日本人は何も知らないシリーズの5である。めいろまさんこと、谷本真由美さんの著作。ここのところ、出版されるごとに読んでいるが、私の感じていることかなり、書かれている。10章からの構成だが、章別に感じた幾つかを拾ってみた。
第1章 LGBTQ施策をやり過ぎてバックラッシュ LGBTQの施策、日本はとうとう欧米の法律を追い抜いてしまった。自民党があっという間に作ってしまったLGBT理解促進法という名の法律だったかな。
性自認で性別が変わってしまうというやつ、性自認さえすれば、女性のトイレも更衣室も温泉も入れるというもの。欧米ではこれで女性が騒ぐと、反対に本当の女性が罰せられている。ただ、欧米ではこれが揺り戻しつつあるというもの。当たり前だ、私が日本保守党に入党したきっかけもこれだからね。
第2章 イスラエル・ハマス戦争 日本の報道は、ハマス寄り、欧米はもっとイスラエル寄りだという。私は、中東研究家の飯山陽さんの動画をよく見ているが、欧米はこちらに近い。ただ、イギリスの三枚舌外交など、欧米だって悪いのだ。本書では中東の地理を関東地方に例えている。私は地理が好きで、関東地方も中東の地図も頭に入ってるから、かえってうっとうしい感じ。
第4章 AIで失業するケニアの宿題外注者 このタイトルは最初、意味が解らなかった。今は欧米の子供の宿題をネット経由でケニアなど、発展途上国の外注者がやっているという。途上国の単価が安く、ネットでやり取りできるからだ。これがAIができて自動でやってくれるから失業しているというもの。ホントにマイナーなニュースだが、日本だってねえ。
第5章 最先端のAI これは実際に感じたこと。私、今年の春、新入社員研修で、チャットGPTを使ってみた。それで気がついたことだ。AIに業界のSWOT分析をやらせてみた。結果は、まあまあ、でも間違ってることもある。その間違い、どっかで聞いたことのある間違いだった。これは私の所属する業界のように小さな業界は、情報が少なく、AIがそれを使って処理するため間違えるようだ。この書籍には、例として「ボツワナの経済史」(超マイナーだ)が間違いだらけだったとか。
第7章 世界の裏の顔 ポリティカル・コレクトネス、欧米では、政治や社会に中立であることが求められていいる。ニュースキャスターは色の黒い人ばかりを採用している。これは実は建前、イギリスのパーティでは、若いきれいな白人女性が、コンパニオンとして大勢派遣され、露出度の高い服で参加者の世話をする。これって、日本の芸者さんだ、ポリコレというのも偽善だね。
第8章 やばいSNS TikTokは、アメリカ政府は完全排除、でも中国はアメリカ以外の国に売り込んでいる。日本も同じか、そしてアメリカへの不法移民の情報源は、TikTokのインフルエンサーだそうだ。世界は繋がっているね。
第9章 ポリコレの続き 童話白雪姫と七人の小人、現在は、これが、褐色の肌の姫と七人のおっさん・おばさん、になってるそうだ。小人って悪いイメージだそうだ。指輪物語でもそうだったよね。多様性というが、これがポリコレだ。ただしこれによりディズニーが売り上げを落とし、消費者離れを起こしているそうだ。そりゃ、そうだよね。
書いていて、なんだか、もやもやしたつきものが落ちていくような気がします。