ようやく旅行会社のツアーが復活した。そこで、クラブツーリズムの岡山お城ツアーに参加。ツアーは半年ぶりの参加だ。早朝飛行機で岡山空港へ。途中富士山がきれいに見える。
まずは、津山城へ。今回はお城ガイドさんの解説が付く。この城、隠れた名城だというが、それはうなづける。築城は森忠政、信長の側近森蘭丸の六男だ。大規模な改築は、1604~161年。関ケ原が終わって、豊臣が残り、まだ一戦構える必要のある年代だ。従って、縄張りは、すごい強固な造り。
城跡は鶴山(かくざん)公園となっていて平山城だ。登城してみてわかるが、登城には、石垣の横を何度も通り、門や櫓を見上げる作りだ。つまり横矢が飛んできて、進めないようになっている。さすが、信長の側近森蘭丸の子だ。実践的に作られている。
三の丸、二の丸と進み、いよいよ本丸と備中櫓へ。備中櫓は、お城のシンボルになっている。このお城にはかつて、建物はなんと60近くもあったそうだ。備中櫓は、外観も美しいが、内部は畳敷きで、茶室まである、普通櫓は、天井もなく板敷き、戦いやすいようになっているんだが、ここは城主が風流なんだろう。櫓からは下の桜が美しい。
天守は、明治維新の廃城令で壊されてしまった。天守閣の古写真が残っている、立派な城だったようだ。この藩は十万石程度の大名だが、その割には立派な城だ。のっけから楽しい城を見学できた。次は備中松山城に続きます。