今回の佐渡旅行の目的、たらい舟操縦免許取得に行く。場所は、小木の先の矢島・経島。ここはバスが入らないため、比較的空いてるそうだ。海岸も風情があり、後でチラ見した小木港より、こちらの方がたらい舟にぴったりの雰囲気だ。
受付で、この資格取得のために来たと、言ってなんとか簡単に取得できるように働きかける。1回でダメなら2回乗って取りたいという。しかし、次に沢山の新潟の小学生が修学旅行に来るから、時間がないとのこと。いや、ちょっと厳しい、緊張してきた。
そして女性の船頭さんと配偶者でたらい舟に乗る。船頭さんはさすがだ。たらいにロープで括りつけられた櫓が一本。これでスイスイ前に進む。湾内の半分位来たところで、交代。いよいよ私が漕ぐ。最初は船頭さんに手を持ってもらって漕ぐが、すぐに一人で漕ぐ。
ところが何と、前に進むではないか!配偶者は5mほどだというが、私は10mも進んだ気持ちだ。合格基準は前に5m進むこと、とどこかに書いてあったことを思い出す。船頭さんが上手い、上手いと言ってくれる。
どうやらコツは、櫓をロープ側に寄せると、櫓は船の底側に寄る。そして左右に振る。櫓は支点を介して、手と反対方向に動くが、水の抵抗があり、少し煽られ左右だけでなく、後ろに漕ぐ推進力が働く。これを利用して前に進む、これが私の分析だ。
たらいから降りて、事務所へ。氏名をメモしてしばらく待つと、何と立派な「たらい舟操縦士海技免状」を戴く。手数料は百円。やった~。これが目的だったからね。満足のいく資格だな。387個目。