Reflections

時のかけらたち

昔読んだマルクス・アウレリウスの自省録 ・・・ Meditations of Marcus Aurelius

2018-08-27 23:23:47 | books
学生時代に哲学の加藤武先生に読書にお薦めの本を書いてもらったものをどこかで比較的最近
見つけたので、探してみたのだけれど、見つかりませんでした。
その代わりにスーベニアの箱からは懐かしい写真やら、いろいろ出てきて手が止まりました。
大切な手紙も。加藤先生に書いてもらった推薦図書もかなり大事にしていたのだけど・・
幼い頃、父と祖父母の家の庭で撮った写真とか、イタリアで1週間ついてくれた
ガイドのマイケル・ドブロヴィッチ(ロシア系のアメリカ人でイタリアが大好きで
ベニスに住んでいました)と撮った写真とか・・祖父同士が学生時代に撮った写真とか・・
高校の時のバスの定期券・・好きだった人から来た年賀状・・
林辺先生たちと真鶴に行って、草木染にする植物の採集をして、中川一政美術館に
行ったことがありました。若い先生の写真に人生半ばで燃え尽きてしまった先生を
偲びました。

お店の紙ナフキンに行ったらいいと言われた京都と奈良の寺の名前がたくさん書いて
あったり、・・ もうこれはタイムカプセルです!建設会社のアトリエの先輩で
紙ナフキンは銀座のビアホール ピルゼンでした。帰りによく飲みました、赤坂だったり
銀座だったり・・
出張先から送ってくれたスケッチしたはがきも一緒に残っていました。
どこにも分類されていなかったいろいろなものが出てきました。
いろいろな発見にドキドキ・・

思えば遠くまで来たものです。

お薦めの本のリストにはマルクス・アウレリウスはなかったと思うけど
ヴェルギリウスがたしか入っていた記憶です。「アエネイス」でした。
先生は私にラテン語を習ってみたらと言われて、のけぞったことがありました。
道元の「正法眼蔵」、先生の友達の辻邦生の「安土往還記」・・あとは授業でもやった
デカルトの方法序説だったかほかはもう覚えていなくて・・ポール・ヴァレリーも先生の
影響で読んだけれど。
学園紛争のさなか、先生と読書会で読んだのは「万葉集」
他に先生はどんな本を推薦していたのか、今になってとても知りたくなりました。


8月の最終週も猛暑の連続のようです。ヨガと歯科医以外は予定が入っていないので、
家計簿の記録が月単位で遅れているので、つけたり、5月から遠くなってしまった
京都旅行の続きを整理しなくては。

タルコフスキーの宇宙の意識はどうだったのかと言う散人さんのブログを見て、
急にマルクス・アウレリウスの宇宙観をレビューしたくなって、本棚の裏の単行本を
探し出して、ぱらぱらと見ていました。

最近本を読み切ることができなかったり、あまり読書ができないのは視力のせいかもしれません。
小さい字も読書離れの原因の一つかも。

タルコフスキーの名作「惑星ソラリス」も40年以上前に見た映画ですが、主人公を悩ませた
妻の亡霊は宇宙の意識の海が彼の良心を映し出していたからというラストが衝撃的でした。
そういう意外性は映画で見た「薔薇の名前」も同じでした。笑うことを禁じていたということが
最後に解き明かされる中世のお話。話題はそれるけれど「エンジェル・ハート」もすごい結末の
映画でした。ビデオに撮ってあって続けてみることができず、ひとつひとつのエピソードごとに
毎日見ていました。



                                                                                                                              
マルクス・アウレリウス(121~180 第16代ローマ皇帝)の自省録は神谷美恵子さんの当時新訳でも読みにくい本です。 

自省録の中では全体の中の個という言葉がよく出てきます。私の印象としては大きな生命体、
たとえば地球の一部であるようなそんな風に感じていました。
今探してもそういう文言は出て来ませんでした。

自省録 
第2章 3 神々のわざは摂理にみちており、運命のわざは自然を離れては存在せず、また摂理に支配される
こととも織り合わされ、組み合わされずにはいない。すべてはかしこから流れ出るのである。さらにまた
必然ということもあり、全宇宙ー君はその一部なのだーの利益ということもある。しかし自然のあらゆる部分
にとって、宇宙の自然のもたらすものは善であり、その保存に役立つものである。宇宙を保存するのは
元素の変化であり、またこれらによって構成されるものの変化である。もしこれが信条(ドグマ)であるとする
ならば、これをもって、自ら足りるとせよ。書物に対する君の渇きは捨てるがいい。そのためにぶつぶつ言いながら
死ぬことがないように、
                                                                                                                                    第6章 30 「カエサル的」に成らぬよう、その色に染まらぬよう注意せよ。・・・単純な、善良な、純粋な、品位のある
飾り気のない人間。正義の友であり、神を敬い、好意にみち、愛情に富み、自己の義務を雄々しく行う人間。そういう人間に
自分を保て。哲学が君を作り上げようとしたその通りの人間であリ続けるよう努力せよ。神々を畏れ、人を助けよ。
人生は短い。地上生活の唯一の収穫は、敬虔な態度と社会を益する行動である。
 あらゆることにおいてアントーニーヌス(養父であり、先帝)の弟子としてふるまえ。理性にかなう行動に対する
彼の張りつめた努力、あらゆる場合におけるむらのない心情、敬虔、彼の顔の穏やかのこと、やさしさ、むなしき名誉
に対する軽蔑、ものごとを正しく把握しようとする熱意ーこれらのものを思え。

第10章 
15 君に残された時は短い。山奥にいるように生きよ。至る所で宇宙都市の一員のように生きるならば、ここにいようと
かしこにいようとなんの違いもないのだ。真に自然にかなった生活をしている人間というものを人々に見せてやれ。・・ 
16 善い人間の在り方如何について論ずるのはもういい加減切り上げて善い人間になったらどうだ。
17 全体としての時、全体としての物質を常に思い浮かべよ。またすべて個々のものは物質の点では無花果の種のごとく
時の点では錐のひとねじのごとくであることを思え。
18 目の前に横たわるもののひとつひとつを注意深く眺め、それがすでに分解しつつ変化しつつあり、いわば腐敗と分散の
状態にあること、またあらゆるものはいわば、死ぬために生まれるのだということを考えよ。


一人の国の指導者として、また個人として、自分と向き合った言葉が並びます。

マルクスアウレリウスの自省録
哲人皇帝マルクス=アウレリウス 






お気に入りのブータンの布を一眼レフで昨日撮り直しました。
色がこちらの方が近いです。緑やピンクが・・・









この少し古いような布は額を合わせて入れようかと思っています。


                                                                  



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目に留まった本 ・・・ a book caught my eye

2018-04-10 23:22:28 | books


フロモン神父様に最後お会いできたきっかけのブログで知り合った
宇田三奈子さんのブログに久し振りにお邪魔しました。
とても味わい深いブログですが、2015年を最後に更新がなく、
少し心配です。





すてきな本と音楽の紹介が目に留まりました。隣の部屋にそっと移っただけと語りかけて
その素朴な挿絵もとても懐かしく暖かいです。従弟が亡くなった後に、小学生の子供の
夢に現れて、こっちもそっちとあまり変わりないと話したということを思い出させます。
本はすぐamazonで注文。本屋さんに行って、検索して探すよりずっと早くて
便利です。プライム会員になってしまったので送料も無料でお急ぎ分も無料です。
土曜日に注文して、昨日配達されました。





紹介された本は「さよならのあとで」という小さな詩で刊行した人のブログも思いが
こもっています。

三奈子さんのブログでの紹介もきめ細かい
思いやりで大切な人を亡くされた方が少し落ち着かれてからお渡ししてくださいねと書かれています。




さよならのあとで
 死はなんでもないものです。
 私はただ
 
 となりの部屋にそっと移っただけ。
 私は今でも私のまま
 あなたは今でもあなたのまま。
 
 私とあなたは
 
 かつて私たちが
 
 そうであった関係のままで
 
 これからもありつづけます。
 
 私のことをこれまでどおりの
 
 親しい名前で呼んでください。
 
 あなたがいつもそうしたように
 
 気軽な調子で話しかけて。
 
 あなたの声音を変えないで。
 
 重々しく、悲しそうな
 
 不自然な素振りを見せないで。
    
 私たち二人が面白がって笑った
 冗談話に笑って。
 
 人生を楽しんで。
 
 ほほえみを忘れないで。
 私のことを思ってください。
 
 私のために祈ってください。
 
 私の名前がこれまでどおり
 
 ありふれた言葉として呼ばれますように。
 
 私の名前が
 なんの努力もいらずに自然に
 
 あなたの口の端にのぼりますように。
 
 私の名前が
 少しの暗いかげもなく
 
 話されますように。
 人生の意味は
 
 これまでと変わってはいません。
 
 人生はこれまでと同じ形でつづいています。
 
 それはすこしも途切れることなく
 
 これからもつづいていきます。
 私が見えなくなったからといって
 
 どうして私が
  忘れられてしまうことがあるでしょう。
 私はしばしあなたを待っています。
 
 どこかとても近いところで。
 あの角を曲がったところで。
 すべてはよしです。 

『さよならのあとで』
詩 ヘンリー・スコット・ホランド
絵 高橋和枝



Death is nothing at all.
I have only slipped away into the next room.
I am I and you are you.
Whatever we were to each other.
that we are still.
Call me by my old familiar name.
Speak to me in the easy way which you always used.
Put no difference into your tone.
Wear no forced air of solemnity or sorrow.
Laugh as we always laughed
at the little jokes we enjoyed together.
Play, smile,think of me,pray for me.
Let my name be ever the household word
that it always as.
Let it be spoken without effect,
without the ghost of a shadow on it.
Life means all that it ever meant.
It is the same as it ever was.
There is absolutely unbroken continuity.
Why should I be out of mind
because I am out of sight?
I am just waiting for you, for an interval,
somewhere very near, just around the corner.
All is well.


彼女のJimmy Scott のHeavenの紹介に病気の家族を持って入院されるたびに幸せは今ここにあったのだと
思い知らされたことに似ている歌だと思いました。


写真は3月30日の新宿御苑。白い八重桜 しろたえ がきれいでした。
多くの外国人でにぎわっていました。
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トランクの中の日本 ・・・ "Japan 1945, Images From the Trunk” by Joe O'Donnell

2016-10-25 22:22:09 | books
10月11日の「徹子の部屋」に女優の渡辺美佐子さんが出ていて、戦争を語り継ぐ朗読を31年も
続けられているとのこと。日本各地をまわり、子どもたちと一緒に読んでいるという
地道な努力をされている。

番組で封印されていたアメリカ軍のカメラマンのプライベート写真が公開されていたことを
知った。

トランクの中の日本

この一文字に口を結んだ少年の悲しみは想像がつかない。両親もいないということか・・
その後どんな人生を歩んだのだろうかと思いが広がる。

ジョー・オダネルはその後ホワイトハウスのカメラマンとなり、ケネディ暗殺の後、敬礼するケネディ・ジュニアの
写真を撮った人です。




Joe O'Donnell

ネットで探して見ていると思いはしっかり息子さんに引き継がれています。ずいぶん前の
Las Vegas Review Journalの記事をみつけました。

この焼き場に立つ少年の写真は美智子皇后の心にも忘れられない風景として残ったと終戦記念日に
語られたとのことです。


最近になってまだまだ封印されてきたことがわかってきている。実体験している人が
少なくなってきているので、語り継がれまた新たな真実の前に心を強く反戦の意識を
新たにしなくてはならない。

いつか満州の開拓団についてもドキュメンタリーで貧しい村から戦争に負けそうになっても
どんどん送り出していった事実が放送されていた。貧しい自治体ほど交付金が出るからと
住民を過酷な状況に追い込んでいる。今も昔も同じこと。満州に行っても男子は徴兵され
戦わされたという。この村長は責任を感じて自殺したという。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

ここ数日片付け掃除の毎日で今日は免許証の更新に新宿まででかけて行きました。
ものすごくてきぱきと進んで、あっという間に講習を受けて終わりとなりました。
ビデオは車は凶器であるという認識を確認。交通事故の志望者のほとんどが通行人か
自転車に乗っている人。去年から14歳以上だったら自転車でも交通違反を
取り締まられることを知る。信号無視とか多いもの。

帰りに高島屋の奥の紀伊国屋に行ったら、お店を閉じていたので、がっかり。
ランチを食べようと思った日本食屋もまた閉じていた。変わりが激しい新宿。
高島屋の前でユニセフのキャンペーンをやっていて、以前夏に暑い中、中野駅前でも
キャンペーンでユニセフの人が働いていたのを見たことがある。

今回は話しを聞いて、まだ仕事があるのでマンスリーサポート・プロジェクトにわずかだが
参加することにした。日本円では月々わずかでも現地通貨にすると価値があって医療費とか
いろいろ使えるという。今まで何かしたいとは思っていたけど何とかペアレントとかよくわからなくて。
学生時代は親のいないまたは親が育てられない子供の施設で勉強を教えたこともあるけれど
それ以降全くそういうことはしていない。ユニセフのカードを買うくらいでした。
少しでも役に立てれば嬉しい。

書いていたらブルーがじっとこちらを見つめて、あくびしたけど、まだ見つめている。
ささみが欲しいのかな? この真剣さ。かわいいと思ったらエサの方に歩いて行ってしまった。
友人は犬の何かサポート支援していると言っていて、かわいいカレンダーを私まで
もらったことがあった。ペットのシェルターらしい。

新宿駅の地下でディーンに会った。







ジョー・オダネルの下にこれですかみたいだけれど世界平和を願う気持ちはみんな一緒。
最近ディーンのコンサートの時に行ったフード・ドライブの報告があった。セカンド・ハーベスト・ジャパンを通して
必要な人に配られる。フード・セーフティ・ネットというのがあるのですね。





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「美の遍歴」 と思い出したお花の本たち

2015-03-21 21:17:25 | books



池田重子さんの「美の遍歴」が届きました。
今までどうしてこれだけの人に気が付かなかったのだろうと
思っています。コレクションの写真も言葉も素敵です。
何か一つの指針になりそうな言葉の宝石箱。






願望がすぐかなうと
思わないことです。
「待つ」楽しみがあるのです。





待つ過程が楽しかったことを
思い出します。
物を作っているときも
旅行を計画するときも・・

最近は年を取ってきたので
もう待てないかと思って
焦り気味になることもありますが
心したいと思いました。
しかしまたタイミングを逃さないことも
必要なことでもあります。


私の人生の最終章はやはり「美を求めて」かしら・・



                   

 本のサインを見ていたら
私の花の本の原点を思い出しました。
ずっと昔人事院総裁をして趣味で花の絵を描いていた
佐藤達夫の「私の植物図鑑」。婦人である佐藤雅子さんは
とても素敵な方で刺繍の図案や料理の本も出されていました。








本が出版された時、達夫氏はすでに他界していました。
全く記憶がないけど奥さまのサインをもらっていました。


私が野の花をすごく好きになったのは小さなころから祖父母の軽井沢の別荘で過ごした
ことが大きいと思います。祖母が花を摘んで花瓶のさりげなく入れている
そんな飾り方が好きでした。お茶花も好きです。

軽井沢の離山房は別荘からも歩いてでも行ける距離でした。祖父母や母ともよく
行ってコーヒーを飲みました。ここではジョン・レノンを見かけなかったけど
鹿島の森の近くで一家に出会いました。町ではヨーコが自転車に乗っている
姿も見たことがありました。

離山房の奥さまはお花の先生で、ご主人の朝日新聞のカメラマンが
写真を撮ってお二人で本を出されていました。
結婚前でしたが、いとことお茶を飲みに行ってそれぞれ本に言葉を
書いていただきました。二人とも違う文章でした。








母のところにも「20年目の花手紙」と「30年目の離山房」という2冊の本が残されていて同じように名前を書いて
もらっていました。
家族ぐるみで夏だけの付き合いでしたが、楽しみに出かけていました。










Sにまでこんなに書いてもらっていました。

私の花が好きになった原点は佐藤達夫氏の細密画の本と、軽井沢の花たちかもしれません。

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私の宝物 ・・・ my treasure

2014-07-29 23:51:52 | books
7月3日にメモってそのままにしていたけれどこれから読みなおしたり
読む本のためにブログにそのままあげてみることにしました。
未完成支離滅裂メモ。




辻邦生の「海辺の墓地から」を
探していて、いろいろな本を見て
大切な本たちを思い出しました。
今パラってめくってみても今でも
全く色あせていない文章でした。
今まで忙しくて読書もほとんどしていなかったので
これから読み直しや、読めなかった本を
読めたらと思っています。


学生時代に読んだ本たち

ジャン・アヌイ アンチゴーヌ
シモーヌ・ヴェイユ、神谷美恵子、M.ブーバー、森 有正 などを
読んでいた大人になりかけの頃・・・
中でも神谷美恵子の「生きがいについて」と「人間をみつめて」、
ブーバーの「孤独と愛」(「我と汝」ではなかったのね)を
読んで生きることについてなにかつかめたと思った。



辻邦生 海辺の墓地から
高田博厚 フランスから
D.H.ロレンス エトルリアの遺跡

メアリ・ラヴィン 砂の城


サンテクジュペリ 人間の土地
 私の大好きな本ベスト5には入る本



エミリ・デッキンソン
ワーズワース,アポリネール などの詩集
C.S.ルイス 4つの愛 Four Loves
 

ウォルト・ホイットマン 草の葉 ・・1年かけて文献も集めて、最後は八王子セミナーハウス、夏は軽井沢で
ホイットマンを読んで卒論にしました。

H.D.ソロー ウォールデン ・・読みやすい日本語訳が出てとても新鮮でした。何か私のバイブル的な書。

ジョン・アップダイク・・短編の言葉遣いにセンスの良さを感じました。

J.D.サリンジャー・・・「ライ麦畑で捕まえて」はベストセラーでしたが、私は「フラニーとゾーイ」が好きでした。

S.フィッツジェラルド 村上春樹の訳でマイ ロスト シティ 村上春樹の本はあんなに評判になっているのに翻訳しか読んだことが
ない私。でも素晴らしい日本語訳でした。


センス・オブ・ワンダー
 レーチェル・カーソン

シェイクスピア 
真夏の夜の夢
 イギリスのロイヤル・シェークスピア・カンパニー、ピーター・ブルックの演出で斬新な真夏の夜の夢
を日本語で読んでから、舞台を見に行きました。学生時代だったと思うけど。
不思議なことにほとんど全部ヒアリングできました。
見終わってから英語で読みました。たしかこんなだった思う。

テンペスト
 遺作で最後のセリフがかっこよくて大好き。主人とテアトル銀座のあったところの
劇場にやはりピーター・ブルック演出で見に行ったことがありました。


ベニスの商人
 子供のころはばかばかしい話と思っていましたが、宝石のように素晴らしい言葉が
ちりばめられています。

ドストエフスキー
カラマーゾフの兄弟
 高校の頃いっきに読んだのが中央公論社からでていた世界の文学の
カラマーゾフの兄弟でした。
他にこの頃いっき読みしたのはエミリー・ブロンテの「嵐が丘」


リルケ
マルテの手記
 フランスにあこがれてその空気の中、私も漂った学生時代。
森有正や辻邦生の影響も強かったかも。

トーマス・マン
ベニスに死す
ヴィスコンティの映画が先だったか、本が先だったか覚えていない。





中学時代
ヘルマン・ヘッセ
アンドレ・ジイド

他夢中になったのは世界史の本。
小学生のころは偕成社から出していた地球の歴史とか
もっと古い時代が興味の的でした。
小学校6年の時に時間と空間の永遠とは何かみたいな
こと考えていました。

芥川
漱石
太宰など

万葉集
徒然草
枕草子

大学受験の時に勝手に受験勉強と称して枕草子1冊と熊のぷーさんをペンギンブックスで
買って読んでいました。
日本の詩歌が大好きになったのは高校時代の国語教師安西先生によるものです。
一人、1件の発表は楽しかった。


須賀敦子 ミラノ・霧の風景、時のかけらたち

一茎有情 ・・宇佐見英治・志村ふくみ対談集
       職場の先輩のお父様でサンテクジュペリの翻訳などもされている
       宇佐見英治と作品が気に入っている染色織作家の志村ふくみの対談。

スザンナ・タマーロ 新たな一歩を踏み出すために

藤原章生 絵葉書にされた少年 ・・・図書館から借りて読みましたが、目からうろこのような本でした。
                  この本は私の本棚にはなかった。 
 他に図書館から借りてとてもよかったのは
  失聴 豊かな世界の発見  ハンナ・メーカ
  ポール・ケリンガーの「鳥の渡りを調べてみたら」は最後まで読めなかった。                               


                                                                                                                                                                                                           
ホセ・カレーラス自伝
井上靖 化石
アンリ・カルティエ・ブレッソン
こころの眼

海からの贈り物 リンドバーグ




歎異抄
 高校時代聖書研究会で「出家とその弟子」を読んだりしたけど
歎異抄もそのころかな。その後の交換ノートで「星の王子さま」が
出てきました。今ほどポピュラーではない時代です。
英語の副読本で出てきました。大学ではフランス語で星の王子さまを
授業で読みました。

パスカル パンセ
授業ではデカルトの方法序説をやりましたが
自分ではパンセを後から読みました。

カリール・ジブラーン詩集(神谷美恵子訳)

かくれ里 白洲正子
 就職して2年で辞めることになり、記念品として白洲正子のかくれ里を買いました。
その後の奈良旅行で、和辻哲郎や東山魁夷の「唐招提寺への道」、矢内原伊作の「古寺思索の旅」
とともに旅行に行く前のテキストとなりました。私の初めての一人旅は奈良でした。航空地図を片手に
飛鳥もまわりました。


そうそう宝物はあとは集めた絵本たち。



単なるメモ
読みたくて読めなかった本
プルースト  失われた時を求めて
フランクル 夜と霧
ロマン・ローラン 魅せられたる魂。
三島 近代能楽集
スザンナ・タマーロ こころのおもむくままに

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日本のファンタジー作家 ・・・・ world of Naoko Uehashi

2014-07-19 23:53:41 | books
珍しくTVをつけていて、こんな作家がいてしかも国際アンデルセン賞を取っていたのに
全く気が付かなかった作家の紹介に引き付けられました。


特報首都圏(7月18日)
大人を魅了する“児童文学”
~作家・上橋菜穂子の世界~


                      



「今、大人が熱中するファンタジー小説で注目を集める、作家の上橋菜穂子さん。
ことし、児童文学のノーベル賞「国際アンデルセン賞」の作家賞に、日本人として
史上2人目の栄冠に輝いた。
代表作「守り人シリーズ」をはじめ、上橋さんの作品の魅力は、ファンタジーで
あるにも関わらず、徹底して追求された描写の“リアリズム”。
そして作品の中で描かれる“多様な価値観”だ。
こだわりは、善と悪が明確に分けられない複雑な世界で、一つの視点に固執せず、
柔軟に生きようとする人々を描くこと。
その主人公たちの姿に、大人の読者たちが「現実社会を生き抜くヒントがある」と
共感を寄せている。
番組では、上橋さんが描き出す世界の魅力、そして何が大人たちの心を捉えて
いるのか、作品に込められた思いなど、単独インタビューで迫る。」


ファンタジーではC.S.ルイスのナルニア国物語が大好きでしたが、
今はやりのハリーポッターとかには全く興味がありませんでした。
この人のインタビューを見て、とても興味を覚えました。
彼女は文化人類学を勉強していて、アボリジニーに会ったとき、
その女性の言葉で目からうろこのような感じだったらしい。
今の彼女を作った言葉とでも言おうか・・ 
それは弾圧した相手に対しても文化の違いを尊重した言葉だった。
違いを認める、他者を認めるということは、とても大切なこと。


今週は月曜のハローワーク認定、火曜日仕事、水曜日懐石料理講習会
木曜 仕事と終了後のヨガ、金曜日久々に友人に会い、土曜日は
写真美術館に岡村昭彦展とフィオナ・タン展のオープニングに出かけました。
その写真の奥行きと写真としての素晴らしさに驚きました。
写真美術館に行く前午後にマンション探検ツアーで日頃見れないところを見て回りました。
どれも中身が濃くて衝撃的ですぐ書くことができません。
少しずつ、しかも印象が薄れないうちに書いて行きたいと思います。



July 19 2014




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かないくん ・・・ Kanai kun

2014-03-01 19:34:31 | books

フロモン神父様のことを探していた時に、出会った三奈子さんのブログ
かないくんという絵本の存在を知りました。
なんだかわからないけれどすぐ注文しました。谷川俊太郎の詩が好きで、
谷川俊太郎が一夜で綴り、松本大洋が2年かけて描いたというところか・・・
表紙の絵も「死ぬとどうなるの。」という言葉も・・
糸井重里事務所から発行されているのも・・・






かなり人気のようで注文をしてから送られてくるのがすごく遅かった。
ほぼ日刊糸井新聞から申し込むとメイキングの冊子がついてくる。
1月に発行された本なのにもう2刷でした。


おととい届いて、すぐ文章だけさっと見ました。
でも絵もとても味わい深く、ゆっくり大事に手に取りたい感じです。
すべてにすごくこだわりのある時間のかかった本です。

もし読まれる人がいるとワクワク感がなくなると悪いから
説明はしません。

 真っ白なまぶしい世界の中で
 突然私は「始まった」と思った


というところで私が昨年主人を亡くして
いただいたメールに亡くなって10日後に出したメールと
同じ感情だと思いました。
メールを出した相手も癌で最愛の人を亡くした
中学校の時のクラスメイトです。


 今は亡くなってしまったけど、何か亡くなっているのではなく
 一緒にいるような感じです。
 これからまた別の形での一緒の生活が始まるような・・・

と送ったら彼女からは

 あなたはすごいですね。
 私は淋しいけれどまた一緒の生活が始まる・・・と知るまで何か月もかかりました。

と返事が返ってきました。彼女の場合は中学生の頃から付き合っていた、すごく長い
歴史もあったし、深い悲しみであったと思います。


 今でも私は亡くなった大切な人たちがたくさん私のまわりにそれこそ空気のように
いることをよく感じます。
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本の世界へ ホセ・カレーラス自伝

2011-08-22 23:43:37 | books
1月に放映され4月にも再放送された谷村新司のホセ・カレーラス
インタヴュー番組に気がつかず、今になって残念に思っています。
NHKに問い合わせたところ、再放送の予定無しでオンデマンドもライブラリーにも
ないとのことで残念に思っていたところ、白血病からカムバックしてきて割とすぐに
自伝を書いて出版していた事を知りました。その本はもう在庫切れになっていましたが
インターネットのおかげで古本を手に入れることができました。






テレグラフ誌に病床にはもう一人の女性がいたとの真実かどうかわからない記事を
見つけ、斜め読みしてみたのですが、まぁ私生活はどうでもいいやと思っていたの
ですが、何か人間性とかそういうものも知りたくなり、その歌とともに人間カレーラスの
中に入っていきたくなりました。(テレグラフの記事は事実のようで一度は別れた
mistressとその後再会し2度目の結婚をしています。)





ネットでもいろいろ調べてみたのですが、Wikipediaは日本語のものよりずっと詳しく載っていました。翻訳ではないのですね。それぞれに作られていることを知りました。


私とカレーラスとの出会いは1986年何度目かの来日で、アグネス・バルツァとのカルメンでした。ロイヤル・オペラと言っていましたがコヴェント・ガーデン王立歌劇場の公演でした。初めて見たオペラの迫力に圧倒されました。
カレーラスの発病は翌年でしたが、奇跡的にカムバックした時のCDは思わず買ってしまいました。
良く聴いていたけれど、本当にすばらしいと思ったのはここ数年です。
三大テノールのコンサートには興味がなく(というかお金がなく)、TVで見る程度
でした。三番目のテノールとささやかれてもいましたが。ドミンゴとパヴァロッティでは
その声量からして負けてしまいそうですが、彼の声の魅力はなんとも言えません。
特に最近は民謡やポピュラーに近い、自然にメロディーが流れてきそうなそんな曲を
子守唄にしています。


夜寝る前、時にカレーラスの歌を聴きながら、または通勤のほんの少しの間に
静かな感動を持って、この本を少しずつ読み進めています。
カレーラスの現実をありのままに把握する力のすばらしさと
そのバランス感覚、希望を失わない生き方に驚きを感じずには
いられません。白血病を克服した時の気持ちをその後20年以上も
持つ続けていることも。


Jose Carreras: 'I was selfish. I made mistakes' the Telegraph 29 Aug 2008

ホセ・カレーラスのインタヴュー アーガイブ
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嬉しいお便り ・・・good news from my teacher

2011-08-21 21:46:33 | books
先週の木曜日だったか、郵便ポストに本のようなものが
入っていました。
見ると高校の祐本先生からでした。ブログにも書いたように6月に
夢を見て、いいことなのかどうか心配していました。
先生はお元気にしていらして、なんとまた本を書かれていました。




お礼の電話は翌日休暇を取って母のところに行って、帰ってから
しました。母に会うと落ち込んでしまうのですが、元気を出してかけました。

先生の奥様は名前を言っただけですぐお分かりのようで
すばらしくはっきりされた方です。
先生はあのお花見会が本当に楽しかったらしく、そのお礼だと
おっしゃるのです。
先生に夢を見たからじゃない?とおっしゃって笑われました。

私はどれだけの人に愛をわけることができるのかしらと
そういう職業の人をうらやましく思いました。
同窓会のことをお聞きすると、いらっしゃるとのことで
私も先生がいらっしゃるなら行きますと約束して
しまいました。
どなたかご一緒してくれる人いませんか?
参加申し込みがないので気が楽ですね。 
岩波先生にもお会いしたいなと思いました。先生は絶対覚えていないと
思いますが。
同窓会は初めてだけど、JAXAの人の天文学の話も面白そうです。

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氷の回廊

2008-07-07 23:40:37 | books


いつかNHKでアフリカ縦断をやっていた時、エチオピアの高原を調べようとして見つけたのが
庄司康治さんのHPで、そこから「氷の回廊」という本にぶつかり、図書館で検索して借りました。
写真が多い本にもかかわらず、なかなか取りかかれなかったのですが、期限も過ぎ督促の
電話も来るので土日でいっきに読みました。



著作権の問題もあるので写真は載せてはいけないかもしれないけど、あまりにいい顔をしているので
本から1つだけ写真を掲載させてください。

ヒマラヤの写真は
TERRAから見てくださいね。


標高4000メートルを超えるヒマラヤの奥地 リンシュ村に暮らす人々の話。
そこには生きることの原点があるように思えました。

母親は祈りをこめて麦を蒔き、家族ためにヤクを飼い数ヶ月放牧地に一人で暮らす
父親、泥のインクを大事に集め木のノート〈瓦みたいだった?)に文字を書く子供
たち。電気もないところです。教室は青空。子供達の輝く目。
教育とチベット仏教が彼らの基礎となります。先生を街まで行って探してつれてく
ると「月からでもやってきた人のようだった」というのが面白い表現でした。


「この地球上には、僕達の想像をはるかに超える、厳しい自然の中で暮らしている
人たちがいます。アマゾンの奥地や、アフリカの砂漠で、そして世界で最も隔絶さ
れた、ヒマラヤの奥深いザンスカールで・・・
 厳冬のたった1ヶ月間、ここザンスカールには、世界でもまれに見る、自然と人間
が織り成すドラマが展開されます。
 冬の間だけ、忽然と姿を現す道があります。しかしそれは、世界中のどんな地図
にも記されていません。なぜならそれは、幻のように現れては消えるからです。その
名を「氷の回廊」と言います。それはまるで、時空間を超えた、とても不思議な
存在なのです。
 この土地を背景に、ささやかで、悲しいまでに素朴でたくましく、たった一足の
長靴を息子に贈るため、命がけの旅を淡々と続ける人たちが暮らしています。ザン
スカールの人々と共有する時は、僕に、家族の絆とは何か、人間の奥深さとは何か
を感じさせてくれます。」

そういえばフランス人の監督がチベットかヒマラヤを撮っていて、見たいと思ったこと
がありました。そこにいる人たちがそのまま映っているだけですごいのです。




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