「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

アイスランド産ラムが長野県飯田市のスズキヤさんからやって来た@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2021-02-12 11:00:54 | 食べ物・飲み物
掲題の通り。

アイスランド産のラム肉が長野県のお店からやって来た。



これがすごいのだ。あの国の人々は今も古い種の羊を育てている。

1,000年以上前に大陸からこの北の果ての島に持ち込まれた羊は、その後他と交配されることなしに島の中で繁殖を繰り返している。

したがって独特な味や香りが楽しめるのだ。知らなかったな。

日本にもアイスランド・ラムの事務局があり、販売振興活動をしている。日本ではラムと言うと、オーストラリアやニュー・ジーランド産が多いけれどね。



アイスランドって人口30万人ほどの極小な国だ。

独自の通貨もある。アイスランド・クローナ。金融危機の時にそれが暴落して大変なことを経験した国だ。

10数年前の段階ですでに世界一の低金利国だった日本の通貨である円建ての住宅ローンが、アイスランドで流行ったと聞いたことがある。

彼らは銀行から円を借りてそれをアイスランド・クローナに替えてアイスランドで家を買い、その後は逆に自分たちで稼いだ現地のカネを円に替えて生真面目に円建てのローンを返済した。

その方が自国通貨でローンを借りて返済するよりも、彼らにとって返済が楽だったからだ。円と現地通貨の2通貨間の交換価値が大きくは動かない時は、それで良かった。

ところが金融危機の時に、アイスランド・クローナは日本円に対し価値が下落し続けた。彼らにとっての円建ての住宅ローン返済に必要な現地通貨の額は巨大化し、多くの人が債務不履行に陥った。

・・・なんてことを思い出す。

私からはすぐに経済の話が出るけれどそれは放っておいて、アイスランドの国土の大半を占める人もまばらな景色を、音楽とともに満喫しましょう。



どうですか? 荒涼とした大地。。スケール感が違うね。

で、ラムの話。

本日の最初は塩だけで楽しむよ。

モルドン。英国の塩だ。これがまたそのままおつまみに出来るくらいの、濃い味だ。



しかもこれは燻製された塩なのだ。



その次は、ローズマリーとクレイジーソルトで焼くとしようね。



これもきっとおいしい。

最後になると、味噌も登場する。

神奈川県鎌倉市 vs. 長野県飯田市。



スパイスを加えた味噌 vs. 唐辛子系味噌。

では肉の前に、野菜スープを作る。



ご覧の材料を、適度なサイズに必要なものは切って、大きさを揃える。

鋳鉄製の鍋シスターズを出して来る。



どちらもやたら重いよ。鋳鉄だからね。

肉を焼く鍋と野菜を煮込む鍋だ。



上はロッジ(米)で肉を焼く。

下はストウブ(仏)で野菜を煮る。



米仏対決だ。

肉を焼く時に、ロッジのこの溝がいい。脂が落ちる。



しかも鋳鉄は熱のこもり方が違う。

エリンギを切る。



タマネギと、セロリの茎や葉を粗みじん切り。



ドガティ君が迫って来る。



真剣なまなざしだ。

彼が欲しいのは、野菜スープに入るエリンギの破片である(笑)。



なぜにこれが欲しい? あげないよ。

君には栄養的に十分なフードをあげているから。

オリーブオイルを入れてニンニクを加熱する。



そこにタマネギとセロリの葉と茎をみじん切りしたものを入れる。



それを炒める。

ドガティ君がにらむ。



無視しましょう。

ストウブの鍋が得意な蒸し焼き。



それによりタマネギやセロリの茎が柔らかくなったら、トマトと水を加えて煮るのだ。



それに加えるのは塩、コンソメ、胡椒くらいなもの。



くつくつくつ。

それで放置。

サラダを用意しましょう。



解凍されたアイスランド産ラムを置く。



きゃーー、うまそう!!

じゃないですか??



ヴァイキングもびっくリな美しいラム。

ここで問題なのがその切り方、厚みである。

肉屋さんの存在価値は肉の選別と提供、そして部位に適した切り方。

スズキヤさんはそこがすごい! 山深い遠山郷でグローバルな肉の情報を、日本全国に届けるところが。

この肉のすごさを味わうには、この厚みが必要だ。

そして相当加熱したスキレットに、ラムを置く。



ジュワーー!!

何もつけずにね。

ひっくり返す。



弱火で蓋して加熱。



野菜をとろぉ~りと煮込んだスープも完成した。



ほら、アイスランド産ラムが焼けたよ。何もつけてないよ。



アイスランドの空気を運んで来たかね?(笑)

そこにモルドンの燻製塩をパラパラと置く。



英国製のこの塩は、それなりにうま味があるよ。

しかも燻製だからスモーキー。



塩の粒がデカいんだ!



タマネギ主体のサラダもガシガシ食ってる。



うまいのぉ。

最初の肉を堪能したら、次へ行こう。

ローズマリーのホールとクレイジーソルトだ。



クレイジーソルトを付けた肉を片面焼いて、ひっくり返し、そこにローズマリーを載せ(画像↓)、蓋して弱火にして焼いたのだ。



ドヒャーー! どや? うまそやろ??

さっと焼いたら、出来がありだ。



お好みなら、モルドンの塩(燻製)も追加してね。



でも、もはや十分な味の濃さだ。

この上では何が起こっているのか?・・・と知りたいドガティ君。



床に飛んだ油でも舐めようか。



アイスランド・フェスティバルは続くよ。

次のラムを焼きましょう。



「うぅ~ん、たまらんなぁ」



「犬にも匂いだけではなく、肉を!」

そんな必要はないのだ。君は十分な栄養を、朝と夜に摂取している。

栄養的にバランスがとれた小型犬用フードを朝夕56gずつ。それ以上に何が必要だろうか??

焼いた肉の上に味噌を塗る。

対決だ。神奈川県鎌倉市 vs. 長野県飯田市。



鎌倉のINOUE vs. 飯田市のマルマン。

どちらもお味噌。

でも鎌倉はスパイスが特徴で、飯田市は唐辛子系の魅力がある。



どちらも旨いのよ。



これぞ安価で渋いグルメ。

楽しいのぉ。

「ボクにもください!」



ダメですねぇ。君の健康のためだ。

栄養のバランスがとれているフードを、君は食べていればいいの。

アイスランド産ラムは通販可能だよ。スズキヤさんのホームページでも買える。

ただし売り切れでなければね。常時大量に在庫があるわけではないだろうからね。

こちらだ ⇒ http://www.jingisu.com/
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18 コメント

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Unknown (としろう)
2021-02-12 12:55:23
相変わらず凄いですね。スズキヤさんもおちやさんも。スズキヤさんの繰り出すパワーをおちゃさんが消化してる(笑) 香りが感じられる画像でした。
返信する
こんにちは (めい)
2021-02-12 14:47:48
>きゃーー、うまそう!!

>じゃないですか??

美味しそう過ぎて、拝見してるだけで気が遠くなりました☆

ラムにローズマリー…なるほど!です。
うちは庭のローズマリーを収穫して保存してあるので、
よく鶏肉やサーモンなどの調理に使いますけれど、
他に何の調理に使えるんだろ?と、考えていました。
今度、ラム肉に使ってみます。
返信する
Unknown (ちはる)
2021-02-12 17:07:14
キッチンにいて見えないのに上を見上げるドガティくん可愛いー❤️ 最後の必死なお顔も。
返信する
Unknown (富じい)
2021-02-12 20:12:02
見れば分かる。美味しいやつやん❤️薫製塩も凄く気になってネットで買えるか調べてたら、おっと、英国王室御用達なんですね。
返信する
Unknown (おちゃ)
2021-02-12 20:59:54
としろうさん

スズキヤさんの情報発信力に圧倒されております。
私、消化しきれませんの(* ´艸`)クスクス
おいしそうでしょう? おいしいんです、本当に。
返信する
Unknown (おちゃ)
2021-02-12 21:04:02
めいさん

この塩とローズマリーだけで鶏モモ肉を食べた
ことがあります。
https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/2a445970bc0b07504d8352876922deda

我が家にも昔はローズマリーが生えていたんで
すが、今はありません。近所にはいっぱい
あちこちのお宅にあるんですけどね。
あちこちで見かけると、スーパーで高いのを
買うのに抵抗があるんですが、仕方なく
購入しています。

ラムにもいいですよ~。
返信する
Unknown (おちゃ)
2021-02-12 21:05:29
ちはるさん

おかしいでしょう?
「ラムってなんだ?」とドガティ君が見上げて
いました。食べたことないけど、においがたまらない
のでしょう。興味が強いようでした。
彼はドッグフードしか知りません(笑)
返信する
Unknown (おちゃ)
2021-02-12 21:07:04
富じいさん

この塩は王室御用達です。
ちょっとお高めですが、しかしこういう時しか
使わないので、実は一旦買うと冷蔵庫に長く
眠っています。たまに出してきて、使うのです。
モルドンの塩はノーマルとスモークとそれぞれ
揃えております。ぜひ、これでラムを食べてみて
くださいね。
返信する
Unknown (ほたる)
2021-02-12 21:39:13
ドガディ君、ホントに怒ってますが
何とも言えないほど可愛いいですね。

アイスランドの住宅ローン、そのようなことが
あったのですね。
景色に合った音楽で遊覧飛行を楽しんだ気分です。
返信する
Unknown (おちゃ)
2021-02-12 21:52:32
ほたるさん

この記事がそれです。
http://www.asahi.com/special/08017/TKY200810210369.html

破綻した人が急増した2008年の記事ですが、
その数年前から現地では円の住宅ローンが流行って
いたのです。でも絶対有利なものってないんです。
一見有利でも、それに応じて、必ず何かリスクがある。

ドガティ君は肉のにおいにつられてやって来て
肉が見たくて、食べたくて仕方がないのです。
お気の毒に。。。。(笑)
返信する

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