川崎市の多摩川の畔にある㈱日本理科学工業の見学会に参加した。この会社はチョーク生産のトップメーカーである、というよりも障碍者雇用で有名だ。冒頭資料を頂いて読むと、社員82名のうち62名が知的障がい者、さらに27名が重度の障がい者だ。そのため、工場内は色々な工夫がされている。
原料缶に信号の色がついていたり、チョークの検査台が独特だったりしている。言葉がわからない、字が読めない方もいるためだ。工場内を案内していただく。原料の混ぜたり、チョークが細い形で機械から出てきて、それを乾燥させて、チョークサイズにカットして、検査の上、梱包する。障がい者の方が一生懸命に働いている。
この日は、工場全体が黄色いチョークを作っていた。これは日によって変わるのだそうだ。現在は粉が出ないようにコーティングしている。さらに新しい製品でキットパスというガラスや風呂にも書け、簡単に消せる新しいタイプのチョークも販売を始めた。帰りがけに3セット購入する。
会議室には、6S委員会の活動が壁に一覧してある。ちょうど、目標管理のようなものだ。時期的に、今年度の目標を各メンバーが掲げている。1時間半ほどの見学だったが、秋に中小企業診断士の研究会でまた見学したい。今日はその下見だ。