3月26日。いよいよ旅も終わりに近づきました。今日はジュネーヴからフランスの新幹線TGVでパリに向かいます。ただしスピードはそれほど感じませんし結構揺れもして、日本の新幹線の方が技術的には優れているように思いました。
パリはあいにくの小雨模様。まず郊外のヴェルサイユへ向かい、宮殿を見学します。
世界遺産・ヴェルサイユ宮殿はルイ14世が建造したフランス絶対王政を象徴する建造物で、1661年、パリから宮殿を移すため工事を始め、21年後に未完成のまま宮廷が移転、1710年の完成まで約半世紀を要しています。
日本人ガイドに従って内部のツァーを始めましょう。最初は王室の礼拝堂
二階席は王室、宮廷要人などの席で一般人は一階席で礼拝しました。
王の正殿…ヘラクレスの間。美しい天井画に飾られたレセプションのための広間です。
ヴィーナスの間。正殿の夜会で軽食を摂る場所として使われました。
天井には「神々と強大国を従わせるヴィーナス」が描かれています。
この人がルイ14世。
メルクリウスの間。天井画は「二羽のニワトリに引かれた戦車に乗るメルクリウス」
アポロンの間 置き時計の間とも呼ばれます。
有名な天井画・アポロンが乗る「太陽の戦車」
ディアナの間
鏡の回廊 ここでは王家の結婚式の時の舞踏会などが催されました。
王妃の居間
王の家族を描いたゴブラン織り
戴冠の間。ナポレオン1世が王妃に冠を授けている図
長い見学を終えて庭園に出ました。
水の前庭には、王国を流れる四つの河川を象徴するブロンズ像が置かれています。
ラトナの噴水…工事中でした。正面に「大運河」が見えます。
「その壮大な広がりといい 美しい建物といい それは宮殿ではなく まるで一つの街のようだ」シャルル・ペロー
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます