“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

改めて難読漢字の早わかり下敷きのお話。

2013-03-12 12:49:13 | 日記
こんにちは。

3月9日の記事で下敷きのご紹介をしましたが、
その下敷き自身のことについて少しお話してみようと思います。

下敷きは縦方向に難読語が縦書きで印字されています。
下敷きの上部にタイトルが横書きで施されています。

漢字ファン必見!
植物の名前編
ナンクロ&パズルにも役立つ!
難読漢字早わかり下敷き

と書いてあります。
もう片面は、
「植物の名前編」のところが、
「動物の名前編」になっています。

◆植物の名前編◆

最初の2段に「草花・観葉植物」の名が42語列挙してあります。
〈例〉麝香豌豆 じゃこうえんどう/緋衣草 ひごろもそう
次の2段には「花木・樹木類」の名が42語列挙してあります。
〈例〉泰山木 たいさんぼく/仏桑華 ぶっそうげ
更に5段目に、木偏の漢字が27字載っています。
〈例〉柾 まさき/檀 まゆみ
最後6段目に、いくつか西洋花の和名として出ている1~4段目の植物名について、注が載せられています。
〈例〉スイートピーの和名(麝香豌豆の注として)

◆動物の名前編◆

最初の2段に「動物」の名が42語列挙してあります。
〈例〉黒猩猩 くろしょうじょう/袋熊 ふくろぐま(←難読なんだろうか)
3段目から4段目の中ほどには「鳥類」の名が28語列挙してあります。
〈例〉伽藍鳥 がちょうらん/山原水鶏 やんばるくいな
4段目の後半に「昆虫類」の名が12語列挙してあります。
〈例〉稲子 いなご/茅蜩 ひぐらし
更に5段目に、魚偏の漢字が27字載っています。
〈例〉・ さより/鯡 にしん
最後6段目に、1~4段目の動物・鳥類・昆虫類の名について、いくつか注が載せられています。
〈例〉コアラの異名(袋熊の注として)

あまり力が加わると、ボール紙のように傷みが生じて来やすく、
一般的なプラスチックの下敷きよりは弱そうです。

漢検漢字辞典の熟字訓索引だけを見ていると、
辞書内の各熟字訓見出し語の説明にある、普通の漢字表記のパターンについては、最早記憶が曖昧になっているのですが、
この下敷きを見ていると、各漢字が読めればその植物名になる、ということを思い出すものもあります。

丹頂(たんちょう)とか。

白詰草(しろつめくさ)とか。
川蝉(かわせみ)とか。

ということで、なるべく皺をつけないように大事に使おうと思います。

この下敷きつき『漢字一番』は、書店に2冊あったうち、
1冊は先の記事で述べたように山分けし、
あと1冊は別の文庫本(小説)と一緒に、翌日訪ねてきた3年前の卒業生(やはり文学部)に贈りました。
二人とも、「当たったらメールしますね!」と言ってました(笑)
懸賞という形であれ、彼らに暫し漢字の世界を楽しんでもらいたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿