Reflections

時のかけらたち

ほっと一息 ・・・ taking a breather

2024-01-30 23:59:27 | music

 生協から毎年届く桃の花

28日のピッコロ・コンサートが終わりました。無事歌い終えてほっとしました。
そして今日のボビンレースのレッスンが終わり一息ついているところです。
先週は病院通いやコンサートのための自主練やボビンの日々でした。明日も今月最後の通院です。

昨日仕上がった、麻糸で織ったブックマークです。



ボビンレースのレッスンから帰る途中と帰ってからの見た夕陽です。

1月27日

毎日、時間があればベルカントのレッスンの録音を聴きながら、コンサートで歌う曲の練習をしていました。
最後のレッスンの日もいつもより早く起きて、さらっていました。富士山が朝日に輝いていました。

レッスンでもなかなかうまく歌えなくて、注意するところが満載です。レガート、滑らかに音は上に放り投げるように、
決して暗くならないように歌うこと。

レッスンの後は急いで新宿に戻り、リフォームのことでショールームで打合せ。この2日間、リフォーム会社とTOTO
によるフェスタが開催中で、1時から約束していたものです。中は多くの人たちが相談に訪れていて驚きました。
こんなに家を建てたり、リフォームをする人が多いのですね。
この2日間限定でお風呂屋トイレ、洗面化粧台などが30%~50%引きになるので、タイミングが良かったと担当の方に
言われました。それに加えて国土交通省の「子育てエコホーム支援事業」が始まるので人が多いのではという担当者の
言葉でした。補助金を利用して特に水回りの省エネルギー化の実現を支援するものです。子育てと書いてありますが、
全世帯対象で独身者でもOKとのこと。少しでも費用を軽減したいですよね。

バスルーム一つとっても選択することがたくさんあるので目が回ります。幸い将来引き継ぐであろう娘も同行したので
選択するのに確認ができて良かったです。

給・排水管の更新の必要から始まったリフォームの話ですが、お風呂だけでも変えたら気持ちいいかと思いました。エプロン
の部分がはずれやすくなって娘がお風呂が壊れたと騒いだことがありました。快適に残りの人生を暮らすために最低限の
環境を整え、この際持ち物も整理できたらと思っています。

 

1月28日

コンサートは午後からですが、音合わせのため、10:30に大崎駅で待ち合わせて、初めて行く会場に向かいました。
ゲートシティは勤めていた時に通り抜けて某社の会議室に行ったことがありました。それ以来初めて降りた駅です。

会場の春雨寺(しゅんぬじ 俗称 はるさめでら)

 

とてもお寺とは思えない東海道線や高速道路が近い都心のお寺です。

 

ホールもお寺のホールとは思えません。スタンウェイのピアノがありクラシックのコンサートも時々開催されています。

 

リハの時まで厳しかった安藤先生の司会で始まったイル・テアトロ音楽院のピッコロ・コンサート。
本来音楽院の生徒さんたちのコンサートですが、安藤先生に教わっている九段生涯学習館でのグループで
千代田区の合唱フェスティバルの抽選に漏れて発表の機会がなかったのをここで歌わせてもらうことに
なったものでした。

 

 

 

 

 


歌ったのは3曲

歌劇 「ラ・ワリー」より      ”さようなら、故郷の家よ”    カタラーニ
歌劇 「トスカ」より        ”歌に生き、恋に生き”      プッチーニ 
歌劇 「ジャンニ・スキッキ」より  ”私のお父様”          プッチーニ

 

本番は安藤先生の一緒に歌ってくれているような指揮に引っ張られて、上を見ながら天に祈るような気持で
思いっきり歌えました。

聴きに来てくださり、写真も撮ってくださった花友達のUさんに感謝です。いつもつたない私の活動を応援していただいて
ありがたいです。セツブンソウも見に行きたいけど・・・練習でまだ見に行けていません。

左端の方が私の中学の時の理科の先生の娘さんです。
意外な出会いに驚いています。やはり先生をしていらしたお母さまのブラウスを
ゆずっていただいて着て行きました。不思議なご縁です。

ソロの曲も全部聴きましたが、それぞれに音楽を楽しんでいるのが伝わってきて、とてもよかったです。
歌も個性でその人だけにしか歌えないものがあるのですね。中にとても心に響く歌がありました。歌の上手下手
ではなくその人の持つ声の質と何か伝えようとするものがあるその思いでしょうか・・・

日本語の歌曲も魅力的で特に武満徹の「死んだ男の残したものは」は昔聞いたことのある反戦歌ですが、
アルトの声で今の時代にぴったり来ました。詩は谷川俊太郎だったのですね。

 

作詞 谷川 俊太郎  作曲 武満 徹

死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着もの一枚残さなかった

死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった

死んだかれらの残したものは
生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない

 

武満徹 | 死んだ男の残したものは(谷川俊太郎•詞)

 

帰り道に撮った花たち

 

 

 

 

 

駅前でお疲れ様のスィーツです。

 

東京の町は駅前も昔からどこも様変わりしています。
どこも同じような風景です。

Jan. 28 2024  Osaki

 

コメント (6)
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La vita è bella ・・・ Life Is Beautiful

2024-01-26 23:59:07 | movie

昨年末からイタリア映画が続いていてイタリア誕生を描いた「グレイテスト・キング」、「ダンテ」や「幸福なラザロ」
「3つの鍵」など見て、イタリア映画の層の厚さを感じ、早くメモを書かなくてはと思っていたのですが、なかなか
時間が取れずにまた直近からスタートです。

お正月に見ようと思って借りていたイタリア語の友人のおすすめです。

ライフ・イズ・ビューティフル

 

 

イタリアの俳優ロベルト・ベニーニが監督・脚本・主演を務め、強制収容所に送られたユダヤ人の父親が幼い息子を
守るため意外な行動に出る姿を描いた感動作。1937年、トスカーナ地方の小さな町へやって来たユダヤ系イタリア人の
陽気な男性グイドは、美しい小学校教師ドーラと運命的な出会いを果たす。いつも陽気で機転のきくグイドにドーラも
心を奪われ、やがて2人は結婚。息子ジョズエも生まれ家族は幸せな日々を送るが、彼らが暮らす町にもユダヤ人迫害の
魔の手が迫り、3人は強制収容所に連行されてしまう。グイドは幼いジョズエに悲惨な現実を悟られないよう、ひたすら
陽気に振る舞いながら嘘をつき続けるが……。第71回アカデミー賞で主演男優賞、外国語映画賞、作曲賞、第51回カンヌ
国際映画祭でグランプリを受賞した。

1997年製作/117分/G/イタリア
原題:La vita e bella

  • グイド ロベルト・ベニーニ

  • ドーラ ニコレッタ・ブラスキ

  • ジョズエ ジョルジオ・カンタリーニ

  • ジュスティーノ・デュラーノ

  • セルジオ・ブストリック

  • マリサ・パレデス

  • 医師 ホルスト・ブッフホルツ

  • ピエトロ・デ・シルバ

映画.com より

Life Is Beautiful | Official Trailer (HD) - Roberto Benigni, Nicoletta Braschi | MIRAMAX

 

人間が人間に対して犯す罪を改めて感じます。人が人に対して絶対にしてはいけないこと。今世界で起きていること、そして何十年も前に
起きたおぞましい出来事・・・

最初はコメディタッチも楽しく、イタリア語も聞きやすく見ていましたが、中盤から笑っている場面でも泣きそうになり
ラストでは泣きました。ファンタジーですが、現実がしっかりと組み込まれています。希望を失わせない、生き延びてほしいが
ために父親が貫いた嘘。人生という素晴らしいプレゼントをもらった子供。昔この映画のタイトル「ライフ・イズ・ビューティフル」
を見た時にイタリア語のタイトルだとよかったのだけどなんだかありふれているように思ってしまったのは大きな誤解でした。

主演で監督のベニーニはこれはLove Storyであると語っていました。なんという大きな愛でしょう。

子育て時代に見れなかった映画。その中には素晴らしいものがたくさんあることを知ったこの頃です。

 

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変わりゆくお茶の水で ・・・ in the ever-changing Ochanomizu

2024-01-26 22:29:01 | a day in the life

1月25日

医科歯科大での無呼吸症候群検査の結果を聞きに午後からの予約で行きました。
結果は今までより少し後退していましたが、許容範囲内でした。呼吸器科の診断後、歯科に行って
マウスピースの確認をします。その予約が今月末で、これで通院月間が終わります。

御茶ノ水駅の工事はだいぶ終わって来たけれどいつまで続くのかしら・・・ 出口が少し変わっていて
戸惑ったのは聖橋方面の出口でこの前整形外科に行った時でした。

反対側の医科歯科大の方は大学の建物が一つ手前に増えてビルが立て込んでいます。

隣に順天堂が続いています。

珍しく受診も会計もスムーズであまり待たなくて済んだので、友達と行く予定だったお店に寄ってみたら
少し待って入れたので一人パスタで遅めの昼食でした。

なつかしい Lemon です。学生時代はもっと駅に近い方だと思っていましたが・・・
あれはトラットリアレモンではなかったのかしら?
レモン画粋も駅の近くにあり、よく行きました。

学生時代に英文毎日でアルバイトしていた時だったか、神保町のバラライカにみんなで行ったかすかな記憶。
勤めてからも何回か行っていたかも。キャビアのクレープがおいしかった。就職したての頃は神保町すずらん通り
だったか英会話を習いに行かせてもらっていたこともありました。そのうちオフィスに先生が来てくれるようになり
ましたが、初めの頃は大手町からバスで行っていました。

職場からは鎌倉橋のエヴァンタイユや山の上ホテルとかにたまに行ったり・・・
今はなくなっているお店も多々あります。



ジンジャーエールがおいしかった。

豚ばら肉とそら豆、マッシュルームのトマトクリーム スパゲッティ

 

室内はスペイン風でとても素敵でしたが、写真が撮りにくいので
 すてきなトイレの扉と花を・・

 


後は外からだけ・・・

 

初めて通る明治大学の建物が散らばっている山の上ホテルの裏を通って駿河台下に降りて行きました。
そういえば主婦の友があって、マダム・チャンのお店もあったことを思い出しました。カザルス・ホールの
コンサートは数回行っただけで、今は日大の持ち物になってしまいました。主婦の友社休館はヴォリーズの
設計だったとか。婦人之友社はライトの設計だし・・

昔からあった「さゝま」で、お礼に持って行こうかと思っている最中を買って帰りました。

お茶の時にも出たおかめを型どったお菓子は節分で使われるものとか。
サンシュユと椿が季節を感じます。


昨日の夕陽

今日の夕陽。朝は真っ白な富士山がきれいです。

 

Jan. 25  2024  Ochanomizu

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整形外科通院の次の日は茶の湯のお稽古 ・・・tea ceremony practice the day after orthopedic surgery visit

2024-01-24 23:59:33 | art

昨日はお茶の水の整形外科に膝の様子を確認に行く日で、その前に友達とランチの予定でしたが、
なんと彼女は包丁で指を切って、それが化膿してしまって病院に行くことになって延期となってしまいました。
年を取ると免疫力が低下するので思わぬことになってしまいます。テープを貼り替えたら、腫れあがって
しまったとのこと。一昨日の夜に痛くてという電話をもらったので、できるだけ早く救急外来に行った方が
どんな菌が入ってしまったかわからないからいいのではと話しました。そんな話をしているうちに主人のことで
何度救急車で夜中や朝に病院に行ったことかと思い出してしまいました。娘が小さい頃は義理の姉に来てもらって
私は深夜まで病院にいたこともありました。恩人の姉のことを久しぶりにほんとうにお世話になったと思い出しました。
クラシックのコンサートに誘ってくれて都民劇場に行くようになったのも姉のおかげです。

整形外科では久しぶりに先生に診ていただきましたが、「山に行って大丈夫だった?」と心配されました。12月の鞍馬の件です。
よくなってきているけどまだ左足には違和感が・・ まだ少し左足がむくんでいるようですが、筋肉状態も動きもよくなって
いるとのことで、もう少し筋肉をつけるリハビリを時間があったらやって行った方がいいとのことで機能リハビリテーション
の予約を続けた時間で取ってもらいました。セラピストから足の筋肉をつける体操とお茶の時の正座が無理なくできるように
その前に特にするといい運動を教わりました。そのせいか、今日のお茶の稽古の正座はほぼ大丈夫でした。ブランケットも
持って行ったのですがはさまなくても大丈夫でした。そして昨日のセラピストの診断では正座が膝から来ているふくらはぎが
固くなっていることが影響しているかもとのことでした。膝が痛くなってから足が外向きになりがちなのも影響しているかも
しれません。内側に重心が来るように意識することも大切です。

今日のお茶の稽古には和服で行こうかと思っていたので、ちょっと迷っていましたが実行。和服は祖母が着ていた鳳凰みたいな
鳥が描かれているものか、宝尽くしの柄の型染に黒字の定番の唐草と梅かどちらかかと思ったのですが、なぜか祖母の着物が
とても着たくなってそれにしました。帯は吉祥さんの今は亡くなられたご主人が出来上がった時にお手紙をつけて送ってくれた
オーソドックスな袋帯。
私が和服を着始めてすぐからいろいろ教えていただいたのが吉祥、しぎや、池田さんです。そうそう銀座三越の今はないサロン
・ド・キモノの小板橋さんも。今一番行っているのが骨董通りに銀座から引っ越してきた「とみひろ」の宮良さん。でももう
行かないことにしました。今あるものを生かすこと。

また道明の帯締めになってしまいました。どれにでも合ってくれます。

和服で出かけたら、地下鉄に乗った時に若い男の子がちょうど座ろうとしていて
私が乗ってきたのを見て、どうぞこちらへと手招きしてくれたのでおかしかったです。
着物を着ていると大事に扱ってくれるのね。

 

表参道のいつもの曲がり角のスペースです。

 

 

 

第4水曜日の茶の湯の稽古は13:00~スタート。

前回もかけてあった掛け軸は

「春入千林處々鶯」
春、千林(せんりん)に入る處々の鶯。

同じ方の書で、もっと春という字が大胆でした。林も本当に林のような字でした。
新春のお茶席によく掛けられるとのこと。表千家家元の初釜では元伯宗旦筆のこの句の軸が毎年掛けられるそうです。

今回は私の次の方が急にお休みになったとのことでゆっくり2回お稽古させていただきました。
お茶は覚えなくてはならないことがたくさんあるので大変です。その場で2回してももう忘れているのだから、
家に帰ってからメモでは定着しませんね。いつもポストイットに書いて貼って並べていますが、今日は帰ってから
大きなノートに書いたら2Pにもなってしまいました。
美しく、無駄のない動きの所作。難しいですね。でも根本はおいしいお茶を点てること。フォームにこだわっていて本質を
忘れてはいけません。

15:30過ぎまでお稽古だったので、最初に計画していた根津美術館はどうしようかと思ったのですが、こんなに近いので
今日行くのがベストです。28日に企画展が終わるのでもう時間もありません。

 

見たかった展覧会です。

奈良時代の上代裂の色も細かい折りも素敵でしたが、江戸時代の能装束がすてきな色合いでその世界に
浸りました。これが江戸時代の色かと・・・大好きな色合いやデザインです。江戸時代は長かったけど
なかなか今まで今一つ興味がわきませんでしたが、北斎や若冲やなんとも斬新な世界です。

 

 

冬のお庭散歩もなかなかです。
もうカフェが閉まっていて、お昼をほとんど食べていないので、おなかが空いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お庭を一回りして、係の方の手が空いたときに写真を撮っていただきました。

 

夕方寒くなってはいけないと思い帰ろうと思っていたのですが、つい足がレジュ・グルニエに向いてしまって
水分等補給をしました。

 

OMOHARAREALより写真をお借りしました。
ほろ苦い思い出の場所です。

 

いつもはオレ・グラッセですが、ブレンド・コーヒーもおいしかったです。
もうおなかがすいてしまってガトーショコラと・・・

家に帰ってから全身の写真がなかったので鏡で撮りました。

 

そのうち娘も帰ってきたので、娘に撮ってもらいました。

 

着物もお茶ももっと上手になりたい私です。

 

Jan. 24  2024  Minami-Aoyama

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イタリア語のレッスンと新年会 ・・・ Italian lessons and New Year's party

2024-01-22 23:57:47 | thoughts

1月21日

冷たい雨が残った午後に今年初めてのイタリアとのレッスンに出かけました。



今日はなんとイタリア語の初級と中級の合同レッスンとそのあとに新年会。
新年会をするために合同でのレッスンになったという方が正しいかな・・・
新年会に合わせて時間をいつもより少し遅らせたので、先生の最寄り駅にあるコンサート用衣装の専門店
に寄って、黒の合唱用ロング・スカートを買ってから行きました。突然今回のベルカントの発表会で
黒のロングスカートに合わせることになって、慌ててイタリア語の仲間で探していいお店が見つかりました。
私は今まで通り、それぞれ自由に色だけの統一でいいと思ったのですが、非日常としてのステージ衣装が
必要とのことでした。私の前にヴァイオリン・ケースを持った女性が階段を登って行きました。そこでは
すでに試着している人もいて、結構需要があること知りました。




最初にこのクラスを企画してくれたトドちゃんにも久しぶりに会うことができました。
中級と一緒なのでドキドキ・・

ウォーミングアップで 10 abitudini per dare la svolta nell'anno nuovo をやったのですが、自分を転換していく
切り口が面白かったです。見つめ直すというか・・ ふだん忘れていること・・
私の今年の目標は「安全で快適な暮らし」。Vorrei rendere la mia casa comfortevole.

質問して単語を当てるクイズや着物についてのリスニング、接続法現在などの作文で、年の初めのレッスンを
楽しくやりました。

 

新年会は近くのカジュアルなイタリアン「キャンティ」です。六本木のキャンティとは関係ないようでした。

 



プロセッコで乾杯。

プロシュートはLサイズをシェア。




ほうれん草のラザニアがおいしかったです。



最後にやっぱりペスカトーレが食べたいということになって追加注文。


シチリアワインはスパイシーでした。

先生とトドちゃんはバレエを習っているので、その話も楽しかったし・・・
トドちゃんの週に5回くらいスタジオでレッスンしているというのもすごい・・ 以前から10年やらないと
何でもわからないと言っていたけどその勢いです。中級のMさんは立教大学の50歳以上のコースでサルディニアの
研究をして、コロナ後にサルディニアに行って、論文を書き終えたと言っていて、みんながガッツがあります。
彼女はピアノを習いなおししていて楽しいと話していました。今脳トレに一番いいと言われているピアノです。
みんなで飲みながらワイワイガヤガヤ・・ 久しぶりのひと時でした。

 

1月22日 

ベルカントの発表会が近づいているのに、仕上がっていないので、今日は一日レッスンの録音を聴きながら練習をして
いました。正確に拍を取ることがとても難しく、ピアノの伴奏も全く関係ないメロディーのもあります。言葉を全部覚えて
いた方がいいのですが、なかなか単語の意味も再確認しながらどこで切れるのか考えながらの復習。

朝は心を落ち着けるためにお香を焚いて部屋の空気を浄めました。
昔買った鎌倉のお香は香りが薄くなってしまったのかほのかな香りです。

 

 

会社の名前を書いてもらっています。

 

京都の話を聞いたS君から、自分の会社の新年のあいさつに使ったお香をいただいていました。
彼は出張するときはいつも持って行ってホテルの部屋で焚いているとのことでした。

美容室で見た和楽にもなんとお茶のセットを出張の時に持ってきてホテルの部屋でお茶を
点てているスミソニアンの学芸員の人がいてなかなかいいと思いました。

どれも心落ち着けてくれます。

なかなかしゃれています。

朝はお香を焚いてフォーレのレクイエムを聴いていました。

 

朝はボビンレースも少ししていました。

午後近くに買い物に行ったときに本屋さんに行ったらiggyで見せてもらった和楽が1冊だけ残っていました。
この本は定期購読しかないと思っていました。

帰ってからも少しの時間でもボビンに触るようにしていました。


夜はお正月の残りの柚子がだいじょうぶそうだったので、柚子味噌にして九条ネギののこりで
ぬたを作りました。あるもの取り合わせでえのきと冷凍のシーフードミックスを使い、西京味噌も
わずかに残っていたのは使い切りました。

夕食は娘が土曜日に作った里芋と鶏肉の煮物の残りもいただいて・・
土日は食事作りをしてもらっているので、だいぶ料理の腕も上がったみたいです。


夜は再びレクイエムや図書館から借りてきたオラフソンのバッハ・カレイドスコープを聴いていました。
レクイエムの天上の美しい響き・・・

今は体調を崩してイタリア語を休んでいるサキ子さんと出会わなければ、ベルカントも習っていなかったし、
遠くに離れた友人とも再び会うこともなかった・・ サキ子さんが紹介してくれた有松絞の竹田嘉兵衛さんから
招待状が来なければ名古屋に行ってみようとも思ってもなかったし、それをもっとたどれば橈骨骨折したり、
カテーテル手術をしなければ、丹後で玉三郎を見て伊根に行っていたので、名古屋の茶室を見ようなんて思わな
かったと思う。今日いつものように買い物に行って、あの時の事故現場を見てそんなことをふと思っていました。

トドちゃんが蚕糸公園にイタリアンのお店を出さなかったらイタリア語も何も始まらなかった・・・
トドちゃんもそこにお店を出して、ご主人と巡り合って結婚して、そのご主人が京大数学科で在学中に私の小・中同期の
Y君をよく知っていたという不思議なつながり・・・

人生の人との出会いやつながりに不思議を感じて・・・ 退職後近くのこども園でパートで仕事をしていた時、
T高校の火災の時の担当刑事さんが父親だった人とも出会い、今ベルカントではN中学の理科の先生の娘さんと
一緒に歌っていて・・・

いくつもの選択肢の中から選んで進んできて今の私があって、自分の意思もあったり、運命がそちらのように流れて行ったり、
偶然出会ったり・・・ そして今この地点に立っている私。しわは作ろうと思ってもできるものではないという島田順子さんの
言葉をMさんのブログで見たけれど・・いつの間にかの年月に自分でも驚いて・・・

 

 

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5か月ぶりのへカット ・・・ first haircut in 5 months

2024-01-20 23:59:26 | a day in the life

1月20日

お正月には間に合いませんでしたが、カットと染に行く時間が取れて、いつもの南青山のメゾン・ド・イギーに
なんと5か月ぶりに行きました。前回は9月1日でした。このように時間があっという間に過ぎてしまいます。

スッキリしましたが、少し寒いかも。
和服を着るのにスッキリしてもらいました。髪を切るとすっきりと気持ちが晴れやかになるのは女性に
特有のことなのかしら・・・ 

反対側からも撮ってもらったのですが、顔がシワシワで年月でこんなに年取っちゃったと
しわの深さに嘆くカンカンでした。

染が入ると時間がかかるのでイタリア語のテキストを持って行きました。明日が今年初めてのレッスンなのに
何も復習していなくて、もう接続法に入ってしまって、直説法現在の活用だった覚えていないのにね。
ベルカントも発表会が28日なのに歌詞も覚えていないし・・・ 結構あせっています。

途中で和楽という本を持ってきてくれたので安藤忠雄の対談とか読んだり、お茶の特集だったので面白く見て
いました。今年の展覧会情報も載っていて、奈良博物館の「空海展」と美術館の「田中一村展」などがはずせない
展覧会でした。

今日は少し小雨が降る日でした。




 

私があのロングヘアを少し切ったらと思っている友人からフォーレのことをTVでやっていたとの
メッセージが来て、帰ってからNHK+で見てみました。どういう役割を果たした人かなど知らなかったことも
あったので興味深く見ました。若いころ大好きで「夢のあとに」や「エレジー」、「シシリエンヌ」などはチェロで
よく聴いていました。あのあきらめに似たあの内省的な美しいメロディーが好きでした。歌曲「リディア」は
知りませんでしたが、レクイエムが懐かしくCDを探して、取り出してきました。

16年も前のブログにも書いていたフォーレのレクイエムでした。 お気に入りのCDから
また聴いてみたくなりました。

 

フォーレ《レクイエム》全曲 クリュイタンス指揮/パリ音楽院管

 

自主練のブックマークはネットのレッスンの中からやってみたいものを探して・・


糸に触っていないとすべて忘れてしまいそうなので・・
今回は麻糸でトライ。

 

Jan. 20 2024 Minami-Aoyama

 

おまけ)

パガニーニのカンタービレが頭の中を流れて・・・
ヒラリー・ハーンのアンコールで聴いたのが初めてだった好きな曲

 

パガニーニ「カンタービレ」ニ長調(サラ・チャン)

 

 

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春が来るたびに成長して ・・・ growing with each spring

2024-01-19 23:57:42 | thoughts

春が来るたびに娘が成長して育って行った小さかった頃・・・
もう立派な大人になっているけど、ここで大きな転換期が来ていろいろなことを考えるようになりました。
今の仕事に限界を感じて、大好きな京都で日本の文化を守るような仕事をしたいと夢のようなことを
昨年から考えて、3月末で仕事を辞めて、新たなスタートを切ろうとしています。なんという大胆な計画。
もう大人なので自分で考えてやってもらうしかないのですが、会社からはあまりにも計画性がないので
引き止められていて、本人も悩んでいました。次の仕事が決まっていないというのが会社で心配されていることです。
もっと具体性を持ってもらうために京都で20年仕事をしてきた小・中の同級生に話を聞いてみたらどうかと思い
お願いしたら、快く引き受けて娘と話をしてくれました。京都の人、仕事、住まいなどについていろいろ教えていただけ
ました。また持っているネットワークがすごいのでもし計画に具体性が出てきたら、紹介してあげることもできるかも
しれないとのこと。ただ神社仏閣が好きなだけではね。

喫茶店「マエストロ」は以前中学校同期会の打ち合わせでも使ったすてきなお店です。
相談に乗ってくれたS君は何しろYMCAのホテル学校を卒業したらすぐパリに行ってしまって、ホテルで働くところがピエール
カルダンで仕事をして、エステの一人者になり日本で多くのサロンをプロデュースしたり、京都でも20年間にわたり仕事をしてきた
経験の持ち主で、人生挑戦し続けてきた人です。今では会社をご子息に譲り、自由に過ごして、家族の面倒を見て暮らしています。
夕食を担当して同居することになった息子さんの家族の分も全部作っているとか・・ とにかく何でもよくやる人だと思いました。
それにとても愛情深い人で、人から愛されキャラが成功の秘訣だったのかなと思いました。京都の土地柄や人柄、これから発展
できそうな分野とかいろいろ教えてもらえました。

私も娘にはやりたいことをやって悔いのない人生を送ってもらいたいので、陰ながら応援することしかできません。

2時間くらい相談したあと、昼食を近くの店で。


サラダときのこのたくさん入ったビーフストロガノフでした。

 

 

 

私は図書館に寄って予約していたCDなどを引き取ってから家に帰りました。
エッシェンバッハの若い頃の録音でメンデルスゾーンの無言歌、オラフソンのバッハなど。

 

 

 

娘が今日相談した後、芝居を見に行ったので私一人の夕食だとあまりちゃんと食べることをしなくなります。だいぶ遅くなってから
パンと作ったコーンビーフで藤田真央のモーツァルトソナタを聴きながら簡単な食事になりました。ボビンレースの自主練の準備や
歌の練習をしていたら、区切りがつかなくなってしまいました。

ひとりで赤ワインとパンの夕食です。

 

ベルカントも発表会が近いのに家での練習ができていないのでこれから毎日練習しなくては。
レッスンの録音がすごく役に立ちます。

 

奥能登の珠洲市の旅館さか本は無事だったことがわかりました。
輪島塗とか漁業が打撃を受けています。

JAPAN!究極の”台所道具”で紹介した「湯宿 さか本」が間一髪で火災をまぬがれていたことを知りました。
とりあえずよかったです。「まきストーブが倒れ、燃え盛った薪が飛び出し、客の一人が消し止めた」という
記事が東京新聞に載っていたのをみつけました。

 

藤田真央がヴェルビエ音楽祭でアンコールに弾いた曲、パデレフスキのノクターン

Miscellanea, Op. 16: No. 4, Nocturne in B-Flat Major

 

Jan. 19 2024  Kugayama

 

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reformに向けて ・・・ toward house renovation

2024-01-18 23:59:52 | a day in the life

1月16日

1月のボビンレースレッスンが大混乱の中始りました。

フィニッシュが難しく家でやっていて手順がやはりわからなくなって途中で
止めて持って行きました。最後の部分をほどいて、まず階段からやって残った糸で
フットサイドのホールを編みながら内側で糸を上に撥ねて捨てて行きます。
たくさんやったことのあるホールのフットサイドもこんがらかってしまいました。
定着するには時間のかかるボビンレースです。

左のブックマークは最初に作ったもので右のが今回。
最後の左側のフットサイドが間違えているようです。ツイストが
できていないようです。次回は麻糸を試してみようかと。

 

夕食に久しぶりにカキフライにしてみました。揚げ物は買って帰りたいのですが、
自分ですればたくさん作れます。

1月15日

ボビンレースの前日は午前中ずっとreformのまずはの打ち合わせ。
今回のリフォーム会社は他の棟で今同じような工事に2件も入っているので、このマンションの構造をよく理解して
やってもらえそうです。築35年が給排水管更新の目途になっていて、かなりの家がすでに交換を終えています。
フローリングの床を剥がなくてはいけないのでなかなか決心がつかなかったところ、同じ階の家が丸ごと新築のように
改築したのを見て、できるところまでやって見てもいいかと思うようになりました。最初は同じように新築そっくりさんを
思ったのですが、やはりいろいろな人の意見も聞きながら、必要な箇所だけのリフォームにとどめることにしました。
最初の業者さんは安いのがいいのでしたらそれでいいんですよとか資産価値とか言って、金額も想像をはるかに超えた
目安で考え方が全く違ったので次を探しました。次の担当者の方は上の階が工事の時に挨拶にいらした方だったので
名刺を見たら初めてではありませんでした。生かせるものは生かすという考え方で、方針が同じだと進めやすく思いました。
たまたま1月中旬の2日間、TOTOのショールームでジョイントのフェスタがあり、バスやトイレがかなり割り引かれることが
わかりました。娘と一緒にショールームに行って検討することにしました。娘がどこかに行ってもいつでも戻れる場所として
整備しておくことと私自身が快適に安全に暮らすことができるようにすることが目的。

今回の担当の女性がフローリングにする部屋もみてくれていろいろな提案や和服の整理のしかたを他の家の例で教えて
くれたり、とてもいいヒントになりました。床の張替えを機に模様替えもして、一部屋ウォーク・イン・クローゼットに
しようかと思いました。ほか動線を重視して久々の更新を計画しようかと。

担当者の空間を買っているのだから、いらないものでふさぐのはよくないという考えに納得。フローリングに変える時は
トランクルームを借りなければならないのですが、業者が処分も一緒にしてくれるとのこと。実家から持ってきて使えて
いないものもあるので、この際地下にある使わないものも処分を考えようと思いました。物の整理が出来そうでよかったです。
考えているだけでも楽しくなってきました。建築をやっていた友人が近くにいてくれたら心強いのですが、電話で時々聞いたりして
確認しながら進めています。

地震の時の安全を考えてもう接続できなくなったキャビネットの上の大きなスピーカーも処分行きかな。

 

1月17日

何十年ぶりかで違いの分かるコーヒーカップを使ってみました。
YouTubeを見ながらブックマークのデザインを探していました。英国などの情報が助かります。

牛すね肉が安く手に入ったのでコーンビーフを作ってみようかとワインに付け込んだり、久々に
家に一日いる日はやりたいことがたくさん・・・

2月のコンサートついでの京都行きもやっと考えられるようになりました。大原は寒そう・・でも行ってみたい
かくれ里。大徳寺龍源院の冬の特別公開も見てみたいし渉成園の棟方志功の襖絵も見たいけどそんなには
行けません。

夕食はアボカド海鮮丼にしました。赤貝のぬたは生協から九条ネギが届いたので作ってみました。

 

1月18日

大原のこと考えていたら買い物に出るのが遅れてしまいました。冬なので里山は歩けそうもないので、お寺を巡り
今は何も残っていない寂光院方面にも行ってみようかと思いました。建礼門院や熊谷直実の悲しい歴史の残る地です。
大徳寺にも寄れたら寄りたいなんて思いながら・・・

毎日違う景色を見せてくれる富士山の夕陽。

今日は買い物に走り、お持たせにするクラブハリエのバームクーヘンを買って、ついでに
家の分も。やっぱりおいしいですね。

主人の写真が本当に笑っているように見えました。

 

 

 

1月16日 NHKのおげんさんのサブスク堂の最後の一瞬にチャンネルがあったら、なんと星野源のお気に入りの曲が流れた。
   早朝散歩の時に聴くのが最高とか。ディヴィッド・フォスターの曲。 チャカ・カーンは聞いたことがあるくらい。

Chaka Khan - Through the Fire (Official Music Video) [HD Remaster]

 

ホセ・カレーラスのカタロニア語の曲を探していたら、すてきなジャズ・ヴォーカルを発見。カレーラスは白血病で
闘病中、シナトラをたくさん聞いて、力の抜き方を勉強したとか・・・ いい感じで歌ってます。声もいつもより甘くて。

Núria Feliu, Josep Carreras, "Un petó més amor meu"

 

古い歌はどれもいいな~と思いました。歌がうまいというか味があるというか・・・ 素直ですよね。

 

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コンサートの前に浜離宮庭園で春をみつけて ・・・ finding spring in Hamarikyu Gardens before a concert

2024-01-16 23:57:50 | seasons

1月14日

浜離宮朝日ホールへ行くのなら、目の前の浜離宮庭園に寄ってからにしようと計画を立てました。
ツィッターXで梅の花やスイセンが咲く浜離宮の写真を見ていたので梅の花が見たくて午前中に行くことを
目標にしましたが、図書館によって、地下鉄大江戸線で行くと先にお昼をどこかで摂ってから、庭園に行き
コンサートホールに行く方が動線に無駄がないので先に早昼を食べることにしました。

日曜なのでホールの近くのタリーズや他の喫茶店もやっていません。新橋演舞場の前の喫茶店がやっていたので
そこでサンドイッチとコーヒーをいただいてから庭園に向かいました。朝日ホールの入り口で聞いたら、通り抜けて
庭園側に出ることができるということなので中を通りました。

 

 

 

 

 

一面の菜の花と八重紅梅

とてもいい香りが暖かい日差しの中に広がりました。

もう春が近づいているのだね。

 

旧稲生神社

 

 

 

 

これは芙蓉の綿毛だったのですね。枯れ芙蓉。
さすがグーグル・フォトで検索してわかりました。

 

 

 

 

 

メジロちゃんに会えるなんて、思ってもみませんでした。
椿の所にも上の方に見え隠れしていました。

 

 

 

 

 

 

お手入中の三百年の松

 

 

スマホ写真でリスタート。

大江戸線、築地市場に始めておりました。これなら家から交通費がかからない上に、新橋の雑踏を
通らなくて済みます。

地上に出るとがん研と朝日新聞社の間。
食事ができるところが新橋演舞場の方にありそうなのでそちらの方向に向かいました。

昔1回だけ、日本舞踊のチケットをもらって行ったことがある記憶のかなた・・・

その目の前の茶房 絵李花という珈琲店でサンドイッチを食べました。おいしいコーヒーのおかわりが嬉しいです。
なんと宮本亜門の実家だったことを帰ってから知りました。
最初コーヒーとサンドイッチと頼んだのですが、すぐ口の中に朝のコーヒーの味が残っていたので、紅茶と言い換えたら
ウエイトレスの方が微笑んで何か納得していないようだったので、「そうここは珈琲店だったのですね。コーヒーおいしいですか?」
なんて馬鹿なことを言って、元のコーヒーにオーダーを戻しました。50年の老舗喫茶店であることを知ったのは帰ってからです。

 

お店に飾られていた写真はなくなられた亜門さんのお父様の写真でしょうか?
お昼前だったので他にお客さんは一人だけで静かで落ち着いていました。

朝日ホールの入り口を確認しておこうと朝日新聞社に行ってみたら、浜離宮庭園の近道を
教えてもらったので、通り抜けて庭園に行きました。目の前のようで渡れない大きな道路が
あるのでぐるっと回って行きました。

 

春が広々と広がっていました。
お日様の下、歩いていると楽しくてそれだけで笑ってしまっている私でした。

 

 

 

 

 

 

この後、コンサートでなかなかいい組み合わせになりました。

 

Jan. 14 2024  Hamarikyu 

 

コメント (2)
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浜離宮で聴いた郷古廉+北村朋幹 ・・・ Sunao Goko & Tomoki KItamura @Hamarikyu Asahi Hall

2024-01-14 23:53:46 | music

1月14日

昨年クリスマス・イブのムジカーザでの北村朋幹に続いて浜離宮での新年のコンサート。
とても豊かなコンサートでアンサンブルとしては庄司紗矢香+オラフソンと並ぶくらい素晴らしかったです。
コンサート前に陽がさんさんと注ぐ中での浜離宮の散歩をしてそれだけで思わず微笑んでしまう
幸せな一日でした。昨日の後半雪で荒れた天候の後に春の訪れを感じさせる一日でした。


 

 

浜離宮朝日ホールは浜離宮恩賜庭園の目の前といういいロケーション。
これでは梅が咲きだした浜離宮に寄らないわけにはいきません。

午前中に図書館に本とCDを返してそのまま大江戸線1本で築地市場に行きました。

浜離宮庭園には早くも春が来ていました。

梅のいい香り~ それだけで音楽。

 

 

 

梅にメジロまで・・
椿にも来ていたのですが、高いところにいて写真は撮れませんでした。
梅に2羽来ていて、ラッキーでした。
公園内ではいろいろな鳴き声が聞こえてきて、シジュウカラや
スズメではなさそうな鳥がいました。

 

 

裏手からコンサートホールに行きました。

 

ホールロビーからも公園が見えます。

初めての浜離宮朝日ホール。
前から5番目の左。ピアニストの手が見えるいい位置です。

郷古 廉©Hisao Suzuki         北村朋幹©TAKA MAYUMI

郷古廉(ヴァイオリン)、北村朋幹(ピアノ)

プログラム:
ドビュッシー: ヴァイオリン・ソナタ
ルクー: ヴァイオリン・ソナタ ト長調
シェーンベルク: 幻想曲 Op.47
R.シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18

アンコール:
マーラー
「若き日の歌」第1集より 第2曲 思い出

ドビュッシーの曲の最初の一音から北村朋幹の静かな音色が響きました。この音。
音楽の中に自分が融け込んで意識を失いそうになります。一番前の席で早くも寝ている人がいました。
郷古廉のヴァイオリンも素晴らしく、N響のゲストコンサートマスターで聴いたことがありますが、
若いのにやり手だと思っていた印象でした。ところがこのソリストとして聴いて、その音ののびやかで
美しいことに驚きました。ルクーの曲は初めて聴きましたが、甘い音色で始まるこの曲を北村朋幹の
ピアノが情熱的に時にダイナミックに応えて支えます。ヴァイオリンがよくないと始まらないのですが、
この表情を変えながらヴァイオリンを支える北村朋幹さんのピアノが素晴らしいアンサンブルを作って
いました。シェーンベルクのような苦手な作曲家のものもスパイスが効いて、自分のものにしているので
聴きやすく感じます。最後のリヒャルト・シュトラウスの曲も色彩豊かで楽しませてくれました。

浜離宮恩賜庭園で自然の風に吹かれ、コンサートホールで音楽の風を浴びました。

終わった時のお二人の顔にやったという充実感を感じました。近くの席だとそういうことも伝わってきます。
お疲れさまと言いたくなります。

北村朋幹という音楽家からは目が離せませんが、新たに郷古廉という素晴らしいヴァイオリニストを知ることが
出来て夢のような一日でした。

音楽を聴きながら、貧しいながらも心豊かに育ててくれた両親に感謝をして、亡き友にも、今私を豊かに
してくれる友達にも思いが広がりました。浜離宮の庭を散歩しながら生きている自分を感じました。

 

Jan. 14  2024  Hamarikyu 

 

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