ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

入之波温泉へ集う(2012.08.10)

2012-08-12 18:30:56 | 山日記

 

入之波温泉は国道169号線(東熊野街道)を南下して大迫ダムからダム湖に沿って数キロ走ったところにあります。古く平安時代からすでに温泉として開湯されていて、江戸時代には薬湯として知られて湯治に訪れる人も多かったといいます。
8月10日午後はあいにくの曇り空で、大迫ダムを過ぎる頃から雨になりました。
 
吉野川源流近くの入之波は、旅館・山鳩湯と他に民宿が二軒あるだけの山奥です。この日、山鳩湯に集まったのは去年イタリア・ツァーの仲間8人。6月に雨の京都で会ったとき、ひょんなことから大台ヶ原に行くことになって大津、芦屋、長岡などから遠路はるばる 集りました。皆さん、私よりは10年以上若いとはいえ高年者で、ただ一人の登山愛好家Iさん以外は殆ど山の経験のない方ばかりです。
 
 
私達が着くとすでに皆さん到着されていました。まずは温泉で汗を流します。
山鳩湯は成分の多い濁り湯で有名で、木の湯船には薄茶色の石灰分が付着しています。これは露天風呂で巨大なケヤキの切株に石灰分が付着しています。ダム湖を見ながら少しぬるめのお湯に遣かるうちに、少し小降りになりました。<写真:ワンウーボーイ>
 
 
お湯からでて、玄関のイノシシ君の前を通って食事の場所へ。
 
 
 
まずは再会を祝し明日の山行の成功を祝って生ビールで乾杯。<写真:ワンウーボーイ>
 
 
名物の鴨鍋です。
 
 
そしてアマゴの塩焼き。
少しウンチクを傾けますと…アマゴは天魚と書きます。イワナに似ていますが側線に赤い斑点が並んでいるのが特徴です。
ついでですが、これもよく似たヤマメは山女と書きます。一つのお鍋にご飯を入れて雑炊に、もう一つにはウドンを入れてお腹いっぱい。
 宴会を切り上げて部屋に帰ってからも持ち寄ったオツマミで焼酎や酎ハイでワイワイと二次会。22時になったので部屋に引き上げましたが、川の音に雨かと心配したりして浅い眠りでした。 


6 コメント

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とりかぶと (ワンウーボーイ)
2012-08-13 12:05:53
標高が高いわりに山道もしっかり整備されているので孫(小3)と一緒に挑戦も可能かな・・・。トリカブトの紫色の花が印象的でした。
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ワンウーボーイさんへ (変愚院)
2012-08-13 12:27:08
コメントありがとうございます。

標高は高いですが、駐車場からの標高差が小さいのでお孫さんでも十分登れるでしょう。
ただし気候の急変しやすい山ですので、雨具などの準備だけは忘れずに…。

花の少ない山ですが、秋の紅葉、春のシャクナゲの時期も素晴らしいですよ。
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しあわせでした (いのっち)
2012-08-13 16:16:38
深山渓谷美・良い湯・おいしいお酒と料理。
そして何よりも、素敵な人たちとの楽しい集まり。
この歳になっても新鮮で幸せと感じられることの喜び。
感謝。
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いのっちさんへ (変愚院)
2012-08-13 17:06:27
いろいろとご協力ありがとうございました。
行ったことがある山でも、メンバーによって、季節によって、
新しい発見や新しい喜びがありますね。

また山に付き合って下さい。
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初めての泊付きの山行き (姫?非女?肥女?卑女?)
2012-08-13 17:42:48
私、歳は60の大台過ぎ、体重も60の大台をウロチョロしている大女、山は仰ぎ見るものと心得、この歳まで良き家内人として過ごしておりましたが、隊長夫人と、友の優しい言葉についうっかり身の程もわきまえず、大台ケ原に挑むという暴挙に出、皆さんに大変お世話になりました。
生来の食いしん坊。山の宿か~と諦めムードの夕食。
ところがドッコイ、鴨鍋が絶品!私はベッピン(ちがうか、、)
朝食の温泉水で炊いた黄色いご飯、これもイケル~
部屋での二次会もついこの間お知り合いになったばかりとは思えない盛り上がり、、「明日、雨やいうことにして飲み明かしませんか」と言う声まで。とにもかくにも、隊長ご夫妻初めいい方々に出会えた幸せをかみ締め、感謝した夜でした。
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チー姫様へ (変愚院)
2012-08-14 10:27:13
この夜の姫のお言葉で感銘したことがあります。
『ネパールのツァーで「ヒマラヤ遊覧飛行」というのがあるが、あれはよくない。神々の住まう神聖な山を上から見下ろすとはとんでもない」というご趣旨のお言葉でした。
私もヒマラヤ遊覧飛行は止めておきます。お値段が高いからです。
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