みなさん、電波望遠鏡ってご存知ですか?
宇宙から来る電波を捉える観測装置のことを「電波望遠鏡」と呼んでいます。
僕たちがよく知っている光学望遠鏡と比べると見た目が全然違います。
形は色々ありますが、衛星放送のパラボラアンテナの形をしているものが多いです。
日本国内では長野県の野辺山にある口径45mのものが有名です。
また、電波望遠鏡は同じ時刻に同じ天体を観測し、データを合わせることで、
遠く離れた電波望遠鏡を1つの望遠鏡のように使うことができます(VLBIといいます)。
つまり、2つの電波望遠鏡の距離を100km離して観測すれば、
直径100kmの1つの電波望遠鏡があるのと同じことになります。
すごいですね。
えっと、ちょっと話がずれてしまいましたが・・・。
現在、ペルーで調整中の電波望遠鏡がファーストウェーブの受信に成功しました。
この望遠鏡は元々、電話会社が衛星通信用に使用していたもので、
不要になったところを電波望遠鏡に改造することになったものです。
これは低コストで電波望遠鏡を設置できるまたとないチャンスとなります。
(日本でも山口32m鏡など衛星通信用のアンテナを電波望遠鏡に改造した例があります。)
計画がスタートして9年目、ようやく天体からの信号をキャッチすることができました。
しかも、この電波望遠鏡建設には、ある天文学者父子とたくさんの人たちの
熱い思いが込められているのです。
詳しくは、ペルーの電波望遠鏡を支援する会HPをご覧ください。
余裕がある方は、ぜひ募金もお願いします。