Reflections

時のかけらたち

真夏の中にいつのまにか ・・・ in the middle of summer

2019-07-31 23:56:58 | seasons

                                       (July 21)

いつの間にか公園のむくげが咲いていて、山手線沿いのサルスベリが赤い花をつけ始めれば
真夏が到来。今年は昨年より梅雨明けが遅かったので、猛暑のアタックも遅かったけど
外にいることは身の危険を感じてしまうほどです。



                                        (July 31)

昨日はYouTubeでScott Walker の曲を流しっぱなしで、書類の整理をしていたけれど今日は
午前中に買い物に行って、午後なんとなくTVをBSに変えたら、小津の映画「東京暮色」をやっていて
30分くらい過ぎていたけど、まるで外国映画を見るように引き込まれました。


  

以前小津の作品はカラー映画では見たことがあったけどモノクロは初めてで、その世界がすばらしかったです。
私の大好きなスペインのヴィクトル・エリセ監督が小津が大好きで、今回それが良くわかったような
気がしました。あまり多くを語らないけれど、それぞれの事情を秘めた生活。時がゆっくりたって行って・・
映像も美しくまるで木村伊兵衛の写真を見ているようでした。
笠智衆と原節子というレギュラーメンバーに加えて山田五十鈴と最後まで有馬稲子だったと気が付かなかった
次女役の有馬稲子。私の記憶にもかすかにしかない時代の佇まいだけれど、ノスタルジックで胸が熱くなり
ました。その抑えた演技に心動かされました。





  



叔父が法事の時に祖母の若い頃は山田五十鈴に似ていたといつも話していました。
この映画を見て初めて、やっとわかりました。


家の周りの写真は参議院選挙の日に撮ったものと、今日夕方からコンサートに行くときにスマホで撮った写真です。









選挙会場の娘が通った小学校で、なんと熱帯睡蓮の花が咲いていました。













                                        July 21




イイギリの花でしょうか?



                                        July 31
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tree of life --iwatate folk textile museum

2019-07-31 23:52:14 | art
Journey to Tree of Life

April 11th - July 13th, 2019
Open on Thursday, Friday and Saturday




Journey to Tree of Life
Hiroko Iwatate

I believe that my journey throughout the world has taught me almost everything
that I needed, and I wondered how much time I have spent in India. 80 visits in total,
approximately 35 days of stay per visit, which means 2800 days. I have spent 7 years
and 306 days, almost 8 years, in India. During the journey, I can not describe how much
I felt blessed by the “Tree of Life”.

Every tree absorbs water and spreads out the branches toward the sun. Flowers bloom
and fruits are borne bringing soft shades. The Kalamkari hangings from Coromandel Coast of
India depict such scene with its beautiful detailed woodblock prints. At the same time,
Zoroastrians in Iran began to use cypress for their textile design which symbolizes eternal
life. Wondrously, the two different countries shared same design for their textiles.

The “Tree of Life” could also be seen on appliqué hangings of Kutch and on Kantha
embroidery in Bengal. The design and pattern come in different styles. The textiles could
be designed intricately depicting the tree from the corners to the center, symbolizing good
luck, or simply presenting the tree itself. In Islamic areas the trees are often designed
and favoured.

For this exhibition we have selected the theme which we have most valued. Fortunately,
Ms. Jahanara visited while our preparation and promised to contribute to our exhibition by
giving a lecture during the exhibit. It is my pleasure to present the exhibition with such
an incredible encounter.


©2019 iwatate folk textile museum all right reserved.

日本語の案内文はすでにHPから消えていましたので、パンフレットをスキャンしました。










7月6日にCross Kitchen での講習会の後、会期の終わりが近づいていた岩立フォークテキスタイル
ミュージアムまで足を延ばしました。自由が丘にある小さなこのミュージアムは、結婚前にはた織りを習っていた頃、
一緒に習っていた友人や先生もお気に入りだった岩立バザールが前身だと思います。
魅力的な布のコレクションを展示しています。

この日はちょうどカンタを作る人たちが団体で学芸員の説明を特別聞いていたみたいで、私も一緒に
聞かせてもらいました。学芸員は若い男の子で、岩立さんが時どきフォローしていました。
こういう素晴らしい手仕事はインドの州によっても違いがいろいろあり、今でもほかの州のことは
あまり知られていないとのことでした。インド内でもそんなに情報が流れていないことに驚きを感じました。
そういえば、昔インド旅行をした人が州を越える時が結構大変だったと話していたことを思い出しました。
こういう大きな布は、アミューズミュージアムで開催の東北のboro展で見た刺し子のように代々生活の中で
大事にされて来たものです。まさにTree of Lifeです。細い綿で織った布なども素晴らしいものがありました。
そういうものは身分の高い人しか着れないものでした。
写真撮影NGでしたので、部屋から出たところに飾ってあったものだけ写真に撮りました。























次回のインドネシアの展示です。




最初に古本屋さんに行きました。岡本半三先生の画集をネットで見つけていた古本屋さんです。
ところがネットに載っているのは本社に置いてあるとかでありませんでした。事前の連絡が必要とのことでした。







July 6  2019  Jiyugaoka
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ズッキーニの講習会 ・・・ learning zucchini dishes in Cross Kicthen

2019-07-30 23:59:11 | dish
7月6日

南青山でのCross Kitchen  にまた参加してしまいました。
塩川さんは生産者と直接会ってその素材を使って彼女テイストの料理を
教えてくれます。フェリチッシミでのイタリアンの時も少し和の素材を入れて、一味違う料理を紹介
していただきました。今ではクックパッドやネットで簡単に料理を探すことができますが、塩川さんが
紹介してくれる素材や、料理は今までとは少し違って、日常に取り入れたくなる体にやさしい料理です。
今回のシリーズ、和風と言っても彼女の場合は和風ベースのお洋風と言うか、星岡とは全く違う
視点でこれはこれで面白く、2つも料理教室に行くことはないのですが、素材別のこのシリーズ単発での
申し込み2回目となります。次回もかぼちゃとパッションフルーツで、カボチャはありきたりになって
しまうので参加したくなり、秋の茄子はトドちゃんと一緒に行こうと話しています。
クリスマス料理は今度は星岡でなく、こちらだけに参加しようかと思っています。星岡のお節は
何回も参加してだいたいわかりました。

集まった人たちで協力して、料理を作る、和気あいあいとした教室になっています。



7月の案内文

「ズッキーニ」は、カロテン、ビタミンC、カリウムなどを多く含み、オリーブオイルと相性が良く一緒に
摂取すると吸収力UPします!
切り方や調理法を変えた“白和え/揚げ浸し/焼き茶碗蒸し/ドライカレー/冷製スープ”の5品を作り、
旬のおいしさを存分に味わいます。
「ズッキーニ」を1人で300g食べるレシピで、夏風邪を予防します!(約1.5本分)

1ズッキーニとパプリカのイタリアン白和え
(ゆでたズッキーニを、オリーブオイルとパルミジャーノが入った白和え衣で仕上げます。)

2ズッキーニとナスの揚げ浸し
(素揚げしたズッキーニを、和風だしの効いた漬け汁でマリネします。) 

3焼き茶碗蒸し ズッキーニ&ベーコン
(豆乳ベースの卵液を使った洋風茶碗蒸しを、オーブンで焼きます!) 

4ズッキーニ&トマトのドライカレー 新生姜ライス
(オリーブオイルで炒めたズッキーニを、濃厚なトマト味のドライカレーに合わせます。) 

5豆乳ビジソワーズ ズッキーニを浮かべて
(和風だしベースの冷製スープに、蒸したリボン状のズッキーニを浮かべました。) 

6旬のフルーツ
(当日のお楽しみになります♪)

7お土産
(ズッキーニと相性のいい「青じそのジェノベーゼ 新生姜風味」を、お持ち帰りいただきます。)

食後はお楽しみ“旬のフルーツ”、お土産は「ズッキーニ」と相性のいい“青じそのジェノベーゼ 新生姜風味”
を、ご用意しています。


こちらの料理はすべて家でも作りました。揚げびたしは何回も。
焼き茶碗蒸しはキッシュですね。
どれも豆乳をうまく利用しています。塩川さんは生クリームが苦手なので、ヘルシーになっています。
豆乳ビシソワーズもおいしかったです。




使い切りレシピ:オイル蒸し

ごま油またはオリーブオイルをかけて塩を振り、電子レンジで1~2分加熱













































当日のお楽しみはパッションフルーツでした。ハマる美味しさです。
パッションフルーツは次回のテーマの一つです。


July 6   2019   Minami Aoyama

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Scott Walker の死と Jose Carrerus のLife Story (追記) ・・・ Scott Walker's Death & Jose Carrerus Life Story

2019-07-30 02:14:51 | music
ほぼ同年代の二人のアーティスト。
6月にScottの死を知りました。最後にコンテンポラリーコンポーザーとして展開して
自分の道を貫きました。あの歌声をもう一度聞きたかったけれど。ポップアイドルから
ジャック・ブレルに出会い、作曲家となり最後は現代音楽へと音を追及していきました。

二人とも若いころ聴いていた時より、良さがどんどんわかるようになりました。
Scottは活動形態を変えてしまいましたが、あの頃の面影が残る作曲です。
















  












美しくわかりやすいBritish English だわ。世界中を駆け巡ったニュース

スコット・ウォーカーが死去、ボウイやトム・ヨークにも影響与えたアイコンの生涯  Rolling Stone

「ウォーカー・ブラザーズ」のS・ウォーカーさん死去 76歳 AFP BB News






Scottの記事を探しているときにたまたまホセ・カレーラスのLife Storyも見つけたので、忘れないために
ここに貼っておきます。2/3が見つからないけど。









追記) Aug.2
ここの所Scottを仕事をしながら聞いています。YoTubeでリリースされなかった曲や、Scottが再販を
許可しなかったと言われているアルバムからではなかったかと思われる曲まで。

もともと泣いているような曲も多いので、新しく One Smile や スティビー・ワンダーがマイケル・ジャクソン
の追悼式で歌った曲NeverDreamedYou'dLeaveInSummer(1971年リリース)をScottがカバーしたのを
再度貼り付けようかと思いましたが、Scottがおそらく気に入ってはいなかったと思うJoannaとLost Oneの2曲と
ノスタルジックなHills of Yesterdayを最後に。新しく発見した記事も追加です。
YouTubeを聴いているとプレスリー並のロックを歌っていた少年時代からウォーカーズ時代、フルストリングスの
ゴージャスな歌から、ジャック・ブレルを歌うようになってから成功を捨てるように自分の道を突き進みました。
失望と模索が続いたスコット。その間のカバー曲などは本意ではなかったかもしれないけど
歌のうまさがあふれ出てしまっています。そして現代作曲家へとしかも難しく、暗く・・・ 多くのファンのもう一度
歌ってほしいという願いはかなえてくれませんでした。深く深く音楽に沈んでいったScottでした。

偉大なるポップの実験主義者、スコット・ウォーカーが76歳で逝去:その半生をたどる




珍しく歌っているところの動画が残っていました。






若い頃の思い出が心に沁み、音楽の世界を生ききった彼に拍手を送ります。

いつだったかラジオのインタヴュー番組で My Way なんて歌わないよと笑って言っていた
Scott。Bob Dylan の I threw it all awayを選んでいたのがScott らしい。
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7月の星岡 ・・・ Hoshigaoka in July , 2019

2019-07-29 23:45:03 | dish
7月3日

夏の星岡です。




7月の献立

吸物  冷とろろ汁
焼物  魚の塩焼き 黄味おろし
煮物  鶏肉揚げ煮 小芋
小鉢  茄子胡麻和え
酢肴  鰻ざく
ご飯  天ざるそば
    くずきり



火ぶくれしないようくしで刺しておく。
かますを立塩に30分漬けて一晩干したものを使用。冷蔵庫でも一夜干しができる。




黄味おろしなんて、上品ですね。 この大きさの器がずっと欲しいと思っています。




鶏の揚げ煮は家でもすぐ作ってみましたが、味が少し濃くなってしまいました。




胡麻和えの茄子を茹でて、隠し包丁をしたところから二つに割って水分を切っているところです。




あなごはそらないように、ヒレの所に切り込みを入れる。 いんげんの楊枝は揚げてから外す。




葛きりは道具がないと作れないけれど、なんとか家で作ってみたいものです。簡単だけど作り置きができません。







冷やしとろろ汁 オクラがきれいです。




魚の塩焼き 黄味おろし




鶏肉揚げ煮 小芋のじか煮




茄子胡麻和え




鰻ざく




天ざるそば
てんぷらは海老、穴子、インゲン、茄子 




くずきり


この日の着物



祖母の夏着物・・何かわからないけれど藤色の波模様(青海波文様)
帯は 夏綴れ 露芝 大泉学園の吉祥 帯締め・帯揚げはとみひろのバーゲンで



あるばとろすさんは珍しく洋服でした。梅雨の時期は雨が降りそうで和服はなかなか着るタイミングが難しいです。


中野にいい喫茶店があることを小学校の同級生に聞いていたので帰りにそこで
お茶をして帰りました。素敵な隠れ家発見。



奥の扉 と言う名前の珈琲店 マンションの中の隠れ家的な店です。静かで気に入りました。
珈琲にチョコレートが付いているのですが、お菓子のないお店です。











July 3  2019  Asagaya & Nakano
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神楽坂で落語 (追記あり) ・・・ Rakugo in Kagurazaka

2019-07-27 23:18:33 | art
6月29日



この年になって初めて寄席に行くくらい落語の楽しさを知りました。
現代のエンターテインメントの笑いがそれだけつまらない情緒のないものだからでしょうか?
落語には何もない中で能や狂言と同じですが、その情景を浮かばせるものがあります。
私はイッセー尾形の一人芝居ととても似ているなーと思ったりしました。
座っていても座っていないように演じる・・その動作もすべて坐っていないように思えます。

今回の神楽坂の牛込落語家 市馬・花緑二人会は花緑さんの奥さまに近くであると
教えていただいて、前回人形町花緑亭をご一緒したあるばとろすさんと織物作家のAさん
小学校からの幼なじみをお誘いしました。幼なじみのご主人はヨット競技のスケジュールで
忙しく一人で、あるばとろすさんは今回はご主人と一緒でした。



神楽坂「紀の善」で待ち合わせて少しおしゃべりする時間もありました。
雨が降りそうだったので浴衣で出かけました。そこで幼なじみのAさんとあるばとろすさんの
ご主人とヨットの話で盛り上がっていたようで、私は関係ないかなと遠い世界で
いたら、今度ヨットに誘ってくれるということで、私も行くことになりました。それが7月24日の
ことです。あるばとろすさんご夫婦は最近マリンスポーツにはまっていていろいろトライしています。
ご主人が学生時代に船舶免許を取ったということで、Aさんは熱心なのでお誘いしてそれを
実行してくれました。恐がっていた私も新しい世界を経験できてうれしいことでした。

今回の二人会の市馬さんは落語協会の会長さんでとても声のいい噺家さんです。Aさんは
歌も上手だと話していました。でもその声のトーンは眠気を誘ってしまうとも。
花緑さんは相変わらずスピーディでおもしろいです。でも前回の人形町花緑亭の世界の方が
話も素晴らしかったです。今回は二人会と言うことで相い方のことも考えて話を選んでいました。
それで柳家のものでないのを一つ選んでいました。
私は落語の仕組みを知らなかったのですが、お客さんの顔を見て演目を決めたりして寄席が進み
トリの偉いのは最後で誰ともかぶらないものを選ぶところです。またそれを忖度してその前の
人達も演目を選んで行くという呼吸が必要です。




今回の演目は最後に張り出されましたが、

平林     市若
高砂や    市馬
井戸の茶碗  花緑
仲入り
頭やま    花緑
船徳     市馬

で私は落語初心者なのでみんな初めてですが、噺家さんによって、全然違うそうです。
井戸の茶碗ではそこにいるだけで正直者が伝わってくるようなそういうのもあると織物のAさんが
話していました。頭やまはシュールな話でイマジネーションが膨らみ新しい面白さが
ありました。
花緑さんは枕の所がまためちゃくちゃ楽しいです。それぞれの噺家さんでその年なりの品格と芸と
言うものがあるのでしょうね。二人会はそういう意味でも面白かったです。

7月の新宿末広亭での独演会もありますが、ちょうど都民劇場のコンサートと重なり行くことが
できません。寄席では31日に普通の寄席ではなく余一会と言うのをやるみたいです。
興味のある方はどうぞ。



今度若いころおもしろいと思っていた小三治とか行く機会があれば行ってみたいです。
あのクラシックが好きだった小三治は人間国宝になっていたのでびっくりしました。

9月の人形町花緑亭は行こうと思っていたのですが、発売初日にほとんど席が売れてしまうという
人気ぶりに驚きました。桟敷席を何とか手に入れました。TVには出ないけれど静かに浸透している
落語だったのですね。シャンソンとかでもそうだけどマスコミには出ないけれど大人のいい歌手が
がんばっています。



この日の着物



三勝の洋服部門のZOMEと言うお店が以前淡路町にあって、そこで浴衣地でチュニックを作る企画が
ありましたが、私はこの濃紺に花模様が抜いてある布地で浴衣を作ってもらいたくなってお願いしたものです。
着物のように着る浴衣です。



Aさんも三勝と言っていたような・・
素敵な浴衣です。
あるばとろすさんも和服地のすてきな洋服でしたのに写真が
撮れなくて残念でした。


June 29  2019  Kagurazaka


追記)

この日に頂いたちらしの中に花緑好みが入っていました。
初めて教えてもらったのが前回の花緑好み。すでにチケットsold outでした。
次回は行ってみたいな。




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初めての道明 ・・・ my first Domyo

2019-07-26 23:57:35 | art
6月12日

星岡の後、家に戻り洋服に着替えてレーピンのコンサートに行きました。上野なので、組みあがったお知らせがあった道明に立ち寄りました。
































結局、山田屋シルクラブでの道明展でいいと思った平家納経 高麗組 勧特品 が初めての道明になりました。
一本で何本分かの働きがあります。私の宝物です。その前にユーズドで刀子を買ったのですが、問題があり返品しています。
後は冠組で浅黄色か藍色系が一つあればいいです。帯締めは帯どめをあまり使わない私には着物の最後の仕上げとなるかしら・・
まだ締めてないので締めるのが楽しみです。


June 12  2019  Ueno




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6月の星岡 ・・・ Hoshigaoka in June , 2019

2019-07-26 21:24:17 | dish
6月12日



一年の半分が瞬く間に過ぎて行ってしまいました。昨年もそうだったのですが、
この速さに驚いていたら、後半の方がもっと速く過ぎて秋がすぐ来てしまっていました。
これからのことを思うと貴重な一日、時に立ち止り、自分を見つめながら、今の環境について
思いを巡らして生きて行けたらと思います。




四季折々の日本を感じる星岡の日本料理講習会、7月の席も終わっているのですが、
6月のから載せて行きます。夏の風情がまたいいのです。



6月の献立

前 菜  鯵博多押し
      甲いかくわ焼き
      うどくるみ和え
 椀   水無月胡麻豆腐
焼 物  鮎笹巻き焼き
煮 物  魚の松かさ揚げ
      しばあんかけ
小 鉢  焼茄子わさび浸し
酢 肴  切干大根はりはり漬
ご 飯  青しそご飯




袖が写真に入ってしまいました。




今回覚えたいのは胡麻豆腐。一度も作ったことがありません。
水無月にするのはハードルが高いので、シンプルなものを作ってみたいです。
ガーゼをボールの上に敷いて、材料を揉みだします。(医療用のガーゼは使わない)




なべに入れて中火以下で10分間くらい練ります。粘りが出たら塩、酒を加えてさらに練り、流し缶に入れます。
7~8分蒸します。



割り箸をはさんで、蒸気を抜きます。




水無月にするには蒸し終わってから小豆を乗せてならします。







風の当たるのを防ぐために巻き簾を上にかけて冷まします。




鯵の博多押しは皮の方をべた塩でしめる。身の方は軽く塩。




これは最初からギヴアップ。笹で巻くのも難しそう。練り味噌をはさんでオーブンで焼きます。
鮎は塩焼きが一番おいしい。家で今では作ることはないけれど。




魚の松かさ揚げしばあんの材料です。こんなに繊細に野菜を切れないわ。







イサキに打ち粉をして今回は素揚げにするとのこと。古くなった茶筅を使うといい。




片づま折にしてかっこつけてます。




茄子は皮をらせん状に残すといい。今回出されたのは普通に切ってしまったとのこと。


お料理の仕方はあるばとろすさんのブログにもっと詳しく載っています。いつもありがとうございます。
だいぶ時間が経ってしまったので忘れかけているものもありました。








前菜 鯵博多押し
    甲いか桑焼き
    うどのくるみ和え




水無月胡麻豆腐




鮎笹巻き焼







魚の松かさ揚げ しばあんかけ




焼き茄子わさび浸し




切干大根ハリハリ漬




青じそご飯



装い



あるばとろすさんはシャリ感のある本塩沢



触らせていただいたけど軽くていい感じです。色もとても上品なグレー系です。

京都でまさか買いものをするとは思わなかったけれどこの時にあるばとろすさんに見せていただかなかったら
気が付かなかったかもしれません。あの風合いは素晴らしいです。単衣で仕立ててもらいました。



雨が降りそうだったので、久留米絣にしました。帯はツグミさんのお母様のものです。
灯台と舟。このシーズンに大好きな帯です。久留米も着付け仲間の方からたくさん持っているからと
反物でいただきました。








雨が降りそうだったので、すぐ家に帰り、着替えて上野の文化会館までコンサートに行きました。


June 12  2019   Asagaya







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初めての祇園祭 ① ・・・ my first Gion Matsuri ①

2019-07-23 23:09:53 | seasons
一昨日からヨガを再開して、また日常に少しずつ戻ってきました。昨日はヨガとペルヴィスを取って
帰ってきましたが、久々にシャバーサナの時に珍しく心に少女だったころの映像がまるで古い映画のように
ざらざらの画面で浮かびました。自然の野原の中で小学校低学年の時の親友といるのです。それが何とも
言いようもなく懐かしさがこみあげてくるもので、胸が熱くなりました。ただそれだけですが、自分の長い人生の
道のりを感じました。

京都の写真が多すぎて、やっとスマホの分もPCに選んで入れました。スマホで900枚、一眼レフで1000枚くらい
撮ってしまいました。

                   

この年でも初めてのことがまだまだたくさんあることはうれしいことです。
今回は初めての祇園祭のタイムラインからです。

京都では祇園祭の前祭りの頃梅雨明けを迎えて夏が来ると言われています。
祇園祭2019では7月17日に山鉾巡行(前祭)、7月24日に山鉾巡行(後祭)が行われます。17日の山鉾巡行(前祭)
では長刀鉾(なぎなたほこ)を先頭に山鉾23基、24日の山鉾巡行(後祭)では橋弁慶山(はしべんけいやま)を先頭に
山鉾10基が巡行します。

今回、八坂神社のすぐそばのアパホテルを1年前に数室格安で予約した着付けの仲間からお誘いがあり、この時に
行われる呉服屋さんのセールなどもおもしろそうなので昨年行くことを決めました。誰か誘ってもいいとの
ことでちょうどその頃、今年のオペラ トゥーラントッドの安い券を求めて一緒に予約したイタリア語と声楽の
友人にスケジュール確定の時に聞いたら行ってみたいとのことでご一緒しました。

【祇園祭2019日程】
祇園祭2019 日程:2019年(令和元年)7月1日(月曜日)~31日(水曜日)
●14日(日曜日)~16日(火曜日)・・・宵山(前祭)
●17日(水曜日)・・・山鉾巡行(前祭)・神幸祭
●21日(日曜日)~23日(火曜日)・・・宵山(後祭)
●24日(水曜日)・・・山鉾巡行(後祭)・還幸祭

【祇園祭 歴史】
祇園祭は平安時代前期の869年(貞観11年)に京都をはじめ全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が禁苑(宮中の庭)である神泉苑に
国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来の化身とされる牛頭天王(素戔嗚尊)を祀り、更に
牛頭天王(素戔嗚尊)を主祭神とする八坂神社(祇園社)に3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ごりょうえ)
が起源と言われています。

企画して下さったGさんは京都に住んだこともある京都通でしたが、私は何も勉強せずに来てしまいました。
今回は徹底して京都の町の祭りを迎える雰囲気を楽しもうと思い、足の向くままゆったりと過ごすことにしました。
つれのTさんもヒマラヤにも行った方ですが、その後大病もされたので休みながら歩き回りました。
それでも初日と2日目は10km以上歩いています。



京都に15日に入って、17日にハイライトの山鉾巡行を見て帰るというラフスケジュール。後は個人自由にまわるということで。
町で京都の方に聞くと、山鉾巡行は一番目立つ行事ですが、神輿が通る前の道を清める役割で夕方からの神輿を見るべきと
教わりました。その時に屏風祭りと言う由緒ある休暇により、その家の名品を並べると言う祭りがあることを知りました。
もし次回来ることがあればそこまで見てその日は泊まって帰るのがいいかと思いました。
私と友人や山鉾巡行の辻回しを4基見て、四条河原町から市役所の方まで鉾と一緒に進み寺町通りで買い物と昼食を
取ってから帰りました。

写真はめちゃくちゃ撮りました。望遠のレンズだけでしたが、これで良かったと思いました。後はスマホで。
帰ってからしばらく祭りのリズム、命の躍動が私の周りに響いていました。

とりあえず京都の3日間のアウトラインのみブログにアップしようと思います。写真をスマホと望遠で撮りましたが
量がすごくあったので見返しながら、臨場感を思い出します。目で見て写真を撮って、スマホも使い、近くの中国人に
注意しながら祭りの中にいました。諏訪、京都と非日常の世界が続きました。



7月15日

午前7時過ぎの新幹線ひかりで友人と京都に行くはずでしたが、なんとこの日は始発から小田原駅での点検作業遅れか
何かで20分も遅れて発車。他の方たちはのぞみ号で前倒しして早めの便で行くことができて、なんと先に京都につく
はずの私たちが他の方たちを待たせてしまう結果になってしまいました。

地下鉄烏丸線で四条まで行って降りるとの指示だったけどリーダーのGさんが四条烏丸と言ったので
違う駅ではと騒いでいたら近くの親切な京都の女性が四条で降りた方がいいと教えてくれました。
同じ場所で阪急だと烏丸駅となっていて四条烏丸と言う名の駅はないことがわかりした。
京都に慣れるには道路がはっきり頭に入っていないと大変。入っていればとても分かりやすい標記。

Gさんの行きつけの塚本と言う呉服屋さんが祇園祭の時だけ、新町分室で店頭販売をします。
まずそこを目指して、四条から新町通りに行きました。今回普段は販売していない小物のお店がこの時期だけ
セールをするということで何か小物でもあればと思っていましたが、塚本では端切れや帯や反物が
置いてありどれも素敵でした。塩沢紬のサラッとした風合いの涼しげなものがあり、いつもと同じような
ものでしたが、価格が浴衣や小千谷縮み並みだったので仕立ててもらうことにしました。普通に買ったら
3倍くらいするそうです。手触りが何とも言えません。色はナチュラルなものです。単衣にしました。
まさか買いものするとは思いませんでした。

四条通りにも新町通りにも鉾が組み立てられていました。
お祭りがもう始まっています。



地下鉄から上がって四条通に出ると高い山鉾が見えました。



新町通りに入ります。



狭い新町通りにも放下鉾が見えました。



放下鉾の近くに塚本分室がありました。




お昼は予約してあった「斎 阿うん」で。
その後みんなは誉田屋源兵衛で町屋のお店を見せてもらいに行きました。
建物がすばらしいらしいのですが、京都きもの市場の紹介で30分で2000円の見学料と言う敷居の高い店です。
私と友人はゆっくりしたいということで食後少しお店でゆったりしていました。
食事中に店主のあいさつがあり、京都の歴史を語っていました。京都は歴史といつもぴったりついています。



鱧や鮎など夏の京料理は涼しげです。

他の方々は誉田屋源兵衛に行った後、嵯峨鳥居本に行きましたが、私たちは残って、ゆっくり
ホテルに向かいました。まだ歩行者天国になる前の時間なので、鉾がある近くは歩道が混んで歩いても
なかなか進みませんでした。









笑顔がいいですね。ご一緒したイタリア語と声楽の友人です。マドリッドでもこんなのを見たわと・・



































お昼が京料理だったので、夜は鰊そばで。松葉はあまりにも有名なのでその斜め前のやぐ羅にしました。
行き当たりばったり、おなかがすいたら食べるという感じでした。中は外国人が多かったです。




最後に夜の八坂神社に行ってみましたが、あまりにも屋台のにおいがきついので退散しました。


July 15  2019  Kyoto
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初めての祇園祭 ② ・・・ my first Gion Matsuri ②

2019-07-23 23:08:10 | seasons
7月16日

2日目は別のグループに貴船を誘われましたが、町の祭りの雰囲気の中にいたいというSさんのご希望で
私もいろいろ友人に聞いて少し離れた鷹が峰や大原も視野に入れたのですが、青蓮院に行くことに
決めました。そして今まで京都に行くたびに行くたびに行けなかった可必館(京都現代美術館)、
寺町通りを回る計画を立てました。

朝食をホテルの1階のスタバで道行く人を眺めながら摂りました。
そしたらまだ7時過ぎなのに和服姿の人たちが時折通り過ぎ、さすが京都と感心してしまいましたが
後から八坂神社を通り抜けたら、表千家の献茶会が行われているところでした。それでこんなに和服の人が
多い理由がわかりました。







野菜がたくさん入ったチキンラップの朝食を取っていたら、同じグループのTさんも来ていて、
早朝の高台寺に行ってきたとのこと。私たちもまず、高台寺に行ってみることにしました。
ねねの道を通ります。行く途中に若い頃泊まった当時はレディースホテルだった長楽館が高級そうに
なっていました。古い洋館ですが、持ち主が変わったのですね。









襖絵の展示に合わせて、こんな面白い提灯が。お寺も変わりましたね。













さらに登ったところにあったお茶室


京都は歴史が今に続いていることを感じさせる街です。秀吉や信長の空気がまだ残っています。
高台寺ではねねが秀吉ゆかりのものを集めて作った人生最後を過ごした寺で、ねねという人を
感じずにはいられませんでした。説明して下さる人も若い女性でした。
高台に茶室があり、ねねはここで風に吹かれてお茶をいただいたのかしらと思いました。
私たちは出口近くでお抹茶をいただきました。とてもおいしくてどこのかお聞きしたら祇園辻利の
清々しい名前のお抹茶でした。







次にねねゆかりの圓徳院に入りました。入口の長谷川等伯の石柱のPRに魅かれましたが、入口の人に
どんな屏風か尋ねると本物は博物館入りでデジタル版と言うことでした。今京都では保管が難しいので
本物は博物館で現地にレプリカとか現代作家のものが多くなってきているとお聞きしました。
中では写経をしました。なぞるだけですが。
その後で奥の部屋に行き、長い間庭を眺めていました。









次は青蓮院に行こうと円山公園を抜けていたら、おなかがすいたねと言うことで目の前にあった
平野家でいもぼうの昼食をとりました。昨晩は鰊でこの日は鱈とえび芋を炊いたものです。友人が
のれんの一子相伝に魅かれて。






ここで山芋のぼうろがお茶うけに出て、とてもおいしかったので友人はお土産にたくさん買っていました。



一度荷物を置きがてらホテルの戻ったらお庭も堪能したし、青蓮院までまた行く気がしなくなり、
念願の可必館で日本画を見ました。一番上の階に茶室もありすてきな落ち着いた美術館でした。







静かな日本画でした。祇園の別世界です。


その後で寺町通りまでエスニックの織物や生地を扱うお店を探しに行きました。
鴨川沿いを四条から三条まで歩き、上に上がって烏丸御池に出て寺町通りを二条方面まで
行きました。村上開新堂があったので恐る恐る入って、バラのロシアケーキを買いました。缶入りのは
予約だそうです。




















道沿いに一保堂とか素敵なお店がいろいろありました。友人はすっかり落ち着いた京都の町の店構えが気に入って
しまいました。東京の店は主張しすぎてうるさい感じがすると話していました。
進々堂で喉の渇きを潤して帰り道に向かうと夕立が降ってきました。傘は持っていましたが、雨宿り
したところが中に猫が暮らしているお店の前でした。







京大前の店には黒田辰秋のテーブルがある進々堂





Aさんから教えてもらった行きたかったお店は何と定休日!

ここからまた予約してあった東華飯店まで結構距離があるので、雨も降っていたし、タクシーに乗りました。



雨宿りしたお店の軒先。中にまるでねこ散歩のような猫のいる風景。




総勢9名での中華の夕食はコースでなく好きなものを頼んですごく安く済ませることができました。コースだと
途中でもうお腹いっぱいになってしまいます。



帰り道辻利によって高台寺でいただいたお抹茶を買って帰りました。名前を忘れてただ清々しい印象だったと
お店の人に話したら、高台寺は御用達なので調べてくれたら、やっと「清音」と言う名前と言うことが
わかりました。



一度ホテルに戻って夜の八坂神社に行き、神楽を人々の隙間から見て帰りました。スサノオノミコトとヤマタノオロチ
のかぐらでプリミティブな太鼓の音に合わせて舞っていました。お祭り気分絶好調。










July 16  2019  Kyoto
コメント
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