らんでしまい、振り子がまた大きく振れたりしていました。

ちょうど高校の時のクラスメートがリノベ中で実家にいて、メールでお話も伺ったり、資金面と合わせて
検討を重ねました。

もっと早く建築家だった友人に相談すればよかったのですが、やらなくていいんじゃないと言われるような気がして
遅くなってしまったけれど、やっぱり彼の一言で、決心がつきました。それはストレスがかかることはしない方が
いいと。やっぱりリノベ中の3ヶ月を貸してくれる六本木のマンションに引っ越すことはストレスフルかも。
私は引っ越せば物を捨てて片づけることができるのではないかと安易に思ったりしていました。

今ここに住みながら物をできるだけ少なくして、快適に過ごすことを目指す方がいいと再び思いなおして
給水管・給湯管の更新とお風呂とトイレのリフォームにとどめ、追加のリフォームで入居の際に残してしまった
フローリングの工事の追加をお願いしようかと思っています。絨毯を残したところが絨毯に虫が食ってしまって
撮り替えたいと思っていたところでした。

明日リフォーム会社の方が寸法を測ったりしに来る予定でしたが、昨日、娘に全体リフォームや水回りだけでも
法外な値段の会社にするつもりがないのだったら、時間が無駄だから断った方がお互いにいいと言われて
断りの留守電を入れました。

今日防災センターから聞いたこのマンションのリフォームを多く手掛けている会社の方に連絡して、電話で話した
ところ、その方は残せるものは残して行きましょうと言って下さり、満足度と資産価値を強調する最初の業者と
違って私には合っているかもしれないと思いました。いざ壊すとなるとやはり愛着もあり、ホテルのように寒々しく
なっても寂しいかも・・ 来月相談に来てもらうことになり方針が決まりそうです。

大いに揺れた年末。友人と2番目のリフォーム会社の方の意見に従って必要な部分だけすることにしました。
すべてを壊して作り直すことより、残せるものは残すという考え方に再度戻しました。

 

(写真は12月16日のベルカントのレッスンの帰りに撮ったものです。)

 

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今年のクリスマスは ・・・ Christmas celebration this year

2023-12-26 23:59:14 | seasons

Thank you, Patty

いつも早くにクリスマスカードを送ってくれる60年来のアメリカのペンフレンド
それに引き換えいつもギリギリか遅れて届く私が送ったカード・・・
コロナ以降海外の郵便事情が遅れがちのような気がするのですが・・・

トナカイさんメイクのかわいいお孫さんたちの写真も同封されていました。
すてきなクリスマスを過ごされたとe-mailもクリスマスの日に届きました。

 

12月23日

今年の我が家のクリスマスは24日にコンサートがあったので、前日の土曜日に家で
お祝いをすることにしました。

慌てていつもの聖歌隊を出して、父からもらった小さなクリスマスツリーをぎりぎりに
出しました。妹が作ってくれた白いフェルトのツリーは今年は違う場所にしまっていたのか
気が付かず出していませんでした。クリスマス飾りをしまう時に探してみなくては・・

主人がいた時はたまには家でもチキンを丸ごと焼いていたのですが、ずっとレストランの
ローストチキンを予約して買っています。今回も家の近くのスペインバルのラ・セパに
お願いしていました。

焼き立てのチキンを取りに行って、すぐ夕食です。簡単なサラダとフライドポテト、娘が作った
ポテトのポタージュスープだけの簡単なものでしたが、1年に一度だけ頂くロースト・チキンは
ジューシーでとてもおいしかったです。

 

ケーキは伊勢丹で買ったパレスホテルのマロン・シャンティにしました。我が家ではこういう時にしか
食べることができない特別なケーキです。実は前日に目白まで散歩がてら歩いて行ってエーグル・ドゥース
でカットケーキを買おうと思っていたのですが、この時期、カットケーキは作っていませんでした。

午前中に伊勢丹まで歩いて行って、帰りはバスに乗り、近くの公園を通り抜け、パン屋さんでフォカッチャ
を買って帰りました。

 

 

 

前日の22日の目白の帰りに撮った写真です。

エーグル・ドゥースにケーキがなかったので近くのケーキ屋さんを発見したのですが
パス。

 

ちょっとがっかりして、志むらで休憩して帰りました。
栗蒸し羊羹のおいしかったこと・・

 

 

 

帰り道になんと手芸材料専門店のSeiwaが閉店になっているのを見て驚きました。これも
コロナの影響で教室などが少なくなったせいなのですね。社会活動に大きな影響を与えた
コロナです。私の通っていたヨガ教室がなくなり、児童合唱団が先細り・・・そして貴重な
工芸の材料を売っているお店も無くなってしまいました。

でも今年のクリスマスは戦争の絶えない世であっても、世界のクリスマスは久々に
イルミネーションで賑わっていることを久々に見たインスタグラムで知りました。

 

24日にイタリア語のレッスンのウォーミングアップで習ったMario Lodiの詩です。

Caro Gesù,
dà la salute a Mamma e Papà
un po' di soldi ai poverelli,
porta la pace a tutta la terra,
una casetta a chi non ce l'ha
e ai cattivi un po' di bontà.
E se per me niente ci resta
sarà lo stesso una bella festa.

親愛なるイエス様
お父さんとお母さんに健康を
貧しい人たちに少しのお金を
地球全体に平和を
家を持たない人たちに小さな家を
そして悪い人たちに少しの善意を与えてください
そして、私に何も残らなかったとしても
それはまだ素晴らしいパーティーになるでしょう

 

Dec. 23 Toyama Park   Dec. 22      Mejiro

 

 

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私のクリスマスプレゼント ・・・ piano recital by Tomoki Kitamura

2023-12-25 23:59:12 | music

12月24日


北村朋幹

 毎日新聞より

 

Tomoki Kitamura Real-time Vol. 6 “Années de pèlerinage III”

初めて行く代々木上原の住宅街にある小さなコンサートホールでのコンサートです。

2時からのイタリア語の今年最後のレッスンの後、笹塚から近い代々木上原のムジカーザで念願の北村朋幹のReal-timeを
聴きに向かいました。

イタリア語は宿題もガリアとラテンの歴史に関する文章で超難しく、間接・直接目的語代名詞や副詞・形容詞を
当てはめる問題も今さらですが、難しかったです。宿題合わせだけでも時間がかかったのですが、
そのあとのクイズや、そして何と接続法にも入ってしまうという頭の中グチャグチャの、時に甘いものを
補給しながらの大変なレッスンでした。最近は簡単には習得できないから何事も面白いと思うように
なりました。まぁあまり努力してないだけなのですけれど・・・

自由席でしたが人が前から並びすぎて近所に迷惑が掛かるのでいったん5時半に整理券を配り
6時20分に整列することになっていました。私は6時過ぎに着いたのでまたどこかに行って戻っても
すぐなのでそこで、ホールから漏れてくるリハーサルの音を聞きながら建物の横で待っていました。

 

鈴木エドワードという建築家が設計したものです。昼間でないので全体像も撮っていません。

整列した時の月がきれいでした。私は遅く着いたのでもう最後の方ですが、100人程度のホールですので
どこでもいいかなと言う感じでした。

1階の前から4番目に座れて、ちょうど指が見える位置でした。念入りな調律が行われていました。

 

プログラムは直前に変更になりフォーレの「舟歌」からリストの「巡礼の年第3年 S.163より」になっていました。
事前にもメールで連絡が入っていましたが、コンサートの最後にフォーレの曲が長くて時間内に収まらなく
なったので変更したと本人から説明がありました。聴きたかったので少し残念でしたがリストがたっぷり
聴けました。

リスト:巡礼の年第3年 S.163 より
 Ⅰ. 夕べの鐘、守護天使への祈り
   Ⅱ. エステ荘の糸杉にⅠ:哀歌
 Ⅲ. エステ荘の糸杉にⅡ:哀歌
ノーノ:…..苦悩に満ちながらも晴朗な波…(1976)
     [エレクトロニクス:有馬純寿]

シャリーノ:水の都で迷子(1991)
リスト:巡礼の年第3年 S.163 より
 Ⅳ. エステ荘の噴水
 Ⅴ. 哀れならずや - ハンガリーの旋法で
 Ⅵ. 葬送行進曲
 Ⅶ. 心を高めよ
メシアン:愛の教会のまなざし(「幼児イエスに注ぐ20のまなざし」より)

 

アンコール
 リスト:鐘が鳴る S.238
 ラッヘンマン:「子供の遊び」から 第7曲「影の踊り」

 

別の世界に連れて行ってくれる北村朋幹のピアノ。その音の世界に浸りました。
自分が無になるくらい・・・ 現代音楽は人間の苦しみや葛藤を表しているようでしたが
光が感じられなくはありません。

この時間の芸術を聖なる夜に楽しむことができました。
静けさを聴きに。そして苦しみの後に喜びが訪れる彼の音楽は本当に素敵です。
静かな音楽です。今どんどん若手が出てきていますが、私は力で押してくる演奏は
あまり好きではありません。

演奏後、CDにサインをしていただきました。「素敵なクリスマスプレゼントをありがとう」と
言うと顔をあげてかすかに表情が緩やかになったのを感じました。私にとってこのコンサートは
最高のご褒美でした。
CDも聞いてみたかったのでちょうどよかったです。シューマンもいいけどブラームスを聞いて
みたかったので。オーディオを更新したのも北村朋幹やメンデルスゾーンの無言歌を聞いてみたかった
からでした。

 

黄昏に ブラームス、リスト、ベルク作品集/北村朋幹

 

 

帰り道・・・雲が流れ

星が光っていました。スマホだと明るく撮れてしまいますが、10時近くです。

 

12月10日にオラフソンを名古屋で聞いたときに、しらかわホールの最後の企画に館野泉さんの
コンサートがあることを知り、ちょっと心動きましたが、東京に戻ってから友人から館野さんの
番組があると教えてもらってNHKEテレだったか「鬼が弾く 左手のピアニスト 館野泉 86歳 新たな音楽への挑戦」と
「あしたも晴れ 人生レシピ」で館野さんの人生に対する姿勢を見ていたらしらかわホールでのラストコンサートに
行きたくなってしまってチケットを申し込みました。コロナ後に延期されたコンサートやバースディ・コンサートで
いつもすてきな音楽を伝えてくれていました。唯一動く左手でさえ、私と同じヘバーテン結節で曲がっているのに
あの音楽を作り出すことができるなんて信じられません。藤田真央との連弾もほほえましく素敵な番組でした。

このコンサートの数日後に、北村朋幹が何としらかわホールで初棒振りデビュー。
モーツァルトのピアノコンツェルトです。

参ったけどこれも行くしかありません。北村朋幹の音楽に対する深い思いは指揮にまで
行くのではないかと感じていたことがありましたがやっぱりねと言う感じです。

ムジカーザでたまたま知り合った私より少し若いくらいのピアノを職業とされている方も
名古屋にも行くと話していて、その後のコンサートも行くということでまたどこかで
お会いするかもしれません。その方も最近足を悪くされ、歩けるうちに行きたいと強く
思うようになったと話していました。

 

 

Dec. 24  2023    Yoyogi-Uehara

  

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秋の色・・・ Colors of Autumn

2023-12-24 23:55:52 | seasons

12月17日

植物多様性センターに久しぶりに行ってきました。
鞍馬を歩いて以来、近くを歩いたりして、歩くことが膝の動きを潤滑にすることがわかりました。それも30分以上
歩いてからとても軽くなるのです。それでどこか歩きたいと思い、小石川植物園か神代植物公園の多様性センターの
どちらかに行きたいと思ったのですが、ツルソバの実を見てみたいと思い、ツィッターの写真を昨年の物とは気づかず
行ってしまいましたが、秋の花の名残や木の実やからし色の葉など私の好きな色の世界を見ることができ、気持ちが
広がりよかったです。

 

 

 

ガガイモの種子






トゲナシサルトリイバラ




イソギク



ハチジョウアザミ

ワダン



オオムラサキシキブ


イズノシマダイモンジソウ

 

 

 

ツルソバ




ノイバラ

ツルウメモドキ






マツカゼソウ





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レモンエゴマ


 


 

Dec. 17  2023    Plant Diversity Center (Jindai Botanical Park)

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恐る恐る行った茶の湯稽古と六本木ストライプハウスの展覧会 ・・・ practice of tea celemony & exhibition of lace

2023-12-23 23:31:39 | my favorite

 

12月13日

鞍馬を歩いた翌々日の茶の湯の稽古は正座ができないのでお休みしようかと思ったのですが
先生に見学だけでもさせてほしいとお願いしたら、どうぞいらしてくださいとの返事をいただき
出かけて行きました。以前に痛めた膝が今回はすぐ歩けるようになったのですが、正座ができなく
なかなか回復しません。 ・・・

あの小さな部屋でお茶の空気の中にいたいと強く思えて、やっぱりお茶が好きだったのだなと思いました。

東三季の庭は秋が終わろうとしていたところ・・

続き薄というお点前を見せていただいて、私も驚いたことに1秒も座っていられなかったのに
正座ができ、お点前もすることができました。私はお薄だけでした。

見学だと13時からだと女性なので参考になるとのことで、そのあとだと男性でお点前が違うとのこと
でいつもより早く行きました。

私も見学だけでなく、お点前をやって見ればとの先生の言葉でできる限りやってみました。

静かな茶室で掛け軸の「無事」にその毛筆の文字から出てくる思いに、自分でも感謝の気持ちが
湧いてきます。大徳寺の住職さんの書かれたものだったかと記憶しています。旅行から無事帰って来て
この場所に入れることの幸せ。

禅語の「無事」はいわゆる無事の意味とは違ったのですね。何ものにもとらわれない、計らいの無い、
あるがままの状態の意味です。でも思わず無事とも思いたくなります。

お茶が3時間近くかかったので、そのあと六本木ストライプハウスでのボビンレースの展覧会最終日の最後の時間に
ギリギリ間に合いました。

 

 

稲垣礼子さんが主宰している教室の展覧会でしたが、受付で写真を撮ってもOKだけどSNSにアップするときは
名前は隠してと言われたので、参考にいくつかアップすることにしました。

稲垣さんの紹介の所でスウェーデン・センターの山梨ヘムスロイドと書いてあって、なんだか懐かしい感じが
しました。山梨さんは日本にスウェーデンのフレミッシュ織を広めた人だったと思います。私も本を持っていました。

 

同じパターンでいくつかやり方を変えて作られているものもありました。

 

 

すごすぎて参考にもならないのですが、とにかくすごい手仕事の世界が今も引き継がれていることに
驚きを感じます。

 

 

 

 

ボビンレースというより、ニードルワークと言った感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大作は全く手の届かない世界ですが、手仕事は生活を豊かにしてくれますね。

 

Dec. 13 2023   Aoyama & Roppongi

 

コメント (2)
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亡き友を思って ・・・ thinking of my late best friend

2023-12-22 23:57:10 | thoughts

今回の名古屋・京都行の前に今回は一眼レフを持って行かないことにしたので、スマホの写真を整理して
容量を確保していた時に、2019年にヨットに乗せてもらったときの写真に目が留まりました。
以前にもブログに載せたことがありましたが、友達の顔がはっきり写っているのは載せていませんでした。
今、彼女を偲んでここにアップしておこうと思いました。小学校の頃からの親友で、学校から帰ってからよく
お互いの家に行って遊びました。中学の頃はよく一緒に映画を見たり、展覧会にもよく行きました。
高校は別でしたが大学生の時か就職してからお茶のお稽古に一緒に行きました。スキーに誘ってくれたのは
大学生の頃かな?軽井沢にも一緒に行きました。「日々是好日」の映画のように彼女が結婚して先にお茶を
やめました。結婚した頃は良く北鎌倉のお宅まで遊びに行き夜遅くに家に帰ったり・・・ グールドを最初に
教えてくれたのも彼女だったような・・・その後彼女はご主人の転勤で長岡や札幌に住んで長いこと
鎌倉には戻りませんでした。横浜に一時住んでから北鎌倉の家に戻ってから時々鎌倉を一緒に歩いたり横須賀
美術館に連れて行ってもらったり・・たまにお会いする程度でしたが、私が仕事を完全にリタイアしてからは
花巡りに誘ったり、白洲正子の武相荘に行ったりしていました。昔から年取ったら一緒に遊ぼうとよく言って
いました。落語に行ったり、展覧会に時々ご一緒しました。コロナでしばらく会えなかったけれどその後、
花巡りに誘ったりしてなるべく歩こうと機会があると一緒に出かけることも多くなりました。
ヨットに誘ってもらったのはコロナの前でした。コロナ以降どこか今までと調子が違っていたので、とても
心配で早く病院に行って診てもらうように何度も言いました。コロナはどれだけ人の健康に悪影響を与えたのか
と思いました。限りなく広い海原で一緒に過ごした時間を懐かしく思うとともに、今一緒にいれないことが
とても寂しく思います。いずれ向こうの世界でまた会える時まで。
写真を見ると悲しくなりますが、楽しかった日々を今振り返って、感謝と共に写真を載せさせてもらいました。
最後に会ったのは昨年12月に小学校からの友人と一緒に浜離宮の近くでアフタヌーン・ティを楽しんだ時でした。
その前にも横浜でもアフタヌーン・ティでした。中華街にも行ったっけ。
その後何度も会おうと思ったのですが、彼女の体調がすぐれず会う機会を逃してしまいました。

 

私なんていう格好しているの?
少しマシな写真もアップしておきます。

 

 

学生時代からヨット部だったお二人。ヨットは共同作業ですね。
彼女はあまり乗っていなかったようですが、アルバトロスさんがご夫婦で習いたいとのことで
私も何回か一緒に乗せていただいて、大海原を走る爽快さを知りました。夜は星空がきれいと
話を聞いて、そんなクルーズができたらいいねなんて話していました。

私の目の前から突然さらわれて、天国に行ってしまった彼女。今はどこで遊んでいるのかな・・

 

彼女の思い出に。

 

 

この前のクリスマスコンサートで優乃ちゃんが歌った劇団四季の子供ミュージカルからの曲が初めて聴いたのですが、やさしく素敵でした。

『すてきな友達/劇団四季』covered by 佐脇由佳

『生きるって/劇団四季』covered by 佐脇由佳

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