ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

今日の大和民俗公園(2月8日)

2010-02-08 16:12:25 | 矢田だより




どんよりとした曇り空の朝です。梅林上部で白梅が咲き始めました。



幟の向こうに民家群の一部が見えます。



園内には町屋、国中、宇陀・東山、吉野の四つの集落があり、それぞれの集落に江戸
時代の古い民家が移築・復元して展示されています。
今日は月曜日で内部を見学できませんが、左の鹿沼家はお米屋さん、右は臼井家で造り
酒屋さんです。

クマさんに出会った

2010-02-08 09:20:28 | 旅の想い出
いくら動物が好きでも山でクマに出会うのは怖いです。

2005年7月、岐阜県側から白山に登りました。
平瀬登山口から約3時間登った大倉山避難小屋の先で、前後に人気のな静かな
山道を二人で歩いていると…

ナナカマドやタケカンバが並ぶ笹原の中を緩く下る。少し道が広く平坦になった曲が
り角、10m足らずの右手前方に急に黒いものが現れた。
「ク、クマ!」と叫ぶと、立ち止まってあどけない顔でこちらを見てから、トコトコ
と道を横切って左の笹原に姿を隠した。
身長1.5mほどの子グマだと思うが、あっけに取られてカメラを向ける間もなかった。…

「近くに親がいる筈だ」と気付くと急に怖くなって、その場でしばらく動けません
でした。



でも、いまでもあのキョトンとこちらを見ていた可愛い顔を思い出します。
写真は72年夏、乗鞍からの帰り平湯峠の茶店で飼われていた小熊。


「クマ出没危険」ポンポン山にて

関西の山にもツキノワグマがあちこちにいます。大峰の前衛峰で「ウォー」という
低い鳴き声を聞いて肝を冷やしたこともあります。
降りてきてからこんな標識を見てドキッとすることも再三です。


大峰山系の某前衛峰にて

しかし、これは多分に登山者締め出しの匂いがプンプンする表示です。
少し手前にはご丁寧に絵入りの標識もありました。



でも愛嬌もののクマさんは、どこでも人気ものです。(1996年9月槍平小屋で)
ついでですが、なかなか風情のある親切な小屋でした。


平湯・クマ牧場で さまざまなポーズで餌をおねだりするクマたち(1993年7月)

これも愛嬌あるクマさんの写真です。

ここにはたくさんのクマがいましたが、その2年後訪れたスイス・ベルン市のクマ牧場
では、なぜか数頭しか姿を見せずがっかりでした。



しかしクマはベルン州のシンボルなのです。
左右手前の旗にクマの絵が見えます。奥中央は有名なベルンの時計塔。



ユングフラウに登る登山列車の途中駅、アイガーバント駅のベルン州旗



カナダでもクマは人気者です。写真はカナディアンロッキーの登山基地・ジャスパー
のシンボルのクマ(1998年4月)



大峰山系南部・笠捨山への登山口・上葛川の民宿「うらしま」のご主人が仕留めた
小熊。
この民宿の夕食はボタン鍋にアユの塩焼きやシカ肉が出ましたがクマ肉は品切れでした。
一度だけどこかの山でクマを食べた筈ですが、どこだったか記憶が薄れています。