北陸の続・百名城巡り、富山城に続いては、砺波の増山城だ。JR城端線で、砺波で下車。あとは交通手段がないため、タクシーで、砺波の埋蔵文化財展示館へ。ここでスタンプを貰い、増山城へ。
増山城は、ダムサイトにある。増山陣屋という建物は閉館中。ダムサイトを冠木門へ歩く。そして、地図で山城の全体像を掴む。郭は、一の丸、二の丸、三の丸幾つもが山に展開されている。一番高いのは、二の丸かな。城下は今は、ダムの底。
この城は、16世紀、神保氏が築城したが、上杉謙信に三度攻められ落城。織田の時代、佐々成政が入城したが、秀吉と不仲になり、成政は降伏。前田利家の家臣、中川光重が入城したが、不在がちで、その妻「増山殿」が守った。その妻が没して廃城へ。
そして登城開始。山城の雰囲気たっぷりだ。雪もかなり残ってる。
F郭という場所には柵がある。もちろん当時のものではないが、雰囲気は出てる。
馬之背ゴ、という妙な名前の土塁も残っている。
一の丸を過ぎると、石垣跡もある。
一番高い二の丸へ。
鐘楼堂の址。
隠居した城主の館跡。
大堀切。
城下が見渡せる。
増山城は、城主の武将もメジャーじゃないし、あまり興味のあるエピソードも残っていない。曲輪の方は、よく保存されていて、歩くのは楽しいが、正直、一度登城したら、もういいかなって感じの山城でした。