今日は冬の代表的な星座の1つである「おうし座(Taurus)」を紹介します。
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おうし座はオリオン座と向かい合っている星座で、1等星であるアルデバランが目印です。
アルデバランからVの字に並ぶ星の並び(ヒヤデス星団)が牡牛の顔で、左目の部分には、
呉市かまがり天体観測館が提案し採択された“アマテル”の太陽であるアインがあります。
形も分かりやすいので、見つけやすい星座です。
また、牡牛の背中のところには、“すばる(プレアデス星団)”という星の集まりがあります。
肉眼では6つほどの星の集まりに見え、双眼鏡や望遠鏡では数十個の星を確認することができ
ます。清少納言が書いたとされる枕草子の星の段には「星はすばる。ひこぼし。ゆうづづ。…」
というように登場し、昔の人はすばるが一番面白いと感じていた人がいたようです。
この他、おうし座には藤原定家が書いた明月記に登場する超新星爆発の名残である
“かに星雲”などがあり、みどころ満載の星座の1つです。
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おうし座は、大神ゼウスが変身した白い牡牛の姿です。その姿に惹かれて近づいたエウロパ姫を
背に載せて、海の上を走り去り、辿り着いた地域がヨーロッパと呼ばれるようになったと云われ
ています。
日本でも海外でも古くから親しまれてきた星座ですので、ぜひ見つけてみてください。