冬は星空がとても賑やかな季節です。
オリオン座やおおいぬ座、おうし座など形の分かりやすい星座たち、
ベテルギウスやシリウス、アルデバランなど明るい星たちが空を飾り、
星空散歩を楽しむには抜群です。
そして、この季節には滅多に出会うことができない伝説の星があります。
この星はカノープスという名前で、「この星を見ることが出来たら、
長生きができる」という伝説を持っています。
なかなか見ることができない理由は低いところにあるから。
広島あたりでは、最も高く昇った時の高度が約3°ほど(目の高さを
基準に、腕を延ばしてみた時の指2本ほど)と、かなり低いところ
まで晴れていないと見えませんし、山や建物があるとすぐに隠されて
しまいます。見通しの良いところや高いところに昇って、探すのが
コツです。
良く晴れた日、ぜひカノープスを探してみてください。
オリオン座が地面に対して、真っ直ぐに立っているような時間に
南の空の低いところを探してみましょう。ぽつんと赤っぽく輝く
星が見つかるかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/6d/7192794fca402b03620c7bd6b546ea58.jpg)
おおいぬ座の前・後足を結んだ線を南に延ばしていけば、カノープスへぶつかります。