長い長い小説だった。2冊で1千ページ以上だが、夢中で読んだ。史実なんだが小説だ、脚色されていることもあるだろうが、面白い。最後はもったいなくて、1日30ページほどにセーブして終了。
「続・百名城に行こう」、というスタンプ帳に載っていた九戸城(くのへじょう)、この城は、秀吉の天下統一の最後の合戦の舞台と、書かれていた。天下統一の最後は、小田原合戦と思っていたが、その後があったのか、日本史教科書には出て来ないな、と思い、ネットで調べてみたら、出て来た書籍だ。新刊はもう発売されておらず、中古本を購入、中古本と言っても、清潔できれいな本だった。
九戸政実(くのへまさざね)、南部の武将だ。度肝を抜く戦いが得意で、読んでいて痛快だ。負け戦もあるが、ほとんどが奇襲などで勝っている。最後、5千の兵で、秀次の軍(蒲生氏直など)6万を相手に、九戸城に籠城、相手を翻弄した。最後は、だまし討ちで秀次の軍が勝ったが、九戸党、アッパレである。
伊達政宗や津軽為信など、東北の戦国武将も登場する。お城はその後、改築されてはいるが、当時のも残っているという。難を言えば、地図が全く載っていないので、城や、戦いの地理的関係がわからないことかな。
九戸城、たまらなく行ってみたくなった。暖かくなったら、岩手県は二戸市の九戸城、登城したい。(でも新幹線ダメだからしばらくはお預けだ) 続・百名城で、ここは行ってみたい! と思う城は初めてだ。訪問記は力、入れて書きます。