2022年は地球に火星が接近する年です。
最も地球へと近づくのは、1週間後の12月1日です。
火星は2年2か月ごとに地球へ接近し、この時が火星の表面の様子などを
望遠鏡で詳しく観察できるチャンスです。今年は大接近とまではいきません
が、比較的近い中接近の年にあたりますので、この機会にぜひ火星を見て
みてください。ちなみに、これからしばらく(2031年、2033年まで)は
今年ほど近づくことはありません。
現在火星は、21時頃におよそ東の方角、高度40°前後に見えています。
とても明るく赤く輝いている星が火星ですので、建物などに邪魔されなけ
れば、すぐに見つけることができます。
望遠鏡では普段よりも大きく見えるので、火星表面の模様を観察できる
チャンスです。しばらくは火星に注目してみてください。