Reflections

時のかけらたち

桜桃の味とトスカーナの贋作 ・・・  Abbas Kiarostami

2024-03-30 23:55:44 | movie

やっと、今月分のサブスクで借りたキアロスタミ監督の『桜桃の味』と『トスカーナの贋作』を二日続けて見る時間が取れました。
いつも月の後半になってやっと2作見れる次第。月4作品は見れるのですが、見れなかった分はいつも翌月までは繰り越せるので
たまってしまって流してしまったり・・・そろそろストップしないといけませんが、見たい映画を見てしまってからに・・

 映画.com より



キアロスタミ監督はヴィクトル・エリセ、エルマンノ・オルミ、テオ・アンゲロプロス、タルコフスキーなどと同じように
若いころから注目の映画監督でしたが、映画を見たことがなくて、やっと借りてきたDVDで見ることができました。
「友だちのうちはどこ」に続いて・・・

桜桃の味

 

 

Taste of Cherry (1997) | best part | Abbas Kiarostami

 

 

Trailer for "Taste of Cherry"

 

 

Taste of Cherry - 1997 Trailer

 

桜桃の味
Taste of Cherry
1997年製作/99分/イラン・フランス合作

監督・脚本・製作・編集:アッバス・キアロスタミ
撮影:ホマユン・パイヴァール
録音:ジャハンギール・ミルシェカリ、モハマッド・レザ・デルパック
助監督:ハッサン・イェキタ、バフマン・キアロスタミ
出演:ホマユン・エルシャディ、アブドルホセイン・バゲリ、アフシン・バクタリ、アリ・モラディ、ホセイン・ヌーリ


この映画も説明が少なく、また謎解きのように映画は始まります。人材を探しているようなのだけど・・どんな立場の人なの
だろうとミステリアスです。一人一人車に乗せて、仕事の内容を説明しているうちに、なんと自分の自殺幇助をする人を探していた
ことがわかります。乗せた人は兵士だったり、神学生だったり、自然博物館で働く人だったりします。人種もアフガン人だったり
クルド人、トルコ人だったりして、中央アジアと中東がとても近く、交流があることがよくわかります。

乗せた人は心は使わずに手だけ使ってくれればいいと言われても殺人の手助けなどできるような人ではなく逃げ出してしまいます。
最後の自然博物館で働く老人は助けるのだったら正しく助けたいと自分の経験を少しずつ話し出します。



そのパゲリという老人のぼそぼそと話し出す話と車が走る景色が黄金色に変わっていくところなど、映像も素晴らしかったです。
どんな悩みにも解決法は必ずあると、老人も若い頃に自殺を図ろうとしたときのことを語り始めます。首を吊ろうとした桑の木の実が
おいしくて、死をどこかに置いてきてしまったと。太陽と緑の美しさと・・・ 桑の実が命を救ってくれた・・自分が変わり、生きる
限り悩みはあると悟った。見方を変えれば世界は変わると・・

感動的は老人の言葉・・
希望はないのか?
朝起きた時、空を見たことはないのかね?
夜明けの太陽を見たいと思わないかね?
赤と黄に染まった夕焼け空をもう一度見たいと思わないか?

車は黄金色に染まった美しい景色の中を走り抜けて行きます。

さらに続ける老人
月はどうか?
星空を見たくないのか?
夜空にぽっかり浮かんだ満月を見たくない?
目を閉じてしまうのか?
あの世から見に来たいほど、美しい世界なのに
あんたはあの世に行きたいのか?
もう一度泉の水を飲みたくないのかね?
泉の水で顔を洗いたくないのかね?

自然にある四季と果物
どんなに子供を愛する母親も神にはかなわない
それほど神は人を慈しんでいる
すべてをあきらめてしまうのか?
桜桃の味をわすれてしまうのか?

かすかな希望が生まれてきたことが、主人公の眺める青空に伸びて行く飛行機雲や子供たちが走っている風景が
彼の心を投影しているように思えます。

ターナーの絵のように沈む太陽、黒猫が横切り、彼に生きる希望が湧き上がってくるのがわかります。






それでも自殺を決行しようと夜中に穴に向かう主人公。上を見上げれば月を時々隠しながら雲が流れ、
遠くに雷の音や雨の音・・

そして意表を突く全く違うシーンのラストで映画は終わります。けだるいSummer Timeの音楽と共に。

映画は結論を語りませんが、それぞれが思うような結論を描けばいいのです。私はもちろん再生を想いました。

 

アッバス・キアロスタミの映画『桜桃の味』(1997)を哲学的に考える

【桜桃の味】アッバス・キアロスタミ死去・・・そして僕の一番好きな映画

GINZA MAISON HERMÈS Le Studio 『桜桃の味』Taste of Cherry

 

 

トスカーナの贋作


トスカーナの贋作
Copie conforme
2010年製作/106分/フランス・イタリア合作

監督:アッバス・キアロスタミ
脚本:アッバス・キアロスタミ/マスメ・ラヒジ(脚色)
製作:マラン・カルミッツ シャルル・ジリベール アンジェロ・バルバガッロ
撮影:ルカ・ビガッツィ
編集:バフマン・キアロスタミ
出演:ジュリエット・ビノシュ(彼女)
   ウィリアム・シメル(ジェームズ)
   ジャン=クロード・カリエール(広場の男)
   アガット・ナタンソン(広場の女)
   ジャンナ・ジャンケッティ(カフェの主人)
   アドリアン・モア(息子)

 

映画『トスカーナの贋作』予告編

 

ジュリエット・ビノシュのために脚本を書いたというキアロスタミ。
これでカンヌ主演女優賞を取ったというのも納得です。

相手役のウィリアム・シメルはバリトンのオペラ歌手で映画出演は初めてとのことでしたが、なかなか大女優相手に
役どころとしてはぴったりでした。

ビノシュは感情を露わにして女性のいやな面もかなり出していましたが、子供に対する苛立ちとかすごくよくわかります。
ロール・ゲームのように進む映画も面白かったです。たまたま出会った作家とギャラリー経営者が長年連れ添った夫婦の
ように感情をぶつけ合います。フェィクですが、ここのタイトルの贋作とほんものがからんでくるのでしょう・・
ここに男と女のオリジナルがあるように・・・ 

そして芸術についてももちろん贋作・オリジナルの問題が語られ、奥が深い映画のようです。ほんものとは何か?と問いかけて
きます。「単純さは簡単ではない」というセリフも・・

この映画の結末も他のキアロミスタの映画のように想像にまかされます。As you likeのようです。考えさせられるものが
あちこちにちりばめられています。

ビノシュは「存在の絶えられない軽さ」以来好きな女優の1人ですが、ビデオについていたメイキングでのインタビューが
おもしろかったです。メイキングもイタリアのスタッフがキアロスタミと映画を作り上げていく様子がわかり面白かった。
映画を作るのは本当に大変だと思いました。今回の映像スタッフも素晴らしかったです。

ビノシュへのなぜ演じるのかという質問に対して、「魂の探究者として、演技を通して経験することに、生きる喜びを
感じるから」と話していました。確かメリル・ストリープも同じようなことを応えていたことを思い出します。

この映画の主人公とピノシュも違うところがあってなかなか理解に苦しんだところもあったとか・・ 例えば噴水の彫刻が
男性に後ろから寄りかかるところで、自分は前に出ていたいし寄りかかりたくないようなことを話していました。あの彫刻は
監督がわざわざ噴水と一緒に作ってセットしたとのことで、男性的な考えが出ていたのかな?

DVDを借りるとメイキングのことが時々見れて興味深いです。

ABBAS KIAROSTAMI INTERVIEW
「トスカーナの贋作」:ふとしたことから夫婦を演じる男女の虚実の交錯を、イタリアの小さな街を舞台にスリリングに描くヒューマンドラマ


追悼アッバス・キアロスタミ~偉大なイラン人映画作家が〈差異と反復の遊び〉から生産した〈新しいもの〉の行方を再考する

アッバス・キアロスタミ監督 ジグザグ道三部作 

 

日本で撮った遺作となった作品も見てみたくなりました。


March 26-28    2024

 

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久々に和服でお茶の稽古に行けるかな?  ・・・ poracticing tea ceremony in kimono

2024-03-28 23:57:21 | my favorite

3月27日

3月最後のお茶の稽古には和服で行きたいなと思っていました。

和服にはどのシーンに何を着て行こうかなと考える楽しみがあります。前日までには何を着るか考えて
風を通しておく必要があります。

今回のお稽古には何かカジュアルなものと考えて、市松模様か縞にしようと思い二つ出しました。日曜には
新宿末廣亭での寄席もあるし・・・

その着物にどの帯を締めるかがまた楽しいのです。なかなかマッチするものがないのですが、今までのコーディネイトを
参考にしようと自分のブログで検索してみるうちに、着物を着だしてから9年経ちましたが、自分のこの10年の老けように
今さらですが、すごく驚いて・・  仕事の帰りに銀座の呉服屋いち利にワンコインの着付け教室に通い始めたころを
思い出しました。最初に教わった先生の名前が思い出せず、ブログで確認しようとも個人名もなかなか書くこともなく
この個人情報というのは改めて厄介なものと思いました。この前の花緑さんの落語の枕で、花緑が近くの学校でも
講演や落語をすることになって自分でこの近くに住んでいると話したら、「あっ個人情報」と子供たちが叫んだそうです。
花緑は自分から話しているからいいんですよと言います。それは人から聞かれたときに言う言葉でしょうって。こういうことに
敏感に反応するようになって、なんだか変な世の中です。そのきっちり最初に教えていただいた先生は佐竹先生でした。
着る前の着物の準備のしかたとか・・きっちり覚えられなかったのですが、あのようにできたらと思いました。

最初は市松模様が浮かんでいたのですが、当日の気分で置賜紬の縞と二葉苑の型染の先生が描いた帯で。ほんのり桜色。
紬は紅花で染めてあるのでピンクが隠れているような感じです。型染の伝統工芸士の先生は井上先生でした。これもmy blogで
検索。

 

前日の季節が1月に戻ったような気候から青空で暖かい日となりました。
いつものように表参道から歩いて行きます。

 

 

 

 

 

前回も目を引いたこのお店はなんと眼鏡のお店でした。

 

お稽古が終わり、東三季で写真を撮っていただきました。
お茶室NGはちょっと残念。

今回も抱清棚で、中板を取り外すことができ、旅箪笥の点前である「芝点」をしました。
最後は総飾り。昔やっていたのに、なかなか体に沁み込みません。昔よりもっときっちりとして
メリハリのあるお点前です。

 

 

帯締めは「とみひろ」の貝紫で染めたもの。花びらのように飛んでいます。

 

 

 

 

March 27  2024   Minami-Aoyama

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終わった❣ ・・・ We did it!

2024-03-26 23:59:45 | music

九段フェスティバル

 

 

3月24日に九段生涯学習館レクリエーションホールで九段フェスティバルでの舞台発表がありました。
1月28日の春雨寺ホールからたったの2か月しかも月2回のレッスンで次の発表なんて無理と思いましたが
何とか歌えるようになりました。この2週間くらいは家でも録音を聴きながら練習したり、外出時も
聞いたりして何とかイタリア語が言葉として言えるようになったところです。不可能だと思った
コンサートでした。


曲は3曲でオール・カンツォーネ

ナポリは恋人       Napoli, fortuna mia
アリヴェデルチ・ローマ  Arrivederci, Roma
君と旅立とう       Con Te Partirò

 

終わった後の笑顔がいいですね。とにかく先生に暗いと言われて、明るくイタリアの空をイメージして歌いました。
旅行のワクワク感を感じながら・・・ 少女時代に戻して、ローマの食事とワインを楽しんで、そして見知らぬ国へと
あなたと旅立とうと・・・
テーマがCulture Travel ということで選んだ曲ということでした。

 

 

終わった後で近くのカフェで一休みしてから帰りました。

いつもはセンダイカフェなのですが、大学なので休日はお休みで、一度行ってみたかったDIXANSへ

おしゃれな今風のカフェです。この後武道館での卒業式が終わり、人でいっぱいになりました。

ピスタチオ・ラテ

桜カラーでした。
ほのかな味がとてもおいしかったです。

残念ながら、九段の桜はまだ・・・ 肌寒い日々が続いています。

 

そういえばイースターももうすぐでしたね。
お土産にいただいたオーストラリアのチョコレートです。
うさちゃんはリンツのです。

 

March 24 2024   Kudan

 

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北村朋幹と巡礼の旅に出る演奏会  ・・・ concert on a pilgrimage with Tomoki Kitamura 

2024-03-24 23:59:57 | music

3月23日

 所沢ミューズのツィッターより

初めは遠くから見ているようなアプローチでそれがどんどん霧が晴れて行くように、リストを彫り上げて行った
北村朋幹の挑戦でした。リストとはある程度距離を置いておきたいという北村さんでしたが、最後には何かもう一体化して
しまったようなそんな感じがしました。若いのに老齢のリストの心境にまで達してしまうピアニストに驚きます。
リストとの旅。「巡礼の年」全曲演奏という休憩入れて3時間40分という壮大なプログラムでした。北村朋幹の精神力と
体力に驚きます。

 

 

曲はリストの生涯をなぞらえるように進んで行きます。時に限りなく美しく、激しくも力強く、苦悩にも満ちて、そして
メランコリックでもあり、人生のいろいろなシーンをたどりながら浄化された最後の結びついていく感じがしました。

聴きながら、人生は巡礼と思いました。母のことが思い出され、それぞれの人生の巡礼があり、そしてそれが子供にも
受け継がれて生を紡ぐ。Tの病気と闘った人生を振り返り、最近では友人と高野山の町石道を登って行ったシーンが
目の前に浮かんで来ました。私のこれからの巡礼の旅はどうなっていくのだろう・・・

「巡礼の道」3曲は聴く方にとってもかなりしんどかったですが、弾く方はあの気が抜けないハードな曲、よくやると思いました。
さすが3曲目は楽譜を持ってきていましたが。力強くピアノの音の残響があんなにあるのは初めてでした。ピアノは打楽器で
あること思い出させ、北村朋幹のクールな情熱を感じたコンサートでした。

リストと言えば技巧的であまり好きではなかったのですが、プレトニョフがアンコールで弾いた「愛の夢」やフジコ・ヘミングが
弾いていた「コンソレーション」は好きでした。今回は「巡礼の年」という大作で、曲が始まった時から目に涙がなぜかたまって
きてしまいました。最後にはピアノの音が天に吸い込まれて行きそうで、リストも喜んでいるのではと思いました。やり通した
北村さんへのスタンディング・オベーションで幕を閉じました。

解説者によるプレ・トークもリストの客観的な情報を入れてくれて、全然知らないより良かったと思いました。
ネットで見ていたら、北村さんご自身が別の日のプレイベントでお話をして、ヘルマン・ヘッセの本を読んで行ったら、スイスの
音楽とマッチしたところがあったとのブログがありました。

今回は3枚組CDは買わずに、帰ってきました。あんなに弾いた後なのにサインをしてくれるそうです。お疲れさまと
言いたくなります。

純粋な人、ひびきとかたち ー 北村朋幹、リストとの旅

 

 

【2024年3月6日発売】北村朋幹(ピアノ)/リスト 巡礼の年 全3年 Tomoki Kitamura, piano/Liszt Années de pèlerinage

 

Alexandre Kantorow plays Liszt Sonetto 104 del Petrarca, Années de pèlerinage II, S.161

 

2017.08.01 Franz Liszt : Liebesträume No. 3 (사랑의 꿈)

 

 宗次ホール終了公演レポートより

参考)

宗次ホール公演レポート

北村朋幹 ピアノ・リサイタル プレ・イベント

演奏会 北村朋幹ピアノ・リサイタル~オール・リスト・プログラム

 

23日は午前中にベルカントの翌日の発表のためのリハーサルがあり、その足で航空公園にある会場の所沢ミューズの
マーキーホールに急いで向かいました。14:15からの音楽ライターによるプレトークも聞いておこうと思ったからです。









 

ロビーに「巡礼の年」の楽譜の表紙が飾ってありました。紙の楽譜にこだわりのある北村さんのコンサートらしさが
出ていました。

巡礼の年 第1年 スイス

 

 

 

 

  


巡礼の年 第2年 イタリア

 


 


巡礼の年 第3年

 

 

 




ピアノはスタンウェイでした。

休憩の時に外を見ました。


帰り道に・・空に星が輝いていました。

 

March 23  2024   Tokorozawa

 

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春の命が動き始める ・・・a small life is born and begins to grow in spring

2024-03-22 23:47:25 | nature

あちらこちらで春がにぎやかに生まれ始めていました。
久々の深大寺花巡りのフルコース。 野草園~水生植物園~神代植物公園~植物多様性センター
夕方から小学校のミニクラス会で井の頭公園のお花見があったのでその前にお日様がキラキラしていた
調布を歩きました。お花仲間のUさんとご一緒に。一日で結果的に11.9kmも歩いていました!

エミリー・ディキンソンではないけれど

This is my letter to the World
That never wrote to Me̶
The simple News that Nature told̶
With tender Majesty

Her Message is committed
To Hands I cannot see̶―
For love of Her―Sweet―countrymen―
Judge tenderly―of Me

これは世界におくる手紙
返事をくれたことはないけれど
自然が語りかけてくる ちょっとした知らせを
優しくも おごそかに

その言づては ゆだねられて
出会うことのない 誰かの手へと
私たちはともにある その愛しい想いを抱いて
あなたがそっと 決めたままに

小谷ふみ 訳

 

それとも中谷宇吉郎の「雪は天からの手紙」ではないけれど、自然は天からの贈り物だと思っています。
家にこもって近くの買い物に行く道にも春がやってきているのを感じていましたが、
こんなに小さな春があちらこちらで生まれていたなんて、歩いてみないとわかりませんね。

 

大好きなワーズワースの詩を思い出しながら・・・

My Heart Leaps Up         
                                                        by William  Wordsworth         
       
My heart leaps up when I behold
A rainbow in the sky:
So was it when my life began;
So is it now I am a man;
So be it when I shall grow old,
Or let me die!

The Child is father of the Man;
And I could wish my days to be
Bound each to each by natural piety.



 

水仙を見ても思い出されるのはワーズワースの詩です。

I Wandered Lonely as a Cloud
                                                       by William  Wordsworth   

I wandered lonely as a cloud
That floats on high o'er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,
A host, of golden daffodils;
Beside the lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.
 
Continuous as the stars that shine
And twinkle on the milky way,
They stretched in never-ending line
Along the margin of a bay:
Ten thousand saw I at a glance,
Tossing their heads in sprightly dance.
 
The waves beside them danced; but they
Out-did the sparkling waves in glee:
A poet could not but be gay,
In such a jocund company:
I gazed—and gazed—but little thought
What wealth the show to me had brought:
 
For oft, when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude;
And then my heart with pleasure fills,
And dances with the daffodils.
 
 
大好きな詩を思い出させるキラキラと輝くいのち。
 
 







 

 

 



 
 












 



 
 



 
 




 

 

 

 
こんなにたくさんのプレゼントを自然からもらった一日でした。


March  21  2024   Chofu
 
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引っ越しモードの一日 ・・・a day in moving mode 

2024-03-20 23:59:29 | a day in the life

3月20日

リフォームの計画が立って、資金繰りについても銀行に相談したり、インターネットバンキングで初回の
振込を済ませたり、家にいられない間の滞在についても考え、大体すべてが決まりました。

それで今日は久々にお雛様の片付けから始まった、再びのクローゼット整理に加速度が増して、もうフラフラ・・
久しぶりに目にするものを見て、過去からよみがえってくることもあり、時間の中を行き来するので頭の中が
もうごちゃまぜでした。こんなものも持っていたのだと忘れたものもあって・・ この長い人生の時間の中を
フラッシュバックするのは大変。おしゃれだったTの最後まで取っておいたイタリア製のスーツとか、しまっておくだけ
だったものは処分することにしました。娘もおばあちゃんが書いてくれたものは捨てられなくて取っていると・・
活用できるものとほんとうに大切な思い出だけ取っておくことにしました。私が描いた下手な油絵は好きなものだけ
写真にとっておいてあとは捨てよう・・

スッキリと暮らしやすくを目指して、最後の整理です。ちょうどいい時期のリフォームだったかもしれません。

お昼ごろ娘と近くのスーパーに買い物に行く途中にモクレンにヒヨを娘が見つけました。
写真を撮って、帰ってから見たら、なんとお子様もいるではないですか・・ 子供と一緒のヒヨを見たのは初めてでした。

 


コロンとしていてかわいい幼鳥でした。

 

お昼はスーパーの近くのびゃんびゃん面のお店に入りました。
娘が以前に発見したお店で、日本人は入っていなくて中国人ばかりのお客さんの店でした。
この町に住んでいると、いながら旅行をしているような気分になります。

刀削麵は知っていたけどこれは初めて。

かわいい器です。

食べられないかと思ったけど、完食して夕飯は食べなくてもいいねと話して。


 

 


片づけていてみつけたファイロ・ファクスには娘が生まれた時の写真が挟んであって、保育園探しのメモなど
いろいろな当時の記録があって、何十年も前にまた心が飛びました。

夜はもう頭とざわつく心を休めてなぜか小田和正を思い出して、聴いていました。JWalkの曲も久しぶりに聴いていたら
なんと元ボーカルの中村耕一を主役にした映画がこの秋公開されるとのこと。あの声が好きです。

「JAYWALK」一夜限りの復活で『何も言えなくて…夏』を熱唱!


生きてきた年月を想わざるを得ない一日でした。自分のブログで小田和正を検索していたら、妹とコンサートに
一緒に行ったことも忘れていました。一人で行った記憶しか残っていなくて・・ 記録を見て妹が流した涙は
何だったのだろうと思ったりしました。

ファイロ・ファックスにはなんと星岡の料理教室のメモまで入っていて、定年後に行けるようになって
昔と今の自分を対比するのも面白いとも思いました。

ファイロ・ファックスを再びこのリフォーム・プロジェクトのメモに使い始めました。
Tの親友が当時ロンドンの留学から帰って来て、もらったそのころからはやり始めたシステム手帳です。

 

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座布団1枚の上の宇宙-花緑独演会 ・・・ the Universe on a single cushion - Karoku solo performance

2024-03-19 23:59:12 | art

3月16日


本日のメインイベントは花緑独演会でしたが、その前にベルカントの九段フェスティバルのリハーサルが
ありました。まださらう時間も少ない中、1週間のみんなの練習の成果が見えた歌声でした。

いつもの専大カフェでクールダウンの所がヒートアップして大変でした。近くにいた学生さん、うるさくて
ゴメンなさい。

神保町のさゝまにも立ち寄って三鷹駅でまず待ち合わせたのはアルさん。
アルさんがeBayでカメラを扱っているので、使わないフィルムカメラを誰かに有効利用してもらえればと思い
相談しました。日本でも若い人に今フィルムカメラが流行っているとか・・ 海外でも人気らしいです。
Perfect Days にもありましたが、今カセットテープとかレコードとかが新鮮です。デジタルに慣れすぎてアナログの世界の
豊かさを再発見しているのでしょうか・・

そのあとすぐ花緑を一緒に聴きに行くMさんと待ち合わせ。お薦めのフジヤ・コーヒーに向かいましたが、佃に住んでいる彼女は
郊外の商店街が素晴らしいと感激。カフェは混んで入れなかったのでどこかと歩いていたら、面白いワンタン・ショップをみつけ
軽くいただきました。




Sサイズがあってよかった。女性だけでやっている清潔な感じの山形ラーメンのワンタンメンのお店でした。




 

三鷹文化センターの花緑独演会。
前座の花ごめは女性の落語家。シュールなおとぎ話がおもしろかったです。

花緑さんはいつものように全開で、いつ落語が始まるのかと思うくらい枕が面白くて。
一枚の座布団の上に世界があると・・・ すてきな職業です。
最近は小学校や中学校でも落語や公演をするとかで、先生が話さないことを話すと大反響だそうです。
そのなかで花緑の一番とか順番をつけることの意味がないという言葉がささったとのこと。
物事に順位をつけることができない、その時その時の状態にもよるし・・ 何が一番好きという質問には
応えることができないと。何事も順位をつける競争社会においては目からウロコでしょうね。
幸せになるには・掃除する(周りを浄める)・笑う・感謝すること。頑張るより感謝が大切。頑張るはないものを
求める、感謝はあるものを大切にする。そんな中での「竹の水仙」は左甚五郎を題材にした人の心のやさしさを
描いたもので感動的でした。

一部では会場に子供が来ていたことが目立った花緑が特別「寿限無」を入れて始めました。そのあと噓つきの話「弥次郎」
でした。


久しぶりに思いっきり笑った楽しいデトックスの日。
花緑の落語の枕も本当に素晴らしい。

 

March 16 2024  Kudan → Jinbocho → Mitaka

 

3月17日

イタリア語の時間に借りていたイタリアのコメディ字幕なしを返すために見ていました。
単語が少ししかわからなかったけれど、それだけ音に集中したので、イタリア語もいろいろなしゃべり方
人によって違うものだと思いました。マッシモ・トロイージのぼそぼそして繋がった感じの喋り方とか・・
最近、ライフ・イズ・ビューティフルとかピノキオとかロベルト・バニーニづいています。

イタリア文化会館でのバーバラ・ルイージの写真と音楽のイベントは延期になったという連絡が来ていました。

 

娘が担当の夕食は和食で、私が作ったことのない揚げに卵を落として煮るものでした。
炊き込みご飯を作ってみたいというので、聞いたらすごくダイナミックな作り方でした(笑)

 

3月18日

買い物に行く途中、寒暖の差が激しく、一気に咲きそうだった花も止まっちゃった感じ。

開き始めたトサミズキの花も固まっちゃった感じ・・・

 

 

 

かわいい鳴き声で上を見たらまだ花の咲いていない枝に飛んできた小さめな二羽のメジロでした。

 

私の作った夕飯は安いお肉でランプステーキを少し。

 

深夜に窓の外をながめると
Su le finestre mostra a tutti il mio cuore che hai accesso,
chiudi dentro me la luce che hai incontrato per strada.
という歌詞が浮かびます。

闇の向こうにつながる世界を想う・・・

 

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Con te partirò ・・・・ 君と旅立とう

2024-03-17 23:59:16 | thoughts

先週は病院での定期フォローアップ、リフォーム打合せ、地下倉庫の第1回目の片付け、クローゼットの中の片付け、処分
お茶の稽古、リフォームの資金繰り計画と第1回目の支払い、リフォーム中のホテルやゲストルームの予約、日々のベルカント
の練習と土曜日の九段フェスのリハーサルと花緑の落語、そして今日のイタリア語接続法過去とまぁふだん何もしない私に火が
ついた状態でした。

今週は小学校のクラスメイトとのお花見とベルカントのレッスンと九段フェスティバルの本番、北村朋幹のコンサートだけの予定
なので、先週あまりできなかったボビンレースと今後のリフォーム資金計画とひたすら歌の練習と片付けの日々になりそうです。

リフォームも人生ギリギリのタイミング。
これ以上遅らせると、体力的にも難しく、私の周りでもリノベーションをする同期も何人かいます。手足が動くうちにねと。
いつも低空飛行の私。中学校の担任に君には早めの準備が必要と言われていたのはさすが先生、よく見ていらっしゃると思いました。
結婚が37歳、出産が43歳、運転免許も40過ぎて取ったし、すべて年齢すれすれで通過しています。

リフォームもマンションの給排水管の耐用年を過ぎていて、同じ階のリノベを見せていただいたのが、きっかけとなりこの流れに
乗りました。ちょうどTOTOのイベントもあり、価格面でも国の水回りのエコに関しての補助金も始まったばかりでのグッド・タイミング
でした。資金もたまたま定期預金に回していたものが多かったので他はあまり解約しなくても済みそうです。

リフォーム期間中も、娘が移住したがっている京都に1週間滞在して、その後ずっと誘われ続けていた義理の姉の住む広島までこの際、
行ってみる計画にしました。昨年末にも想像していなかった今年の大イベントです。そしていよいよ後期高齢者に突入する年です。

九段フェスの発表曲、旅がテーマなので「ナポリは恋人」「アリヴェデルチ・ローマ」「君と旅立とう」の3曲を毎日のように練習して
いますが、特に思い出の曲「君と旅立とう」は今さらですが、詩の意味が心に響きました。

 

Andrea Bocelli - Con Te Partirò - Live From Piazza Dei Cavalieri, Italy / 1997

 

Quando sono solo sogno all'orizzonte e mancan le parole,
si lo so che non c'è luce in una stanza quando manca il sole,
se non ci sei tu con me, con me.

Su le finestre mostra a tutti il mio cuore che hai accesso,
chiudi dentro me la luce che hai incontrato per strada.

Con te partirò paesi che non ho mai veduto e vissuto con te, adesso si li vivrò.
Con te partirò su navi per mari che, io lo so, no, no, non esistono più,
con te io li rivivrò.

Quando sei lontana sogno all'orizzonte e mancan le parole,
e io si lo so che sei con me con me,
tu mia luna tu sei qui con me,
mio sole tu sei qui, con me, con me, con me, con me.


Con te partirò paesi che non ho mai veduto e vissuto con te, adesso si li vivrò.
Con te partirò su navi per mari che, io lo so, no, no, non esistono più,
con te io li rivivrò.

Con te Con ten su navi per mari che io lo so
no, no, non esistono più
con te io li rivivrò.

Con te partirò
Io con te!

この曲は仕事の担当が変わり、とても苦しかった時代に毎朝聴いて出社していた思い出の私を支えてくれた曲でした。
1998年にいきなり国際会議を担当した時でした。ボッチェリのコンサートにも妹とBunkamuraのホールに行ったこともありました。
もう30年近く前のことですが、その時に樫本大進が多分母親と聞きに来ていたのを目ざとく妹が見つけました。私は子供を
だれに預かってもらったのだったか・・・姉だったのかしら?

今この年でもCon te partiròが心に再びよみがえってきました。
Su le finestre mostra a tutti il mio cuore che hai accesso,
chiudi dentro me la luce che hai incontrato per strada
という詩が好きです。

« Con Te Partirò » (君と旅しよう)

の中の訳、「心の中に閉じ込めた光」というのがいいですね。

若い頃、映画『天井桟敷の人々』の中でアルレッティ(ギャランス)の「人間は心の中に光を灯したり、消したりして生きていく
ものなの
」というセリフが大好きでした。

 

また見てみたくなったすてきなジャック・プレヴェールの台詞とアルレッティ、ジャン・ルイ・バローの演技。
映画史上No.1とも言われる『天井桟敷の人々』です。

 

この映画にはマルセル・エランのこんなに素敵なセリフもあったのですね。

「誰も愛さない・・・絶対の孤独。誰からも愛されない・・・絶対の自由」「哲学者は死を想い、美しい女は恋を想う」

 

 

 

 

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忙しい合間の茶の湯 ・・・ Chanoyu during busy days

2024-03-16 23:59:11 | thoughts

3月13日

3月の1回目のお茶の稽古でしたが、和服を着るのはあきらめて午前中に、地下倉庫からリサイクルに出す紙類と
本、衣類を台車でマンションの所定の場所に運びました。

前日、地下倉庫を整理して不用品は捨てたところでした。 マンションでは防災センターに頼んで重たいものを
出したもらったり運んだりしてもらうことが有料でしたが可能でした。以前粗大ゴミにベッドを出す際にお願いした
ことがありもあり、今回も防災センターに確認したところ、現在はそういうサービスは有料ではやっていないが所長に
相談してお手伝いできるかどうか現場を見て確認してくれるとのことでした。前回はメカニックの人が来たけれど
今回はガタイのいい警備の人が来て、倉庫の高いところに積んだ本などのとても私では動かせないものを下におろして
くれました。もうその日にやるしかないと思い、ガードマンさんには仕事があるのであまり手伝ってもらうわけには
いかないので自分で処分できるものは処分して、倉庫にあげることができる範囲の場所に片づけるしかできませんでしたが
何とかクリアしました。本はマンションの資源ごみの日に読みたい人は持って行けるように
なっているのでそこに並べたり、とても出せそうもなく古びているのは資源ごみエリアに置きました。

B1倉庫の中にはタオル類や織機、油絵や主人が勉強した本や、中に残しておいた全体の1/3は
織物に使う糸でした。こんなにたくさんあったのだとびっくり。織機が使えるのか組み立てられるのか
わかりませんが、今回は確認する時間もなく倉庫戻り。




 

資源リサイクルコーナーに置いて午後は南青山まで洋服で茶の湯の稽古に向かいました。



この空間の中にいると、時間が永遠のようにも感じられ、お湯が沸いている音を
聞いているのも心地よく、浮世を離れたこの非日常の小間で落ち着きました。

今回は抱清棚 (ほうせいだな)のお稽古で、水指を見せるためのお棚だそうです。
なかなかすべてのことが思い出せないのですが、今回はきっちりとレベルアップして
覚えて行けたら嬉しいです。すべて反復練習なのですね。歌もボビンレースもお茶も・・

いつも花が楽しみなお店の前を通って・・・

買い物をして帰り、もう日が暮れて月が見えました。



娘がカルボナーラを作った後の卵の白身を使って、蟹と卵白のフワフワ炒めを作りました。
生クリームと牛乳とズワイガニの缶詰で簡単にできました。

生協の冷凍エビ地理にふかひれスープが99円で売っていたので買って簡単な夕食になりました。

そういえば月曜日の受診の時の受付番号が999だったのも嬉しかったな~。

 

3月14日

図書館から借りていたグールドのメンデルスゾーンの無言歌のCDはボビンレースをしていた時とか、
リフォームのプランを立てている時とか聞いていたのですが、メンデルスゾーンやほとんど弾かなかったショパンが
興味深く、延長するために図書館まで買い物も兼ねて出かけました。

グールドの無言歌はどこか突き詰めた感があり、エッシェンバッハのとこか寂しさが漂うのやのほほんとした感じの
バレンボイムとも違ってやはり個性的でした。ショパンもベートーヴェンも美しくはりつめていて、デーモニッシュでもあり
やはり稀なピアニストなのだと思ってしまいます。延長してもっと聞いてみたくなりました。

ブラームスの間奏曲はもう若いころたくさん聞いていたので慣れ親しんではいますが、珍しいショパンももっと聴いていたいと
思いました。


通りかかった公園の桜はもう咲いていました。


夕飯はシンプル簡単に鮭のホイル焼き(バター)、ひじきに豆腐の田楽。
豆腐はオリーブオイルで焼くとおいしいと聞いて・・・

 

3月15日

今週はリフォームの打ち合わせや、大々的な片付けを少し、その時間をぬってボビンレースや
九段フェスの迫っているベルカントの歌を家で練習をしていたのですが、さすが土曜日が
リハーサルなので全然仕上がっていないカンツォーネ3曲を週の後半は集中して練習をしていました。

特にCon Te Partiròは仕事が大変だった1998年ごろ毎日のように聞いてから出社していましたが、
歌詞の意味を今新たにかみしめています。

買い物に行く途中でみつけた春があちらこち・・・










 

夕食は家にあった材料でキノコと冷凍シーフードミックスとサラダ。

 

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心臓の定期健診 ・・・follow-up on a heart condition at a university hospital

2024-03-14 23:59:36 | a day in the life

火曜日に第4回目のリフォーム会社との打ち合わせも済み、その間滞在する場所もほぼ決まりました。
各種届をマンションの防災センターに提出。引っ越してから20年間中を見ていなかった地下倉庫も中身を
出して捨てられるものは捨てました。昨日は資源ごみ回収にだして、本は棚に置いておくと持って行きたい人が
持って行けるようになっています。子供の本は結構持って行ってくれました。スプーンおばさんとか・・・
大きな台車でたくさん運んで、それからお茶の稽古に行ったのが昨日。なので昨日はちょっとグッタリ状態。
仕事で講演大会の時はテキストや本を台車で運んだりしていたので、あの感覚をちょっと思い出しました。
今日はなかなかできなかったボビンレースを時々ベルカントの録音を聴きながらやりました。

ブログは月曜日の大学病院での受診からアップです。


3月11日

寒い日と春の暖かさが入り混じるいつもの3月の天気です。
March comes in like a lion, and goes out like a lamb という言葉がぴったり、三寒四温ではないけれど
その繰り返しです。この言葉はWilliam Ingeの戯曲Bus Stopで初めて知りました。

半年に1回となった手術を受けた大学病院でのフォローです。

京都トレイルのガイドブックと、ナポリは恋人の歌詞を持って出かけました。
時間がうまく使えて、お茶の水の学生街界隈も少し歩くことができました。

 最近借りて来た本

 



午前中にほとんど待たずに心電図、血液検査と回ることができました。
午後の受診時刻まで、お昼を食べにお茶の水界隈に。



見逃してしまいそうなロシア料理の店を探し当てました。
サラファンというお店です。






ロシア紅茶もおいしかったです。スグリのジャムが入っていました。

 

 

就職したての頃、たまに職場から帰りに寄ってお茶をしたり、織の仲間と食事をしたなつかしい
山の上ホテルも休館に。

 

 

昭和の歴史ある建物もどんどん壊されて行ってしまうのでしょうか・・・
この形をとどめての改築にしてほしいけれど・・・

大学の校舎が立ち並ぶお茶の水の裏通り。
大学っぽいコンクリートがむき出しの建物もありました。

スタイルズケーキが近かったのでよってみるとまだケーキが残っていたので取り置きしてもらって
午後の受診の後に受取り、そのまま地下鉄で帰ることにしました。


お茶の水散歩をしてもまだ時間があったので、病院の空中庭園のベンチでスマホに録音してあった
ベルカントのレッスンのうち「ナポリは恋人」を練習しました。日差しも暖かく、歌の歌詞と同じように
feliceと感じさせる日でした。

1時半の予約が取ってあった循環器の診察は、2時近くになっていましたが、検査の結果は
特に異常はなく、血液検査の結果はとてもよかったとのこと。近くの病院でもそういわれていました。
少し食べ物に注意するようにはなりましたが。時々動悸が感じられて今まではそんなに感じなかったのに
と先生に話すと、あまり気になるようだったら一日を通して測ることができるので、いつでも言ってくださいと
言われました。気にしているだけかもしれないのですが、手を上にあげた時は必ずドキドキするので
ちょっと心配は残ります。もっとひどくなったら24時間の検査をしてみようかと思いました。

再び大学の間を通り、神保町方面へ。

なつかしいカザルスホール。

ベルカントで一緒だった方の息子さん夫婦がやっているケーキ屋さん


新宿3丁目まで都営新宿線、そのあとはバスですべてシルバーパスで帰りました。

家の近くのバス停を降りて、公園を通り抜ける時、コゲラが鳴いていました。

シャガもたくさん咲いていました。



 

家に戻ってから、防災センターにゲストルームの確認に行き、リフォームのⅡ期のほとんどと
1期の最後、京都から戻ってからの滞在を予約しました。お部屋も見せてもらいました。本来はゲストが2泊3日くらい滞在
のためなので、料理とか作れるスペースはありません。ゆったりしたホテルの一部屋と同じです。
リフォームも結構多く、部屋がうまっていて焦りました。最初は軽井沢を予定していたので、こちらをチェックしていません
でした。

手続きを済ませて、部屋に戻る途中、夕方の飛行機の発着がすごくて思わず写真を撮りました。5分くらいの間に7機は通過した
と思います。







 





 

持って帰ってきたケーキは食後に。


March 11  2024   Ochanomizu

 

コメント (2)
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