Martin Club Japan 15周年企画 MARTIN GUITAR SHOW & ACOUSTIC CONCERT
"The Acoustic Night 2004"
Rebirth -We Love Martin, We Love the Earth- Tour
2004年7月24日(土)@福井・響のホールの巻^^
~出演~
斎藤 誠(VO,G)
鈴木 康博(VO,G)
三沢またろう(Per)
イッテマイリマシタ!!夏の北陸まで^^;
当日の昼間に福井駅に着いたのだけど、、、まああづいあづい、、、
日焼け止めを塗り直しても塗り直しても、、、陽射しがいだい、、、
街中でですよう、、これはエライコトだ。
夕方になっても、まだ少し陽射しが痛いのだけど、、会場に繰り出すことにする。
会場は、響のホール。
福井駅からわりとすぐ、、というか、大通りに面していて、目の前の通りがバスの発着所がずらーーーっと並んでいる、、そんな感じ。
まだ、新しいホールということでした。
間口はそんなに広い感じではないですが、、、奥行きがあるというか、、、反対側の通りにそのまま抜けられそうな感じ。
1階はお食事もできるカフェのようなお店が入っていて、ホールは階段を上がっていくことになります。
いささか、開場が押したらしく、時間通りには入れなかったのだけれど、徐々に人が集まり始めていたので、ロビー開場といいますか、、、会場の前まで誘導していただく。
この時点で既に
「終演後は、出演者のサイン&握手会がある」
ということを知らされ、、、はるばる自宅から持参したものが無駄にならないことに安堵する(←そうなのか。)。
やがて程なくして開場。
まあ、開場に急いでこなくてもいいのよね、、席は決まってるのだし、、、
でも、毎度きちんと来てしまふ自分、、、、^^;
ライブハウスで、席が決まってない時の習慣がびっちし身についてしまったらしい。
ま、開演まで30分しかないこともあり、、これくらいがちょうどいいんだろうな。
まさしく、、「ホール」。
座席の作り方は、傾斜があるから見やすい。
ホールの大きさも、、結構大きいものを想像していたのだけど、、
席数のわりには、ステージと一体感があるなあって思いました。
ステージの上には、奥にはこれまたパーカッションがセットされ(フルセットではないですけどね)
手前の諸々の様子を見るに、、、向かって左が鈴木康博さん、右が誠さんだ。
今日は、ギターが3本みたいだー。
ちなみに、今日も私は向かって左、、、秋田と同じ、、、と思いきや。
席のつくりが前の方は数が少なめ、、、で、真中に寄ってる感じだから、、わりと見晴らしがいい^^
会場の中は、、冷房もかなりガンガン効いていた、、、
カーディガン着てきてよかったあああ、、、
そして。開演、、、
黒澤の福岡さん(秋田で覚えた^^)のご挨拶があり、、、
まずは、誠さんを呼び込み、、、
「斎藤誠さんです!!」
もっかい。
「さいとーまことさんですー!!」
なぜに二回なのぢゃ(笑)。
そして、誠さんご登場、、、
エイッと福岡さんに、蹴りを入れる仕草をする誠さんであった(どうしたんですか^^;;)。
誠さんは、、ロングスリーブのTシャツだった、、、やっぱり、、、涼しいものね、、、^^
ベージュの帽子に、迷彩っぽいプリントのパンツに、赤っぽい色のがっちりはきこみ深めのスニーカー・・・というよりはブーツだったみたい。
そして「勉強してきました!!!」と、るるぶ(福井編)を高々と掲げてご挨拶なのでした。
1曲目は「Melissa」・・・・いつにもまして後半のフェイクが「熱く」感じられたのは、、、私だけかなあ、、
そして、そのまま「ゆるして」。
いつも聴いているイントロと、、「あれ?」というところがあって、、「ん?」。
私は、ギターの専門家ではないので何とも言えないんだけれども、、調弦に関して何かあったのかなあ、、と少し気になりました。
それもそのはずで、、、
前回の福山でもそうだと聞いていたのだけど、ギターの音をラインではなく、、
直接マイクで拾うことにしていたのです。
これ、演奏者にしても、とてもとても難しいデリケートなものなんだそうですね、、
そういう難しさが濃い緊張の色として、、出たのかしら、、という気もチラッとしたのでした。
明らかに「あ。」ていうとこもありましたが、、^^;ナントカ乗り切られたのでした、、、^^
ここで「はじめましてー」とご挨拶。
福井には、8年前にプロモーションでいらして以来のことで、ライブでは初めてでいらっしゃるのだそうです。
ちょうど1週間前、集中豪雨に見舞われた福井。
こちらの被害に遭われた方へのお見舞いの言葉も寄せられました。
で、、、
「どうか、私の呆れるほどの音楽バカぶりを見て、、、、「ああはなりたくないっ!!」と思っていただければ・・・(笑・そそそうなんですかっ。)
つまり、ハッピーになって、、この歳になって相変わらず愛の唄を唄っている私を見て、、、帰っていただければ(笑)」(会場・拍手~)
また、使われているギターについてのお話をしながら、、、
何気にサラサラと「天国への階段」とか「禁じられた遊び」^^;;とか(笑)
こちらは、ガットギターでのご紹介ですね。
いわば、、公開試奏というものでしょうかー^^。
それと、スマートウッドプログラムで作られたギターのお話も。
材質が桜(チェリー)という、フツウギターでは使わない素材であるため、普通のステージとは明らかに違う「匂い」がするんだそうです。
甘い匂いっておっしゃったかな。(通常、ギターに使われる素材は四種類くらいというお話でした)
そうか、、、木だから、そういうものも感じられる楽器なのですね。
あとは、「樺(かば)」とかも、このスマートウッドプログラムのものだそうです。
「パワフルな音色、しかも軽量!!」(・・・・どっかでも聞いた気がするぞ、このフレーズ(笑))
そして、話は変わり、、、サザンのお話を少し。
前日、「ミュージックステーション」の生出演がありましたが、、、
あとでビデオで録画したものを確認したら、、
「1番はしゃいでたのは、僕でしたね」(笑)。
で、その桑田さんを招いてレコーディングをした曲「今 僕を泣かせて」。
福井は、初めての場所ではあるけれど、
ギター1本で来て唄える環境があるのをとても幸せに感じておられ、、
またこの21年目にして改めてそのことをしみじみ思う、、、とのこと。
なので、毎年1人ずつ(メンバーを)増やしていって(笑)・・・7年後には7人で(笑)。
7年計画で福井制覇^^という野望が、実はある模様、、、、(応援しとりますっ!!また伺いますゼイ)
そして、今日のステージば「偉大なる先輩」とご一緒で、、誠さんタジタジというのが正直なところであったらしく、、、
でも、その間を取り持ってくれる「ナイスな輩」、、、^^
日本で1番忙しいくせに、1番楽しい打楽器奏者(うんー、、いい紹介だー^^)
として、三沢またろうさんを呼び込み!!
呼び込むと同時に、即興的に誠さんがギターを弾き始めたのですが、、、
のっかってくるくる、さすがのパーカッション(笑)。
途中、、、ディープ・パープルなんかも平気な顔して織り込む誠さんなのでした
が、、、
何食わーーぬ顔でそれについてくるまたろうさん^^素晴らしいぞっ。
ちゃんとオチもつく。
全く打ち合わせがなかったのだそうですけども、、、「百戦錬磨だねえ、、キミは!!」そう言いながら、誠さんもとっても嬉しそう。
おととし、桑田さんのソロツアーを一緒に回られた仲でいらっしゃいます。
誠さん曰く、メンバーだけでなく、スタッフや周りの人間にも愛されていると、、。
一度、足元が暗くて転んで怪我してしまった時は、翌日通路に「導線」が出来て
おり、、、
^^
「歓迎!またろうご一行様・・・」と、、、(またろうさんのサイトで写真を見た^^)
誠さん、感心しておられました^^
(そそ、夏らしく。袖を切り落としたシャツをまたろうさんは着てらしたのですが、、、、何気に誠さん羨ましげ^^
誰も心配しなかったのに「ワキ」にコンプレックスがあるのを、つい告白されてしまふ^^;)
最近CDとかは、廃盤になるペースが早く、、、
10年前のものが、もう手に入らない状態だったりする。
ので、、
「今日は、最近の2枚のアルバムを持ってきましたーーーー。ロビーにうずたかく積まれております^^」
だって。ああ、そういうことなのね(笑)。
それを受けて、、
またろうさん「そっか、じゃあ今年じゅうに買っておかないと、、」
誠さん「そうそう」
またろうさん「・・・すぐ廃盤になっちゃうから急がないと。」
誠さん「・・・そうじゃなくて^^;;」・・・オイオイ(汗)「話の腰折られちゃいました^^
要するに、ナニが言いたいかというと・・「皆さん買ってね^^」」
誠さんもおっしゃってたんだけど、またろうさんが出てきたらガラッと雰囲気が変わってしまい、、、
・・・ご自身も噺家っぽいMCになってきた(^^ゞ
まるで寄席みたいになってきたの、、、、末広亭・・・^^;;
てなことで、、またろうさんにも加わっていただいての「素敵な最後」コーラスにも参加して下さいます。
もちろん、間奏の見せ場では軽やかにパーカッションを披露下さいますし、、
また、それを受けての誠さんのギターソロ。
やっぱり、、いつもと一味違ってるんだよなあ、、なんだか嬉しくなっちゃうなあ、、、いいなあ。
やっぱり凄いもんだなあと思ったのは、その2人のコンビネーションっていうのかなあ、、
バランスというのかなあ、、絶妙なんですよ。
どっちがが退きすぎて、、てのもないし、出すぎてってのもない。
楽しさもそのままに、曲の雰囲気もそのままに、、、
違和感ってないんだよね、、
多分そのときそのときのノリとか、、、もあるんでしょうけど、
少なくとも綿密な打ち合わせまではしていないはずで、、
誠さん、またろうさんに百戦錬磨とおっしゃったけど、、
いやいや、誠さんだってそうですから・・・^^いいですよう、、、
で。
終るなり、、、
「誰がオレをこんなふうにしたんだろうなあ、、」
なんて。
でも楽しそう^^
またろうさんにも、既にしてここで「(さっきまでと)人格変わってる!!!」
^^
と言われております。
「最初にこの道に引きずり込んだ張本人は、「マッカートニー」という人だと思うんですよ」
そうか・・・ポールのせいなのか(笑)。
「ちきしょーーっ!!あいつぅぅ!!(←地団駄踏まれてしまいました^^;;)
・・・いや、僕も分別はあるんですよ(^^ゞ」
ご自分でも「やっといつものペースになってきた」(笑・きびしー緊張が解けた模様です。)
ビートルズを最初にテレビで見た話、、、お兄ちゃんに「オマエ、これは見とけよっ!!」と言われて、必死で見たという。
でも、幼いなりによくご覧になっていたというか、、その分インパクトがよほどあったのですねえ、、よく覚えてらっしゃいます。
テレビで見てたらば、、ポールのマイクの安定が悪く、、、すぐヨコに動いちゃう、、、
・・・日本に来たばっかりに(^^ゞ
子供心にもそれが気になって気になって、、「なんとかしろよっ」て思っていたのだそうな。
なぜポールだったのか、、
それは、、、
ジョンは怖そうだったし、、、、
ジョージはハンサムすぎて、、子供の言うこと聞いてくれないやって(笑)誰も聞いてくれなかったけど(笑)。
というのがあったのだけど、
ポールは子供に1番優しそうだった^^それがまず1番最初だったそう。
そのテレビでのライブを見て程なくして、、、
斎藤少年は^^500円札を握り締めて、レコード「ペーパーバックライター」
(来日記念盤)を大阪のレコード店まで買いに行ったと。(当時、宝塚にお住い^^)
何度もお話になっていますが、、はっきりとレジカウンターより自分の背が低かったということは覚えておられるそうです。
手を一生懸命に伸ばしてお金を払ったという。
当時、370円だったので、130円お釣りを貰ったことも、、はっきりとご記憶されてる!!!
「いちお、それくらいの時からファンだったと、、、それが自慢^^」
そんなこともあって、当時ビートルズのことを日本で1番よく知っている小学生だぞ!!という自負はあったのだそうですよ。
(「誰も相手にしてくれなかったけど(ーー;)」)
スポーツよりは、断然音楽がお好きだったとか。
ビートルズ解散の後に、ポール・マッカートニー&ザ・ウィングスとしてリリースした「Red Rose Speedway」の中に収録されている「My Love」。
昔は甘ったるくて嫌いだったのだそうですけども、、、この歳になって改めて聴いてみると
「いいんですよ!!!」
と、そこで「またちゃんは、そういう曲ある?」
「ないです(きっぱり)」(早っ^^;;;;)
・・・実は、ここを落とすために、エンエンと話をして、、わざわざネタ合わせしたんだとか、、
・・・まったく、この人たちってば、、、(泣笑)。
ということで、またろうさんのパーカスをフューチャーして、、「My Love」を、、、
またろうさんなりの色もちゃんとそこにはありつつ、、誠さんの持ってる雰囲気を壊さない、、、こういうところにこういう方たちの凄さを改めて感じる。
さっきも書いたけど、、強い自己主張だけが音楽じゃない。し、その人らしさを表現するものでも決してない、と私は思うから。
「Ain' t no sunshine」
を間に挟みつつ、、、
「さっき話したように、(洋楽好きで)特殊に育ってきてしまったので、、付き合いも悪くって、、
ほら、焼けてないです(ほらっ、、てシャツの腕をまくって下さる(^^ゞ。。。白いです。)
本当は、少しは焼けた方がいいらしいですね、、、、というそういうレベルでの認識しかないです(やや自嘲的にお話になる)」
「あの、、海とかも、、肘とかに砂がたまるのが嫌で、、(よほど、お気に召さないらしい。何度となく聞いたお話だ^^;)」
福井・・不勉強なんでって、、言いつつ持参したるるぶを見ながら(笑)、、、
東尋坊、、、読み方を間違えてました、、という芦原温泉(「あわら」が正しいです^^)
「柴田公園・・は歩いて行けるんですか?」(翌日、管理人は現場検証に行きました^^)
・・・観光地について、お客さんに相談したり(笑)。
越前海岸、、、、て、
「あのー、よく火曜サスペンスで(ご覧になってんですかっ)
後ろから押されるとこですよね、、」(笑・でも、押しちゃいけませんてば(^^ゞ)
まあ、、そんな(どんな?)四方山話もしながら、、
マコトマンとマーティンとのコラボタオルもプロモーション^^(ここで「おおっ」と客席、沸き立つ^^)
実は、誠さんが「作って!!」てお願いしたものらしい(笑)。
また、この秋、今までリリースになったアルバムからセレクトしたバラードベストが出ること、、、
3社のメーカーをまたがる、、、それを乗り越えてというのは、かなり困難を伴うものなのだそうですが、、でも、そこを頑張ってくれるスタッフがいること、、とても幸せだとおっしゃってました。
(この日、演奏された中のある曲は収録になります。さてなーんだ^^?易しいかな。)
そう聞くと、ますます楽しみになります。
最後に、、(そろそろ喋るのいいかげんにしろと、言われそうなので(^^ゞなんておっしゃりながら)
洋楽や、ポール・マッカートニー(笑)や、ファンのみんなへの感謝の気持ちを「アタマが痛い」位に詰め込んだ、、、
「Waltz In Blue」。
そういった経緯を思いながら聴くと、、尚更沁みる曲です。
というか、そう言えば、、最初に聴いたときとこの曲の印象が少しずつ変わってきている気がする、、、
最近、そのことに気づきました。
それは、誠さんの想いを少しずつ少しずつ、、気持ちと記憶にとどめながら聴くことになっているからかもしれないなあ。
そして、、忘れずに(笑)「るるぶ」を持ってお帰りになりました^^だいじだいじーー^^
*****************************
鈴木康博さんのセット。
セットチェンジの時間も若干あったのですが、、
ほんとにさりげなーく登場され、、、驚いておりました^^;;
「あ。」みたいな。
まずは1曲、ラグタイム調のものだったり。
高い澄んだヤスさんの声とそのリズムのコントラストが面白いなと、、
手持ちのマーティンのギターは1本だけだそうです。(D-41)
30年ほど前に買ったものだそうですが、その頃より今の方がよくなってきているそうです。
その一例が「サステイン」(むかーーーーし、エレクトン^^やった時に聞きました。その用語^^)。
音を弾いたあとの「響き」というか、余韻みたいなもの、、ですが、、、それがどんどんよくなってるそうです、、「ほら」って^^
ご自分のことを、元・オフコースだと知っているひとー?とかお客さんに聞いておられ、、みんな「そりゃあ、知ってますってば!!」という感じの反応でした。
その時のライブを見てるひとー?となると、人数は少なくなります。
でも。
なんと、、誠さんご覧になったことがあるのだそうですよ。
それは、デビューして間もない70年くらいのこと。小田和正さんと2人でやっていた頃。
静岡で聞いたんだ、、といわれたんだそうです。
・・・・凄いぞ、誠さん!!!
ちなみに、それは中学生の頃だったそうです。
ヤスさん、勿論お名前も唄も少しは知っていましたけど、、ライブを拝見するのは初めてでした。
なんだろう。
唄にもお話にも、独特のゆったりとしたリズムがおありのような気がします。
それでいて、のんびりしているようでいて、、時折30年余のキャリアからなのか、骨太な感じも垣間見られることもあるのです。
意外とロックなんですね!!というところもありつつ、ユーモアとか温かさをやんわりと醸し出されておりました。
途中からは、ここでもまたろうさんが登場。
というか、、、音楽仲間というよりは、「飲み友達」らしいです。お宅がご近所同士らしい^^
その飲みの時のお話が講じて、ライブになったとか^^すばらしー。
そして、「どうしても弾きたい」というので、、またろうさん、、なんとギターを手にフロントへ(うお。)。
最初はパーカスでのセッションだったのに、だんだん、、「弾いてもいい?」
と、ヤスさんの人のよさに「付け入り」(笑)。
そして着実にレパートリーも増えていき(笑)。
といって弾き始めたらば、、、(ちなみに曲は「ミスター・タンブリンマン」またろうさん、12弦ギターですよん。)
・・・「歌詞カード間違えた」(ヲイヲィヲィっ、わざとではないですよね^^;;?)
おかしすぎ。
唄い終えても、「フロント・・こんなふうに見えるんだあーー」喜んでしまって、定位置に戻っていかれません^^;
「もう1曲っ!!!」(笑)
そんなこんながあって、しまいにはお客さんをも巻き込み、、楽しいステージでした。
その2へ続く、、、
"The Acoustic Night 2004"
Rebirth -We Love Martin, We Love the Earth- Tour
2004年7月24日(土)@福井・響のホールの巻^^
~出演~
斎藤 誠(VO,G)
鈴木 康博(VO,G)
三沢またろう(Per)
イッテマイリマシタ!!夏の北陸まで^^;
当日の昼間に福井駅に着いたのだけど、、、まああづいあづい、、、
日焼け止めを塗り直しても塗り直しても、、、陽射しがいだい、、、
街中でですよう、、これはエライコトだ。
夕方になっても、まだ少し陽射しが痛いのだけど、、会場に繰り出すことにする。
会場は、響のホール。
福井駅からわりとすぐ、、というか、大通りに面していて、目の前の通りがバスの発着所がずらーーーっと並んでいる、、そんな感じ。
まだ、新しいホールということでした。
間口はそんなに広い感じではないですが、、、奥行きがあるというか、、、反対側の通りにそのまま抜けられそうな感じ。
1階はお食事もできるカフェのようなお店が入っていて、ホールは階段を上がっていくことになります。
いささか、開場が押したらしく、時間通りには入れなかったのだけれど、徐々に人が集まり始めていたので、ロビー開場といいますか、、、会場の前まで誘導していただく。
この時点で既に
「終演後は、出演者のサイン&握手会がある」
ということを知らされ、、、はるばる自宅から持参したものが無駄にならないことに安堵する(←そうなのか。)。
やがて程なくして開場。
まあ、開場に急いでこなくてもいいのよね、、席は決まってるのだし、、、
でも、毎度きちんと来てしまふ自分、、、、^^;
ライブハウスで、席が決まってない時の習慣がびっちし身についてしまったらしい。
ま、開演まで30分しかないこともあり、、これくらいがちょうどいいんだろうな。
まさしく、、「ホール」。
座席の作り方は、傾斜があるから見やすい。
ホールの大きさも、、結構大きいものを想像していたのだけど、、
席数のわりには、ステージと一体感があるなあって思いました。
ステージの上には、奥にはこれまたパーカッションがセットされ(フルセットではないですけどね)
手前の諸々の様子を見るに、、、向かって左が鈴木康博さん、右が誠さんだ。
今日は、ギターが3本みたいだー。
ちなみに、今日も私は向かって左、、、秋田と同じ、、、と思いきや。
席のつくりが前の方は数が少なめ、、、で、真中に寄ってる感じだから、、わりと見晴らしがいい^^
会場の中は、、冷房もかなりガンガン効いていた、、、
カーディガン着てきてよかったあああ、、、
そして。開演、、、
黒澤の福岡さん(秋田で覚えた^^)のご挨拶があり、、、
まずは、誠さんを呼び込み、、、
「斎藤誠さんです!!」
もっかい。
「さいとーまことさんですー!!」
なぜに二回なのぢゃ(笑)。
そして、誠さんご登場、、、
エイッと福岡さんに、蹴りを入れる仕草をする誠さんであった(どうしたんですか^^;;)。
誠さんは、、ロングスリーブのTシャツだった、、、やっぱり、、、涼しいものね、、、^^
ベージュの帽子に、迷彩っぽいプリントのパンツに、赤っぽい色のがっちりはきこみ深めのスニーカー・・・というよりはブーツだったみたい。
そして「勉強してきました!!!」と、るるぶ(福井編)を高々と掲げてご挨拶なのでした。
1曲目は「Melissa」・・・・いつにもまして後半のフェイクが「熱く」感じられたのは、、、私だけかなあ、、
そして、そのまま「ゆるして」。
いつも聴いているイントロと、、「あれ?」というところがあって、、「ん?」。
私は、ギターの専門家ではないので何とも言えないんだけれども、、調弦に関して何かあったのかなあ、、と少し気になりました。
それもそのはずで、、、
前回の福山でもそうだと聞いていたのだけど、ギターの音をラインではなく、、
直接マイクで拾うことにしていたのです。
これ、演奏者にしても、とてもとても難しいデリケートなものなんだそうですね、、
そういう難しさが濃い緊張の色として、、出たのかしら、、という気もチラッとしたのでした。
明らかに「あ。」ていうとこもありましたが、、^^;ナントカ乗り切られたのでした、、、^^
ここで「はじめましてー」とご挨拶。
福井には、8年前にプロモーションでいらして以来のことで、ライブでは初めてでいらっしゃるのだそうです。
ちょうど1週間前、集中豪雨に見舞われた福井。
こちらの被害に遭われた方へのお見舞いの言葉も寄せられました。
で、、、
「どうか、私の呆れるほどの音楽バカぶりを見て、、、、「ああはなりたくないっ!!」と思っていただければ・・・(笑・そそそうなんですかっ。)
つまり、ハッピーになって、、この歳になって相変わらず愛の唄を唄っている私を見て、、、帰っていただければ(笑)」(会場・拍手~)
また、使われているギターについてのお話をしながら、、、
何気にサラサラと「天国への階段」とか「禁じられた遊び」^^;;とか(笑)
こちらは、ガットギターでのご紹介ですね。
いわば、、公開試奏というものでしょうかー^^。
それと、スマートウッドプログラムで作られたギターのお話も。
材質が桜(チェリー)という、フツウギターでは使わない素材であるため、普通のステージとは明らかに違う「匂い」がするんだそうです。
甘い匂いっておっしゃったかな。(通常、ギターに使われる素材は四種類くらいというお話でした)
そうか、、、木だから、そういうものも感じられる楽器なのですね。
あとは、「樺(かば)」とかも、このスマートウッドプログラムのものだそうです。
「パワフルな音色、しかも軽量!!」(・・・・どっかでも聞いた気がするぞ、このフレーズ(笑))
そして、話は変わり、、、サザンのお話を少し。
前日、「ミュージックステーション」の生出演がありましたが、、、
あとでビデオで録画したものを確認したら、、
「1番はしゃいでたのは、僕でしたね」(笑)。
で、その桑田さんを招いてレコーディングをした曲「今 僕を泣かせて」。
福井は、初めての場所ではあるけれど、
ギター1本で来て唄える環境があるのをとても幸せに感じておられ、、
またこの21年目にして改めてそのことをしみじみ思う、、、とのこと。
なので、毎年1人ずつ(メンバーを)増やしていって(笑)・・・7年後には7人で(笑)。
7年計画で福井制覇^^という野望が、実はある模様、、、、(応援しとりますっ!!また伺いますゼイ)
そして、今日のステージば「偉大なる先輩」とご一緒で、、誠さんタジタジというのが正直なところであったらしく、、、
でも、その間を取り持ってくれる「ナイスな輩」、、、^^
日本で1番忙しいくせに、1番楽しい打楽器奏者(うんー、、いい紹介だー^^)
として、三沢またろうさんを呼び込み!!
呼び込むと同時に、即興的に誠さんがギターを弾き始めたのですが、、、
のっかってくるくる、さすがのパーカッション(笑)。
途中、、、ディープ・パープルなんかも平気な顔して織り込む誠さんなのでした
が、、、
何食わーーぬ顔でそれについてくるまたろうさん^^素晴らしいぞっ。
ちゃんとオチもつく。
全く打ち合わせがなかったのだそうですけども、、、「百戦錬磨だねえ、、キミは!!」そう言いながら、誠さんもとっても嬉しそう。
おととし、桑田さんのソロツアーを一緒に回られた仲でいらっしゃいます。
誠さん曰く、メンバーだけでなく、スタッフや周りの人間にも愛されていると、、。
一度、足元が暗くて転んで怪我してしまった時は、翌日通路に「導線」が出来て
おり、、、
^^
「歓迎!またろうご一行様・・・」と、、、(またろうさんのサイトで写真を見た^^)
誠さん、感心しておられました^^
(そそ、夏らしく。袖を切り落としたシャツをまたろうさんは着てらしたのですが、、、、何気に誠さん羨ましげ^^
誰も心配しなかったのに「ワキ」にコンプレックスがあるのを、つい告白されてしまふ^^;)
最近CDとかは、廃盤になるペースが早く、、、
10年前のものが、もう手に入らない状態だったりする。
ので、、
「今日は、最近の2枚のアルバムを持ってきましたーーーー。ロビーにうずたかく積まれております^^」
だって。ああ、そういうことなのね(笑)。
それを受けて、、
またろうさん「そっか、じゃあ今年じゅうに買っておかないと、、」
誠さん「そうそう」
またろうさん「・・・すぐ廃盤になっちゃうから急がないと。」
誠さん「・・・そうじゃなくて^^;;」・・・オイオイ(汗)「話の腰折られちゃいました^^
要するに、ナニが言いたいかというと・・「皆さん買ってね^^」」
誠さんもおっしゃってたんだけど、またろうさんが出てきたらガラッと雰囲気が変わってしまい、、、
・・・ご自身も噺家っぽいMCになってきた(^^ゞ
まるで寄席みたいになってきたの、、、、末広亭・・・^^;;
てなことで、、またろうさんにも加わっていただいての「素敵な最後」コーラスにも参加して下さいます。
もちろん、間奏の見せ場では軽やかにパーカッションを披露下さいますし、、
また、それを受けての誠さんのギターソロ。
やっぱり、、いつもと一味違ってるんだよなあ、、なんだか嬉しくなっちゃうなあ、、、いいなあ。
やっぱり凄いもんだなあと思ったのは、その2人のコンビネーションっていうのかなあ、、
バランスというのかなあ、、絶妙なんですよ。
どっちがが退きすぎて、、てのもないし、出すぎてってのもない。
楽しさもそのままに、曲の雰囲気もそのままに、、、
違和感ってないんだよね、、
多分そのときそのときのノリとか、、、もあるんでしょうけど、
少なくとも綿密な打ち合わせまではしていないはずで、、
誠さん、またろうさんに百戦錬磨とおっしゃったけど、、
いやいや、誠さんだってそうですから・・・^^いいですよう、、、
で。
終るなり、、、
「誰がオレをこんなふうにしたんだろうなあ、、」
なんて。
でも楽しそう^^
またろうさんにも、既にしてここで「(さっきまでと)人格変わってる!!!」
^^
と言われております。
「最初にこの道に引きずり込んだ張本人は、「マッカートニー」という人だと思うんですよ」
そうか・・・ポールのせいなのか(笑)。
「ちきしょーーっ!!あいつぅぅ!!(←地団駄踏まれてしまいました^^;;)
・・・いや、僕も分別はあるんですよ(^^ゞ」
ご自分でも「やっといつものペースになってきた」(笑・きびしー緊張が解けた模様です。)
ビートルズを最初にテレビで見た話、、、お兄ちゃんに「オマエ、これは見とけよっ!!」と言われて、必死で見たという。
でも、幼いなりによくご覧になっていたというか、、その分インパクトがよほどあったのですねえ、、よく覚えてらっしゃいます。
テレビで見てたらば、、ポールのマイクの安定が悪く、、、すぐヨコに動いちゃう、、、
・・・日本に来たばっかりに(^^ゞ
子供心にもそれが気になって気になって、、「なんとかしろよっ」て思っていたのだそうな。
なぜポールだったのか、、
それは、、、
ジョンは怖そうだったし、、、、
ジョージはハンサムすぎて、、子供の言うこと聞いてくれないやって(笑)誰も聞いてくれなかったけど(笑)。
というのがあったのだけど、
ポールは子供に1番優しそうだった^^それがまず1番最初だったそう。
そのテレビでのライブを見て程なくして、、、
斎藤少年は^^500円札を握り締めて、レコード「ペーパーバックライター」
(来日記念盤)を大阪のレコード店まで買いに行ったと。(当時、宝塚にお住い^^)
何度もお話になっていますが、、はっきりとレジカウンターより自分の背が低かったということは覚えておられるそうです。
手を一生懸命に伸ばしてお金を払ったという。
当時、370円だったので、130円お釣りを貰ったことも、、はっきりとご記憶されてる!!!
「いちお、それくらいの時からファンだったと、、、それが自慢^^」
そんなこともあって、当時ビートルズのことを日本で1番よく知っている小学生だぞ!!という自負はあったのだそうですよ。
(「誰も相手にしてくれなかったけど(ーー;)」)
スポーツよりは、断然音楽がお好きだったとか。
ビートルズ解散の後に、ポール・マッカートニー&ザ・ウィングスとしてリリースした「Red Rose Speedway」の中に収録されている「My Love」。
昔は甘ったるくて嫌いだったのだそうですけども、、、この歳になって改めて聴いてみると
「いいんですよ!!!」
と、そこで「またちゃんは、そういう曲ある?」
「ないです(きっぱり)」(早っ^^;;;;)
・・・実は、ここを落とすために、エンエンと話をして、、わざわざネタ合わせしたんだとか、、
・・・まったく、この人たちってば、、、(泣笑)。
ということで、またろうさんのパーカスをフューチャーして、、「My Love」を、、、
またろうさんなりの色もちゃんとそこにはありつつ、、誠さんの持ってる雰囲気を壊さない、、、こういうところにこういう方たちの凄さを改めて感じる。
さっきも書いたけど、、強い自己主張だけが音楽じゃない。し、その人らしさを表現するものでも決してない、と私は思うから。
「Ain' t no sunshine」
を間に挟みつつ、、、
「さっき話したように、(洋楽好きで)特殊に育ってきてしまったので、、付き合いも悪くって、、
ほら、焼けてないです(ほらっ、、てシャツの腕をまくって下さる(^^ゞ。。。白いです。)
本当は、少しは焼けた方がいいらしいですね、、、、というそういうレベルでの認識しかないです(やや自嘲的にお話になる)」
「あの、、海とかも、、肘とかに砂がたまるのが嫌で、、(よほど、お気に召さないらしい。何度となく聞いたお話だ^^;)」
福井・・不勉強なんでって、、言いつつ持参したるるぶを見ながら(笑)、、、
東尋坊、、、読み方を間違えてました、、という芦原温泉(「あわら」が正しいです^^)
「柴田公園・・は歩いて行けるんですか?」(翌日、管理人は現場検証に行きました^^)
・・・観光地について、お客さんに相談したり(笑)。
越前海岸、、、、て、
「あのー、よく火曜サスペンスで(ご覧になってんですかっ)
後ろから押されるとこですよね、、」(笑・でも、押しちゃいけませんてば(^^ゞ)
まあ、、そんな(どんな?)四方山話もしながら、、
マコトマンとマーティンとのコラボタオルもプロモーション^^(ここで「おおっ」と客席、沸き立つ^^)
実は、誠さんが「作って!!」てお願いしたものらしい(笑)。
また、この秋、今までリリースになったアルバムからセレクトしたバラードベストが出ること、、、
3社のメーカーをまたがる、、、それを乗り越えてというのは、かなり困難を伴うものなのだそうですが、、でも、そこを頑張ってくれるスタッフがいること、、とても幸せだとおっしゃってました。
(この日、演奏された中のある曲は収録になります。さてなーんだ^^?易しいかな。)
そう聞くと、ますます楽しみになります。
最後に、、(そろそろ喋るのいいかげんにしろと、言われそうなので(^^ゞなんておっしゃりながら)
洋楽や、ポール・マッカートニー(笑)や、ファンのみんなへの感謝の気持ちを「アタマが痛い」位に詰め込んだ、、、
「Waltz In Blue」。
そういった経緯を思いながら聴くと、、尚更沁みる曲です。
というか、そう言えば、、最初に聴いたときとこの曲の印象が少しずつ変わってきている気がする、、、
最近、そのことに気づきました。
それは、誠さんの想いを少しずつ少しずつ、、気持ちと記憶にとどめながら聴くことになっているからかもしれないなあ。
そして、、忘れずに(笑)「るるぶ」を持ってお帰りになりました^^だいじだいじーー^^
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鈴木康博さんのセット。
セットチェンジの時間も若干あったのですが、、
ほんとにさりげなーく登場され、、、驚いておりました^^;;
「あ。」みたいな。
まずは1曲、ラグタイム調のものだったり。
高い澄んだヤスさんの声とそのリズムのコントラストが面白いなと、、
手持ちのマーティンのギターは1本だけだそうです。(D-41)
30年ほど前に買ったものだそうですが、その頃より今の方がよくなってきているそうです。
その一例が「サステイン」(むかーーーーし、エレクトン^^やった時に聞きました。その用語^^)。
音を弾いたあとの「響き」というか、余韻みたいなもの、、ですが、、、それがどんどんよくなってるそうです、、「ほら」って^^
ご自分のことを、元・オフコースだと知っているひとー?とかお客さんに聞いておられ、、みんな「そりゃあ、知ってますってば!!」という感じの反応でした。
その時のライブを見てるひとー?となると、人数は少なくなります。
でも。
なんと、、誠さんご覧になったことがあるのだそうですよ。
それは、デビューして間もない70年くらいのこと。小田和正さんと2人でやっていた頃。
静岡で聞いたんだ、、といわれたんだそうです。
・・・・凄いぞ、誠さん!!!
ちなみに、それは中学生の頃だったそうです。
ヤスさん、勿論お名前も唄も少しは知っていましたけど、、ライブを拝見するのは初めてでした。
なんだろう。
唄にもお話にも、独特のゆったりとしたリズムがおありのような気がします。
それでいて、のんびりしているようでいて、、時折30年余のキャリアからなのか、骨太な感じも垣間見られることもあるのです。
意外とロックなんですね!!というところもありつつ、ユーモアとか温かさをやんわりと醸し出されておりました。
途中からは、ここでもまたろうさんが登場。
というか、、、音楽仲間というよりは、「飲み友達」らしいです。お宅がご近所同士らしい^^
その飲みの時のお話が講じて、ライブになったとか^^すばらしー。
そして、「どうしても弾きたい」というので、、またろうさん、、なんとギターを手にフロントへ(うお。)。
最初はパーカスでのセッションだったのに、だんだん、、「弾いてもいい?」
と、ヤスさんの人のよさに「付け入り」(笑)。
そして着実にレパートリーも増えていき(笑)。
といって弾き始めたらば、、、(ちなみに曲は「ミスター・タンブリンマン」またろうさん、12弦ギターですよん。)
・・・「歌詞カード間違えた」(ヲイヲィヲィっ、わざとではないですよね^^;;?)
おかしすぎ。
唄い終えても、「フロント・・こんなふうに見えるんだあーー」喜んでしまって、定位置に戻っていかれません^^;
「もう1曲っ!!!」(笑)
そんなこんながあって、しまいにはお客さんをも巻き込み、、楽しいステージでした。
その2へ続く、、、